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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
ホリエモン逮捕のTVを見ていて、ある解説者が「彼は『金で何でも買える』と言っていたが、本当は金で買えるものなど、この世に何ひとつないのだ」と言っていた。けだし名言。同様のことを、朝日新聞の夕刊にはこう書いていた。「金では動かないという姿勢が、人に感動を与えるのだ」。これにも納得。ホリエモンは「人の心は金で買える」と言ったが、彼がきっかけで改めて金と心の関係が確認できた。
ホリエモンは、改革の犠牲者…私にはそんな思いがよぎる。幕末の長州過激派による禁門の変。あるいは、平安末期の「木曽義仲」や、戦国時代の「斉藤道三」。格闘技の世界の「木村政彦」。いずれも時代を先に行き過ぎた天才に対し、まだ力を失っていない旧勢力の抵抗がそれをぶっつぶす。が、その後には、必ずもっとすごい新勢力が出て、旧勢力を飲み込んでしまうのが歴史。これから、改革はさらに加速するだろう。
「稼ぐが勝ちでしょ」「一生遊んでいけるだけのお金を手に入れた」。ビジネス書でもコンサルティングでもホストクラブでも、最近はこんなキャッチフレーズが目に付く。本音がそうでも、そういう態度を否定し、恥ずかしさとか、謙虚さとか、大義とかを大切にしてきたのが日本人イデオロギーなのに…。その文化を壊したのはホリエモンだが、これらホリエモン便乗用語はもう通用しない。
ライブドアショックで東証が停止。この前の発注ミスといい、こんなマヒが続くと金融業はつくづく装置産業だと思う。このまま装置化が進むと、いったい金融マンにはどんな仕事が残るというのだろう。無人の発電所のようにいらなくなってしまうのではないか?金融マンは己が金融マンであり続けるために、今、どんな仕事とスキルが求められているのか深く考えて精進して欲しい。
シェアNo.1のA社から「先生がもし、競合のB社のコンサルだったらこの市場をどう攻めますか?」と質問された。実に良い質問だ。シェアの差は大きく、B社は実利ではA社にかなわないから、人間関係力で勝つしかない。そこでエリアを絞ってそこだけに徹底して営業し、訪問回数と情報提供量でA社を上回るようにする…と語ったら、「相当脅威だ…」と言われた。敵方から考えるもの良い思考法だ。
トヨタが新しく出したbB。そのCFを観て驚いた。キャッチフレーズは「トヨタのMUSIC PLAYER」「視聴車あります」。これまでトヨタはクルマを訴求するとき、「走り・居住性に関わる基本性能」「ステイタス性」「ファッション性」しか打ち出してこなかった。逆に言うとクルマの商品価値をこの3つに限定してきたのだが、今回は音楽を楽しむ癒しの空間と位置づけた。画期的なことだ。
三つ目に浮かんだ漢字は【真】。「本物」という意味。これは耐震構造偽装事件に由来する。他国はどうあれ、この国は決してイミテーションなど作ってはいけない国なのだ。それゆえにより厳しく、本物かどうかが問われるようになる。例えば食品業界のトレサビリティでは、原材料の産地のみならず、用いた農薬の情報もOPENにしろという動きがある。面倒でも企業は本物の証を見せねばならない。
二つ目に浮かんだ文字は【配】。「くばる」という字だが、配るものはモノではなく「心」である。非力な人たちに、寂しい思いをしている人に、道に迷っている人々に、一生懸命生きている人たちに、私はいったい自分の何を配ってあげらるのか。地球環境に配慮してクールビズで通すのも一人一人の「配る」行為だ。1/6の日記に書いたサンタクロースが来る家のような「心配り」をしたいものだ。
年末に漢字1字でその年を表すというのをやっている。その逆で、今年1年を表す漢字を今、予想してみた。最初にイメージできたのは【試】。景気回復が実感でき、「そろそろ試してみようか」という人が増えるのではないか。つまり、各市場で最大市場の「フォロアー層」が動き出す年ということだ。「フォロアー層」を取るのは仕組みで動く大企業の仕事。個人技頼みの会社は、早く標準化する工夫が必要だ。
ここ数日、「デフテック 紅白 師匠」というキーワード検索からこのサイトへ訪れる人が多い。デフテックが紅白で「人生の師匠に捧げる」と言ったことが引き金になったようだ。それだけ「師匠」という存在に出会い、学びたい人が大勢いるということだろう。その人たちにヒントをひとつ。ならば、自分が「何かを極めたい」と強く思うことだ。その道を真っ直ぐに進めば、必ず貴方の「師匠」はいる。
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