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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
『武蔵』で沢庵和尚が又八にこういった。「商売がうまく行ったからといって人間が大きくなったように思うなよ。小さいものを大切にする心が人間を大きくするのだ」。この瞬間、前にいたカミサンが振り返ってニヤリと笑った。私も和尚の言葉の重さに圧倒されて仰け反っていた。家族、困っている人、小さな約束、小さな夢…こうしたものを大切にしている人は確かに強いし、大きい。
CVSとカフェの並列店がオープンした。早速行ってみたがCVSで買ったものをカフェ内で食べられるわけではなくガッカリ。単に並んでいるだけならCVSとGS、レンタルビデオ、キンコーズ、惣菜店の例があるが…こうした並列型はどれも今いち。好調なのはCVS内部にカテゴリーとして取り込むか、大型施設の中にCVSを取り込む方法。CVSは社会のインフラ。並べる相手ではないのだ。
吉良温泉が何年もの間、温泉ではなく水道水を沸かして営業していた。壊れたポンプを修理する金がなかったのが原因。老舗温泉が何という失態だろう。近隣は都心型の温泉が急増。対する地方の老舗は一泊二日ツアーで前年対比30%増とようやく盛り返してきたばかり。なのにこんな根本的なところで嘘をついていては、リピート客の足は遠のく。ブランドは嘘を付いたら終わりなのだ。
講演会や研修等で、お客様のニーズに応える日々。気が付くと9月の平日のスケジュールはすべて埋まっていた。しかし、言われたことばかりに応じていると何かを見失いそうである。コンサルタントにとって最も大切な専門性とは自分で求め、自分の力で深めていくもののはず。「ご要望に応じ何でもやります」は何にもできないことの裏返し。自分の底の浅さは自分が一番よく知っている。
広島の原爆記念公園の千羽鶴が放火され、犯人が捕まった。犯人は関学の学生という。鶴を折り、糸通しした人の想いが少しも想像できないのだろう。この国が唯一の被爆国であり、今新しい核の脅威にさらされていることなど彼にはどうでもよいことだったに違いない。自分が置かれた環境に意識のない者は、一流大学を出ても文盲と同じ。平和ぼけどころか平和病である。
学校は夏休みだが、私は全く休みがない。帰宅しても持ち帰り仕事の処理ばかり。パソコンに向っていると2人の子供が寄ってくる。忙しいばっかりで構ってやれない親父にそれでも何か期待しているのかと思うと切なくなる。イチローや石井、松井など有名野球選手の生い立ちを振り返ると、父親が一生懸命子供をサポートしている。自分を犠牲にして共に生きる。その方が余程人間らしい。
余りに暑いので上着を着ずにYシャツだけで出勤したら寒い寒い。列車の中の冷房が寒い。客先の応接は冷房が効きすぎて寒い。昼食で入ったレストランもクーラー風がダイレクトで寒すぎ。タクシーも寒すぎて窓を開けて暖をとったほど。内と外、出入りするたびの体温調整でクタクタだ。推奨の「28℃」ではなく、どこも22〜23℃。環境・省エネという感覚は全然定着していない。
間もなく売上が300億円以上になろうとするベンチャー企業の社長。1000億円以上の経営者に直接会って話をしてみたいという願望をお持ちだ。「そういう偉人だけが持つ『風圧』を受けてみたい」という。売上1000億円は、数百億円から拡大していく過程で、経営者としての並々ならぬ葛藤があったはず。社長はそれを学びたいという。現在に慢心せず向上心を失わない。こんな社長の力になりたい。
名古屋駅前の路線価がこの時代に上昇している。それまで名古屋で1位だった栄の路線価が下がったためほぼ同額になった。名古屋駅は他の都市に比べ駅前の機能を書いていた。夢寐乾燥した印象があったが、ツインタワーができてから欠点だった外食機能が充実し、OLが仕事帰りに遊ぶ街に変身。今後大規模開発が進み、空港を直結することから、国際都市になるだろう。
名古屋に安さを売り物にするタクシー会社が参入して1年。既存業者の壁も厚く苦戦しているとも聞く。タクシーはサービス業だが、接客業の要素が強い。接客業の基本は相手を知ること。お客様の状況に合わせ最適なサービスを供給することが何よりで、必ずしも車を下りてドアを開ける必要はないのではないか。中には一度乗った客を忘れない運転手がいるというが、そういう技術が一番ありがたい。
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