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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
某社の労働組合委員長は「経営はタテ、組合はヨコ」と語る。これは組合が何たるかを端的に言い表している。経営はトップダウンだが、末端までなかなか伝わらない。それを横の繋がりでカバーするのだ。同社では経営トップと交流する組合主催の社員研修が盛んに開かれている。経営と組合は敵対する関係ではなく協力し合うパートナー。癒しを求めるほど荒んだ時代の組合の役割である。
某社のリゾート施設が赤字に喘いでいるというので現場を見に行った。リゾート&赤字…と聞くとバブルの残像…のイメージがあるが、見ると聞くとは大違い。素晴らしく心のこもった温かい施設であり、圧倒的な自然があった。現地で考えれば、活かす手は見つかるもの。解決策を考えるコンサルの仕事は刑事に似ている。刑事は現場100回というが、答えは現場が教えてくれるのだ。
講演会後の懇親会で全国展開している某メーカーの社長と話す。最近、製造コストを30%下げることに成功したが、要因は3つ。�‐�型化(材料費減) ��簡素化(部品数減) ��ライン化(多能工→単純工)。��の実現のため、派遣のグループ会社を作って人件費を抑えた。営業と経理は信頼できる部長に任せ、自分は現場で没頭。その環境が大幅なコストダウンを実現したのだ。
偽ブランド品だとわかっていても、買う人がいる。ブランド品特有の「丈夫」という機能よりも「LV」などのブランドのマークそのものが好きなのだろう。子供にミッキーの絵が付いたTシャツと無地のTシャツで好きな方を選べというと、殆どの子が前者を選ぶ。ブランド品のマークは、ミッキーなどのキャラクターと同じ。キティが好きだった子が同じようにヴィトンに憧れるのだ。
TVの仕事で中日の山田監督にインタビューする機会を得た。そこで4番に座った福留選手に対し「初めて4番にするとき何か動機づけるようなことをおっしゃったのですか?」と聞いてみた。監督は「打順を気にせずに」と語ったそうだが、その後で「福留は4番が似合っている」と付け足した。「似合っている」。監督のこの言葉は彼には宝だろう。社員は上司の何気ない一言に育てられるものだ。
「世界に一つだけの花」や「しあわせになろうよ」がヒットし、有線でよく聞く。他人を癒すための歌のようだが、それがミエミエで、押し付けがましく感じるのは私だけか。癒しとはそよ風が頬をなでるように、さりげないから癒されるのである。日本人は全身を包む歌を求めるほど自信を喪失していない。「夜空ノムコウ」のようなちょっとだけ後押ししてくれる歌があれば前進できるのだ。
某社で営業力開発のためのロープレを行なった。受講生20人全員がハイレベルな折衝力を持っていて感心すると、受講生から「それでも当社では『営業力がないから売れない』という意見をよく聞きます。なぜでしょう?」との質問を受けた。戦争に喩えれば折衝力は、歩兵の命中技術。他に武器性能(商品)、補給体制(海軍)、知名度(空軍)、営業体制(陸軍)が揃わなくては勝てないのだ。
昨日の続きでプロ野球解説者への質問。「チームが○連勝しているときと、3連戦を2勝1敗で勝ち越し続けているときと、どっちが望ましいのか?」には後者だという。勝ち続けると「次は負けるんじゃないか」と思うものだそう。140試合で84勝すればまず優勝だがこれは5分の3に当る。「3歩進んで2歩下がる」でいいのだ。それに比べたら阪神は勝ち過ぎ。落ちてくれないと困る。
阪神が強い。プロ野球解説者に「なぜ5月だけ5月攻勢という言葉があるのか?」と尋ねたところ、「野球選手はオールスターまでがとりあえずの目標。5月に貯金ができれば、辛い梅雨時に連敗しても球宴時点で貯金がある状態となり、優勝戦線に踏みとどまることができるから」との返事だった。貯金20なら球宴時に5〜10の貯金はあるだろう。阪神ファンには夢見て大騒ぎして欲しい。
某社長の話。世の中には集金した金を持ってそのままドロンする奴がいるという。そんな奴は自分が応募したときの履歴書がどこに保管されているかよく知っていて、犯行に及ぶ前にこっそり抜いておくのだそうだ。また名前も住所も経歴も嘘だらけの者も少なくない。若者のモチベーションがここまで下がったものも、政治家、経営者、先生などの大人が良い手本となっていないからだ。
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