キューティハニーの実写版が封切だ。41歳の私には最初のアニメが小学校6年生のとき。その衝撃から「観たい!」気持ちが強いのだが、一人で行くのは気が引ける。よってDVDの発売を待つ…つもりだが、若者はどうなのだろう。カップルで観にいくのだろうか?彼氏が「ハニーを観たい」といったっとき、彼女はどんな反応するのだろう?こう考えるとお宅族だけが観る?誰が観にいくのかわからない。
大相撲の千秋楽。朝青龍は優勝決定戦で北勝力を下して3連覇を果たした。観ていて痛快だった。勢いで突っ走る平幕に、高い『壁』があることを思い知らせるのは横綱の役目だからだ。この壁のおかげで北勝力は謙虚になり、さらに精進し、本当に強くなるのだろう。逆にこのまま初優勝していたら、「今のままでいい」と自己肯定して停滞したかもしれない。人は壁に跳ね返されるから強くなるのだ。
マンションの換気扇がビィビィうるさいので専門家に見てもらった。20年目で、モーターが焼ききれていたら。また20年前の構造なので、バスとトイレの間の連携がうまくいっておらず、排気が逆流する現象も起きていたという。おまけにトイレの紙が蓄積して排気口を塞いでいたとも。説明を聞けば聞くほど恐ろしい現状だが、改めて20年間の技術の進歩とゴミの蓄積に20年の時の大きさを知る。
三菱自動車が岡崎工場を閉め、パジェロは残すことを決めた。ダイムラーにとって戦略的にパジェロはいらないがコルトは欲しい。三菱が単独なら看板商品のパジェロなくして再生はあり得ない…。財務体質改善を重視する余り、商品戦略が合わない会社と資本提携し、振り回されたところに三菱の悲劇はある。提携は『体(財務)』よりもまず『心(商品戦略)』での理解。その大切さを伝える事件だ。
被害者の家族5人が帰国して本当に良かった。子供たちが立派に育ったのは、被害者たちがかの国で自分の出生も何もかも捨てて理不尽な環境に対応しようと想像を絶する決意をし、家族の絆を大切にしてきた結果なのだろう。おそらく子供たちは真実を知ってショックだろうし、今後の将来も不安ばかりだろうが、そうした環境下にも逞しく生き抜いた自分たちの両親を、誰よりも尊敬して欲しいと思う。
ある組合の委員長が、「今までベストな結論を出したことは一度もない。すべてベターな結論ばかりだ」と語った。組合の委員長も政治家同様に分配を考える仕事だ。誰かのためをを考えれば、誰かが不満を持つ。従ってベストは無理でもよりベターなものを追求してきたという。ひるがって、首相の訪朝の成果はベストではなくともベターではなかったか。批判的な論調はベストを求めすぎだと思う。
『安八温泉』に出かける。この温泉は老人たちで満杯だ。平均年齢は70歳くらいか。休憩所では50組のじいさん達がもくもくと将棋と囲碁をさしている。TVの前には30人くらいがこぞって相撲観戦。食堂もそばうどんを食べる人で一杯。材料を自宅から持ち込んで手芸品をその場で編み、道行く子供に渡す人も。まさに巣鴨駅前商店街状態。通常300円が、60歳以上は無料。只の集客力は凄まじい。
バラの苗木生産日本一の町でバラ祭が開催された。行ったとき、すでにお年寄りの長い列ができていた。「何かもらえるのかな?」きくと、10:30から100名限定で切バラをタダでくれるという。列の長さにあきれたて場内の展示物をみて驚いた。なんと切バラは一本200円だった。たった200円のために、一時間以上も並ぶ!県民性かお年寄りの習慣か…タダより強いものはない。が、私にはできない。
ハーバードビジネスレビューに掲載されていた、CSを測る究極の質問「この会社を友人や同僚に紹介(推薦)したいと思いますか?」が各方面にインパクトを与えている。既に何人かから「見た?」「見なさい」などの連絡を頂いた。顧客ロイヤルティはまさしくこれで充分だ。そこで私流に企業の魅力度を測る質問を付加したい。「あなたの会社をどこかが買収するとして一番高く買うところはどこ?」
中国人に「中国人と日本人の違いは何?」と尋ねた。すると「中国人には『自利』しかありません」という。これは「自利利他」という自分の利益を得、他人の利益に貢献する」というウィン・ウィンの関係を表した四字熟語からとったもの。『利他』はないというのだ。上手い表現だが、最近の未納政治家・食品偽装表示・視聴率詐欺・欠陥隠蔽など見ていると日本人も充分に『自利』のみの民族だ。