よりぬき音盤。

2004年03月10日(水) ディレクターズ・レーベルDVDBOXは生産終了!もう入荷は望めず。うわあ。荒れるよこれは。

 (←その後、渋谷Tでは幾度となく発作的に「奇跡の入荷!」を果たしている。いつ・どれだけ入荷するか店側ははっきり把握することができず取り置き希望のお客さんをことわり続けて来た。手に入れられるのはマメに足を運んでくれる運のいいお客さんである。こういうシステム?もなんとかせんとなあ)

 去年買った岩盤×フジロック'03のWネームのテディベア。長らく我がフロアカウンターのキャラクターだったのだが、この度倉庫に投げ捨てられ放置されてるのを発見するに至り救出作戦敢行。
 たまたま遊びに来ていたふちがみさんとなかやまさん(共にもとDVDチーム。片や現フリーター。現社会人)の首根っこにテディベアをかぶりつかせる。「吸血グマにょらよ〜〜〜〜っ!!(腹話術)」なかやまさん、悲鳴をあげる。

 今日の貸し出しCD。終電まぎわまでねばり・並び、
 キャンディ・フリップ「マッドストック」。
 ザ・デルガドス「ザ・グレイト・イースタン」。
 ザ・キュアー「ガロア」。
 ザ・キュアー「ステアリング・アット・ザ・シー」。

 会員証全国共通化に向けてのスタッフ用の講習会というのに出席せねばならぬ身である。そんな時間ないぞ!加えて、通常のポイントカードにクレジット機能の付与された通称Wカード会員の獲得レース(事務所で各スタッフの獲得状況をグラフで。うんざり)にも駆り出される空気。そんなゆとり、どこにあるというのだ。
 たとえば渋谷Tでのオイラのシフト。16時インで想定すると、その時間帯の2Fスタッフ(GAME・リサイクル・DVD各チーム混成)は4人が平均。カウンターレジスター(キャッシャー)は4台。内1人は休憩時間にあてられるのでフロアーには残り3人。中古ソフトの買い取りも行っているが、買い取り件数が多数に及ぶとそこで1人と1台を取られ、残り2人で売場を切り盛りしなければならなくなる。
 そこで当然お客さんから商品のお問い合わせを受けてフロアに出なければならなくなる事態も起こりうるし、外線(電話)を受けなければならなくもなる。さらにラッピング包装を受けたりしたらその時点で全スタッフ全レジがつぶれてしまう。全滅である。レジ待ちのお客さんで長蛇の列が形成。売場は手薄になりメンテナンスができず商品荒れ放題。万引き犯増加。ロスによる品うすにスタッフが気づかず客足が遠のく。そんな悪夢の無間ループのさなかカード獲得レースごっこなんてとんでもない話である。いいことひとつもない。お客さんの囲い込み?そんなのは品揃えを誇ってから言え。予約獲得のためのプラスワントークのほうがまだ気がきいてる。こちらは本気ゲリラなのだ。社員の誰それか、社長の誰それが言い出したことかは知らぬが、バッチリ闘うつもりである。
 だけど時折むなしさが。こんなくだらぬ局面で闘う云々するのでなく、もっと大義のある(閉塞したブンカ状況を打破するためのなんとかとさあ)ものごとに時間と資本と頭脳を費やしたいものだ。

 それとは別に、精神の安定をはかるために、しばらくの間オイラはCDを聴く生活を優先&没頭させていただく。

 いつになく電車の到着・出発が早いな。と思っていたら腕時計の針が3分おくれていた。
 



2004年03月09日(火) くるりの新譜発売日だがオイラはオフ。

 それでも重い腰を上げて渋谷へ。CDフロアにだけ顔を出す。CDアンテナとさよならストレンジャーのアナログ盤を購入。抽選会を催していて、全国くるりトレーディングカードなんぞが当たる。いらないのだが(笑)。
 ちなみによそ様ではインストア・イヴェントやら握手会やらだ。ごうせい。うちはトレカ(笑)。
 CDフロアのスタッフ間でも今度のアルバムはかなりの好評のようで、やなぎさわさん(CDフロア)などは、
 「わたしの為にもう1枚買ってよ」とのたまう。片腹(以下略)。
 「CCCDじゃないから下(マシンルームのPC)で焼いてくればいいじゃないですか」とオイラ。
 「PC調子悪いみたいなのね。***さん焼いてよ」
 「あー。じゃあ気が向いたら」
 「待ってる〜」
 それにしてもCD販売の場でRを焼くとか焼かないとか、なんという会話してるのか。コピーコントロールの意義というものをわきまえよ。それ以前にくるり担当のゆきたさんが聞いたら卒倒する。

 ウッデントップスのベストやフライング・リザーズの1stなど、気にかかっていたCDを注文す。店内在庫なし。直営の倉庫にもなし。こういう場合はメーカー発注になる。正直、ここは渋谷。自分の足で探したほうが遙かに早いのは百も承知。だが自店で売り上げを立てることに意味があるのだ。品揃えに一石を投じるためにも。こういう所から打破してゆかないと。
 お客さんひとりがニューウェイヴニューウェイヴと騒いでいるとする(この場合の客とはオイラのことだが)。ってことは潜在的に10人の無言のお客さんが騒いでいる、ってのが持論である。その10人をよそのお店に逃さずに自店でゲットできれば大したものだ。1店で10枚。相当のものだ。せっかく立地に恵まれているのだから。
 ここからは売り手と買い手の妄想だけど、発注する側が「ニューウェイヴが動いてる。ニューウェイヴは今熱いのか」と追加発注をかけてくれれば儲けもの。品揃えの変化に(外側、お客さんの立場から)一石を投じたことになる。ただリクエストしてるのがオイラだけー、と発注者にバレると追加はかけてくれぬ公算が大きい。なんとか全国に波及したいのだ。東京という一地方に、閉じた環境にプールしとくんじゃなくて、もっと風通しのよい文化状況をだなー。倉庫を解放して価値ある芸術をもっと多くの受け手に。妄想ですけどね。妄想ゲリラ。
 今後は、国内盤での購入と決めたCDは自店で買うことにする。どんだけ待たされても。CDフロアのスタッフにそういう話しても今ひとつピンと来なかったみたいだが、オイラはやる。

 K王ストアの100円均一祭でコロッケと焼きそばを買って食らう。

 風呂場で体重をはかる。57,05kg。やばいぞ。風呂場内の温度はちょうどいいぐらい。そんな季節か。湯加減ちょっと熱め。気分よし。月がまん丸だ。

 くるりのアルバム。ヘッドフォンで聴くとごっつうよいよ。1stと交互に聴きふける。How To Goを最終曲にもってくるあたりに毎回号泣。

 



2004年03月08日(月) 下北Sに新人バイトが入るとのこと。オイラと同じ時間帯。

 オイラの時間帯(8-13)はバイト1・社員1のシフトなので直接会うことは稀なのだが休みを代わってもらったり。フジとかさ。もと音楽専門学校に通っていて現在はイヴェントスタッフなのだそうな。明日がガイダンス。ちと楽しみ。

 コンビニの焼きビーフン(塩コショウ味)に真鯛みそおにぎりの昼食。

 やなぎさわさん(DVDチーム)は最近PUNKにお熱らしい。オイラのテリトリー(売場)でノーフューチャーDVDをさがしまわっておった。
 ノーフューチャー(1999年公開/監督:ジュリアン・テンプル)は通常洋画DVD扱いになり、洋画DVDだと1Fの管轄であるわけだが、ピストルズの作品であるとオイラは熱烈に思ってるので2F音楽DVD枠に突っ込んでいる。というか強奪して来ている。だってジュリアン・テンプルなんて映画畑で知ってるひと、いる?映画だけど音楽の比重の大きなものはロックDVD扱い。24HOUR PARTY PEOPLEも、ストーンズ/ゴダールのワン・プラス・ワンも。やなぎさわさん(DVDチーム)、私にノーフューチャーを買ってくれ、だとさ。片腹(以下略)。

 そういえばオイラ、ロックンロール・スウィンドル未買だわ。ルードボーイも。

 社員あらいさん今日もいろいろしでかしたらしく(モニター稼働中のプレイヤー内にDVDソフトを詰まらせてディスク傷まみれ。サンプル盤でなく開封商品。領収証の宛名が未記入。高額お取り引き)ほうぼうでスタッフが小爆発。社員の不手際をバイトがフォローするという逆転劇。
 あらいさん、とんだ爆弾である。というかもう地雷原。いいなー社員はボーナスもらえて。

 本日の貸し出しはSORROW/CONFUSION。
 スパルタローカルズ「セコンドファンファーレ」。
 プロミス・リング「ヴェリー・エマージェンシー」。 
 トーキング・ヘッズ「サイコキラー77」。
 モグワイ「マイ・ファーザー・マイ・キング」。

 モグワイの仕事がただごとではないので、クレジットを見たらスティーヴ・アルビニの仕業であった。壮絶。悶絶。


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