V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
子供と中日−日本ハムを観戦。0-6で迎えた5回裏、中日が連打で一挙7点!結局7-6で勝利した。「諦めちゃいけないんだ」と子供にも良い教訓になったはず。この日のお目当てはSHINJOだったが、スタンドは応援にぎやかな1塁側にした。するといろんな人に合う。親戚もいたし、クライアントの課長さんもいた。4万人のスタンドなのにいつも誰かに会う。それがナゴヤドームの面白さのひとつだ。
「ゆず」のベストアルバムが出る。私は『夏色』の『この長い長い下り坂を君を自転車の後ろに乗せてブレーキ一杯握り締めてゆっくりゆっくり下っていく』という歌詞が大好きだ。あの子を乗せて坂を下るあの微妙な感覚を、よく歌にしたものだと感服。これだけで一流だと思うが、今の若い人とコミュニケートするには、こんな感覚を共有することが必要なのか…と考えさせられる一節でもある。
ブランドについて某社の社長は、仕組みで差を付けるのもブランドではないかと語る。同社はデルコンピュータのような受注・即納生産システムを築いているが、自らは工場を持たないファブレス企業。世に名の轟いた会社ではないが、業界内で注目されているのはこの仕組みのため。商品で差がつかなければサービスで差を付けろ。「××の商品」と言われるなら、その理由はサービスでもいいのだ。
ある食品会社の部長とブランドについて話す。部長は「品物が欲しい」ではなく「××の品物が欲しい」と言われるのがブランドだと定義していた。その是非はともかく、きちんと定義できているところが素晴らしい。議論していて軸がぶれないからである。ブランドを作りたいというニーズは後を絶たないが、では「ブランドとは何ですか?」を定義できている人は少ない。
たった6人の会社の創業社長。「私には数値の目標はない。この6人でどこまでいくことができるか。それが私の夢です」。この言葉に小さい会社ならではの、理想に燃える団結力が表れている。また、同社では「誰かを使わないと仕事が出来ないような奴は要らない。だから当社には上司と部下は存在しない。いるのは切磋琢磨する同僚のみ」がモットー。会社を大きくするのはこんな考え方の人なのだろう。
いい加減にしろよ、と言いたくなるほどロッテが強い。そのロッテファンに聞くと、「ロッテは背番号26をファンの番号として永久欠番にしており、ビジターで勝利した時、ヒーローインタビューを受けた選手はレフトスタンドに背番号26のユニフォームを掲げ、感謝を示す」らしい。他にもその日のヒーロー選手が球場外の特設ステージで球団歌を歌うとか。これらはファンが考えた応援。素晴らしい。
AERAが特集で組んだ「野球脳」と「サッカー脳」。前者は役割分担が明確で、一手一手を積み上げていく建設業的力。後者は限られた時間制限の中で、状況に臨機応変に対応していく力。日本人は前者向きで、後者は日本人には苦手な考え方だという。私自身は後者で、出たとこ勝負には強い。反面、野球的に体系を組み上げて行くのは苦手なのか、たまにそれを作り、できたときの感激はひとしおだ。
昨日、講義をしていたら受講生から「江夏豊に似ていると言われませんか?」と聞かれて言葉を失った。その昔は佐藤浩市に似ていると言われていたが、いつしかそれが笑腹亭鶴瓶になり、近鉄にいた中村紀洋になり、江夏豊になった。単純にいうとそれだけ太ったということ。Cool Biz 対応でベルトを新調したが、標準品は第二穴で止めるのが精一杯。気が付かないうちに凄まじく太っているようだ。
「Cool Biz」という運動でノータイ流行である。私も必要に応じ軽装をしているが、地下鉄の雑誌の中吊り広告を見ていると、『Men’s ○○』という雑誌の表紙で、モデルはビシッとネクタイを決めている。この雑誌社は6月からこんな運動が盛んになることを知らなかっのかなあ?「Cool Biz」をやるなら、もっとマスコミを巻き込んだ「どこもかも」的なキャンペーンを開くべきであろう。
ドーハの悲劇。ジョホールバルのハラハラ。W杯のベスト16を経て、今回の完勝。日本代表は確実に強くなっている。人も産業もスポーツも長い年月をかけ準備を重ねれば育つのだと改めて思う。小憎らしいのは、ゴールを決めた柳沢や大黒の、何ともいえぬ冷静な顔。岡野の爆発的に喜び方と比べると、「経験のなさから生まれるパワー」と「経験の豊かさから生まれるパワー」の違いをみる思いだ。
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