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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
大企業から子会社の運営を任された新社長。彼は就任後2カ月間、じっくり社内を観察し、同社の戦略を自分の頭の中で完成させた。しかしすぐそれを社員に押し付けず、コンサルタント(私)を雇う。そして客観的な裏付け資料を得た上で社内に周知徹底するつもりなのだ。有能な経営者にとってコンサルタントは軍略を説く者にあらず。道を説き、社員をその気にさせる道具なのだ。
30歳頃の貸し倒れを取り返そうと必死で闘ってきた37歳の社長。この間売上を倍に伸ばしたが、この勢いも一段落。一方でJC等の仕事が増えて、「今のままでいいのか」を問い続けることに。本人は「次が見えないのに仕事もせず、焦りまくっている」と語るこの現象、30歳台前半に成功した人によく見られるロケット症候群だ。第2爆発まではエネルギーを溜める期間が必要だ。それまでは遊ぶこと。
一流の中華料理店で会食。アレルギー体質でエビが駄目なので、XO醤を使った茄子・肉炒めを注文。するとボーイが「XO醤はエビを使っています」と指摘してくれた。これまでエビを避けても中華料理を食べて吐くことが何度かあったが、その原因はこれだったのだ。自前でXO醤を作る一流店ならではのアドバイスに、命を救われた思いだ(業者から買っているだけの店ならわからなかっただろうな。もちろん今回は発病しなかった)。
ITビジネスを手がける社長と会話。曰く「企業はヒト・モノ・カネ」というが、最近はこれにプラスして『情報・時間・セキュリティ』が肝心だ」。情報=チャンス、時間=コストだから当たり前としても、『セキュリティ』とは驚いた。考えてみれば企業は儲かるものと、リスクを回避するものにしか金を払わない。セキュリティを加えるとは正に託宣だ。
大手から出向し弱小企業を勝ち組に育てた辣腕経営者が会長に退いた。僅かな任期の間に間何をすべきかを尋ねられ「社内の言葉に定義をし、残してはどうか」と答えた。『お客様』とは…『利益』『リーダーシップ』とは…当たり前の言葉に対する定義はその人の考え方を如実に写す。同社の成長に最も重要な彼の考え方を後任に繋いでいくにはこれが一番である。
30歳代を中心とした異業種交流会で講師を務める。殆どが大手のビジネスマンだが、一人だけ起業した経営者がいてひと目でわかった。彼に限らず勢いに満ちた創業者はどの集団にいても一目瞭然で、独特の光彩を放つ。その光彩は未来を見つめる眼を持つ人特有の輝きだ。今、鏡と向き合い、自分の顔を眺める。そして自分にその光彩がないのを認め寂しく思う。
自動車メーカーの多くが系列販売店を「営業所」と呼ぶ。某メーカーのマネージャはこれでは…と嘆く。「営業所」は営業マンたちが事務をする場所、と言う意味。お客様が来るのは店なのだから「営業店」と呼ぶべきだと。お客様を患者と呼ぶ病院。債務者と呼ぶ銀行。日ハムの名誉会長然り。時代とのギャップが呼称に現れる。その改変は企業の進歩なのだ。
TDRには多くの日本人以外の観光客も訪れる。人口減少時代は外国人市場も巻き込んで乗り切るべきである。米国は違法移民の増加で景気を回復した。多くの外国人が日本に来るには空港開発が欠かせない。ハブ空港の座を釜山や香港に奪われればそれだけお客様が遠のく。施設内で外国人の言葉を聞くたびにハブ空港化を叫ぶ多くの財界人の気持ちがよくわかった。
ミッキーやミニーは誰かに思いっきり手を振ったり、抱きついたりする。子供はするが大人はしない仕種だ。しかし大人だって本当は誰かの名前を呼んで手を振ったり抱きついたり、抱きつかれたりしたいはず。それができるところにディズニーキャラクターの妙味がある。秀吉は天下人になってもそれを平気でやった。だから「人たらし」だと言われたのだろう。
リゾート内で体調を壊したので救護室へ行く。看護婦による応対の後、2人の救命士が、提携先ですぐ診療が受けられる浦和市内の病院まで、救護車で搬送してくれた。病院には事前に連絡済み。病院に着くと救命士が私の病状を伝え、手続きその他を一切代行してくれた。私はただ名前が呼ばれるのを待っていただけ。充実のサービスは園内だけではない。
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