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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
人材育成法の講演後の懇親会で、某社長と話す。話題は二〇三高地や日本海海戦などの日露戦争ネタだったが、最良のタイミングでポーツマス条約を結んだ小村寿太郎こそ日本を救った最大の功労者だという話になった。経営の中で時期を見るというのは社長には不可欠な技量。時(しお)を見ることに長けた人材を育てる良い方法は何かないか?大きな宿題をもらった気分だ。
名古屋で行われたベンチャーEXPOを観る。不景気な時代に仕事が楽しくて仕方がない人達に多数会えて嬉しくなる。そしてそれを支援しようとするサポーターの数にも驚いた。技術・資金・経営指南など識者による支援だけでなく、コ・ワークしながら事業を大きくさせようと考えている大企業の人々も多い。金儲けよりも、「まず誰かの力になりたい」。何よりもその思いが熱い会場だった。
地元の教育委員会から手紙が来た。県では今、小中高校に社会人を講師に招いて授業を行う能力開花支援事業を行なっているが、そこに私を登録するから承諾せよという内容だ。しかしこれまでの講師陣はスポーツ選手や芸術家ばかり。コンサルタントが子供たちにいったい何を教えるのか…藤原和博氏の「一個のハンバーガーから世界が見える」のような授業が思い付かない自分の貧困さが悔しい。
「あっちの会社はブランドがあるのに、こっちはない」と嘆く企業。なければこっちも創ればいい。私は「ブランド=約束」だと思っている。企業が顧客や社会と何かを約束する。それをどんなことがあっても守り続ける。するとそこに必ず物語ができる。人はその物語を好きになる。ブランドのない会社は、お客様と他社とは違う約束をすればいい。それがずっと守られたら、そこにブランドはできる。
朝6時に耳鼻科の予約のため電話。自動応答システムだ。案内に従って診察券番号を入力。すると「サ・カ・イ・ヒ・デ・ユ・キ・サ・マ・デ・ス・ネ」と帰ってきた。そしてあなたは何番だと教えてくれた。相手が機械でも固有名詞で応答されるのは安心感が得られて良い。以前は寒空の下に並んだが、このシステムの登場でそんな無理は不要になった。人気の医院はこのシステムを採用されたい。
ハリケンジャーが2月に大団円を迎える。近頃のヒーローものには珍しく、主人公が徐々に死んでいく筋書きだ。『あしたのジョー』や『飛雄馬』、『貴乃花』『武蔵(MUSASHI)』『イチロー』などに通ずる燃え尽き症候群。先の見えない時代に『道』を見つけ、それを極め続ける「修行僧」への憧れだ。終わるのは残念だが、子供たちにひとつの生き方を見せてくれて感謝したい。
先週の日曜。ハリケンジャーライブの申込みで10時から電話。40分後にようやく繋がる。と、自動音声で「Lコードを入力せよ」。そんなの知らない!と言っても相手は機械。一旦切ってネットで調べ、再びダイヤル。が、次に繋がった時は12時だった。そして「席がバラバラになりますよ」の自動応答。機械相手に「ならば午前午後を変えて…」とは言えず。あぁ…人に申込んでた頃が懐かしい。
部下達と飲んでいたら「今思い付く四字熟語は何か?」と聞かれたので「生生流転」と答えた。すると皆「なるほど〜っ」と肯く。その次は?とまた聞かれたので「正々堂々」。こちらは「へぇ〜?」。聞くと、最初に思い付く四字熟語がその人の人生観、その次が恋愛観だそうだ。部下各自の四字熟語を聞いたがこれは案外当たっている。人の人生観を聞き出すにはこの手がいいだろう。
ワンマン社長率いる小売チェーンの常務兼管理部長。54歳で転籍したときに、「勤めるのは3年だけ。その間、人事制度改革と上場を果します。ただ私も生涯賃金は欲しい。そこで57歳までに60歳まで働いたのと同じ賃金が欲しい」と言って、4000万近いの年収を要求した。ワンマン社長と対決しながら会社を良い方向に導いていくには太く短く。「侍」の使命感と腹を切る覚悟が必要だ。
講演終了後、懇親会である社長と話をしていたら、今日1日で3つの講演会に参加したという。最初は「イラクに関する国際情勢の話」。次が「税政問題」の話。そして私の「人材育成」の話。一流の経営者の情報に関する貪欲さはすさまじい。1日に3回講演を聞くよりも、現場で仕事をしていることの方が何倍楽か分からない。己の生死に関する情報集める仕事が一番大変かもしれない。
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