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2017年02月11日(土) ■ |
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取りに来ると思ってとっといたよ |
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金曜日、沼津で講演会・バネルディスカッションを聴き、 忘れないうちに、大切なメモを打ち直そうとしたら、 その資料の入った封筒が、どこを探しても見当たらない。(汗) 焦って、金曜日の夜、飲み歩いたお店に電話したが、 「白い封筒ですか?、残念ながらありませんね」の答えに、 記憶を遡ったら、午後6時前、時間調整に入った、 三島広小路駅の立ち飲み屋が気になり、電話番号もわからないから、 寒空の中、広小路まで足を運ぶことにした。 そこで、お店を覗いた途端「あっ!」と言いながら、 「取りに来ると思ってとっといたよ」の台詞とともに封筒が現れた。 昨日もいた常連さんが、私の顔を見てこう言った。 「忘れ物に気がついて、追っかけたんだけど見失って・・」と 昨晩の様子を思い出しながら、「きっと大事な書類だろうから、 近いうちにとりにくるよ」とふたりで話していたようだ。 書類自体はチラシが多くて必要ないかもしれないけれど、 私にとっては、約3時間走り書きしたメモが何よりも大事であり、 それが手元に戻ってきたことも嬉しかったが、 単なる酔っ払いの忘れ物だから、捨てられても文句がいえないのに、 大切にとっておいてくれてお店の主人の気持ちが、とても嬉しかった。 こんなことがきっかけだけど、少しだけ顔馴染みになれたから、 三島で飲み会の時は、ちょっと一杯、立ち寄ろう、と思う。 久しぶりに、心が温かくなった出来事だから、ご紹介。(笑)
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2017年02月10日(金) ■ |
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馬鹿な親鳥だよ |
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映画「乱」(黒澤明監督)から。 作品のラストシーン、こんな台詞がある。 「神や仏は、泣いているのだ!何時の世にも繰り返す、 この人間の悪行。殺し合わねば生きていけぬ。 この人間の愚かさは、神や仏も救う術はないのだ! 泣くな、これが人の世だ。人間は幸せよりも悲しみを、 安らぎよりも苦しみを、追い求めているのだ!」 たぶん、監督が伝えたかったことの一つだろう。 しかし私のアンテナには、途中、ピーター演じる「狂阿弥」の こんな台詞が妙に引っかかった。 「蛇の卵は白くて綺麗だ。小鳥の卵は、シミがあって汚ない。 鳥は汚ない卵を捨てて、白い卵を抱いた。 孵った卵から蛇が出て来た。鳥は蛇を育てて、蛇に呑まれた」 我が子を信じ、捨てられ、殺されそうになった父親(秀虎)が、 狂った挙句に「ここはどこだ? 俺は誰だ?」と叫ぶと、 「狂阿弥」は「馬鹿な親鳥だよ」の言葉を投げ捨てる。 この例え話が、私は気に入った。 世の中には「うちの子に限って・・」と声高に叫ぶ親がいるが、 親バカも甚だしいケースを良くみかける。 子どもを育てるということは、楽しいことであるが、 非常に難しいということも、理解しておいて欲しい。 一番信じていた者に裏切られることほど、辛いことはない。 いつの世も、親子の関係は、切っても切れない課題なんだろうなぁ。
P.S (おまけの話題) 黒澤明監督の「メイクを取ろうね」 http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=40832&pg=20030306
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2017年02月09日(木) ■ |
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水の清らかさは、日本人の美意識の基本です |
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小冊子「静岡県総合情報誌 ふじのくに」(vol.27)から。 「県知事鼎談」の特集記事は、 「これからの日本がなすべき 美的な文化の涵養と発信」 (大橋良介氏×東郷和彦氏×川勝平太県知事) 知事がこんなことを述べていた。 「日本における美の根源は、自然であると思います。 水がきれいなので『みずみずしい』とか 『水際立った』などの表現が生まれました。 水の清らかさは、日本人の美意識の基本です。 美意識自体は多様ですが、日本では、 水が物的基準になっているのではないでしょうか」と。 大橋氏もそれに呼応するかのように、 「中国で美しいとされるものは、玉、宝玉です。 それに対して、日本は水。 つまり、宝玉という永劫的なものではなく、 さっと流れる透明な水に日本人は美を感じていました」。 ということは、水のきれいなまちは、日本の美の聖地?と ひとりで空想が膨らみ、ニヤけてしまった。(笑)
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2017年02月08日(水) ■ |
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判断基準を満たさない企業活動は行わない |
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内外情勢調査会主催(2月全国懇談会) 講師「小林喜光」氏(経済同友会・代表幹事) 演題「Japan2.0 最適化社会に向けて」から。 講演中、何度も口にした「最適化」。 以前のような「集中・分散」の繰り返しでは、 今の日本の課題解決できず、これからは「最適化」と強調した。 辞書によれば「最適化」とは「実行環境に応じて、 最大の処理性能を発揮できるようにプログラムやデータの形式を 調整すること。(効率的にアクセスできるようにする) 無駄を省いて最高の結果を出せるように調整すること」であり、 代表取締会長を務める「三菱ケミカルホールディングス」は、 「3つの判断基準(criteria)を制定」したことを紹介していた。 ・Sustainability(環境・資源)・Health(健康)・Comfort(快適性) 私が注目したのは、この判断基準よりも、 「判断基準を満たさない企業活動は行わない」ということ。 その判断に迷いはなく、徹底した「断捨離」が行われただろう。 新規の事業も、既存の事業も、基準を順守し、ぶれない判断力。 それが、企業イメージを作り、ブランド化されていくに違いない。 「お付き合いで・・」とか「仕方なく・・」ではなく、 戦略として「判断基準を満たさない企業活動は行わない」は、 インパクトがあった。今後の判断基準の参考にしたい。
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2017年02月07日(火) ■ |
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貴族と罪人には共通点がある。 |
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映画「レジェンド 狂気の美学」 (ブライアン・ヘルゲランド監督)から。 1960年代のロンドンが舞台のこの作品でありながら、 今でも、通じるところがあるなぁ、とメモしたのは、 主人公のひとりが「有名人が気に入る店は成功する」とばかり 「ナイトクラブ」を経営するシーン。 「貴族と罪人には共通点がある。彼らはわがままで飽き性で・・ ろくに働きもせず金を欲しがる。 ひいては中産階級の規律や倫理観は無視して・・ 己の欲に従い、人生のルーレットを回すのだ」と。 金持ちと犯罪者は、紙一重だとも言えるこの例えは面白かった。 自分の常識が社会の常識とかけ離れていてもお構いなし、 違うところは、お金持ちはルーレットで負けても平常心だが、 罪人は行き場をなくし、犯罪に手を染めるしかなくなること。 この「狂気」とも思える行動こそ、貧富の差が激しい今日、 予想もつかない行動が大きな事件を起こす要因となっている。 ところで、主人公となっている「ギャング」のクレオ兄弟、 実在していたことに驚く。(「ギャング」は死語?) しかし、もっと驚いたことは、まだ50年ほど前の話であり、 フィクションではなく、ノンフィクションであったこと。 いや、裏の世界、闇の世界は、今でもあるんだろうなぁ。
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2017年02月06日(月) ■ |
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目指すのは「観光地」ではなく「感幸地」 |
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書籍「観光立国の正体」 (藻谷浩介・山田桂一郎共著・新潮新書刊・265頁)から。 「観光立国」を旗印に、全国で「観光」にスポットが当たる。 さらに「東京オリンピック2020」を追い風にして、 猫も杓子も「観光」「観光」の大合唱であるが、 著者の藻谷氏は、あえてこんなフレーズを残している。 「これからは、ただの『観光地』ではなく、 旅行者と住民にとって幸せを感じられる地域としての 『感幸地』を目指すべきではないでしょうか」と。 観光を生業にしている人がほとんどいない我が町にとって、 この、住んでいて幸せに感じる「感幸地」を目指す、のは、 とても参考になった。 まずは、どんなターゲットが、どんなことに幸せを感じるか、 それを調べるところから始めなくちゃなぁ。 「産業感幸課」としては・・(笑)
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2017年02月05日(日) ■ |
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今度、狙われたら地球はどうなるか・・ |
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映画「インデペンデンス・デイ リサージェンス」 (ローランド・エメリッヒ監督)から。 1996年公開「インデペンデンス・デイ」(ローランド・エメリッヒ監督) の衝撃が強くて「インデペンデンス・デイ」と名が付く作品が気になり、 その度に、何度、騙されたことか。(汗) 映画「インデペンデンス・デイ2014」( W・D・ホーガン監督) 映画「インディペンデンスディ2016」(ローラ・ベス・ラヴ監督) どちらも続編ではなく、評価に値しないチープな内容だった。 特に「2016」の場合、本作が公開され話題になっていたので、 完全に「続編」と勘違いして、自分の選択に怒りをぶつけていた。 やっと「20年ぶりの続編」を鑑賞し、感想は「えっ、これが続編?」。 時間と制作費は掛けたのかもしれないが、期待を大きく裏切ってくれた。 無理やり「恋愛」「親子愛」「友情」みたいなものが入り込み、 さらに「宇宙船の直径は4800キロです」と、大きすぎてリアル感なし。 監督は、私たちに何を伝えたかったのか、それさえ分からない。 キーワードとして(人間でもエイリアンでも、敵に対して) 「背後から仕留める」闘い方がベスト、が残ったくらい。(笑) 最後に、こんな台詞がある。 「今度、狙われたら地球はどうなるか・・」 おいおい、また「続編」を作る気でいるのか?と呆れてしまった。 たぶん・・私はもう観ないだろうなぁ、「独立記念日」関連は。
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2017年02月04日(土) ■ |
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日本には「世間」がある |
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隣町の「男女共同参画啓発講演会・つどい長泉」 講師「吉永みち子」さん。(ノンフィクション作家) 演題「自分らしく生きる」から。 「なんとか、自分らしく生きているつもりでも、 『本当に自分らしく生きてる?』と2度、3度訊かれると、 なんだか不安になる」という投げかけがスタートだった。 それくらい「自分らしく生きる」ということを、 私たちは、難しく考えているのかもしれない、と思った。 多くのメモの中から、私がピックアッブしたのは、 「日本には『世間』がある」というフレーズ。 性別に関係なく、いくら自分らしく生きようとしても、 日本には「世間」という壁があることを指摘していた。 「世間が許さない」「世間がダメだと言っている」という表現で、 「自分らしく生きること」を阻害しているということだろうか。 (「世間」に様を付けて「世間様が許さない」とまで・・(汗)) 若い頃、彼女は「競馬新聞の記者」になることを 「世間体」を理由に反対した母親に対して 「説得するから、世間様の窓口を教えてくれ」と迫ったとか(笑)。 その後「世間」の正体が「気配」とか「匿名」だと気付いたようだ。 だからこそ「男女平等」「男女共同参画」を実現させるためにも、 その「世間」という壁(枠)を破ろう、と語ってくれた気がする。 しかし私たちは「ネットの中にも『世間』を作ってしまう」とも。 ちょっと常識外の発言や行動をすると「世間」に叩かれ、炎上するから、 「世間」を意識した書き込みが増え「いいね」ばかりを意識する。 「自分らしい生き方」とは「自分らしい発言」から・・と私は思う。 (小文字)の「i」ではなく、(大文字)の「I」でありたい。
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2017年02月03日(金) ■ |
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よい団体とは、よい活動とよい情報発信をしている団体である |
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講師「山田泰久」(NPO法人CANPANセンター代表理事) 演題「認定・仮認定NPO法人向け 広報力強化講座」より。 今まで、数多くの団体とお付き合いをさせていただきながら、 私がずっと感じていたことは、 せっかく素晴らしい活動をしているのに、 どうして、スポットが当たらないのかな?ということだった。 そのヒントが「よい団体」の定義であった。 「よい団体とは、よい活動とよい情報発信をしている団体である」 以前は、物珍しかったNPO団体も、今や、約51,000団体。 全国のコンビニ店55,000店に匹敵するくらい増えている。 少なかった頃は、「何をやってもまわりが気付いてくれた」し、 新聞にも取り上げられ、活動の情報発信ができていたけれど、 今は、なかなか難しい。 だから「よい活動とよい情報発信をしている団体」が目立つ。 逆に言うと「情報発信が下手だと、活動が知られない」となる。 もっと言うと「活動」と同じくらい「情報発信」に力を入れる、 それこそが、その団体を支えていくことになると思う。 「よい活動をしていれば、きっと誰かが気付いてくれる」 そんな時代は、終わったってことなのかな?
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2017年02月02日(木) ■ |
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今だけ、ここだけ、あなただけ |
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書籍「観光立国の正体」 (藻谷浩介・山田桂一郎共著・新潮新書刊・265頁)から。 目から鱗の気付きは、いろいろあったけれど、 フレーズとして一番気に入っているのは、 「今だけ、ここだけ、あなただけ」という発想。 公務員としての癖が抜けないのか、 「いつでも、どこでも、誰にでも」同じサービス提供が 大前提だと思い込んでいたが、観光に関しては、違うらしい。 「お金よりも「その場でしか体験できないこと」の方に、 価値があるのです」と諭してくれた。 「『今だけ、ここだけ、あなただけ』と言えるモノやコトを 提供できるようになれば、お客様と事業者の双方にとっての メリットを生むことになるのです。 観光・リゾート地だからこそ、 絶対に『いつでも、どこでも、誰にでも』とならないように 気を付けなくてはいけません」と。 例えば「食」の付加価値は、 「とにかく低価格で、お腹いっぱいに食べてもらうこと」 ではなく「上質な旬の素材を使った最高のメニュー」のこと。 「この季節、この地域でしか味わえない旬の素材を調理し、 この場所へ来店してくれた人だけの特別メニュー」を 食べたという体験こそが、満足感を与えてくれるからだろう。 観光に限らず「あなただけ、特別よ」ってフレーズ、 人間は誰でも好きだからなぁ。
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