V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2008年07月17日(木) 「屈辱を忘れない経営」に共感した会社

「屈辱を忘れない経営」をテーマに講演をした。経営者が過去に味わった屈辱を語り継ぐことで社員の結束を高めようという試みである。終了後の懇親会に早速二社、私を訪ねてきた。二社とも産業廃棄物処理業者だ。今、最も社会的存在価値が高まっている両社だが、世間からゴミ屋のように言われ、それが屈辱でありそれを何とか克服したといという。確かに彼らが抱えているイメージと実態のギャップは大きい。これを埋めるのは経営者の仕事だ。

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2008年07月16日(水) 社長から見て「投資したくなる人材」とは

昨日の社長は、社員を総額150万円もする米国視察ツアーに複数送り出すなど社員教育を惜しまない。ただし、選ぶ人材は決まっている。それは、社長は「この状況を君はどう見る?」と尋ねたときに、自分なりの返答ができる人材である。つまり自分の立場よりもひとつ上の視点からビジネスモデルや会社、社会を俯瞰できる人材を求めているのだ。逆に「昔は良かった〜」と過去に未練のある人材は捨て置かれる。

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2008年07月15日(火) いよいよ「潮目が変わった」と感じている社長

駐車場ビジネスを営む商社社長の口癖は「潮目が変わった」「居ても立ってもおれんやろ」「なんとかせないかんのや」の3つ。最初の潮目が変わったとは、原料高や環境問題など、従来と全く違う外部環境の変動で自動車利用者=駐車場利用者が減っていることを指す。この転換を歴史的名大転換だと感じているのだ。だからこそ必死になる。後の2つの言葉に62歳になる社長の必死感が滲み出ている。

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2008年07月14日(月) 成績不振店の支店長が取るべき道

ある銀行の支店長が営業不振の支店だけが集まる会議で、本社からボロカス言われたと言う。その話を聞いて私は「そこで言われた言葉をそのまま部下に伝えよう」とアドバイスした。部下とその悔しさを共有し今期目標達成へのバネとするためだ。
支店長はためらったが私は説得した「そんな店でもあなたが支店長を任されているのは、あなたならできると思われているからだ。はなから回復せられないと思っていたら、誰も貴方に任せない。あなたには赤字を黒字に変える力がある。そう思われているからこそこの店の支店長を任されているのだ。だから、何も恥ずかしがることはない」。支店長は納得し、自分の屈辱を部下に語った。この支店の再生はここから始まるのだ。

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2008年07月13日(日) 日常に潜むリスクは自分が体験してみて分かる

少年野球の指導を手伝う。手ノックといわれる練習で内野ゴロを手で投げて取らせる練習を行なった。はじめはいいが、だんだんと腕が痛くなってきた。その痺れを感じながら、野球選手が肩を壊すとか肘を壊すのはこういうものかと少し分かった。指導者がこうした痛みを知らなければ子供に無理をさせてしまいかねない。ボールやバットが当たる以外にも野球には危険が潜む。そのことが改めてわかった。

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2008年07月12日(土) 野球を教える達人は比喩の達人でもあった

研修の講師を務める。すると受講生の中にノンプロでならした選手がいた。終了後、彼に子供のバッティングフォームについて尋ねた。すると、スタンスは「おしっこする姿勢」。バットの構えは傘を持つ高さが一番。そして、スイングは前体重でも後ろ体重でもその場でコマのように回ること。いずれもわかりやすい「比喩」を用いていてとても参考になった。早速帰って試してみると、成果は抜群だった。

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2008年07月11日(金) 「シゴカレ」なくして「シゴタノ」なし

『スピードハックス』の著作で有名な大橋悦夫さんの話を聞いた。彼は仕事が楽しい状態を『シゴタノ』と定義しているが、この状態はどうしてもやらなければならない仕事『シゴカレ』がないとやってこないという。『シゴタノ』を十分楽しむためには『シゴカレ』を効率化するしかないのだが、このことは私が4/27のこのブログに書いた「達成感は後悔の先にある」と同じ。ただこれを「シゴタノ」「シゴカレ」と表現すると全く別物になる。私の欠点は、そういうセンスに乏しいことだ。

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2008年07月10日(木) 他人より家族に認められることが何倍も難しい

ある経営者から面白いから観るといいと薦められたDVD『ビッグフィッシュ』。早速買って観てみた。若い頃、自分の「死に方」を知った主人公が、勇気を持って旅に出る。死に方から逆算して人生を見つめると、目標のない人も自分が何のために生まれたのか見えてくる。他人に認められるより家族に認められることの方が何倍も難しいが、他人が喜ぶことをしていたら、家族には必ず認められる。死生観の大切さを感じられた映画だった。

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2008年07月09日(水) 社史は泥臭い言葉で語り継がれて価値がある

PILOTの説明を聞いていたら、意外と泥臭い言葉が出てきて驚いた。創業の頃は「日本人の心意気を示す」。キャップレスを開発した時は「コンチキクショウが発明の原点」。そして今でも通販業者と取引をしない現状を「やせ我慢している」。同社はハイカラなイメージがあり、「『書く』文化を伝える」と宣伝しているが、この言葉から伝わるのは泥臭い社風。だからこそ文化を伝えていく資格があると言えよう。

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2008年07月08日(火) 二極化と別の次元に存在するのは「アート」

PILOTのペンステーションを見学した。そこには「蒔絵(まきえ)」と呼ばれる漆塗りの技法を駆使した万年筆が多数展示されていた。この技術を万年筆に施すことで同社は世界的に認められたが、確かに息を呑む美しさだ。今でも蒔絵万年筆を発売すると依頼が殺到するらしいだが、これは製品ではなく作品(アート)である。アートは「高付加価値」でも「普及品」でもない、二極とは全く別の世界にある。こんな事業分野を持っている会社は強い。

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酒井英之 |MAILHomePage
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