|
V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
沖縄から福岡へ全日航で移動。この間90分、ただの一度もスチュワーデスと会話しなかった。飲み物や新聞を配ったり、カタログ販売いかがですか?といった機内サービスがゼロ。あの美貌と接触がないのは残念だが、飛行機はもはや特別な交通手段ではない。航空各社の財政から見ても飛行機ワンマン運転時代はそんなに遠くはないだろう。
友人が語る沖縄の人の暮らし方を聞きながら、この島では2種類の生き方ができるのだな、と思った。ひとつは、ビジネスの世界で成功を望むこと。もうひとつは家族と仲間を大切にあくせくせず、自然を相手にのんびり暮らすこと。前者だけが正義だった時代は過去のものだ。後者のような人生観を持つ若者は多い。大人にはそれを受容れる度量が必要だ。
沖縄。友人と家庭料理の店に行き、感動したことが2つ。第1は「運動会みかん」。運動会シーズンに実るからついたネーミングだが、誰もが運動会という地域交流を大切にしている様子が伺える。今ひとつはお茶漬けに漬物が少量づつ5種類も付いてきたこと。店内の三線にも触れることができ、沖縄の人の来客をもてなす細かい心遣いが感じられた。
マリナーズが負けた。上には上がいるものだ。この負けをバネにイチローは来年も素晴らしいプレーをするのだろう。ライバルほど自分を鍛えてくれる存在はない。ビジネスマンにとって最大のライバルはお客様である。お客様の期待値を上回る成果を挙げることがプロ。新規顧客開拓は自分を成長させてくれるライバル探し。さぼるわけにはいかない。
11人の部下を抱える某社の部長。やってもやらなくても給与が変わらないため、このうち6人は全然やる気がないと嘆く。仕方がないので5名だけで目標数字を達成する作戦に変更。作戦会議にもその6人は呼ばず、壁には5人だけの成績票を掲示した。全員が手を携えて会社を支える時代は終った。自分の誇りのために働く人が頼れる時代なのだ。
勝ち組の近況を聞いた。ユニクロは同じビジネスモデルで展開できるCVSの買収に動き出したという。マックはスタバに対抗するため、マック東京カフェを展開するらしい。トヨタは30%のコストダウンに挑んでいるが、猛烈にIT化しないと実現しないテーマだ。彼らは現状に満足しない。変化するから、いつも勝ち組であり続けるのである。
3歳の息子は、巨大ブロックを使ってお店屋さんを創る。最初はおもちゃの野菜や果物を並べたSMだった。暫くしてミニカーを並べたおもちゃ屋に模様替え。その次は本とビデオ屋にチェンジ。そして今はスタンドコーヒーだ(それも2店舗)。何も教えなくても小売業の基本を実践する息子。スクラップ&ビルドと多店舗化は人間の本能なんだろう。
3000坪級の中古車展示場を10ヶ所も持つ経営者。先日、隣地1800坪の売りが出たので購入したという。その土地は神社。この神社は後日移転するが、その跡地で何を始めようか…が悩みの種だ。「元神社の土地でやった商売で、成功した商売を知らないか?」。中古車は、典型的な面積ビジネスのひとつ。その旗手でも土地をもてあます時代。不景気は当面解消しない。
人事考課後の部下面接を終える。当社の考課票をそのまま使うと採点側には「何のためにこんな視点で考課するのか?」、部下には「こんな項目で評価されたくない」という気持ちが起きる。そこで私は自分流の考課票を作り部下と仕事の何をどう見るか、納得した上で行っている。同じ時間を掛けるなら部下の育成に繋がるよう、楽しく行うべきなのだ。
N社では毎日の作業日報を「人事考課票」と呼んでいる。その日の仕事を実行したか、どの程度できたかを振り返り、100点満点で自己採点するのだ。もちろん上司が見て、必要に応じて点数を修正する。そして半年間の合計額がその人の賞与査定の点数になる。毎日査定、毎日フィードバック。これ以上に上長と部下が納得しあえる方法はないだろう。
|