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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
某市役所で講演。終了後課長他と役所の施設内でお茶を飲む。このとき、ウエイトレスの対応が拙く課長は「教育がなっていない」と憮然とし「『市民はオーナーだと思え』と説いてはいるのですが…」とつぶやいた。考え方は正しい。そしてなぜ市民=オーナーか。市民=神様との違いは何か。良い振る舞いは作法+そこを教えないと定着しない。
選抜した社員で自社の将来像を描かせる委員会を作りたい企業からの相談。この試みを成功させるコツは2つ。第1は委員に任命するときに「この仕事は君にやらせてあげるのだ」と言うこと。この一言でエリート達は任務の重要性を理解する。第2は委員会終了直後に彼らを昇進させること。出世することで彼らは「自分で達成せねば!」と自覚するからだ。
200人の土木資材メーカーは倒産した佐藤工業との取引を現金に限っていたため、今回の被害もひと月程の損失で済んだ。また30人の問屋S社は、顧客別に与信限度基準を示し、営業担当者がそれ以上の取引をしたい場合はそのリスクを個人責任としている。中小企業でも大手に堂々とリスク回避を要求する。その毅然とした姿勢こそ身を守る最大の防御だ。
またゼネコンが倒産した。2002年度末の景気予測によると、97年度末比で名目経済成長率は△6.7%、実質経済成長率は+0.2%。これに365を乗ずると、名目で△24日、実質で+1日となる。つまり97年に比べ1日分仕事が増えるのに、売上高は24日=2月ひと月分消えて無くなるということだ。97年と同じことをしていれば倒産するのは当然なのだ。
最も嫌いなテレビ番組のひとつに『クイズ日本人の質問』がある。司会者の問いに対し4人の解答者が答え、ゲストが正解を選ぶもの。他の3人はウソを言っているわけで、単純に考えれば30分のうち3/4が実に巧妙なウソを放送していることになる。そんなウソを考える時間と、そのウソを放送する無駄。クイズでも国会でもウソは本当につまらない。
先日行った某銀行の若手ソリューション研修のアンケート結果が届いた。それを見た弊社の常務から「銀行員研修の研修報告を読むと彼らの驚き・感動がビビッドに伝わってきて元銀行員の小生も感動しました」とのメールが届く。ビジネスマンになって15年。はじめて上司から『感動した』と誉められた。こんな上司だから部下はついていきたくなるのだ。
最近、意外な法人からの講演・セミナーの依頼が相次いでくる。独占企業や、元公社、現公社。更には監査法人、特殊法人。○○省から拙著の申し込みも多い。これらの団体には勝ち組・負け組は関係ないと思っていたが、小泉改革に対する危機感は相当なものだ。現場は真摯に改革を捉えている。政府は宣言ばかりでなく具体策をしっかりしてもらいたい。
雑誌社の編集長と話す。同誌には「管理者は『鬼』であれ!」との連載があるが、いつも経営者クラスの反響が大きいと言う。世代や業態によっては未だに軍隊式の統括手法が好まれているのだ。この管理手法は管理者が部下との間に圧倒的な実力差があるときに成り立つ。若い人の情報収集力が豊かな時代にその差を保ち続ける。これは容易なことではない。
「頭は下げるものではなく、下がるものです」。ビルダーの専務が、友人から貰った手紙で感銘を受けたとメールをくれた。曰く「人生の中で、身体全体で感じた相手の方への感謝の心があっての、無意識での「頭が下がる」動作でしょう。そんな状況を、本当に数重ねたいものです」。頭が自然と下がった回数が多い人ほど幸せ者。そんな人生を送りたい。
3歳の息子と十何年かぶりに健康ランドに行く。スーパー銭湯の台頭でスッカリ寂れているかと思ったら、60歳以上の老人ばかりを集めて大盛況。設備は旧態依然だが、老人向けの衣料や健康食品等の売り場が充実。店内はまるで巣鴨商店街なのだ。タクシーの運転手は肩を貸して老人を車まで運び、乗せていた。対高齢者マーケティングのお手本を見た。
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