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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
某社の戦略企画者を鍛える仕事がスタートとした。最初に「どんな企画者になりたいか?」「企画者として欲しい誉め言葉は何か?」の自分だけの目標を作ってもらった。ある研修生は『実践的企画家』に成ることを望み、客から『お前のおかげだ』と言われることを目標とした。企画は四面楚歌もある孤独な仕事。その孤独に耐えられるのは、自分の目標に忠実な者だけである。
秋場所後、貴乃花が「ものすごく気持ち良かった」とインタビューに答えた。仕事を終えたときに「気持ち良かった」と思えるのは、自分のシナリオ以上の結果が出た場合である。責任・不安・緊張…それらを克服したぞという自負・自分を信じ抜いた満足感・重圧から開放された爽快さ。自分もプロジェクトを終えるたびに「ああ気持ち良かった」と思える仕事がしてみたい。
幼稚園の運動会。園児達の目印になるよう、係員が種目が変わるたびにグランドにいろんな白線を引く。いくつもの種目の後では、白線が何重にもなり複雑怪奇な模様になった。この模様がもっとシンプルになれば、いちいち白線を引く必要はなくそれだけ生産性は高くなる。同じベースから違った商品を作る。そこにコスト競争を勝ち抜くカスタマイズの極意がある。
高校生の娘がいる友人。彼の教育方針は「ああしたい、こうしたい」という子供に対し「なぜそうしたいのか?」と聞き、そしてその答が1を言って2が返るようなの平凡なものなら、子供の要求を退ける。逆に1を言って4とか5とか、深く考えた答が帰ってきたら認める。「子供なりによく考えたかどうか」は自主性のある子供を育てるための優れた判断基準だと思う。
3年前までB社に務めていたA君。本人のわがままでB社を辞めたものの、停職にありつけず、再びB社長の門をたたいた。B社長は手塩にかけたA君の復職を内心は歓迎したが、ある条件を出した。その条件は日付の入っていない辞表を書いて提出すること。B社長はそれを預かり、何かあれば日付を記入するつもりなのだ。愛情と厳しさの共存。これぞ優しさだ。
1年前、昔お世話になったクライアントを久しぶりに訪問した。そのとき「社長に孫ができたと聞いたの」で積み木を贈った。今日、同社を再び訪問。すると、社長は「孫があの積み木を喜んで喜んで…」と嬉しそうに話してくれた。そして「あの積み木を見ると酒井さんを思い出すよ」とも。見ると自分を思い出してもらえる贈り物。今後はそれを基準に選ぼう。
「金沢市内はね、出張のビジネスマンと、酔ったサラリーマンと、買い物帰りにタクシーを使う主婦の3タイプしかタクシーを利用しないよ」と昨日の運転手は言った。「観光客は?」と聞くと「去年の方が多かった。今年は格安のバスばかりだもんなあ…節約ムードのせいでしょ」。人気のイベントが地元を潤すとは限らないのだ。
金沢st.で土産物の調査。タクシーに乗ると「加賀百万石博で来場者が100万人を突破したが、タクシーの客は全然増えない」と運転手が嘆く。理由は100万人中80万人がバスツアーで金沢は素通りだから(宿泊地は温泉地)。となると…土産物の調査は駅ではなく街道沿いでやらなきゃ意味がない!大河ドラマ→観光客増と単順に考えていた自分の愚かさ。ああ反省。
子供の頃から世話になっている禅寺を訪ねる。すると和尚が「こんな世の中だからね、もっと忙しくしていないといけないのだけど、そうじゃない」と悔しそうに呟いた。老いた親と子・孫、若い親と幼児。幸せの絆が崩れるニュースを聞かない日はない。かつて和尚は地域のそんな問題の調整役だった。そんな優しい人と距離を置いて暮らす現代。惜しいことだ。
近所に新設された医院(歯科・内科)。祖母が早速利用しているが、送迎付きである。行きは自分で歩いて行き、帰りを専門の運転手に送ってもらっているが、行きも電話ひとつで迎えに来てくれるという。専門の運転手は2人。祖母のように往復で10分程とかからない人が多いだろうから、1時間に10人は輸送できる体制だ。病院も生き残ろうと必死なのだ。
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