|
V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
中核社員6人を集めた委員会を創り、行動指針などの策定したM社。委員会は終了したが社長は「たまには集まって皆で飲め」という。更に「飲んだら俺の悪口を言ってもいいし、給料が安いと言っても構わんぞ」とも付け足した。その真意を問うと「あの6人なら誰かがそう言ってもきっと誰かが『いやそうじゃない』と反論する。だからいい議論になる」。社長の社員を信じる気持ちに胸を打たれた。
月1度2時間だけ訪問している企業。行くと社長以下約50人の社員が参加する会議の正面(被告席)に座らされる。まず1時間かけて全参加者の仕事上の問題点・意見・要望等を聞く。その後私が1時間かけてそれらの問題解決に資する様々な話をする。これで終わり。どんな意見にも答えねばならない出たとこ勝負。たった2時間でも集中力を使うだけに終わったときはぐったりだ。
ある勝ち組社長から「資本主義は株主から資金を集める直接金融が基本。なのに銀行から調達する間接金融が主流になってしまった。変だと思いません?」と聞かれた。銀行は担保を出せば金を貸す。その人がどんな事業をやろうとしているかは関係なし。この安直さが、昨今の企業と銀行を追いつめた元凶だ。担保目減りで資金が必要。ならば基本に立ち返り、出資者を募る策を考えてみてはどうか。
某社の開発部長が技術者教育の秘訣を語ってくれた。「理論は基本だから徹底して勉強するよ。でもね、理論は手抜きなんだよ」「手抜き…ですか?」「現実にはその通りにいかないことの方が多いんだ」。確かに現実にはいろんな制約も邪魔も入る。「その手抜きの部分を埋める手だてを考えれば、それが特許になる」。付加価値とは何かに通ずるこの解釈、誠に実務家らしい諦観だ。
勝ち組某社の研修企画。依頼は「実務はいらない。意欲が欲しい」。実務スキルの修得ではなく、今のモチベーションを、更に高めることが最大の課題。同社はISOを導入したときも「認証が欲しいのではない。仕組みが欲しい」との姿勢から一切標準(見本)マニュアルを見ずに作成した。「××はいらない○○が欲しい」は、経営者の意思を強く伝える言葉のひとつだ。
社長に限らず、忘年会での隠し芸等を「大切なこと」と考えているビジネスマンは多い。自分もそう思うが、なぜそれが必要か、なかなかその理由が見付からなかった。今日話していた社長曰く「人は常識を潰されたとき本性を出す。コイツがここまでやるか!言うか!みたいなことがわかるから面白いし、大切」。聞いて「なるほどなぁ」と納得し、長年の悩みから開放された。
子供の幼稚園の音楽発表会を観て、そのレベルの高さに圧倒された。とりわけ年長組が演じたユーミンの「春よ来い」の輪唱には凄かった。考えてみれば私学と公立との差がもっとも分かり易いのが幼稚園だ。私学だからできることは多く、都心部に住む親が小中高で私学入学のため早くから子供を塾通いさせる気持ちが分かる気がした。といってもウチは公立しか選択肢のない田舎だが…
多忙を極める某社長が「いやあ、一番仕事しているの秘書ですよ。今9時だけど彼女はまだ会社で働いているはずです」と語っていた。誠にその通りで、社長が飛び回れるのも秘書が陰で支えてくれているからだ。私も専属のアシスタントを持つ身だが、仕事の依頼の仕方、励まし方…は皆目自信なし。もし「秘書の使い方セミナー」なるものがあるのなら、是非一度受講してみたい。
高卒ながら20代で税理士となり、県下随一の税理士事務所を築き上げたT先生。成功要因を聞くと曰く「私は頭は悪い。でも人の倍の仕事をする自信がある。倍やればたいてい勝てる。それでも勝てなければ3倍やる」。またある社長は「私は失敗したことがない。なぜなら成功するまで諦めないからだ」と私に語った。どんなに泥臭くても自分の勝ちパターンを持っている人は強い。
とても強い目をした人だった。若干25歳ながら会社を創ることが夢という。規模を尋ねるとハッキリ「社員数65人」。30人を1ユニットとし、2ユニットまでなら自分の目が届くからだ。+5人は努力目標という。反面、親戚・友人は一切経営にはタッチさせない方針。彼女は22歳にして日本一のPCインストラクターと呼ばれた経歴の持ち主。その意気に一回り以上上の自分がたじたじだった。
|