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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
ディズニーリゾートは大人にも気持ちよい空間だ。その理由は現世のしがらみである死・SEX・暴力を排除したからだという。この3つに、誰に対しても『公平』である点を加えたい。某社長は「リーダーシップを支えているのは公平であることだ」と教えてくれた。勝者ほど公平であり難きもの。スタッフの己に厳しくあり続ける姿勢に、ゲストは安心して遊ぶことができる。
東京ディズニーシーに遊ぶ。圧倒的なコンテンツとハードの前にただ感服するのみ。これに対抗し得るのは阿波踊りや風の盆、クラブメッドなど土着の自然絡みのものしかないのではないか。人為的なビジネス目的の創造物でこれを上回るのは難しい。敵の戦意を喪失させてこそ勝者と『五輪書』の中で武蔵は言うが、真似しようというパークは今後出て来まい。
某チェーン店の常務に、集客力を高める市場調査を提案する。一般的にチェーン店がよく用いる手法だが、「こんな正攻法じゃ勝てんのです」と一蹴されてしまった。いろいろお聞きすると、勝敗を分ける要因(KFS)は調査案にはない予想外なことだった。そこでそのKFSに的を絞った再提案を約束。特定業界のことをまたひとつ覚えたが、ビジネスは「負けて覚える相撲かな」の連続だ。
問屋はメーカーに対し保証金を積む。その保証金は寝てしまう。そこでH社長は自分の生命保険証券を保証金代わりにすることを考えた。メーカーが保証金に付けてくれる金利よりも高利回りだからだ。更にメーカーが支給するリベートを、より利回りの良いメーカーの株式で受け取ることを考えた。メーカーは前例がないと及び腰だが、この勝負・問屋に軍配が上がりそうで痛快だ。
銀行員の友人より意味深長のメール。「貸出金利=調達金利+信用コスト+経費率+期待利益率 の銀行の論理で、貸出金利を上げようと画策しています。銀行は『お客様に満足してもらい、その対価として収益が得られる』とは考えません。『これだけ儲けないといけないから、この値段で売る』のです」。『貸し剥がし』などと言われる時代。経営者は銀行に頼らない資金調達法を迫られている。
親戚とバーベキュー。ここに登場したのが地元の信金支店長お手製の流しそうめんキット。3mくらいの竹を二つに割り節をくり貫いて流し台を作る。ここにそうめんを流すのだが、そうめんを受け取る箸も、流したそうめんを受け取るざるも、つゆを入れる椀も、ネギ・生姜などの薬味を入れておく容器も皆竹製だった。子供に大人気だったが、日本人特有の一品完璧主義の凄さ感じた。
業績好調の土木会社。半年に一回、自分が建てた建造物の周辺のゴミを拾って歩くボランティアを展開。ゴミを拾いながら、そして痛んだ個所を発見し、修理提案をしてリピート受注に繋げる。同社は環境問題に配慮するために、大学で環境関連問題や花のことを研究してきた者を積極的に採用。現場主義とソフト提案力を磨けば不況業種でも勝ち組になれる。
最近、子供たちが公園で遊んでいない。ブランコやジャングルジムなどの遊具の利用者は未就園児ばかりである。一方、公園では多数の老人を見かける。また各市の中央公園は休みの日は外国人の溜まり場だ。公園に求められる機能がすっかり変わりつつある。遊具より歩行訓練設備の方が有効か。設計・建設する業者は、休みの日の公園の使い方を観察するべきだ。
大卒で入社した会社の業績が好調で、日経に『ブラザー17年目の復活』が連載された。主人公は同期の入社の一人。17年前、ブラザーはワープロ景気に乗って大量採用を敢行。今、その大半が中核となり旧態依然の体質を一層しつつある。痛快なジェネレーション・スキップと同期生の活躍。これがプロジェクトXのようにマスコミに取り上げられるのはOBとしてとても嬉しい。
行き付けのカメラ屋でカメラのボディを買った。定価売りだった。同じ日、ヤマダ電器でビデオのバッテリーを3,000円引きで買う。たったそれだけの値引きで、僕はヤマダ電器を好きになった。逆に定価で売ったカメラ屋は、それ以来バツが悪そうな顔をして僕に接する。数千円でファンを作る種をまく店と、長く負い目を引きずる店。百戦錬磨の一流と未熟者の差であろう。
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