『新撰組!』を毎週見ている。新撰組の悲劇は近藤が「上様をお守りする」一辺倒で、上様の存在を疑問視していなかったことだろう。現代でも、年金制度でも自衛隊のイラク派遣でも、一部の人は政府の意思決定に矛盾や無謀を感じ「私ならこうする」と主張するが、大多数が「お上は正しい」と疑わない。見えなくてもいい枠が見えることは恐ろしいことだが、見えないと悲劇が始まってしまう。
柔道の日本選手権で、鈴木桂治が優勝した。五輪よりも井上に勝つことを最優先した執念が実ったわけだが、よく、あんな強い選手に挑戦する意欲が続くものだと思う。「どこまでやれば勝てるのか…」と気が遠くなることもあったはず…。「何かを求めていないと止まってしまいますから」と鈴木は語ったが、どうしたら彼のような正攻法で挑み続ける人材が育つのか、コーチングの極意を知りたい。
期初に方針発表会を行う会社は1年を365日で過ごす意思があると思う。それに対し、2ヶ月遅れで発表する会社は、1年を60日足りない305日でしか過ごすつもりがない。両社とも前年対比15%伸ばそうとしている場合、前者が365日で420日分の仕事するのに対し、後者は305日で420日分の仕事に挑戦し、実質生産性を4割も上げねばならない。自分で超えられないほど壁を高くしているのだ。
5/1、GWの初日にW社の経営方針発表会で基調講演。4月決算の同社は「期の初日」に今年に賭ける意気込みを語る。また私は5/5にY社の経営方針発表会でも基調講演を行う予定だ。こちらも期の営業日初日に当る5/6の前日に今期の計画を社員に叩き込もうとしているのだ。どちらもGWを犠牲にしてもスピードを重視している証。ノンビリしている会社と違い好業績を誇るはずである。
部下がクライアントの営業代行をした。それが大きな受注に結びつき、社長から熱い御礼のメールを頂いた。「あの状況で、Hさん(部下)には、思い切り“ドロドロ”、“ズッシリ”と重石になったと思います。申し訳ない気持ちと、嬉しい気持ちと、だからこそ、これからも一緒に良い結果を出したいと思っています」。コンサルタントに限らずビジネスマンはお客様の誉め言葉こそが生涯の宝物になる。
地元の川沿いで面白い釣堀を見つけた。川を石で堰き止めて10m四方のいくつもの池に区切る。釣りをする人は金を払い、自分の10m四方を手に入れる。そして、その中にニジマスとアマゴを放す。後は朝から晩まで釣って良し。家族で来れば全員がその池で釣ることが可能で、道具さえ持ってくれば釣った魚をその場でバーベキューにすることも可能。家族の和を重視したサービスに感激した。
ワープロメーカーの社員だった頃、「テンキー(数字)入力方式にしコストとサイズダウンを図りたい」と主張する設計者がいた。企画担当だった私は「誰がそんな面倒くさい入力をするかっ!」と相手にしなかった。ところが今、誰もが携帯でテンキー入力している。自分で入力してみて初めて分かった。手持ち無沙汰の時はあの面倒くささに耐えられる。入力方式もTPOに次第で変えるべきなのだ。
K社長は、休日に奥さんと小学生の娘さんと西国霊場33所巡りをしている。すでに10箇所以上行ったそうだが、「なぜお寺参りをしているのか?」と聞いたら、「どこに連れて行こうかと考えるのが面倒くさくって…、その点××箇所巡りというと何も考えなくてもいいじゃないですか」。スタンプラリー感覚は、子供だけでなく大人にも有効なのだ。是非いろんなマーケティングに取り入れたいと思う。
ANAに乗って福岡へ。降りるときにスチュワーデスからポケモンのCDをもらった。ポケモンの第1回作品と、ポケモンクラブ会員登録専用の2枚組CDで、子供たちが夢中になって見ていた。一見繋がらないANAとポケモンは、私の家庭内では繋がる。あのCDを家電屋の前で配っていたら受け獲らなかったに違いない。どんなサンプルをいかに配布するか、もっと深く考えよという良いお手本だ。
近所の公園にが主催する「春の虫探偵団」に子供と参加。解説を聞いた後、バッタやテントウムシ、チョウなどを獲る。この他にも「川の生きもの探偵団」、「ザリガニ探偵団」、「網・籠漁体験」、「鮎の稚魚放流体験」など自然と関わる体験会が目白押し。主催は市民、企業、NPO(民間非営利団体)と多様化しているが日常で触れる機会が少なくなったことを誰かが手解きしてくれるのはとてもあり難い。