ぶつぶつ日記
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2003年02月18日(火) |
何度も言うけど、イランと言う国は・・・ |
マスコミからは全く無視されているけど、 えらい! もし、イラク攻撃が始まったら、 イラクからの難民をいくらでも受け入れると発表したそうだ。 イランとイラク、10年も戦争していた。 その相手国の苦渋に、手を差し伸べるのだ。 もちろん、これを「ええかっこしい」と受け取る人もいるだろう。 でも。 言ったらやるんだ、本当に。 イランは言ったことは、やる。
もし本当に難民が流入したらどうなるか。 もともと経済的に苦境が長引いている国だから、 もっともっと経済が混乱し、 それが政治に悪影響を及ぼすことが想像できる。 でも、言ったからには本当に受け入れるだろう。 何せ、すでにこの国にはものすごい数のアフガン難民がいるのだ。 それも、有限実行したのだ。
こんな国が、「悪の枢軸国」なんだろうか。 じゃあ正義ってどんなことをしてくれるの?
去年の朝の連ドラを覚えていらっしゃるだろうか。 日系の女の子がハワイから日本にやってきて、 地元の人たちと交流をするというお話だった。 あれ、外務省招聘で毎年かなりの数の外国人が 時には英語のサブ教師として、 時には役場の広報として、 色んな所で勤務して、2年で帰っていく。 別にそのシステム自体にいちゃもんはつけたくないが、 それが終わって帰国してしばらくたつと、 彼らにはご褒美として日本での研修が用意されていることを 知っている人は少ないと思う。
これもまあ、良しとしよう。 問題は研修といえないような要求までも、 私たちの税金から支払われていることだ。 例えば、自分が住んでいた地方に行きたい。 もちろん行ってください、友だちにも会いたいだろうしね。 でも研修の目的はあくまで「日本語のブラッシュアップ」なんだから、 自腹切って休みの日に行きます? でも、この旅行も外務省がお金を出してくれます。 何せ、「ご褒美」だから。 その上普通、ご褒美って一回で終わるものですよね。 所がところが、中には同じ研修プログラムを使って、 2回も日本にやってくる人もいる。 こうなってくると、文句の1つも言いたくなるだろう。
また、某中東の石油王国の若手ジャーナリストたちを日本に呼んで、 日本のジャーナリストや学生とミーティングをさせるプログラムがある。 これ、もちろん日本が丸抱え。 その上北海道から九州まで、研修と称して2週間も旅行して歩く。 ちなみにこの国のジャーナリスト、ほとんどが情報省のお役人。 つまりは国の中でもエリートクラス。 金満国のエリートだから、もちろん自身もお金持ちの人がほとんどだろう。 でも、お金は全部私たちの税金から。 まだ、パレスチナ人の若者だの、 中東でもあまりお金のない国の若者を呼ぶなら意味もあろう。 でも、あの国だよ、あの国! 王様がバカンスに100億円使う国に、 なんの援助の必要があろうか。
保険料が払えなくて国保を取り上げられる人がいる国内、 年金はくだらない投資に使われてかなり目減りをしてしまい、 それでこれからの年金制度が危ぶまれていること。 私たちの知らない間に、 私たちのお金が、くだらない所に湯水のように使われている。 でもそれを動かしている人たちはエリート。 下々の痛みなんて、これっぱっしも感じはしない。 こんなんで、いいのか???
2003年02月16日(日) |
いつも通りの、ジレンマ |
昨日は日本も含めて、世界各国で アメリカのイラクへの軍事行動への抗議デモが行われていた。 そんなニュースを見ることもなく、 私は家に引きこもって3月の展示会の準備をしていたわけだが、 誘われたらデモに参加したかなと考えると、 多分80%くらいの割合で参加しなかったと思う。 こう言う時、無気力感とジレンマにどうにもならない感情になる。 参加しない、参加できない理由はあるけれど、 やはり行動できない人間と言うのは、 どうしょうもない人間だと思うのだ。 口で色々言うのはとても簡単。 でもそれを行動に移せるかどうか、 それがその人の真価を問うものだと思う。
けれど皮肉なことに、 そう言うジレンマを抱えながらもくもくと手を動かしている時、 自分自身に何となく腹を立てている時、 いつもよりも数倍の集中力と想像力が発揮されて、 もの作りはうまくいってしまう。
自分なりに出来る事、 それを探して自分なりに行動していくしか、 ないのかもしれない。 このジレンマには、当分答えは出そうにはない。
がむしゃらに、無理やりに追い求めたことがあって、 でも最初のボタンを掛け違えたみたいに、 何もかもが思い通りにならなかった。 タオルがぐしゃぐしゃになるほどに泣いても どうにもならなくて。 でも、悲しいのは自分だけなんだろうか? どうにもならなくて、情けないのは。
大きく深呼吸をして、肩の力を抜いてみた。 がんばるところはがんばる。 でもそれは、無茶とはちょっと違う。 どんなことをしても、 どうにもならないこともある。 だから、自分の出来ることをして、 そうしてできるだけゆったり構えていよう。 なるようにしか、ならないのだから。
欲張らない、そうしたら、 ぽこっ、ぽこっと、「ご褒美」がやってくるようになった。 それは思いもかけない時にやってくる。 そんなご褒美が実現するのを、今日の私はそっと待っている。
少し前にも書いたけれど、アメリカの新保守派のスローガンは 「民主主義を世界に!」という感じらしい。 民主主義自体を否定する気はもちろんない。 独裁主義よりも、民主主義の方が良いに決まっている。 でも、と思うのだ。 アメリカの言う「民主主義」って、本当に民主なんだろうか? この「民」っていうのは、「アメリカ国民」ってことのような 気がしてならない。 そんなエセ民主主義の片棒を担ぐのは、 イヤなんだけど。
2003年02月11日(火) |
学校にいけるという、贅沢 |
ガザに行っている知人が送ってくれるメールを 本人の許可を取ってHPに載せている。 イラク問題の影で、1月には過去最大規模の イスラエル軍のガザ侵攻があり、 普通の人々が生活に利用する市場までが焼かれた。 そんなことがあっても、 そんな日が一晩明けて朝がくれば、 まだくすぶる焼け跡や、瓦礫の山を乗り越えて、 子供たちは、歩ける道を何時間かかろうとも 学校に向かう。 そして大人たちは、子供たちを学校に送り出しつづける。
毎日、決まった時間の電車に乗って、 何も考えず決まった道を学校や仕事に向かうこと。 何も意識しないで、ただ習慣的に道を歩くこと。 それすらが、贅沢な場所がある。 その贅沢を享受しているのは、世界のほんの一握りにすぎない。
2003年02月10日(月) |
くるくるとまわるイメージと言葉 |
集中力はあんまりないのですが、 やっぱりものを作っている時は それなりに集中している。 特に最近はまっているガラスアートを描く時は、 かなり息を止めているので、 気がつくと脳がくらくら(笑)。 しかもシンナー系だから余計にまわる(爆)。
銀粘土で作品を作る時には、 まずストーリーの大枠が頭に浮かぶことは 以前この日記にも書いたけれど、 ガラスアートの場合は、短い詩みたいなものが浮かぶので、 写真をアップする時に、 それらも一緒にアップしている。 近いうちに紹介するシャイグラスは 3客のシリーズなんですが、 これはアラビア語で詩が浮かんできたもの。 そう言う風に、シンプルに生きたいと思う、 そんな感じ。
作りたいイメージと、溢れてくる言葉が、 筆を置いて深呼吸した時に、 くるくると頭の中にこだまする。 アルファ波が、出ています。 幸せ。
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