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2005年02月25日(金) バレエ公演初日:チャイコフスキーセレナード

午後の授業にでて、一度帰宅し、生徒を教えて、8時コールで公演。
ダンサー側と指揮者の先生でテンポなどに関する多少の変更のConversationがもたれたようで、私たちはショップで全員での練習(リハーサル)をして本番に臨んだ。


2005年02月24日(木) オーケストラの問題

朝8時半くらいから大学で練習。9時15分からピアニストと合わせて、10時からフォーレのコーチング。来週の水曜日にはクラスで演奏しなければならないので2楽章をみていただいた。アンサンブルなどはとくに問題がないのですが、私のパートはとにかくラインを描くのが実は難しい。例えば、常に全弓を使うということを前提に、四分音符+八分音符、四分音符+八分音符をひと弓(例えばアップボウ)で弾き、続く四分音符+八分音符をダウンで弾く場合などはよほど注意していないとダウンボウにアクセントがついてしまう。そのような問題に細心の注意を払い、長いフレーズをCarryしなければならないのは大変といえば大変。先生いわく「このソナタはもちろん基本的にはピアノが大変なのだけれど、ヴァイオリンパートもなかなか難しいんです」

コーチングの後、昨日のバレエのリハーサルにもきていらした音楽史の先生にお会いした。「昨日はずっとよかったですよ。ダンサーたちもInspireされていたし」実は昨日のリハーサルにはファーストの約半数が欠席していた。ということは…(笑)

オーケストラとなると人数が必要になるので、他のMajorの学生もある一定の技術を持っている場合にはオーケストラで弾くことができる。しかし、彼らと私たちの決定的な違いは音色に対する耳。若い学生のなかにはまだ曲に合った音色の選択がなかなかできないものもいるけれど、それでも、基本的に良いトーンといわれるものはProduceすることができ、それを保とうという姿勢がある。しかし、学部外の学生は楽器は弾けても、とにかくトーンがひどい。またファーストポジションなどを駆使したがる傾向にあるため、フレーズの途中で無意味なString Crossingなどをすることにより、奇妙なところでアクセントがついたり、音色の変化があったりする。これははっきりいって問題だ。最近入ったBiology専攻の学生はいろいろな点で問題があるため、指揮者の先生は彼女をわざわざ私のとなりに座らせている。一生懸命な姿勢は見られるけれど、非音楽的な演奏に私は胸をいためているし、一応説明はするけれど、すぐに直るものでもないし、彼女は直すつもりもそうないだろう。

溜息。

午後は図書館に寄って、フォーレとバッハに関して少し調べ物をし、帰宅。今日はオーケストラのリハーサルもキャンセルになったので、午後はフリー!!!!!!

夫には一緒にランチに行こうと声をかけておいたのに、疲れていて起きられなかったので、結局それもなくなり、午後中ただただベッドの中でゴロゴロしながら過ごしてしまった。


2005年02月23日(水) クラス内演奏:ドビュッシー弦楽四重奏曲1楽章

腕のを痛めてから、楽器へのアプローチが以前とは変わった。
それに伴い、音楽へのアプローチも少し変わってきた。
以前はレッスンの前2時間はとにかく絶対に練習をしなければ気が済まなかったけれど、今は腕のせいでそうもできないし、また、あまり挑戦的な音楽に取り組んでいるわけでもないので、そうする必要もなくなっていることをきちんと把握できている。

今日は11時からレッスンの予定だったので、10時過ぎから練習室でモーツアルトとバッハを、そして今日室内楽のクラスで演奏しなければならないドビュッシーの1楽章をさらった。

レッスンはまずバッハから。先日のボーイングに関する発見?を先生にお話しすると先生は嬉しそうなお顔をされ、「その調子で続けてみてください。楽しみにしています」とのことだった。

1時からのクラスでドビュッシーの1楽章を演奏。
一箇所アンサンブルでちょっとひやっとしたところがあったけれど、すぐに立ち直った。録音をしたので、聞いてみたけれど、クラスでも指摘があった通り、いわゆるPrimalyな旋律以外がうるさい。(笑)音色の選択に問題があると思う。こういう部分においては私自身は割りにいい選択ができていると思うのだけれど…。難しい。

8時コールでまたダンス公演のリハーサル。
そういえば、音楽史の先生が昨日のバレエのリハーサルに来ていたらしく、「あの音程、公演日までにはなんとかなるんでしょうね…Microtonal Musicかと思っちゃった」ですって。…(笑)


2005年02月20日(日) 嬉しかったこと

そういえば、昨日ひとつ嬉しいことがあった。
先週末の演奏会でソロのこと。
金曜日には腕をかばってあまり練習をせずに舞台に立ってしまったので、自分ではあまり満足な演奏ができず。翌日は「どれだけ腕が痛んでも、血がでようと、舞台上で倒れようと、練習をして納得のいく演奏をしたい」と準備をして演奏会に臨みました。そしてもちろん、ソロも前日より良く弾いた。
昨日、リハーサル終了後、会場の廊下を歩いていると、多分、ダンス学部の先生と思われる方が私に歩み寄ってきて「I liked the way you played Bartok」と声をかけてくださったのだ。私の体調や腕の問題も何も知らない方が、私が発した音楽に良い反応を示してくださった。そう思うと、私は本当に感謝の気持ちでいっぱいになって、手を胸に当てて、その方に軽く頭を下げ、「ありがとうございます」と素直に気持ちをお伝えしました。本当に嬉しかった。


2005年02月19日(土) バレエ公演のリハーサル開始・待たされて…閃いた!

今日からバレエ公演のリハーサルが始まった。これから3週間休みがなくなる日々。今回は先日の演奏会の演目のひとつ「チャイコフスキーの弦楽のためのセレナード」だけの演奏なのでまだ助かる。

ここのところ、腕の調子も以前に比べると大分落ち着いてきたこともあって、毎晩つかっていたアイスをここ2日くらは省いてしまっていた。すると、今日は腕の調子があまりよくない。リハーサルの直前などは、少し辛いほどだった。

でもなんだろう、やはり集中力というか、好きなことをしているからか、演奏中には痛みを忘れていった。(そのせいで弾きすぎることも多々あるのだけれど)

夫がリハーサルの終わる5時過ぎには会場に迎えに来てくれるという約束だったのだけれど、やはり現れない。なので、約束をした通りに近くのコーヒーショップへ。チーズケーキとコーヒーを求めて席につき「夫を待つなんてなんだかデートみたい」と内心微笑んでいた。

本を読みながら、リハーサルの後、ゆっくりとこのようにくつろぐ時間を持つのもたまにはいいな、と待つこと1時間。まだ姿を見せない夫に少々不愉快な気持ちを抱き始めた。溜息。仕方がないので、手元にあったバッハの無伴奏の楽譜を眺め、なんとなく先生との会話を思いだしながらボーイングについて考えてみる。

するとふとひらめいた。「基本はマニュスクリプト。でも、大きなアライバルポイントにはきちんとダウンでたどり着くように整理できないものだろうか…?」「頭から2つ目3つ目くらいまではつじつまよく運ぶ。でも、ここは…」と考えているところにようやく夫が現れた。

「遅い!10分待ってこなかったらこのコーヒーショップにいるって言っておいて本当に良かった。これだけ外で待たされたら、本当におかしくなっちゃう!」謝る夫。もちろん夫だって遊んでいるわけではないのはわかっていたので、コンプレインもここまで。

「こんなに遅れるのだったらペナルティーにこのコーヒーショップの前の素敵なイタリアンレストランでご馳走してもらおうと思ったけど…、その格好じゃ無理ね。(笑)」夫は作業で汚れた手、マスクをかぶっていて乱れた頭も整えずにここまで飛んできてくれていた。結局、お手ごろな日本食レストランでテイクアウトしたものを自宅で頂くことに。

今夜はもちろん腕にアイスも忘れずに。


2005年02月18日(金) 後ろからハグ…という秘密

ところはパーティー会場。Kくんがふと私の背後から私の手に指をからませてきた。その手を受け入れてしまった私。すると、Kくんは背後からハグしてくれ、私の肩の彼の顎をおき、目の前の窓外を一緒に眺めた。

などという夢を見てしまった。なんだか自分に役があるドラマでも見ているようで、私はこの夢を楽しんでしまった。どうも私はかなりKくんのことを意識しているらしい。(笑)結婚をしていると、こんなことは現実には起こりえないので、余計に楽しかったのでしょう。(笑)こんな夢を見たことはもちろん秘密。(笑)


2005年02月16日(水) 韓国の男性って…?

カルテットのコーチングの後、私はロッカーの方へ向かって歩き出すと、Kくんも一緒に同じ方向へ来ました。「これからどうするの?」「ロッカーへ行かなきゃ」「僕も〜」

二人で何気ない会話を交わしながら、荷物を取り出し、ふと私が声をかけた。「今日ね、アルバンベルグカルテットのドビュッシーの録音、持っているの。聴く?」「じゃあ、CDプレイヤーは僕が持つよ」「じゃあ、私がKくんの楽譜を持ってあげる」

二人はドビュッシーのこと、私たちの演奏のことについて語りながらてくてくとパーキングストラクチャーの方向へ歩いていきました。ストラクチャーの上の階へ駐車した場合と下の方へ駐車した場合で別の道を通る必要があるのだけれど、その道が分かれるときに、「上の方へ駐車したなら、ここで立ち止まって聴いてようか?私はあっちだから」と言ったけれど、Kくんは「いいよ。一緒に行こう」といって私が便利なほうへ歩きだしてくれました。結局、彼は遠回りをして私の車のところまで送ってくれたことになります。「このCDどう?」「コピーつくってくれる?」「うん。いいよ」「Kくんの車、上の階なんでしょう?車、乗っていく?」「いいよ。すぐそこだから」「じゃあ、また明日ね」

車がすぐそこだなんて嘘なのに。(笑)
彼は韓国の出身。とりあえず、私に対してはいつも驚くほど紳士的に振舞ってくれます。もしも、私が結婚をしていなくて、ボーイフレンドもいなかったら、絶対に私に対して特別な気持ちを抱いていると思ってしまうと思います。個人の差はあるにせよ、韓国の男性ってみんなこんななのでしょうか?


けい |MAIL

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