ぶつぶつ日記
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日銭を稼ぐために行っている週末のバイトも、 気がつけば古参組みになっていた。 名前と顔を覚えるまもなく、 次々に新しい人が入っては、 いつの間にかいなくなっていたりして。 淡々と仕事をこなして、マニュアルもほぼ必要なくなっているが、 そうなると今度は、新しい人のお世話をする機会も増えてくる。 何が一番嫌かというと、 それはやっぱりしてはいけないこと、 言ってはいけないこと、 相手のことを注意する仕事だと思う。 先日もそういうことがあり、 ものすごくどきどきしながら、 「それは次からはやってはだめだよ。」 と隣に座っている子を注意した。
誰だって、注意されたらいい気持ちはしない。 でも、する方だってやはり、 嫌な気持ちになるのだ。 そのことは、私にもわかっている。 でも、上に立つ、というのは そういう嫌なこともひっくるめて、 責任を負うということじゃないのかな。 だから、お給料も高いし、権力もある。 それを、そういう嫌な部分はあくまでも自分たちでやろうとせず、 ただただ下に押し付けたり、えばったりしているんだったら、 いなくなってほしい。 「雇ってやっている」というばかりじゃあ、 雇われている方はやっていられない。 雇う方には雇われる側以上に、 思い責任と義務があるんだから。 そのために労働基準法だってあるんだから。 そういうことすら知らない雇用者のものとで働くのは、 骨が折れます・・・・。
2003年06月05日(木) |
プリンセスという生き方 |
K姉妹を生み出したプチブル御用達雑誌、 内容的に、はなはだ勘違いで面白いので、 ものすごく重くて立ち読みには向かないのだけど、 こまめにチェックしている。 現在、私を楽しませてくれている特集記事は、 その名も「緊急特集!プリンセスという生き方」 プリンセスですよ、王妃ですよ、お姫さまですよ(爆)。 しかも生き方ですよ(爆)。 でもまあ、内容はいかに玉の輿にのるか、ということではなく(当たり前か)、 各国の王妃の様々なファッションを取り上げて、 プリンセスっぽいファッションを載せているだけなのだが、 そのくくりというか、コーディネートした服に添えられた文章が 本当におかしいので、ぜひ見てください。
毎回取り上げられている王妃の中でもアラブ好きにはたまらないのが、 ヨルダンのアブドッラー国王(私たちの中では通称アブドラちゃん)の妃、 ラニア王妃。 もっか赤丸急上昇中、 最近のプリンセスファッションリーダーなんだそうだ。 確かにいつもいつもすごい素敵なファッション、 しかもアラブ人なのに、ぎんぎんぎらぎら成金風じゃないのである。 その上美貌とスタイル! (申し訳ないが、お姫様よりも、 外から嫁に入った王妃の方がどうみてもきれいなのは どの国も致し方ないことだろう。 だたし、ヨルダン王家の男はかなりの面食い、そのおかげで、 ヨルダンのハヤ王女もかなりの美貌なのは、はむどりっらーか)
プチブル雑誌に言われるまでもなく、そして全く違う意味合いで、 ラニア王妃はこれからもっとも要チェックの人物である。 イスラム教徒のパレスチナ人。そしてファッションリーダー。 一見すると相容れないこれらのものを、すんなりとその身にまとっている。 彼女は何をするだろう。 そうしてイスラム側をも含めた世界は、 彼女をどう受け止めるだろう。 外交でニューヨークに行った時も断食を中断しない敬虔なイスラム教徒の姿と、 白いジーンズを愛用する姿と、 そのどちらもが、ラニアというパレスチナ人女性の中に存在している。
追記)ヨルダンのラニア王妃について詳しく知りたい方は、 今月号のバザール(ペネロペ・クスルの表紙)に、 特集が組まれていますので、ごらんになってみてください。
一緒に働いている人の個人的事情というものは 本当に背負えないなーと思う。 その事情を理解し、だからどうにも身動きが取れないのもわかる。 じっと耐えているのも大変だなーと同情もする。 けれど、結局私たちは他人なのだ。 相手には相手の、 そして私には私の事情があり、 それぞれはそれぞれで、背負っていくしかない。 理解していたとしても、 その考え方、それゆえの行動を 100%共にはできないのだ。 思いやりをもって、 できるだけお互いがいいように 仕事をしていきたいとは思うが、 やはり、平行線の部分もある。 それが、仕事上の付き合いというものなのかな。
そろそろチャリティーも近くなってきたし、 寄付先候補を探そうと思っていた矢先、 広河隆一さんのメルマガを読んで、 うーむむと頭を抱えてしまった。 そこには、優雅な現地生活をしているNGOもたくさんいること、 彼らの人件費にお金は使われているのではないか? と書かれていた。
難しいなー、と思う。 その見極めが。 本当に一生懸命活動しているNGOもあるだろう。 活動しているものの、 その配分がなんだか本末転倒なところも多いだろう。 それを見極める力が、私にはない。 がくーーーーーーー。 いつか、自分の手でお金を持って、 現地に行って寄付先を選別できたらいいのに。 イラクでは医者は足りているという。 良い医者はたくさんいるけど、医療品が足りないと。 そんな人たちに、直接渡せればいいのに。
どなたか、お勧めの団体は、ありませんか?
自慢しない人 えばらない人、 人のランク付けをやたらとしない人 タイトルで人を評価しない人 指示ができる人 人のせいにしない人 自分ばかりが偉いと思っていない人 自分が今の自分なのは、誰かのおかげと思っている人 良いことはいい、悪いことは悪いとはっきり言ってくれる人 適度に謙虚な人、 適度に野望のある人、そしてそのために努力している人 人は人、自分は自分と割り切れる人 割り切れているから、人の足を引っ張らない人、 仕事以外に夢中になれるものもある人、 仕事以外に夢中になれるものがなくても、そういう誰かを応援できる人 楽しみを持っている人、 そしてやっぱり、思いやりのある人
あなたはどんな人を尊敬できますか? そして私はいくつ当てはまってるだろう(^^;)。 人徳者への道のりは、長い。
正直いって、それが私の手に来た時、 こりゃあ厄介なものをもらってしまったなー、 という気持ちも確かにあった。 くれた人の気持ちもわかる、 出来たら私もそうしたい。 でも、できるわけ??? はてなマークが100個、 汗マークが100個、 私の頭には浮かんだのだった。
それからしばらく、 暇があればネットで目的の店を探したり、 詳しそうな人に直接尋ねてみたり、 人に頼むのか、 自分でするのか、 そんなことを一から探してみた。
そうしてやっぱり・・・、 人になんてまかせてられるか、 出来合いものでお茶を濁せるか! という気持ちになってきて、 ネットで探した場所にある日、 ブツを握って決死の覚悟で赴いたのだった。
ようやく、何ヶ月もかかって、 私は自分の手で、それを完成させた (もちろん先生の指導の賜物です、深くお礼)。 宝物が1つ、私の手に。 それは今まで持ったこともなかったような、 正真正銘の、本当の宝物。 そして、そのものよりも輝くのはきっと、 大切な気持ち。
最近出た雑誌でイスラムの女性のことをリポートしているものがあった。 もともと、この雑誌は完全にイスラムバッシングの視点から 全ての記事を取材しているような気がしていたが、 やはり気になったので、立ち読みしてみた。
私はここで書かれている記事が、 うそで誇張である、とは全く思わない。 どれもこれも、ある国や文化の、 片側の真実をフォーカスしている。 それを知るのは大事なことだろう。
それでも、でも、と思う。 そうではない、別の視点から見ることは 無駄なことなのだろうか? イスラムの国で暮らす女性たちが全て、 虐げられているわけではなく、 彼女自身が好んでベールを身に着けている場合もあるし、 むしろ日本などよりも、女性にとって働きやすい環境を 享受している女性も存在するのだ。 それが極一部の選ばれたエリート女性に許されていることだとしても、 そんなことは、日本にだってたくさんあることじゃないだろうか? 普通の人はできない、でもお金持ちのエリート女性はできること・・・。
片側を見たら、 もう片側も見たい。 私の価値観と、私以外の人の価値観は 決して同じものではないから。 いつも視点の、見えない片側を意識していたい。
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