V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
最近はコーチングの仕事が多い。社員1時間程度なのだがこれが経営者相手だと、1人3時間かかる。コーチングは意思決定のお手伝いであり、一方的に何かを言うアドバイスとは違う。よって情報を集めるのに時間がかかるのだが、経営者の問題は複雑で多岐に渡るから慎重に熟慮せねばならぬ。そのため、終わったあとはグッタリ。社員を1日6人こなしても大丈夫だが経営者は2人はできない。
ロードレーサとすれ違う。昔は水分補給の専用の水筒を積んで走っていたが、今じゃペットボトルをそのまま積んで走っているようだ。そこでふと考えた。いったい一日に何本のペットボトルを消費するのだろうか。私でもお茶2本とヘルシア1本は確実。これで500円。4人家族なら…2,000円/日。月6万円!!!!。カミサンは家計簿をつけるといっているが、気がついた人から水筒の存在を見直すだろう。
幼児のおもちゃに『メルちゃん』という着せ替え人形がある。赤ちゃんの人形で、ベビーカーに乗せて押すこともできる。そのメルちゃんはお風呂に入れると頭髪が茶色からピンクに変わる。風呂の温度となる36℃〜の環境下では発色が変わる染料を使っているからだ。ところが最近、部屋の中でもメルちゃんの頭髪はずっとピンク色だ。壊れたのではない。外気温が36℃を超えているからだ。
ウッカリ車の鍵を側溝に落としてしまった。水は流れていなかったが、蓋がビッシリ嵌めてありどうにも開かない。場所はど田舎の小さなスーパーの前。いろんな人がいろんな道具を持って集まってくださったが埒が明かず。炎天下で2時間ほど悪戦苦闘し、諦めかけたところに通りがかった金髪の兄ちゃん。水道工事人だといい、特殊な工具を使って蓋を開けてしまった。地獄で仏とはこのことだ。
倒産寸前から立ち直った会社に勤める友人と会った。友人は再建の経緯を話しながらふと「一人の男で会社があんなにも変わるとは」とつぶやいた。男は建直しの功労者である取締役本部長。この人は米国のグループ会社で成功し、その実績を買われて国内の建直しを請負ったのだ。以後、戦略を変え組織を変え、売上を大きく伸ばす。「たった一人の男が…」部下からそんなふうに言われてみたいものだ。
花王の8×4が手放せない。人の体臭が気になる方なのだが、40歳を過ぎて自分の体臭が気になって仕方がない。そこでプシューっとやるのだが、こう暑いとその回数は1日2〜3回にのぼる。すると、小型の45gサイズは2日以内に空になってしまう。ヘルシアと8×4で毎日花王に約500円。それでも帰宅時の自分のシャツはくさい。32〜33℃で「あじぃ…」といっていた頃が懐かしい。
「一人のルール違反が致命傷」を標榜する某食品工場内。クリーンルームの入り口ではローラー型の粘着テープで身体の上をなぞり、衣類に付着した毛髪などを取り除いている。そして、ローラーに付着した毛髪の数を記録することになっていた。他に「この扉を開けると原点復帰が必要」の看板や、ヘッドの横の「ヘッドの掃除記録簿」等。なんと徹底した管理だろう。POPで人は動くのだ。
某メーカーのマーケティングの定義を聞いて感動した。「マーケティングとは指名買いされるようにすること」。同社の発想は、まず新技術を確立すること。次にこの技術にソフトを注入し、指名買いされる商品に仕立て上げる。ソフトはターゲットに響くネーミングやパッケージなど。そしてプロモーションを展開することで売れる道筋を作る。この視点に立てば、どんな商品も売れるのではないか。
大阪のタクシーにあった小冊子。「週に2回以上社員を怒鳴りつけている経営者の皆様へ〜この冊子には貴方のことが書いてあります〜」。読むと「その人材ができるかどうかは採用段階で100%決まっているのです」。で、「ノウハウを伝授いたします」ので当社まで手紙投函を、ワイキューブ。逆説的広告で資料請求させる手法は住宅業界で顕著だが、コンサルが客を呼ぶにはこんな方法もあるんだね。 |