V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
何年かぶりに『帰ってきたウルトラマン』を観た。『怪獣使いと少年』という、怪獣ムルチが出てくる話。小学生のと涙を流して観た記憶があり、もう一度観たいと思っていたが近くのビデオ屋にはなかったのだ。2年前、DVD化されたとき、この話がウルトラシリーズの中でも屈指の作品と評した記事を読み、この作品に涙した人が私だけでないと知った。観ると改めて時代を切った凄まじい作品だった。
ええ加減にせぇ!と小泉の靖国参拝に非難ごうごうだ。それでも本人、意に介するそぶりも見せず。彼にとってはただ単に先祖の墓参りに行く感覚で、靖国に参拝しているだけだろうから、周囲が何を言っても馬耳東風だ。軍人経験があり戦後公職追放となった祖父や防衛庁長官だった父に「お前は靖国の精霊に参るのだ」と言われたのかもしれない。彼の後任の首相は考え方が違うといいのだが。
「ブログをどう書いたら読んでもらえるのか」と質問される。私のエンピツも大勢に読まれているわけではないから決して偉そうなことはいえないが、落語の小話のように「○○とかけて」「××」と説く。「その心は△△」という形を意識して書くことが出来れば面白いだろう。特に、○○と××に落差があれば、読者の興味は高まるはず(当たり前だと半減)。もちろん△△に眼から鱗の説得力があれば最高。
9/13の日記で『会社としてはこうなりたいんだ。だから、君もこうなってください…』と言われたら部下は感動するのでは…と書いたら、読者の某社長から「私ならこういう」が届いた。曰く、「『会社はこうありたい→○○が必要→貴方が適任』こういった流れ、あるいは逆に『貴方には○○がある→会社がこう変わるのに必要』。これなら比較的使いやすいと思います」。確かにこっちの方がいいだろう。
10月4日に元部下の中国の最高・最低を並べたが、本人から3つより1つにしたいと申し出があった。曰く最高は「お互いの価値観に共鳴して一緒に歩んでくれる仲間を得たこと」、最悪のものは「日本における対中国ビジョン・真に国益を考えた関係作りの欠如」。特に最悪に関しては「『まず与えよ』は時代を超えて矜持を持った商人の王道だと思う」と添書き有り。中国は搾取すべき対象ではないのだ。
ソフトバンク第2戦の敗退をホワイトソックスの井口が観て、国際電話をかけロッカールームにいる選手を励ましたという記事を読んだ。井口が生でロッテVSソフトバンクを観られたのはインターネットのおかげ。PCへの映像配信で一家団欒は消えるが、その情報を求める個人とは世界の果てまで繋がる。そんな時代だから、自分がある分野で強烈な「個」でない限り、存在価値を失う時代なのだ。
パ・リーグのプレーオフのTV中継はなし。仕方なくネットで進捗を確認しようとしたら、Yahoo!のサイトで動画配信していた。これを観ていたが、画面が小さく、そもそも机に1人しか座れないので家族と観ることはできなかった。これでは「一家団欒」は作れない。いかりや長介氏が亡くなったとき誰かが「一家団欒をありがとう」と言ったが、メディアの変遷と共にもう生まれないのかもしれない。
某金融機関の某支店の住宅セミナー&ローンを案内するチラシを見て仰天した。チラシの隅に会社名が印刷されているのだが、そこに支店長の顔写真と名前が載っていた。そして「支店長 ××××」という肩書き&名前の前に、『チャレンジャー』と刷ってあった。「チャレンジャー 支店長 ××××」。私も部門の責任者だが、果たしてチラシにそう書き込める度胸があるか?自問自答してしまった。
中部地区には「フライ・セントレア」なる言葉ある。セントレア(中部国際空港)から飛べという意味で、これまで成田便を使っていた国際線利用者にセントレアを利用しろと言う標語だ。利用者が増えないと、米国航空会社が「わざわざ極東の『属国』の首都でもない空港に機材を飛ばせるかい」と、便を引き上げてしまうからだという。航空関係者によれば、日本は米国から見れた単なる属国なのだそうだ。
Enpituを再開して1ヶ月。2ヶ月近く休んでいたうちに読者は去ってしまうだろうと思っていたが、以前と変わらず毎日100件近いviewが貰えるようになり、私のわがままを許してくださったようでとても嬉しい。そんな皆さんの期待に応えようと、空白だった7/14〜9/4の日記を徐々に現在埋めていっています。特に8月は米国視察記で構成。興味のある方は「目次」か「過去」を辿って是非お読みください!
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