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しもさんの「気になる一言」
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2020年08月30日(日)
記事を読んだ人々が関心を持つと信じること

映画「プライベート・ウォー」(マシュー・ハイネマン監督)から。
舞台は、世界中の戦地だけれど、実は「戦場報道」だけでなく、
日常の事件・事故を報道する「マスコミ」関係者に見て欲しい、
そんな気持ちを抱いて、作品を観終わった。
「戦場報道で現状を変えることができるか?」の質問に、
「真の困難は人間性を信頼し、記事を読んだ人々が
関心を持つと信じること」と言い切り、
「戦っている全ての勢力が真実を曖昧にする時、
本当には何が起こっているかを人々に伝えなければ
取材は失敗だ」と、その役割を明確にしている。
記事が単なる文章として読まれるのではなく、
その記事に関心を持ってもらい、その記事をきっかけに、
誰かが行動し、現状を変えることになる。
それこそが「記者のミッション」と言いたげな、
彼女の決意みたいなものを強く感じた作品である。
「老いた記者と大胆な記者がいる。老いて大胆な記者はいない」
このフレーズの意味はなんだったのだろうか。
老いても大胆な記者がいてもいいのになぁ、気になる。(汗)



2020年08月29日(土)
安倍総理、長い間、お疲れ様でした。

昨日の辞意表明を受けて、マスコミはこぞって特集を組む。
突然のことだったのに、いかにも、用意していたかのように、
小さい頃の写真から、最近の様子まで短時間にまとめてある。
体調不良で辞任するというのに、その記者会見は、
1時間ほど、立ちっぱなしで、ちょっと違和感さえ感じるほど。
それも同じような質問ばかりで、ややうんざりした。
会見翌日は「長期政権の功罪」と銘打ったテーマで、
今まで、登場もしてこなかった人たちが、ここぞとばかり、
「彼は口ばかりで、何もしてこなかった・・」と声高に叫ぶ。
コロナ対策をはじめ、休みなく、頑張ってきた安倍総理に対し、
翌日くらい「長い間、お疲れ様でした」の一言をかけて欲しかった。
「森加計桜」の説明責任追求も、明日でいいじゃないか、
そんなことを思いながら、各社、各紙の報道を眺めていていた。
簡単に「約8年」と言うけれど、その間、気を抜ける時間は、
ほとんどなかったし、孤独を感じたことだってあったに違いない。
今日ばかりは、ゆっくり休ませてあげたかったなぁ。



2020年08月28日(金)
君たち、ちょっとどいてくれる?

今朝は突然の雨で、いつもの散策を断念したので、
昼食の時間に柿田川公園を散策していると、
若い女性が3人、湧水広場で「湧き間」を覗き込んで、
楽しそうに水に触れていたら、それを遮ったのは、
観光客らしき高齢者の男性。
大きな声で「君たち、ちょっとどいてくれる?」
大きなカメラを片手に、遠くから撮影しているのだが、
彼女たちが自分の撮影に邪魔だったらしく、この一言。
そして、自己満足の写真撮影が終わり、
「もういいよ、ありがとう」と声を掛けて、去っていった。
さっきまで盛り上がっていた彼女らは、
命令調で遮られた楽しい時間に戻ることはできなかった。
男性は、高そうなカメラを持っていたけれど、ここは公園、
みんなで楽しむ公共の場ということを忘れている。
同じ高齢者の男性としては、反面教師にしなくちゃなぁ。



2020年08月27日(木)
今回も声を掛けてもらったことが、本当に嬉しい

今年度も静岡県教育委員会社会教育課から
「公民館職員等新任者研修会」の講師を依頼された。
コロナ禍の中で、5月頃予定していた日程が変更になったが、
いろいろな調整をして、なんとか開催することができた。
今回も声を掛けてもらったことが、本当に嬉しい。
だって今年は他の人に頼みました、だったら悲しいもの。
今年、私に与えられたテーマ(食材)は「公民館職員の心得」。
シェフは、2年前までお客さん側だった私。(笑)
その私が、参加者にお出しした研修(コース料理)メニュー、
今回は、コロナ禍の影響もあり、ワークショップ×なので、
前菜が「公民館職員としての、アンテナの張り方」
メイン料理は「事業実施にあたっての周知方法について」
デザートは「企画書・アンケート・パンフレットの作り方」
(昨年度は、メイン料理だったが、今回はポイントのみ紹介)
このコースを1時間で提供するのは、意外と大変だったけど、
62年間の人生と、38年間の公務員生活で感じた生の声なので、
お腹いっぱいになっていただけたとは思う。
あっ・・前菜の前に、食前酒、出すのを忘れてた。(汗)



2020年08月26日(水)
NHK総合番組にちょっとだけ出ることになりました

お待たせしました、もったいぶっていた内容の全貌。
今年の初め頃だったろうか、
NHKの自然番組を担当していた私の幼なじみから、
「まだ柿田川撮影してる?」とメールがあり、
「うん、下手な鉄砲だけど、季節ごと違うんで」
「今度、8Kタイムラプスの企画があるんだけど、
柿田川のタイムラプスを撮って投稿してみない?」
「いいよ、私にできることなら協力する」
そんな会話をしながら、お互いが小さい頃から
感じていた柿田川の魅力を思いっきり語りあった。
それからしばらくの間は、日の出前に起き、
冬の寒い早朝の「川靄」を撮影するため、
冷たい手を擦りながら、柿田川へ足を運んだ。
タイムラプスに必要なのは、時間。
一つの作品を作るためには、30分以上同じ場所で撮影し
それをパラパラ漫画のように編集して、
早送りの動画に仕立てるのだが、撮影には
時間の経過を「待つ」ということがキーポイントとなる。
それができるのは、柿田川の地元に住んでいて、
川靄が発生するかしないかもわからない状態で
待ち続けることができる、柿田川大好き人間、
そんな条件に私がハマったようで、先日取材を受けた。
さて、どんな風に編集され、登場するのやら。
「柿田川」の魅力が伝わればいいなぁ。乞うご期待!!
【必見】
NHK総合・BS4K
8月30日(日) 13:50〜14:50
BS4K
9月20日(日) 20:45〜21:45
番組名:8K映像大集合!新絶景タイムスケイプ(60分)



2020年08月25日(火)
孤独って影響力を失ったのを知ること

映画「マチネの終わりに」(西谷弘監督)から。
う〜ん、何も映画にしなくてもTVドラマでいいのに、
そんな気持ちを持ちながら、観終わってしまった。(汗)
監督はこの映画で何を伝えたかったのか、伝わってこなかった。
未来が過去の意味を変えていくというのなら、
映画「コーヒーが冷めないうちに」(塚原あゆ子監督)と変わらないし、
冒頭の「(6年前)やっぱり走らない。彼との待ち合わせもそうなの?」
「慌てたら幸せは逃げていくって言うでしょ?」という友との会話か
「花の姿を知らないまま眺めたつぼみは、
知ってからはもう同じつぼみには見えないんだよね」の台詞が
妙に引っかかっていたから、この辺りかなと推測した。
メモを振り返りながら、私的に気に入ったのは
「今日ね、マドリードで20歳の天才ギタリストに会ったんですよ。
『どうも蒔野です』って挨拶したら『あなたの事は知ってます』、
それだけ。褒めるでもなくけなすでもなく、
孤独って影響力を失ったのを知ること、なんですかね。
自分だけは歳をとってもそんな幻滅は味わうことがないって
どっかでそう思ってました」というフレーズ。
会社を定年退職すると、孤独になるっていうけど、
飲み会やゴルフに誘われなくなることではなく、
やはり「社会・会社に対して、自分の影響力がないこと」を
感じた時に、孤独を意識するんだな、と思った。
それを受け入れることができれば、孤独じゃないんだけど。



2020年08月24日(月)
「おっ、生きてたか」「よかった、まさかね」・・

先日の朝、柿田川公園を散策していたら、立て続け携帯が鳴った。
日頃ご無沙汰している人たちだったから、気になったが、
どちらも一声は「おっ、生きてたか」「よかった、まさかね」。
地元紙のお悔やみ欄に、私と同姓同名の人が掲載され、
それを見た人たちが、安否を気にして連絡をくれた、
そんな感じだった。
「住所も年齢も少し違っていたから、別人だと思っていたけど」
と言いながらも「同姓同名」の名前を見つけ、
いてもたってもいられなくなり、連絡してくれたようだ。
もう、そんな年齢になったんだな、と感じながらも、
新聞の片隅の記事を見つけ、心配して電話をくれるなんて、
なんと嬉しいことだ、とも思った。
暑い、暑い・・とぼやいているばかりではなく、
私も、そんな気遣いができる人間になりたい、と思った。
久しぶりに耳にした友の声、本当に嬉しかったなぁ。



2020年08月23日(日)
宿題は、お友達の「Siri」がやってくれるから

今年の夏休みは、期間が短くて、夏休みの宿題なんかも、
ほとんどんなかったらしい。
短くても「自由研究」や「読書感想文」などはできたのだから、
子供たちのためにも、調べるってことが楽しいことを
教える機会にして欲しかったなぁ・・なんて呟いたら、
「今の高校生たちは、そんなことしませんよ、
わからないことがあったら、すぐ『Hey Siri』ですからね」。
当の高校生に、冗談まじりに訊いても、
「宿題は、お友達の『Siri』がやってくれるから」(笑)。
何でも答えてくれる「Siri」さえいれば、
分厚い辞書も必要ないし、あっという間に終わって、
オンラインゲームに集中できる。
持つべきものは「友」、の時代は終わり、
持つべきものは「Siri」だと言っても過言ではないらしい。
でも、みんなおんなじ答えになっちゃうし、
「読書感想文なんて、他の人と同じでは困るでしょ?」と言えば、
「スマホで調べれば、歴代の入賞感想文が検索できるから、
少しずつピックアップすれば、すぐできますよ」。
そうか、そんな時代になったんだな、これが新しい生活様式。
私、この時代に若者だったら、生きていけそうもないな。



2020年08月22日(土)
体の芯から冷やすと汗が出ない

冬、寒い時、温泉などに温まって入ると、必ず
「体の芯からホッカホカ」なんてフレーズを口にする。
単に、暖房器具で空気を温めるだけでは、
体の芯から温まっておらず、すぐ覚めてしまう、
そんなことをよく耳にする。
さて、逆の場合はどうだろう?
実は最近、通勤途中の柿田川公園で、自分の体を使って実験中。
そう、撮影をほぼ終えた後、汗びっしょりになり、
公園内の「湧水広場」で、水温15度にしばらく足をつける。
(もちろん、着替えとタオルは持参しているが・・)
一気に汗が引き、さらには体の芯が冷えてくるのがわかる。
そのうち、冷たさに耐えられなくなり、ベンチで足を拭いて終了。
たったそれだけだが、冷泉効果は「体の芯から冷やしてくれる」。
温泉が、しばらく温かさが残っているように、
冷泉もまた、しばらくの間、冷たさが残っている。
その後、朝から厳しい猛暑の中を職場に向かって歩いていても、
汗が吹き出してこないから不思議だ。
体を冷やすことが健康に良いのかどうかは定かではないが、
一日中、冷房の中にいて体が冷えるよりは、良いかもなぁ。
時間がある方、是非、お試しを。



2020年08月21日(金)
一生に一度、あるかないかの出来事ですよ

好奇心旺盛の読者がいるようで、
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、あっ、当たった!!」
と書いたら「当たった獲物が気になって寝られない。
待ちきれないです・・教えて!!」という、
メッセージが届いて、笑ってしまった。
プレゼンテーションの鉄則は、
「出し惜しみをする」なのだが、まさしくそのまま。(汗)
「しもさんにしては、ちょっともったいぶった言い方が、
ますます気になってしまいます」とまで書かれていて、
「もったいぶる」の楽しみ方を味ってしまった。
さらに「ヒントは?」と続いていたので、
「一生に一度、あるかないかの出来事ですよ」と書き、
「下手の横好きで数を撃っていた鉄砲の腕が、
少しだけ上達し、誰かの目に留まったみたいです、
あとは、続報をお待ちを・・乞うご期待!!」と返信。
気になりますよね、もったいぶればぶるほど・・(笑)