ぶつぶつ日記
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2004年04月26日(月) こっちの方がよっぽど不快です

自民党の柏村武昭・参院議員(広島選挙区)が、26日の参院決算委員会で、
イラクでの人質事件に関して人質になった人たちに対し、
人質の中には自衛隊のイラク派遣に公然と反対していた人もいるらしい。
そんな反政府、反日的分子のために血税を用いることは強烈な違和感、
不快感を持たざるを得ない」と発言。

・・・・・。
この人、同じ時に中国についても
「中国なんてろくな裁判もない」などと発言したそうですが。
中国のこと、言えるか?
一体いつの時代だよ、今。
戦時中の非国民かっつーの。
言論の自由なんてものも、ないわけですかいな。

こんな人に、私の血税が使われて、
給料払われてるかと思うと、
そっちの方がよっぽど不快で、強烈な違和感があるっつーの。




2004年04月23日(金) そりゃあ、自衛隊には無理ですなあ(^^;)。

新聞によると、サマワでの自衛隊の活動について、
イラク人の支持率は、50%を切る結果。
そして、自衛隊に求めるもの、「失業の解消」が45%。
うーーーん、イラクのミナサマ、
申し訳ないが、それは自衛隊には無理ですなあ・・・。
一瞬の雇用はあるかもしれないけど、
永続的なのは無理。
だって、商業活動が基盤じゃないもん(当然)。

相手が何を求めているか。
検討違いじゃ、感謝もされまい。


2004年04月20日(火) 邦人誘拐について、色々

政府の情報操作の話しが出てきたり、
当の本人達に健康診断費や旅費を自己負担させたり、
そのためか、あとから誘拐されたお二方は、
なぜか陸路でヨルダン、アエロフロートで帰国、
とか、色んな話しがまだまだ続く、誘拐問題。

雑然とした今の私の感想。

*個人情報の漏洩*
家族の政治主義が明らかになったり、
10代での補導経歴が公表されたり、
そこまでされちゃうのね、被害者なのに、というマスコミの報道振りだが、
高遠さんに関しては、私はそれを知ることによって、
彼女の活動のバックボーンが見えたような気がし、
悪いようには受け止めなかった。
人生、色々。
自分の人生の過ちを、何かに生かせれば、それはそれでいいんじゃないの?
今、薬物中毒のわけじゃないだろうし。
自分の経験を語れる人は強い。
イラクの子供達の心に直接響くことも多いだろう。

でも、だから何?って報道の仕方でしたけどね。
一流紙であんな感じ?って。

*無謀論*
無謀だったかそうじゃないか。
これは悪いけど、今井氏が言っていたように運次第な気がする。
自分で無謀だなあ、俺・・・って思っていたとしても、
運良く何もなかったら、そりゃ無謀だったとばれないかもしれない。
無謀かどうかというのは、その結果に左右されてしまう。
それに、ジャーナリストたるもの、無謀さを恐れていて、
スクープが物にできるか?
出来ませんよね。
だから、ジャーナリストとNGO関係者を
同じまな板の上で料理するのはどうかと思う。
それに、中国人なんて、その時期に出稼ぎですよ(^^;)。
なーんか、そのニュースを聞いた時には虚脱しました。
それとこれとを比べてはいけないけどね。

*謝罪*
謝罪しなかったのなんだの、まあ色々言われていますが・・・。
私は、別に私(国民)に謝らなくてもいいよって気がします。
でも、謝らなくてはいけない人たちはいる。
それは、イラクの子供たちじゃなくて(イジワルな私)、
支援者の、寄付してくれた方たちには、
やっぱり謝らないとね。
心配もしただろうし、彼らのお金と善意を預かっているんだから、
そういう責任は、やっぱり重いでしょう。
その上で、支援者の方々が、これからも彼らを支援して行くと決めたなら、
外野がとやかく言うことではない。

*活動の継続*
「イラクにとどまりたい。」というのは、大変正直な気持ちだったのでしょう。
とどまりたいけどとどまれないことくらいは、
わかっていたと思いますよ>小泉さん(あんたも黙ってろ!って感じ)
もし、近々彼らがまたイラクに行く!と決めたなら、
それはこれまた、外野がとやかく言うことじゃない。
それに、こんなことで活動を中止されたら、
逆に「?????」って感じじゃないですか(笑)。
支援活動は、継続が力なり、です。
今の活動に何か無理があるのならば、
本人と支援者がこれからの活動内容を見直せばいいのです。
そして、それでまた何かあったとしたら、
それは、やはり彼女達の判断力にどこか問題があることなのかもしれません。
それを今ここで、糾弾し、
彼らのパスポートを取り上げることはしてはいけないと思うけど。

*発言操作*
やりましたね、政府。
やってるだろーなーと、思ってはいたのです。
そしてまた、操作しやすいご家族の発言が多かったので、
政府としては、大変やりやすい作戦だったでしょう。
ふざけるなっつーの!!!!

その点、あとから誘拐されたご家族は、賢明でしたね。
陳情したあと、沈黙し上京もしなかった。
それなので、バッシングもなかったように思います。

これからは、どんなにむごい被害を受けても、
被害者家族も感情的に何かを話してはいけない時代になるのでしょうか。
それによって、ただ黙っているしかないような状況になるのは、
怖いことですね。
自分自身を含め、心の寛容さとか、許容とか、
そういうものが日本人には少なくなってきているのかもしれない、
そんなことを考えた、発言問題です。

*自己負担????*
アメリカ在住の井筒 周(いづつ めぐる)さんという方がいらっしゃるのですが、
今日のメルマガ、「そうそう!」って感じでした。
一部抜粋。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
国家のいちばん大事な仕事は、国民の生命と財産を守ることである。(略)

 人質になった人の行動が「勝手だ」とか「無謀」だとかいう人がいる。無謀であ
ろうとなかろうと、アホであろうとなかろうと、会社員であろうとプータローであ
ろうと、戦争に反対であろうと賛成であろうと、そんなこととは無関係に、日本人
なら誰でも平等に保護するのが日本政府の義務である。バカで無謀で勝手な人は、
日本人に非ずということなのだろうか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最初に私が支援者側に感じた違和感は上記とダブります。
馬鹿だろうがなんだろうが、助けなくちゃいけないことには変わりない。
えらい人、すばらしい人、
そればっかり押し出されると、けち臭い私には、何かが鼻につくんだ!ってね(笑)。
それはそれで、おいておいて。

日本人として、日本政府に助けてもらえなかったら、
誰に助けてもらえるんでしょうか。
誰にも助けてもらえません。
だって、どの国だって、自分の国の人を救出するので手一杯だから。
ちなみに、湾岸戦争の時だったかな。
日本はクエートだかどこだかにいた日本人救出のために、
日本から飛行機を飛ばせませんでした。
某航空会社はリスクを恐れて飛行機出さなかった。
ヨーロッパ系のエアは自国民だけで手一杯。
どうしたと思います?
最後に飛行機出してくれたのは、トルコ航空だよ!
こんな時でも、にほんってこんな国。
彼らにお金を払わせるということは、
私達も同じことをされる可能性があるということです。
今回のような特殊なケースではなく、
自分が国際的な紛争や事件に巻き込まれる可能性は、
100%ないのでしょうか。
これだけ気軽に海外に行けるようになっている現在、
例え1週間のパック旅行であっても、
危険がないとは言い切れない。
そのためにも税金払ってるんですよね。
保険と一緒で、掛け捨てに近いですけど。

*ボランティア活動について*
ボランティアやNGO/NPO活動というのは、
自己満足におっている部分が結構多く、
それを敏感に感じ取ってしまうと、
イマイチ同調できなくなってしまうのです。
自分もちょびっとだけボランティア活動の入り口付近で活動をしてみましたが、
かなりの部分が自己満足であると自覚していました。
だから、それをどうしたら、、いろんな人に手伝ってもらえるか、
考えたりしました。
こういう活動が、例えばイラクという国を良くするか、
というと、それは絶対に無理でしょう。
それでも、こういう活動はやはり無駄ではないわけで・・・。
そういう小さな地道な活動で、
助けられる人というのは、やっぱりいるんですよね。
今回の事件は、紛争下での個人ボランティアの限界を
ある意味示しているかなと思うのですが、
それでも、そういうのが全部なくなっちゃったら、
殺伐としたどころじゃない、悲惨な世の中になってしまうこともわかります。

どんな活動をするのか、どんな活動をしている人を支援するのか。
それはもう個人の問題で、
まわりがやんや言う必要なないのかもしれないです。
なんたって、自己満足の世界。
自分が満足できる活動を一人一人が見つけられれば、
こういった活動も大きくなるのかもしれない。
そして、自分が納得できる活動を見つけてサポートしていきたいと思います。


2004年04月18日(日) この勝負・・・

自衛隊撤退反対支持63%になったそうで。
今回の、邦人拘束を巡る勝負、
かなり汚い手を使った政府に、
軍配が上がってしまったようですね。
私の周りでも、自衛隊派遣が正しいとは思わないが、
ここで撤退・・・というのもなんだかな、
と思っている人もいます。
今回のことがあって、今後のことを考えて、
自衛隊撤退しろ!って言っている人にいたっては、
とっても少数派。

情報操作をしようが、
人質&家族バッシングを画策しようが、
国民がそれに乗ってしまわなければ
それまでなのですが、
今回、ものの見事に乗ってしまいましたね>一般ピープル。

じゃあ、どうしたらいいんだろう。
何をどうしたらよかったんだろう。
政府対平和活動、
勝負はこれからも続いて行くのです。
次の勝負に勝つためには、何をしたらいいんでしょうか>平和活動派。

1つだけいえるのは、人質が全員無事に帰ってきて、
ここから、本当の戦いが始まること?
自衛隊撤退にむけて。
次は、一般ピープルをこちらに巻き込めるように、
なんとか知恵を絞らないとな。


2004年04月15日(木) イラクの影でーパレスチナ問題

イラク問題の影で、アメリカはパレスチナ問題において、
「歴史的な」方向転換を示した。

・ヨルダン川西岸の入植地の存続を基本的に認める。
歴代政権は1967年の中東戦争で占領した土地への入植は「和平の障害」としてきた。

・パレスチナ難民のイスラエル領内への帰還も認めない方針を示した。

・パレスチナ側が、国境線画定に向けた最終地位交渉でイスラエルの入植地全面撤退を求めるのは不適切との見解を示した。

これで、パレスチナは、いいや、イスラエルは平和になるのだろうか。

また、ブッシュは、
ガザ地区のすべてと西岸の一部入植地から撤退するという
シャロン首相の決定を「歴史的で勇気ある行動」と称賛し、
和平案「ロードマップ」(行程表)の趣旨にも沿うと歓迎した。
勇気ある行動なら、どうしてそれが実現できるよう
協力できないのか。
イスラエルはここまで考えているんだ、ということを
褒め称えているだけの、イスラエル側へのリップサービスに過ぎず、
現実は、今の強硬路線を拡大する許可を与えたようなものだ。

相手に不利になる決定をし、弱いものを追い込み、
我慢ができずに命を懸けて反撃をしてきたら、
それ以上大きな牙をもって襲い掛かる。
平和を求めているわけじゃない。
力の拡大と、自分の利益を拡大すること、
それだけの政策。


2004年04月14日(水) 気持ちの悪さ

ずーーーーーーーっと、今回の日本人拘束事件に関しての、
気持ちの悪さ、について考えている。
私自身は、申し訳ないが今回の方達のボランティアの活動は、
生理的に好きではないのである。
そして、そういう人もきっと多いとおもうのだが、
こんなものは、彼女達の活動に感動した人が彼女達の活動を支援すれば良いわけで、
自分は、自分が賛同できる別の活動に参加すれば良いし、
気持ちの悪い原因にはなっていない。

なんで、こんなになんとなく気持ちが悪いと思っている人が多いのか?
日本語教師のサイトでは、日本語教師らしい視点で、
ご家族の陳情の言葉が足りない(もしくは放送されていない)から、
同情が集まらないんじゃないか?ということが書かれていて、
これはなるほど、と思った一例。

んーーーー、でも何か違う。
気持ちの悪さの質が。

と考えてみると、情報操作、もしくは、何か作為的なものを感じるから?
そうなのかな。

例えば、前から続いていることだが、
ファルージャで殺され死体を晒されたアメリカ「民間人」は、
全然民間人なんかじゃなくて、
アメリカが正式に雇っているブラック・ウォーター社という傭兵会社の傭兵で、
彼らが殺されるのを、アメリカ軍はあっさり見ていた、とか
(傭兵だからと言って、彼らが殺されて「当然」とは思わないけど)。
でも、そんな周知の事実を、
日本のマスコミは絶対に、報道しないとか。

ファルージャへの攻撃にあわせる様に、
誘拐事件が多発していることとか。

まるで北朝鮮拉致被害者の会みたいに、
今回の邦人の人たちの最初の記者会見も
妙に組織的活意識的だったとか。

今回の事件で、一番得をするのは誰か?
考えれば考えるほど、「あの人」たちだよなあ、とか。

うーーーーーーん・・・・。
まだまだ続く・・・・。


2004年04月13日(火) 立派だからじゃなくて、

とある著名な写真家で平和活動家でもある方から、
アラビア語の手紙をアラブに送ろう!
という呼びかけのメールが来ました。
それを斜め読みして、わかった・・・・。
もともとは自衛隊派遣に反対だし、撤退した方がいいと思っている人でも、
なんとなくしっくり来なくて、なんか、ぶつぶつ言っちゃってる所。

2日前の日記にも書いたけれど、
今回の手紙の内容も、今回拘束されている人たちの経歴が中心で、
彼らがどれだけ、イラクのことを考えているか・・・
ってことはメインだったのですが、
でも、そうじゃなくて、
彼らがどんな人でも助けなくちゃいけないことには
変わりはないわけじゃないですか。
そして、彼らが捕まってるから日本人が今回騒いでいるわけじゃなくて、
もともと、日本人の多数はイラクへの自衛隊派遣に反対で、
そのために運動もしている。
そして拘束されているような活動をしている人たちは、
もともと自衛隊派遣には反対で、
国とは関係ないレベルでイラクのために働いている。
そして、今後もこういう人たちがイラクで真の支援活動を行えるようにするには、
やはり自衛隊の撤退は必要であること。
日本人がより一層の自衛隊撤退活動を進めるためは
人質解放することが必要な大前提であること。
こういうことを前面に押し出して伝えないとだめなんじゃないの?って
私は思うんですけど。
こういうのって、屁理屈かなあ????
むー。

イラクやアラブの新聞の掲示板などのアドレスをもらっているので、
上記のことが書き込めるように、ちょっと英文考えてみよう・・・。


colacaco |HomePage

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