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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
会社の仕組みが合併で変わった。給与面では年功色が強かったが、現在は減給もあり得る成果給主体である。私の上司も2年続けて部門の目標利益を達成できないと降格する。そうなると大変困るので何が何でも皆で部門目標を達成せねばならない。よって歳は私よりも上だが稼ぎの少ない先輩のケツを叩く毎日。やりたかないが組織のためだ。仕方がない。
行政の資材調達は基本的に入札だ。ところが「良いものを選択する目がなく値段でしか判断できない」ほど堕落している。先日も、ある自治体が最も安いとの理由で不良の資材をたくさん買った。ある人が「それはひどいものです」というと「悪ければ変えさせるだけ」「後一年すれば転勤するし、俺の責任じゃない」。こんな人が税金で食っているとは情けない。
中国人は販売の担当者に、商品の仕入先や仕入れ価格を教えないそうだ。「仕入先を教えれば独立されてしまう」がその理由。同国内には「任せても良いが安心するな」との諺があるらしい。新興著しい中国の工場で若いエリート経営者が現場で激しく指揮を執る姿がよくTVで放映されるが、オーナーによる現場直接指導でないと成立しない社会なのだ。
M社長が中国に綿糸を買い付けたときのこと。中国だから日本の半値くらい…と見込んで出掛けたが、中国人は原価+必要利益という値付けをしない。彼らは日本国内の綿糸の相場が200円ならば「日本より安く買いたいのでしょう。160円ならどうですか」と持ちかける。問題解決の度合から価格を決める。中国にはソリューション発想が太古から存在するのだ。
中国市場に進出した商社のM社長の話。売っても回収が難しい=中国では支払いを引き伸ばす経理が優秀とされている。日中合弁企業でも管理部門担当は中国人なので「どこでも買える商品だから、急いで支払わなくても良いでしょう」と言われてしまうのだ。社長曰く「対中ビジネスは、他にないモノを売る・最終製品を買う」。辛苦の滲んだ名言である。
W杯で連続優勝を狙うフランスには国立のサッカー専門学校があり、ジダン他はそこの卒業生だ。一方わが国にはそこまでの機関はない。目標がそこまで高くないからだ。「目標の差→求める人材像の差→必要な訓練機関の差」の目標が違えば研修が違う単純な構図。最近、オリジナル研修プランを開発する要請が多いのは、目標が高度化しているからだ。
W杯が開幕した。最初に「日本でW杯を開催しよう!」と言った人はどこの誰で、それはいつだったのだろう。当時、その人は周囲の人から笑われたに違いない。しかし一方で共鳴する人もいて、プロリーグや育成機関、競技場を創って環境を整えてきた。20年以上前に夢を描いたその人の胸は万感の思いで一杯だろう。感動は愛と同じく与えるものなのだ。
G社長は毎月のB/S、P/Lに自分で目を通し、自分独自の分析を行う。その一つが【(有利子負債+買入債務)−(現預金+受取債権)】。これを過去三年間どうであったか、色鉛筆でグラフを付けている。また自分で駆使し、「実勢金利」も計算している。手書きのグラフは久しぶり。それを見ていると、グラフを付ける社長の喜びや緊張が見えて味がある。
「税務署に『どうかウチに査察に来て下さい』とお願いに行ってきた」と笑うG社長。G社長の解釈は「国にタダで監査してもらえるのだからこんな有り難いことはない」。ここまで税務署が好かれたのは税の考え方を伝えた上で「こう聞かれたらこう答えろ」と指南する職員がいたから。考え方をアドバイスできる人が求められるのは鬼の税務署員でも同じなのだ。
昨日のN会長は、最近合併したA銀行とB銀行とかねてより取引があった。両銀行とも、以前から融資先を集めた親睦ゴルフコンペを開いていた。しかしAは「これからは勉強も…」と講演会を開催したが、Bは相変わらずゴルフ三昧。呆れたN会長は「Bは体質転換が進んでいない」と指摘。一事が万事、客とは売り手の姿勢にかくも鋭敏に反応するものなのだ。
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