ぶつぶつ日記
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2003年08月15日(金) 夏はいずこに

涼しいを通り越して、寒い・・・。
雨も降っているし、お盆で町は閑散としているし、
これがまた心理的に寒さを倍増させている。
それにしても、今年は一体、夏はどうしちゃったんだろう?
という話をヨーロッパに住んでいる友人にしたら、
「雨が見たい」と言われてしまった。
マドリッドでも日中日陰で46度!
涼しいはずの北の方でも連日40度を大幅に超えていて、
死者もでるは毎日ニュースになっているそうだ。
足して二で割れればいいのにねえ・・・と話しているが・・・。
熱波で今年のフランスの葡萄は最高、
ワインも最高になる見通しだそうだが、
日本の果物は、今年は最高にマズイ。
野菜も高いし、米もどうなるんだ。
そしてお盆ももう終わり・・・。


2003年08月11日(月) noblesse oblige

ノーブレス・オブリージという言葉を始めて知ったのは、
白洲次郎氏の伝記の中でだった。

noblesse oblige=高い身分の者の負う重い道徳的義務。

社会的に高い身分にあるものは、
それに伴い、様々な道徳的義務を果たさなければならない。
欧米(そしてアラブにもこの精神はある)で
当然のようにされているこのことが、
日本という国には全くかけていると思う。

現在、日本の企業ではリストラが進められている。
しかし、そこで辞めさせられていくのは、
あまり役付きの高くない一般社員がほとんどである。
本来、その企業の舵取りをしてきて、
結果収益ダウンなりを導き出してしまった重役連中が、
責任を取って辞めることは、
よっぽどの社会的問題が発生しない限りはないようだ。

また、本来国を背負っているはずの国会議員たちの
低俗で意味のない、様々な行動。
首相ですら国会答弁中に逆切れする始末。
自分のいった発言に対する責任感のなさには、
目を被うものがある。

最近の調査では、企業が進めているリストラや効率化に対して、
企業側と雇用側の意識の差が明らかになっている。
企業側は意気揚々とやっていることも、
雇用側から見れば、将来に対する不安を増すものでしかない。
国が進めている「痛みを伴う改革」も、
痛みを感じるのは下々ばかりで、
この改革案が進めば進むほど、
持てるものと持てざるものの差が広がって行くという。

高い地位についたことに対し、とやかく言うことはないが、
それには大きな責任が伴うことを、
全く認識していない人たちがどれほどいるか。
そして、自分たちの今の地位が、
実は見えないたくさんの持てざるものに支えられていることなど、
露ほども想像しないのだろう。
そして、その上部の責任感のなさが現在の日本の状況を生み出し、
なかなか抜け出られない原因ではないかと思う。
まず、自分たちが一番に痛みを味わってほしい。
それを見れば、こちらの意識も引き締まる。
いつまでも、胡坐をかいているのばかりを見せ付けられたのでは、
こちらだって、何もしないで寝ている方が楽になってしまうのだ。


2003年08月08日(金) 銀粘土廃業か???

と、かなり真剣に考えちゃってる今日の私。
理由は簡単。
シリンジの通常タイプが9月末で廃盤になるからだ。
わからない人には暗号のように聞こえるこのシリンジ、
注射器のことなんだけれど、
私はこれを使ってほとんどのアラビア語を書いている。
しかも、通常セットでは売っていない
ブルーノズルという一番細い物を使って、
書いている。

シリンジタイプの銀粘土がなくなるわけではないが、
新しく出た650という低温焼成のものが残るということ。
所が、これが固い!!!
とてもじゃないが、ブルーノズルだと細すぎて、
出てきやしない。
しかもこの650という素材、乾燥が異常に早いため、
シリンジにしてもすぐに乾いてノズル口がふさがれるのだ。
つまり、細かい作業には全く向いていないということ。

こういう時、銀粘土という素材の限界を感じる。
素材的には無限の可能性があるが、企業側の姿勢にだ。
お花やお茶の家元制度じゃないが、
インストラクター制度というものを作っていて、
店子を増やして行くスタイル。
また作っているメーカーが2つだけで、
企業原理である競争もない。
普通の銀はどこで買っても銀。
でも銀粘土はどこでも買えるってものじゃない。
こちらは選べないのだ。

売ってやるから黙って作れってこと?
でもさ、買ってもらっているんじゃないのかね?
市井のイントラの意見など聞いているのか、
自分たちが変えたいように突然変えて行く。
イントラ資格を取得するための作品だけが、
作れる素材であれば良いのか。
そのあとには、無限の創作が待っているんじゃないのか。
本部の素材に対する姿勢を問いたい。


2003年07月30日(水) 忍耐の深さ

最近、どうしてこうもカリカリするのか考えてみると、
今まで霧のむこうだったら大学卒業が現実化してきて、
自分自身の我慢の深さが、
以前に比べるとだいぶ浅くなってきたからじゃないか、
という気がしている。
はてさて、我慢の深さは卒業まで
十分にあるでしょうか。
ちょっと心配(^^;)。


2003年07月29日(火) 行き当たりばったり

今回の職場の騒動は、
なし崩しになあなあになりそう。
理由はいくつかある。
じじい連中が思っていなかった方面から、
思ってもいなかったことでねじ込まれたから
(これは私たちも本当に関係ない)。
なんだか面倒くさくなっちゃったみたいで、
自分たちがどれだけひどいことを言ったか、
すっかり忘れて続投体制に入った。
表面上的には何も変化がないままになることも考えられるので、
小躍りして喜ぶ関係者もいるだろう。
でも、私の気持ちは収まらない。
具体的に変化はなかったとしても、
彼らの本音はわかったわけだし、
結局あんたたち、本能のまま行動して、
めんどくさいとすぐ臭いものにはふた。
それで偉そうにしていられるんだもん、
仕事は楽しくて仕方ないだろうと思う。

しかし、こう言うやり方、
この国の政治家とまるっきり同じ。
言った言葉はもう取り返せない。
そんなつもりはなかったと言っても、
聞いた人にははなはだ不愉快。
ビジョンも何もないまま、
立場の責任を考えないまま。
これじゃ日本の経済なんて、
良くなるわけないよね、
と痛感したのであった。

それにしても、
あー後味悪い。
私の心は冷え切ったままです。


2003年07月26日(土) 怒涛の一週間

がようやく終了〜。
最後の最後まで、
色んなことを改めて思い知らされた1週間だった。
自分が学校を首になった時よりももっと、
いやな気分になって腹立たしかったし、
自分のことだけ考えれば良いのか!!!
と怒鳴りつけたい瞬間に遭遇したりもした。
今考えるべきは私たちのことではなく、
理不尽なことを言われている当事者の子達。
その子たちが少しでも嫌な思いをしないように
私たちは守らなくちゃいけない。
それで私たちがたいへんになったり、
私たちの立場が悪くなったとしても、
構わない。
例えどんな結果が出たとしても、
もう私はがたがた騒がない。

色んなことが頭の中で渦巻いているし、
問題自体今後どうなっていくのか、
結論はまだ全然出ていない。
でも、今回の中で、
自分の背中がまっすぐになった気はしている。
なんだかむにゃむにゃしていたものが、
すっと抜けたって言うか。
はっきりしなかったものが、
全てはっきりしたっていうか・・・
とにかくそんな感じがしている。
なぜなら私は、
なんら、良心に恥じることはないから。


2003年07月24日(木) くやしい

ここは、日本語学校。
そして学生の大多数は、アジア人。
彼らが払ってくれている授業料が、
私たちのお給料になっている。
そんなところなのに、
どうしてバイトのアジア人留学生に、
「仕方ないです、私外国人ですから・・・。」
なんてことを平気で言わせてしまうんだろう。

くやしい。
くやしくて、くやしくて、
どうしようも出来ないことがわかっているから,
余計にくやしくて、
30年以上生きていて、
こんなにくやしいことはなくて。

そんな組織の中に存在する自分が、
とてもいやだった。

がんばろうね。
いつかきっと、あんな人たちを見返すんだよ。
むこうが頭を下げてくるような人に、
きっとなれる。
あなたたちにはそれだけのものがあると思う。
そして、それだけ努力している。

ごめんね。
本当に、自分に力がないことがくやしい。
そして私も、負けないからね。


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