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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
札幌の『海鱗丸』という店で飲む。メニューに「活貝(本間さん)」問いのがあって驚いた。訊ねると本間さんという漁師が獲った活貝のことで、その日取れた分を仕入れ無くなったらおしまい。また、本間さんの水揚げがなかった日は、そのメニューは中止だという。自然溢れる土地なのに、一人のプロを信頼しきっているオーナーの経営姿勢をとても気持ち良く感じた。
飛行機に乗るとき搭乗口左手で迎えてくれる整備士にいつも感心する。出発時間が遅れたときなどは「焦って整備したのかな?」と整備品質がいささか心配だ。そんな心配を、誇りに満ちた整備士の挨拶が打ち消してくれる。エンジニアが客に挨拶する機会は、他の乗り物は勿論、一般商品でもまずない。いろんな商品でもっとエンジニアと接点を持ちたいものだ。
ジュニア向け子供服で有名なN社長を訪ねる。行くと「ちょっと待っていて。大事なお客様が来ているから…」。果たしてその大事なお客様とは小学校の女の子3人だった。同社の顧客層は小学生。会社見学に来た小学生に、ファッションへの興味や生活のことを社長直々にインタビューしているのだ。社長曰く彼女たち部屋のインテリアは実にインビジブル(見えない/知られていない)な世界。なるほど世界一大切なお客様である。
中部マーケティング協会で『生活者視点』を教えている。生活者視点の解説を問われたので以下のように答えた。「想定したターゲットがビックリするほどの費用対効果・利便性・情報交換によって商品の価値を認めてもらい、顧客満足を創造する活動」。とにかく「ビックリ」させねば話にならない。ビックリが消えたら消費者は去り、付加価値は取れない。
忙しさの余り、客先への封書を出張先から送ることになった。出かける前、アシスタントがくれた投函用の封筒を見て驚いた。宛名と差出人が記され、切手が貼ってあり、裏には両面テープを施され、中身ができたらそのまま投函できるようになっていた。おまけに「明日、出張先より投函します…」と客先に連絡済み。その気配りと手回しに心から感謝したい。
ジーコが監督になって中田−小野−稲本−俊輔が中盤を固める『黄金のカルテット』が誕生した。W杯から僅か数カ月、同じ人材から全く別の組織ができ上がったのだ。管理者の戦術次第で、同じ人材から違う成果が生まれる。経営でも活性化のために管理者を変更するケースは多い。肝心なのは一度変えたら辛抱強く、部下を信用して使い続けることだ。
拉致被害者の帰国を歓迎する同級生等のコメントを新聞で読んで、電車の中で涙が止まらなかった。是非24年ぶりの再会が実現することを願う。自分にも20数年間会っていない、同級生が何人もいる。今どこで何をしているか分からないが、同じこの国にいるのだろう…というだけで安心できる。同じ国に住んでいる、ということは実はとても幸せなことなのだ。
私は眼鏡をかけないから分からないが、眼鏡をかける人はおよそ2〜4本は持っているようだ。ところが4本持っている人も2本の人もバラバラの店で買っている。つまり従来の眼鏡店には「今度は別の店の方がいいかも…」と思わせる弱点があるのだ。それを改善し同じ人に複数の眼鏡を買って貰える仕組を作れば、成長することができるだろう。
ウルトラマンに大声で「がんばれ〜!」と叫ぶ子供たち。その純粋な姿は、感動ものだ。惜しむらくはそんな子供たちがどんどん減っているという事実だ。私の小学区では現在1学年50名。自分のときが約140名だから凄まじい少子化だ。将来、自分の存在そのものが年金・税金面で彼らに負担をかけると思うとやりきれない。少しでも良い未来を残したいと思う。
子供に連れられてウルトラマンコスモスショウを見る。残念だったのはウルトラマンのスーツと、その中に入っている人のサイズが合わなくて、ウルトラマンが皺だらけだったことだ。いくら精巧なものを作っても、サイズ違いというほんのちょっとしたミスが、観る者を夢の世界から現実へと引き戻してしまう。「子供騙し」を象徴する悲しい皺だった。
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