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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
40歳になった。「人生の折り返し点」という実感が強い。「僕らはもっと強くなる・夢へと突き進むとき目覚めてくエナジー/僕らはもっと優しくなる・守るべきこの世界を輝かすエナジー」という歌詞が心に響く。20代の頃、全身のエナジーを持て余すほどだった。が、今は枯れちゃった井戸のよう。おじさんは、エナジーを自分の意思で作り出さないと継続・維持できない存在なのだ。
秘書から「★★★週末までに机の回りの荷物を片づけて下さい!私にはできません!」のメールが届く。そこで「この方が便利なのだ!」と反論すると、「整理しない人は、それが周囲に迷惑なことに気が付かない」「→他人の想いがわからない」「→信頼されない」と跳ね返された。これを聞いて気が付いた。整理・整頓・清掃は清潔と同じく他人に受け容れられるための手段なのだ。
某社で進めるプロジェクトXが、その姿を見せてきた。昨日の友人と部下の3人組でお手伝いしているが、社長から「20年後に『そういえば平成15年は大変だったけど楽しかったっけなあ…』と語り合えたらいいですね」と言われて感激。今回のようなビッグチャンスは創業100年を超える同社社史にもないことだ。岐路に立つ社長の「絶対に成功させたい」の言葉に奮い立つ日々。
徹底的に調査しデータを元にコンサルをする友人とクライアントで診断報告会。帰り道、その緻密さに「ここまで緻密にやるとは思わなかった」と言うと、「自分の納得の問題ですから」と返された。要求されたからやるのではなく、自分が納得したものを出したいからやるのだという。満足の基準は他人の評価ではなく自分の評価。偉大な友人のそのプロ魂にあやかりたい。
農耕型ビジネス主体の企業が、狩猟型ビジネス主体へと戦略転換する。それに伴って社内ルール(システム)の何を変えるかを幹部と話し合った。部門別損益管理体制の確立、意思決定権限委譲、仕事単位での採算管理・進捗管理等見えるシステムの導入、業績連動給与の採用、社員教育の充実と有資格者の中途採用など。これらが変わらなければ戦略の転換とはいえない。
デイケアセンタの開発を手伝う。高度成長時代、日本人は「すぐ隣の弱者」を排除してきた。老人は老人ホームに、病人は病院に、不良は少年院に、外国人は特定地域に押し込めた。すべては労働に集中し、経済の生産性を高めるためである。今、そうした人たちを押し込むことはできない。家族が受け容れ、地域で支える。そうしたコンセプトのデイケアセンタが増えてくれればと思う。
例年4月は暇な月である。クライアントが「連休明けからはじめましょう」というからだが、今年は違う。2月下旬から引合いが相次ぎ、4月から大忙しだ。例えば「経営計画書をチェックして欲しい」という依頼。こうした依頼はいつもは期が変わってから行っていた(発表が遅いから)。それが半月以上早くなっている(4月になったらすぐ発表)。新しい期にかける意気込みが伝わってくる。
若い経営者たちと「イチローをどう思うか」について話し合う。その中で「カズや中田は獲物を狙う猛禽類のような顔をしているが、イチローは修行僧のようだ」という意見があった。名誉や金ではなく、求道家のように見えるのだ。そういえば…と思い出した。私の知るトヨタマンは皆、修行僧のような顔をしている。いくら儲けるではなく、どこまでできるかを突き詰めているからだろう。
新聞やTV、こうした日記でも反戦活動が報じられている。反戦活動は、ベトナム戦争時に米国内のヒッピーのものが後世に伝えられただけだった。今回は世界中で起きており、これは歴史的なことだ。これまで優位だった権力を持つ者に対し、言葉しかない者の力が増してきている。政府と市民のパワー・バランスが取れてきたということだ。これを境に市民は「たかが市民」でなくなるだろう。
先日出会ったホステスは、以前は1セット数十万円もする英語教材を月20本も売っていた『スーパーセールスレディ』だった。そんな彼女の凄腕を見込んだ上司は彼女を新人の教育係にした。ところが、それから彼女の体がおかしくなる。教壇に立つと激しく動悸するのだ。以来カウンセリングに通うようになり、退社。誰もが教えることが好きだとは限らないのだ。
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