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しもさんの「気になる一言」
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2019年04月13日(土)
早い、安い、質はそこそこ

映画「カメラを止めるな!」(上田慎一郎監督)から。
あれ、この構成は以前に観た映画と似ているな、
が第一印象だった。(笑)
(最近、なかなか映画名が出てこないので、申し訳ない)
ただ表面の「30分以上に及ぶ長回し」のために、
いろいろ工夫している裏面を別のカメラで撮影している・・
ように見せているのかもしれない。(汗)
ホラー映画の撮影という設定なので、ドタバタと悲鳴は
覚悟していたが、あまりにもメモが少なかった。
その中で1つ選ぶとしたら、
「何でしたっけ、日暮さんのキャッチフレーズ、あれ」
「早い、安い、質はそこそこ」
これは、他でも使えるな・・と苦笑いしながらメモをした。
一流ではないから・・専門家ではないから・・を言い訳にするより、
「私の仕事のキャッチフレーズは、早い、安い、質はそこそこ、
それでもよければ、請け負いますが・・」と切り出せる。
言われた方がどんな顔をするか、それが楽しみとなる。
ふざけてるなよ・・と怒られそうだけど。
そしたら「映画『カメラを止めるな!』の名台詞ですよ」と
言い返せばいいかもなぁ。



2019年04月12日(金)
僕の「政策自慢」ではなく「町民自慢」に来ました

ある町の首長さんと話していて、さすが・・と思ってメモをした。
いろいろな場面で挨拶をする機会があるようだが、
先日、こんな挨拶をした・・と紹介してもらったことが記憶に残った。
「僕の『政策自慢』ではなく『町民自慢』に来ました」と。
ついつい首長として、こんなことしました、あんなことしました、と
言いたくなる場面で、そこに住む住民の自慢をするなんて素晴らしい。
そして、そんな挨拶を耳にした人が、きっとそこの住民に、
「おたくの首長さんは、自分の政策自慢ではなく、
町民の自慢をしていたよ」と教え、それを聞いた町民がまた、
その首長のために、一所懸命、まちづくりをする光景が目に浮かぶ。
社長が、会社の功績を自慢するのではなく、そこに働く社員を自慢する。
それこそ、組織としての理想の形なんだと思う。
今のリーダーに求められるのは、強力なリーダーシップではなく、
いろいろなアイデアを持っている町民の調整力だと感じていたからこそ、
この首長さんの挨拶は、素敵だと思うなぁ。



2019年04月11日(木)
「わさび巻き」「涙巻き」「芸者巻き」

先日、高校からの同級生と仕事の打ち合わせが終わった後、
軽く行くか・・とばかり、彼の馴染みのお寿司屋へ足を運んだ。
文字には表現しにくいほど、美味しかった。
振り返ってみれば、一度も醤油(むらさき)をつけずに食べたのは、
生まれて初めての経験かもしれない。
さて、お腹も膨らんだし、そろそろ次へ行こうか、と相談していたら、
ご主人が「芸者巻き、食べるかい?」と声をかけてくれた。
ご自慢のわさびのおろし金を見せてくれたかと思ったら、
丁寧に生わさびをおろしてくれ、目の前には「芸者巻き」が・・。
そう、キュウリやイカではなく、わさびの海苔巻き。
これがまた絶品。(ボキャブラリーが足りなく表現できないけど)
気になって、帰宅後に調べたら「芸者巻き」は見つからなかった。
けれど同じような寿司で「わさび巻き」「涙巻き」などを発見した。
だから、この一言を残そうと思う。
「わさび巻き」「涙巻き」「芸者巻き」
私的には、意味がわからないけれど「芸者巻き」がいい。(笑)
江戸前のお寿司屋さんでは、わかるらしいのだが・・
今度、通ぶって「芸者巻き、お願いします」と言ってみようかな。



2019年04月10日(水)
迷ったら戻っておいで。いつもここにいるから。

映画「黒いオルフェ」(マルセル・カミュ監督)から。
物語の背景に、リオのカーニバルがあるので、
サンバのリズム独特の陽気さに騙されそうだが、
50年以上前に製作された作品という事を差し引いても、
正直、監督はじめスタッフは、私たちに何を伝えたかったのか、
判らないまま、鑑賞を終えた。
台詞的に惹かれたのは、主人公・オルフェの上司、
エルメスが、はじめてリオに着いた、ユリディスに掛けた言葉。
「私はエルメスだ」と自己紹介した後、道案内をして
「迷ったら戻っておいで。いつもここにいるから」と。
このフレーズは、応用がきそうだ。
道だけでなく、人生に悩み、自分の進む方向に迷っている若者に
声を掛けてあげたい。
「迷ったら戻っておいで。いつもここにいるから」。
さて、タンバリンが非常にうまい子どもや、
死神の仮面を付けた、理解に苦しむような登場人物に対して、
どう反応して良いのか、迷った作品であった。
本当に、昔の映画って感じのする、意外なフランス作品である。



2019年04月09日(火)
伝家の宝刀は持ってるだけでいい、抜かなくていい

最近、韓国と日本の関係を特集しているテレビ番組が多い。
・・と感じているのは、私だけでだろうか?
中でも、面白い表現だな、と思ったのは、
「今の日本はフランス革命の時のイギリス人の気持ち」と
前置きをして「イギリスと日本は島国」という共通項、
さらに隣国の「フランスと韓国は革命を起こす」共通項を
見出していて、なるほど、そういう見方もあるのか、と
メモをした。
その中で、今後日本はどんな対応するべきか、
が話題の中心になり、いろいろな策が飛び出した。
えっ、そんなことまで・・とやや驚いていたら、
あるコメンテイターの方が、さらっと纏めてくれた。
「伝家の宝刀は持ってるだけでいい、抜かなくていい」
こんな凄いものを持ってるよ、とチラつかせながら、
実際には、実行することはない。
それこそが、伝家の宝刀たる所以であろう。
最後にまとめた「危ないものから距離をおけ」
「過激なものに、引きずられないようにする」
妙に納得してしまったも韓国との距離感である。



2019年04月08日(月)
地道にやって、地元の人に認知されるところから

4月からの新しい職場は「一般社団法人・清水町ゆうすい未来機構」。
わが町の「産業振興・観光振興」を、町の策定した「水ビジョン」
に沿って、確実に実行していくことがミッションとされる。
公務員の再任用ではなく、民間企業の一員としてスタートするが、
60歳になって、生まれて初めての経験する仕事は、
やはり、ワクワク感よりも、不安の方がちょっぴり大きい。
けれど、これも自分で選んだ道だから、言い訳はしないし、
これもまた、私に与えられた道と思って、楽しみながら頑張りたい。
真新しい名刺を渡すと「何の会社ですか?」と訊かれることが多く、
その存在すら知られていないことに愕然とすることもあるが、
逆に、そこにヒントがある気がしている。
私がまず最初にやることは、最初から大きなことは求めず、
「地道にやって、地元の人に認知されるところから」。
そのうち「あっ、あの会社ね。最近、よく名前を耳にするよ」
そう地元の人に言われるようになってからが本番。
まずは「ゆうすい未来機構」の広報戦略立てなくちゃなぁ。



2019年04月07日(日)
サクラは「神様がいて座るところ」

サクラ満開の季節になり、思い出す話は、
昨年度、わが町のイメージを漢字一字「湧」で揮毫していただいた、
京都「清水寺」の「森清範貫主」のお話。
同じ「清水」の繋がりで・・と話し始めたかと思えば、
「しみず」は「澄水(すみみず)」「きよみず」は「浄水(きよみず)」と
その違いを説明してくれた。
その時になぜか「サクラ」の話題となった。 
「サ」は「神様がいるところ・農耕の神様」の意味があり、
「さつき・さみだれ・さなえ・さおとめ」なども、その一例。
「クラ」は「座」の意味があるという。
だから、サクラは「神様がいて座るところ」のようだ。
なるほど、だからあんなに日本人の心を引きつけるのか、と
メモしたのを覚えている。
この週末の突風で、数多くの花びらが散ってしまったけれど、
まだまだ、満開のサクラは、包むように私たちを癒してくれる。
さらに散った花びらまで、ピンク色の絨毯のようになり、
道端や池、川の水面でも楽しませてくれる「サクラ」。
やはり、多くの日本人に愛されているだけあるなぁ。



2019年04月06日(土)
カワセミは保護色なので、川底から見ると見えない

以前、どうして「カワセミ(翡翠)」は、他の鳥と違って
あんなキレイな色をしているのか、を話題にしたことがある。
なるほど・・と思った答えは2つ。(正解かは定かではないが・・)
1つは、外敵に「私は美味しくないですよ」とアピールしている、
だから、美味しそうな鳥を狙ってね、と主張しているというもの。
もう1つは、餌となる小魚が、川底からカワセミを見ると、
なぜか保護色なので、見つけにくい、というもの。
餌となる小魚だって、襲ってくる鳥たちから必死に逃げようとし、
川の中から、様子を窺うけれど、なかなか見つけにくいらしい。
そんな「保護色」って、本当にあるのかな?と思いつつ、
もしそうだとしたら、カワセミの進化は素晴らしい、の一言。
世の中には、想像もつかないような自然界の不思議が溢れている。
だからこそ自然は面白い、そして自然はそんなに柔(やわ)じゃない。
これからは、そんな自然の話が増えるかもしれないけれど、
きっと面白い気付きを紹介できるに違いない。乞うご期待!!



2019年04月05日(金)
今、とてもひとりです。

映画「ヤーチャイカ」(覚和歌子・谷川俊太郎監督)から。
約70分間、映画なのに動画は一切なく、
写真と文字が、BGMに支えながら、輝きを増していく、
そんな感じの「写真映画」だった。
「ヤーチャイカ」とは、旧ソ連の女性宇宙飛行士、
テレシコワさんが宇宙で発した最初の言葉。
彼女のコールサインが「チャイカ」(カモメ)だったので、
事務的に「こちら、チャイカ」(ヤー・チャイカ)と応答したのが、
「私はカモメ」となったようだ。
暗闇の中でのメモなので、メモは少なかったが、
「宇宙はとても静かです。ここはとてもいいところです。
恋人はいません。今、とてもひとりです。」が引っ掛かった。
特に「今、とてもひとりです。」は、今でも気になっている。
詩だからこそ、こういう表現が出てくるのだろうか。
「違和感」というよりも「新鮮」な感覚が沸きあがった。
「太陽のエネルギー、それは生き物を生かそうとする力でした」
「夜明けと日没が同時に見えます」
「同じ誕生日というのは、ささやかな奇跡です」
「夕焼けは星空のはじまり」
(星を眺めれば)「遠い昔と繋がることが出来る」
言葉の力を感じ続けた70分、とてもいい気持ちで観終えた。
他の人は、どんな感じで受け止めただろうか、それも気になる。

P.S.
何気なく目に飛び込んだ1枚の写真「馬頭観世音」、
宇宙繋がりで「馬頭星雲」と関連があったのかなぁ。(汗)



2019年04月04日(木)
これからの「本番」のための38年間

新しい職場で、仕事をし始めてまだ数日だけど、
自分の中で、とても不思議に思うことがあるので、
これを機会に、記録しておきたい。
公務員生活38年間で溜め込んだ、資料と人間関係、
その他、捨てられずにいたモノを「断捨離」しようと、
片付けているのだが、なかなか思うように進まない。
それもそのはず、不思議とこれからの仕事と繋がって、
驚きの展開を見せることがあるから。
捨てられたのは、公務員つながりの名刺だけ。(汗)
そういう意味では巷でよく言われる「第2の人生」ではなく、
これからが「本番」って感じ。
その「本番」のための「修業時代」「下積み生活」が
この「公務員生活38年」だったのかもしれない。
もしかしたら、生まれてから60年余も、
この「本番」のために、経験してきたのかもしれないなぁ。