ぶつぶつ日記
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2003年01月14日(火) 今日かまた授業

今日の夜から担当授業がまた始まります。
いつものとーり、どたばたしてます。
日記はまた明日〜。


2003年01月12日(日) ちくわぶ

おでんが好きだ。
1年経っても帰ってこない計画性のない娘に会いに、
母が一人でカイロに来ることになった時、
食べたいものナンバーワンにあげたのもおでんだった。
そして一番好きな具は「ちくわぶ」。
レトルトのおでんだね+真空パックのちくわぶを
母がエクストラでリュックに詰めて持ってきたのは言うまでもない(笑)。

ちくわぶってなんだろう。
こんなに好きなのに、実はよく正体がわかっていない。
その上、どうもこの具は関東地区(もしかして東京か?)限定らしいのだ。
関西や九州、北海道出身の人にも
「ちくわぶ?何それ?」と聞かれたことがある。
ちくわぶのないおでんなんて、
ピラミッドのないエジプトだ!!!
と私は思ったりするが、
そう思う人は割合的に少なそうである。

よく、違う地方に育ったもの同士が結婚すると、
味噌汁の味から肉じゃがの肉、
雑煮に煮物、どちらの味を採用するか揉め事になることもあるらしいが、
どちらがより正しいと言うことではなく、
「そういうもの」なんだよなあと思う。
関東のうどんの汁が真っ黒なことを
まるで見るのも嫌なように話す関西出身の人も多い。
確かに関西風のうどんはうまい、関東風よりもうまいのは認める。
でも別に、いいじゃん、真っ黒だって(^^;)。
すしと言ったら江戸前だ!と譲らない東京人も多いが、
巻き寿司もバラ寿司も、そりゃあやっぱり寿司だろう。
皆がみんな、同じ物を食べていたら、
食べ歩きの面白さなんてなくなってしまう。

日本人は白いごはんが食べたい。
エジプト人はオイル抜きで炊いたご飯なんて考えられない。
芯が残ってこそのミラノのリゾット。
そのどれもが「母の味」、私たち一人一人の思い出なのだ。
宗教も文化も習慣も考え方も、違うことが当たり前。
そのどれもを否定はしたくない。


2003年01月11日(土) 理想と現実

EUになって、どんな時に自分がヨーロッパ人かと感じるか?
という質問に、一番多かったのが、
「アメリカに行った時。」だったと言うのはちょっと笑えた。
ヨーロッパと言っても、均一な文化を持っているわけではない。
西ヨーロッパのラテン国同士だと、
違うなりにお互いの言葉でコミュニケーションが取れることもあるが、
EUが東欧まで広がった今となっては、
一番の共通言語は実は英語なんじゃないか、という
なんとも皮肉な逆接も考えられる。
経済効果にしても、今目に見えるものは決してプラス効果ではなく、
どちらかと言うと、マイナス効果のほうが多い。
安価な国から輸入される食物に脅かされる自国農業。
安価な人件費で働くEU内外からの移民(不法滞在も多数含まれる)に
職を奪われますます失業率の高まる中流よりも下の自国民。
不法入国者にはそれなりの職住が提供されるが、
こうした自国民にはなかなか目も手も廻らない。
治安も、良くなるわけがない。

世界を1つに。
それは人間が人間になった時からの夢だと思うが、
理想と現実を埋めることはあまりにも難しい。
私がスペインに行きだした頃よりも、
もっともっと治安が悪くなっているマドリッドで、
より一層増えた肌の色の違う人たちを見ながら、
人権とか権利とか差別とか、
きれい事では済まされない現実をしばし直視した。
理想家でありたいと思う。
でも、楽観はできない。


2003年01月09日(木) 安全が、ただじゃない時代

うちは東京の田舎で、のんきなだけが取り得のところだったはずだ。
つい最近まで、留守にする間も鍵をかけていくうちすらマレだった。
隣近所に、「ちょっとでかけてきますから、よろしく〜。」
なんて声をかけておけばそれで安心。
1つには大通りからかなり奥まっていてしかも袋小路の一角なので、
知らない人が入ってきにくいと言う事もあったのだけれど、
最近では、どうもそうそうのんきに構えてもいられなくなってきた。
昨日も、実家に帰ると母が血相を変えて
「〇〇さんちに泥棒が入ったんだってよ!」
と話してくれた。
そう言えば、一昨日の夜、
実家で風呂に入って自分の寝床に戻る時にそのうちの前を通ったら、
おまわりさんの自転車が置いてあって、
「なんだろう?」思ったのだった。
早速、窓を開けると警報がなるという装置を一番やばそうな窓に取り付ける。
通帳やカードなどは、実家にお預けにしているから、
そっちをやられなければ大丈夫だろう。
ただ、最近になって入手したとあるものが異常に気がかり。
う〜む、いい隠し場所が浮かばない。
えい!とばかりに身に付けていることにした。
もともとほとんどものをなくしたりすることがないから、
身に付けているのが一番安全かもしれないのだ。
それも一重では不安なので2重にして身に付ける。
ほっと一息。

こんな街でも安全はただじゃなくなってしまった時代。
それはとてもさびしい、殺伐とした気持ち。


2003年01月08日(水) ぽとん

なくしそうだな〜と、作った時から思っていた。
そしてやっぱりなくして帰ってきた、月のブローチ。
気に入っていたのだけれど、予感があったのであまりがっかりしていない。
なくした場所は、マドリッドのプラド美術館。

プラドには私の大好きな画家の作品がたくさんある。
エル・グレコ、ベラスケス、
そしてボッシュ(ちなみにスペイン語ではボスコ、という)。
その他ちょっとした秀作たち。
ボッシュの絵を見るために、
そして大好きなローマ時代の教会の壁画を見るために、
まいごになりながら、広大な建物の中を
1人さまようのは楽しい。

一体ブローチをどこで落としたんだろう。
気がついたのはやっぱりボッシュの部屋でだった。
じっくりと好きなだけ、自分の見たい絵の前に立ち止まって、
絵の洪水に麻痺しそうな頭をしゃっきりさせるために
目を凝らしているうちに、
ふと、セーターの襟につけたブローチがなくなっていることに気がついた。
「やったな〜。」と思い、それでもうろうろと少し探してみた。
もちろん見つかるわけもない。
日曜日のプラドは無料公開日。
観光客だけではなく、たくさんのマドリ市民が暇つぶしに押し寄せていて、
ぎゅーぎゅーとまでは行かなくてもそれなりの人ごみだ。

ま、しょうがない。マーレーシュ。
予感があったのでさっさとあきらめて次の絵にむかう。
執着しないこと。
執着すればするほど、物事はうまく行かず空回りして、
大事なものが指の隙間から逃げていく。
そう気がついたのも、あれは2年前のお正月のマドリッドでだった。

2週間の休暇のあと仕事が始まって、
ふと気がつく。
マドリッドでおとしてきたものは、ブローチだけではなかったことに。
ぽとん。
仕事でのくだらない執着や頑なな心。
行き場のない不満。
どうやらそういったものも、ブローチと一緒にどこかに落としてきたらしい。
今も私はシニカル。
職場に忠誠なんて誓えない。
でも、やるときはやる。
そして自分の時間ももっと大事にしよう。
割り切れるような気がする、もっとクールに。
今の私の気持ちは、
ゆったりと大らか、でもちょっと攻撃的に行動。
1年、継続できればいいけど(笑)。


2003年01月07日(火) 携帯社会

うちの父親は電車通勤をしていないし、
かなり遠くまで行くのでも自転車で行ってしまうので、
めったに電車やバスに乗らない。
だからたまに電車に乗ると、無言で携帯をピコピコしている人の山に、
かなり不気味さを感じてしまうらしい。
自嘲気味に日本人の携帯電話依存をあざ笑ったりするが、
今回旅行に行ってみて、
それは何も日本に限ったことではないと、改めて思った。
そう言えば昨年カイロに行った時も同じようなことを
思ったんだっけ・・・。

エジプトでは携帯は持っているものの通話料が馬鹿にならないため、
学生の間で日本と同じように「ワン切り」が流行っていた。
そして着メロもばっちり。
パリのシャルル・ド・ゴール空港でも、
どいつもこいつも、暇を見つけては携帯メールを送り、
電話をかけまくっていらっしゃいました・・・。
「今?CDGなんだよ、飛行機が遅れててさ〜。明日?仕事に行くよ、じゃあ会社で!」
「あ、ママ?私。飛行機が遅れてるの。〇時にはつくと思うわ。じゃ,後で。」
なんて会話。
重要、とも言えるし、どうでもいいとも言える・・・。

目的地であったスペインなんて、元々家族&友だち依存症人種。
携帯が流行らないわけがない。
この国の携帯電話は日本人からすると驚くほど高い。
それなのに携帯売り場にはいつも人が群がっているし、
若い子もみんなやっぱり持っている。
そのせいか、携帯をかけながら歩いていて、
通りすがりに携帯をもぎ取られて盗まれることもあるとか。

そんな人々を斜めに見ている自分であったが、
実は今回私も日本から海外でもつかえる携帯電話を
レンタルして持っていっていた。
はっきり言って、便利だった(^^;)。
スペインで泊めてもらっていた友達は一人暮らし。
携帯だけしか電話は持っていなかったので、
もし私がレンタル携帯を持っていなかったら、
他の友人と連絡を取るのが、かなり面倒くさかっただろうと思う。
そのことで精神的にカリカリすることもあったんじゃないかと思うが、
お互いに携帯があるので、結構余裕を感じられた。

必要な時にあると便利なもの。
携帯電話もこのあたりで止めておけるといいのだが、
いったん持つと依存してしまうのは、
みんなさびしいからなのかなあ。

日本の携帯は、まだ海外には(特にヨーロッパとか遠方には)もっていけない。
でもきっと、そのうちに自分の使っている携帯電話をそのまま、
旅行先でもつかえるようになる日が来るのだろう。
怖いのは、パリやロンドンやマドリッドの路上で、
のんきに携帯で話しているうちに、
泥棒さんに一切合財持っていかれること。
これって、絶対に起こりそうですよね。


2003年01月06日(月) 年頭の覚書

ブルーはたったの2日で終了。
ああ、単純な性格でハムドリッラー。
でも時差ぼけは全開です。
今朝も夜明け前に目が覚めて2〜3時間眠れず。
今日は早く帰るぞ・・・って来たばっかりですが(^^;)。

さてさて・・・。
調子も上がってきたので、今年の年頭所感というか、
覚書を書いておきます。

(最優先事項)
*放送大学単位習得
これはも〜、説明するまでもありません。
目指せ卒業!
仕事よりも優先してがんばります(笑)。

*ダイエット
これもも〜、説明するまでもありませんね。
最低3キロ、ダイエットしたい。

*地道にこつこつアクセサリー製作。
焦ったり売れるものを・・・って思ったりしないで、
自分が好きなもの、作りたいものを作っていこうと思います。
諸事情あって、今年は彫金(ワックスか?)にも本格的挑戦する予定です。

*貯金するぞー
去年はなんだか貯金できませんでした(汗)。
だから今年は少し貯金したいです。

(しなくちゃいけないこと)
*仕事(苦笑)
悪条件にもめげず、スキルアップを目指す。

*語学の勉強
スペインに行って来て、やっぱり語学の必要性を痛感。
とりあえず、アラビア語に復活したい(これがむずかしい、スケジュール的に)。
あと英語の勉強もこつこつ続けます。

*出費のダイエット
物欲魔人の名を返上したいものです・・・。


こんな感じかなあ?
今思いつくところをつらつらと書いてみました。
さて、がんばるぞっと。


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