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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
某社経営者と話す。同社には30歳代半ばに優秀な社員がいて、自他共に認めるエースだ。そのエースが体調を崩した。会社から見るとエースに休まれるのは大変な痛手。が、経営者は「本人にとってはいいことだろう」と呟く。病を得れば誰もが謙虚になるからだと。「無病息災」というが「一病息災」という人もいる。今はわからないだろうが、エースも後になって「あの病気のお陰げ」と気付くことだろう。
某社の研修受講後のアンケート。研修に関しての自由記入欄に「当社が好きになりました!」と元気よく書いてあった。まだ20歳だが、営業研修を通して自社商品のことを深く知り、それがお客様のどんな役に立つのかをロールプレイングで体感したからだ。感想を読んで、社員が自分の会社のことをより好きになってくれるように仕掛けていくことがコンサルタントの使命だと実感した。
長男が早起きした。仕事部屋に入ってきたので「ママと妹はどうしている?」と聞くと、「まだ寝ている」という。「そうか、じゃ静かにしていろよ」と私は言った。が、これはコーチングの観点からは失敗。「あんたに言われなくたって分かっている」といわれそうだ。本来なら「そうか。で、お前は何をする?」と聞き、それが静かな遊びなら「偉いな。音を立てないよう気を遣ったな」などと言うべきだろう。
某社の研修で、ある受講生が「私はキャディです。お客様をピンまで早く短いスコアで誘導します」と、決意表明をした。そのとき指導していた部下は「キャディーの条件」が頭に浮かび話そうとした。しかし、グッとこらえ「好きなキャディのタイプは?」と聴き返した。「きちんと刻むときは刻ませる人だ」と受講生は応えた。まず聞き返し深く探る指導方法はとても参考になった。
タクシーの列。後ろの50代後半のおっさん達の会話。「でさ、あいつ57歳だろ。この前退職金の額がいくらあるか、提示があったんだってよ」「そしたらさ、あいつ言っていた。本当にウチは良い会社なんだって。はじめて実感したってよ」「100周年のとき会長がさ、本当に社員には感謝しているって言っていたもんなあ」。良い会社かどうかの評価が退職金で決まる。是非は別として私には貴重な意見だった。
電車の中。背後の学生風らしき二人の会話。「楽天じゃん。裏で巨人が手を引いてんだよ絶対」「でもよぉ、しょうがねえよな。監督は田尾だろ。あれじゃあダメだよ…」。盗み聴きしながら、いったい何を根拠に語っているのだろう?と思った。少なくとも私とは全く違う媒体で、全く異なるコンテンツに接しているのだろう。摂取する情報が全然違う。そうなると彼らの世代と会話していくのは至難の業だ。
某社では最近「提案型営業をしろ」とは言わなくなったという。それは提案型営業が当たり前になってきたからだ。どんな企業でも、最初から提案型営業ができる優秀な人材が20%はいる。彼らを手本に、次の20%に提案型営業を仕込む。実はこれが一番難しく、思った以上に時間がかかる。そして彼らもできるようになったとき、提案型営業は定着する。全体の40%ができてしまえば、自ずと定着する。
天津で事務所を開所した友人が、PC環境の整備は電源やモジュラージャックなどは日本の規格に対応していて10分で立ち上がったと教えてくれた。規格が同じということは、早いということだ。「軌を一にする」という言葉があるが、馬車の轍を国毎で統一することだという。国境を越えても、馬車はスムーズに走ることができるからだ。スピードを生む=「軌を一にする」という法則は今に生きている。
堀江社長を招いたメルマガの集いに、親しくしている雑誌の編集長が北海道から参加した。理由を尋ねると、メルマガの読者の集いにオープン参加できるのが珍しいからだという。普段自分が読んでいるメルマガを、いったいどんな人たちが読んでいるのか見たかったというのだ。こうした事実だけは現場に行かないと分からない。その現場主義を貫くためにわざわざ北海道から参加。恐れいった。
メルマガの集いで、ライブドアの堀江社長の話を聞いた。テーマは「起業家の心得」。大半はキャッシュフローの話。成功したかったら好きな仕事よりもキャッシュローの良いビジネスをせよ、という。事例として「前受け金が取れるビジネス」「粗利益率の高いビジネス」を挙げていた。聴いていて、この国の古い制度の中で事業成功する方法を考え抜いて今があると思った。米国流ではないのが意外だった。
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