ぶつぶつ日記
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2004年08月13日(金) 人の目

人の目ばかりを気にしていると、
自分が本当にどうしたいのか、どうすればいいのか、
わからなくなる。
私自身は、人の目を気にしてばかりいるような人生は、
窮屈だなあと思う。
しかし、最近感じることは、
人の目を気にしなさ過ぎることも、
ほめられたことではないんじゃない?という事。

人の目を気にしない生き方というと、
なんだか自由でかっこのいいイメージになる気がする。
でも、「人の目を気にしない」ということが、
イコール「人のことなど気にしない=自分ばっかり良ければOK」、
になってしまうと、
この人は単なる常識知らずの遠慮なし、
お付き合いしたくないナンバー1だろう。

せめて、電車の中くらいは、人の目を気にして、
他人にも気を使おうよ、と思うのだった。
嫌のは、お互い様だからさ。


2004年08月12日(木) 戦争の記憶

日本人というのは、あっさりしているというかなんと言うか。
過ぎ去ったことは、水に流す・・・。
そこがある意味長所でもあり、短所でもある。

東京大空襲や広島、長崎の原爆、沖縄の地上戦など、
夏になるとそれなりに、ドラマ化されたりするけれど、
戦争の記憶は、若い世代に引き継がれているとは思えない。
いつまでもいつまでも、
うらみつらみをもっている必要はないと思う。
けれども、この国は、加害者としての記憶も、被害者としての記憶も、
あまりにも簡単に忘れ去ろうとしているように感じる。

自分たちが直接関係したことではなくても、
情報として、何があったのか、何をされたのか、何をしたのか。
そして、そのことにより、どう思っている人たちがいるのか、
それを知っておくことは、大切じゃないかな。
特に、これだけ海外に出る機会が多くなると、
その瞬間、相手にとって自分が日本の代表になってしまうのだから。
「しらなーい。」では、あまりにも投げやりじゃないだろうか。


2004年08月11日(水) 未成年と成年の境目

19歳で女子高校生を殺害し、死体を遺棄した青年に対して、
懲役13年の判決が下った。
悪質ではあるが、非行経験もなく当時19歳=未成年だったからということだが・・・。
こういう判決ってどうも釈然としない。
たかが一年、いやもしかすると数ヶ月でしょう?
その差で、判決に未成年だったからと理由付けされるのは、
どんなもんかな。
実際、19歳といえば、中には結婚して子供がいる人だっているし、
会社(公務員もあり)で働き始めている人もいる。
そういう人は年は未成年かもしれないけど、
社会的に見たら、立派な成人ですよね。

それに、思うのですが、人間少なくとも15,6になっていれば、
大人とほぼ同じように、やっていいことと悪いことの区別は、
ついていると思うのです。
特に殺人や窃盗などは、子供だって悪いってわかってるはず。
人間としての基本的な認識だと思う。

もちろん、ついつい悪いことに手を染めてしまうこともあると思う。
突発的に起こってしまう犯罪もあると思う。
情状酌量は必要だけど、未成年だから・・・と判決が甘いのは、
あまり納得は出来なくなっている、今日この頃です。


2004年08月08日(日) すごすぎて、笑ってしまいました(^^;)

いや、何がって、サッカーでの中国の日本への傍若無人ぶりに。
今回に限って言えば、あの騒ぎで日本人が、
戦後に関して謝罪する必要はないって私は思います。
それが根底にあるのは確かでしょうが、
やりすぎってものよ。
そして悪いけど、世界に中国の民意を・・・っていう大儀はともかく、
あんまりそういう崇高な目的は達成できてないと思うし。
あー、息詰まってるのね、こう言う時にしか、
爆発できないのねーと言う気持ちになりました。

実際、中国政府は結構慌てているのではないかと思います。
それでなくても、オリンピックをひらけるほど、
民主的ではないという声も多いのですから。
ある意味、この騒ぎでほくそえんだのは、
日本側政治家の方が多いかもしれないですね。
大っぴらに、中国のことを悪く言えるから。

あんな中で、立派に勝利した選手はかっこ良かったですね。
なんにせよ、日本人に怪我人等でなくて、
本当に良かったです。


2004年08月07日(土) 打ちのめされる

世界の苦境にある子供たちを取材した番組を見ていて、
一番つらかったのは、13歳でお母さんになってしまった、
アルゼンチンの女の子。
母もやっぱり、そう言っていた。

家庭内暴力で家から逃げ出したロシアの男の子には、
日本の女優さんとの交流により、一抹の救いがあった。
債務奴隷であるネパールの子も、
学校に行かず働かなくてはならないが、
家には、帰りを待ってくれている家族があった。

8歳で親に捨てられたアルゼンチンの女の子は、
あどけなさの残る瞳のまま、13歳でお母さんになった。
父親も仕事もお金もない。
何もない中で。
助けてくれるのは、同じ境遇の子供たちだけ。
みんな、彼女と同じように、10代前半で父親のない子供を生んでいるような、
そんなスラムの町。

母性と子供っぽい純粋さが合わさって、
確かに、彼女は今、何があっても子供を守ろうと言う気持ちになっている。
その姿は、あまりにも痛々しかった。
なぜなら、彼女の未来には、悲しいけれど絶望の影しか、
私はみることができなかったから。

彼女が真っ当な仕事につけることは、
ほとんど不可能だと思われる。
物乞いからやがて売春へと、日々の糧を得る手段は変わっていくだろう。
その中で、やがて、子供らしいの純粋さは失われ、
そしてまた、父親のいない子供を身ごもり生むこともあるだろう。
だまされ、さげすまれ、痛めつけられ。
今、子供を思っている心は、
やがて何も感じなくなっていくだろう。

彼女が私くらいの年になった時。
そこには、疲れきって無感動で、
子供を捨てることを躊躇しないような、中年の女性がいるだろう。
そんな、彼女の将来を思い描く方が、
子供と2人、慎ましやかに、
でも幸せに生きている彼女を思い描くより、何倍も簡単。
そのことに、私は打ちのめされる。


2004年08月06日(金) 嫁して三年子なしは去れ?

某主婦が多い掲示板を見ていると、
不妊に悩む方が多いことにびっくりしますが、
それと同時に、いまだに
嫁して三年、子なしは去れ、的な考え方も多いみたいで、
そっちもびっくりします。

私の周りも、結婚している人はそれなりにいても、
子供は少ないんですよね。
「子供はいらない!」と明言しているカップルならともかく、
そうじゃない場合は、
もしかしたら欲しいと思っているけど、できないのかもしれないし、
よっぽど親しくない限り、
もしくはあちらから言われない限り、
聞いてはいけない話題のように思います。

もちろん、孫を抱きたい気持ちもわかるし、
家のために子供を・・・と思うのは当然かもしれないけど、
子供ができないことで、一番傷つくのはやはり当の本人たちでしょう。
鬼の首を取ったように、
嫁(もしくは子供)に会うたびに子供の催促をするのはどうかなと思う。
それがストレスで、余計にできないんじゃない?
と、はたから見ていても思ったりする場合もありますよね。


2004年08月05日(木) 違っていることが、わからない

先週、今週と、とある研修にお手伝いに行っていました。
日韓の先生(韓国語を教える日本側の先生と、日本語を教える韓国語の先生)が、
共同で作業を進めるプロジェクトでした。
この作業とは直接関係ないのですが、ある時、異文化コミュニケーションで言う
「モノクロニック・タイム(Mタイム)」と
「ポリクロニック・タイム(Pタイム)」
という話題になり、これがなかなか面白かったです。

モノクロニック・タイム(Mタイム):
スケジュールを重視し、物事をひとつずつ片付けていく時間の使い方。
(主に、北欧、ドイツ、アメリカ合衆国)


ポリクロニック・タイム(Pタイム):
計画やスケジュールよりもその時々を重視し、複数の事柄が同時進行する時間の使い方。
(主に地中海沿岸地域、中東、アジア)

日本は本来pタイプ圏だったようですが、ビジネスや学校運営上ではmタイムで動いているようですね。

韓国はまだ結構pタイムみたいで、
ついこの間韓国に修学旅行に行った日本側の高校生と先生が、
時間概念の違いで、かなり面食らったみたいです。
日本の団体旅行っていうのも、完全にpタイムなんですよね、行動が。
時間、分刻みの行動で、その予定がその時々によって変更されるなんて、
ほとんどありえないでしょう。
添乗員も客も、「この時間はこれって予定がたっている。」
というのに固執するんだけど、
現地スタッフが、その時間なり予定なりに、日本側と同じように固執してるかって言うと、
そんなことは全くないんですよね、きっと(苦笑)。

実は、私達もこの違いに気がついておらず、
研修の最初のころは当惑していたのですが、
ああ、時間の使い方や概念が、通常の日本型研修とはちょっと違うんだ、
と気がついたら、大分楽になりました(笑)。

お互い、考え方がどうもずれているらしい・・・とわかっていれば、
それなりに対処できるのだろうけど、
何せお互い自分の物差しが相手にも当てはまると思っているので、
精神的軋轢が生まれてくる。
なるほど〜と思ったのでした。


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