ぶつぶつ日記
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2002年12月02日(月) ともに白髪の生えるまで

昨日は久々に夜遊びしてきた。
ちなみに、私の夜遊びは「ライブに行く」とほぼ同義語である。
んで、いい年こいて暴れてきたので、今日は筋肉痛。
この場合の暴れるは「踊りまくる」と同義語であったりする。

それにしても、若いってすごいなーと思うのは、
あんな空気の悪いところで、
それこそ昔は酒もタバコもやらずに、
一晩中踊っていることができたことだ。
今では、数十分踊っただけでひざが笑うし、
空気が悪くて酸素が足りなくて、
それだけで具合が悪くなっちゃいそう。

昨日見に行ったバンドのメンバーは
もう10年以上前から知っていて、
それぞれのバントのライブをずっと見続けている。
前のほうで踊っている子達が、
まだランドセルを背負っていたであろう頃から、
お互い色々ありましたなー(苦笑)、と思うのだが、
彼らがまだライブを続けていることがとてもうれしい。
こうなりゃお互いともに白髪が生えるまで、
ばかなことをしていきましょう。
体力耐久デッドレースですな。
やる方も見る方も(笑)。
それもまた一興。


2002年11月30日(土) きっとすぐ

デザインフェスタから、もう一週間経ってしまった。
早い、早すぎる。
今週一体私は何をしたんだろう。
疲れてろくなことはしなかったことは確かだ(反省)。
いつもは、時間が経つのを早く感じるのは好きじゃない。
追い立てられているような感じがしてしまうからだ。
そして時間がないと感じて、どうにも焦ってしまう。

でも今だけはちょっと違う。
どんどん、もっと早く時間が経って、
あっという間に一週間経てば良いのに。
早く早く、もっと早く時間が経って、
私を早く連れて行って。
大丈夫、きっとそれはすぐ。


2002年11月29日(金) おばの楽しみ

うちには高校生と中学生がいる。
4つしか離れていない兄の子供だが、
やつは結婚が早かったので、子供はすでにでかい。
上の子は、未熟児で生まれてずーっと小さくて、
そして今も小さい(笑)。
下の子は中学生なのにもう175センチ以上あって、
ぬぼーーーっと歩いている。
一緒にお風呂に入って、
つるっとすべっとお湯に沈めたことがあるとか、
人の脛の上で毎晩寝ていたとか、
そんなことは、覚えていないんだろうなあ(^^;)。

彼らが生まれた頃と今と、
自分はあんまり変わっていない気がする。
体型は変わったとは言え激変しているわけじゃないし、
髪型も服の好みもあまり変わっていなくて、
彼らが生まれた頃の私の写真と今の写真と、
比べて見ても大差はないと、自分では贔屓目に思う。
中途半端に年が離れているので、
彼らの中で私=おばさん、という感覚が希薄らしく、
2人して私を呼ぶ時は「かーは?」と言う
なんともわけのわからん呼び方をしている。
上の子はそろそろ大学受験を考えはじめていて、
時折ぼそっと、私に相談事をしてくる。
そのうち、好きな人の話をしてくれないかしらん。
それが今の私の楽しみである。


2002年11月28日(木) 体のリズム

多分私は、かなり体内時計がきちんとしている方だと思う。
一定時間に目覚ましがなくても目覚められるし、
もちろん同じように一定時間に眠くなり、おなかもすく。
それは1日のリズムだけれど、月単位のリズムもかなり正確で、
初潮が来てから今まで、お月様のリズムが狂ったこともほとんどない。
そのため、この年になると子供も生んでもいないのに、
お月様の予想どころか、排卵日までわかってしまう。
あ、そろそろ排卵だ〜というのが、
体調その他もろもろでわかるのだ。
そうして、そのことで1人にやりと含み笑いをしている今日この頃。

お月様の周期がきちんとしていている場合、
朝お月様が来るのが女性本来の持っているリズムらしい。
んで、排卵。
意識してよーーーーく自分なりに観察すること数ヶ月。
「あ、そろそろ来てます!」って言う兆候は、
必ず夕方起こるのだ。
某シエスタ文化の国では、子供の半数はシエスタ中に作られる、
というような話もあるようだが、
太古から子作りって言えばそれは夜よね。
闇に紛れてよねー(笑)。
これだけ生活様式は変わっても、
人間の体って言うのは案外かわらないものなんだなと思う。
私の体は今日もせっせと、太古からのリズムを刻んで動いているのだ。


2002年11月27日(水) それでも人は死んでいく

クローンベイビーが来年の1月には誕生するそうだ。
私はこのクローン研究というのが、かなり嫌いである。
臓器移植の可能性を探るとか、生殖医療だとか、
正当化する理由はたくさんあるのだろうが、
もっとも嫌悪感を持つ「最先端研究」である。
大体、この「最先端」と言うのもどうも好きになれない。
最先端として生み出されたものが役に立つことも多いし、
コンピューターなどに関して言えば、自分のその技術を
享受しているのだけれど、
だからと言って手放しに受け入れられるものばかりじゃない。

クローンの牛や羊の寿命が極端に短いことは良く知られており、
それを防ぐ手立てはまだない。
そして原発だって、大量の危険なゴミをだし、
そのゴミをきれいさっぱり浄化する方法など
一体誰か研究しているんだろうか?
失われるオゾンを補填する方法はいまだに見つからない。
木はゆっくりしか生長できず、その何百倍ものスピードで
森林は伐採されつづけている。

私のいとこは17歳でガンで死んだ。
闘病生活はたったの49日間で、
おなかのがん細胞はその間に7キロにも増えていた。
そして高校の時に仲の良かったよしえちゃんは
1年間の闘病生活ののち、
一度も退院することができずに20歳で白血病で逝った。
子供たち、お父さんやお母さん、恋人・・・、
ガンや白血病、そのほか様々な昔からある病気で、
毎日人が死んでいく。
古い病気であるはずの結核ですら、
人間は絶滅させることができていない。

新しければ良いというのは、
人間のおごりのような気がする。
1つの最先端技術が形をなす度に、
また新しい死への道筋ができているように思える。
クローンを作っても、エネルギーを開発しても、
昔からあるものはそのまま、むしろ力をつけて私たちを
死の淵に追い込む。
誰も何も,死からは逃れられない。
こう言うとき、人は神の影を感じるのかもしれない。


2002年11月26日(火) 最近のアーティストは子ども好き?

それにしても、子連れ参加が多かったデザフェス。
多国籍屋台の子どもまで混ざっちゃって、
開店前や閉店後の会場はにわか保育園の庭状態。
背中にブース番号しょわされて歩き回るお子様あり。
はっきり言って、可愛いぞ(笑)。

アーティストってどんなイメージだろう。
なんか、子どもなんて好きじゃなさそうなイメージ?
でも最近の人たちはみんな子ども好きらしい。
サイバーなねーちゃんも、ファンキーなにーさんも、
結構地道に子どもの相手をしている。
ママさんパパさんアーティストが増えることは、
いいことだ。


2002年11月25日(月) 糸のはしっこ

気がつくと自分ひとりで勝手に肩に力が入って、
どうにも動きがギクシャクし、
ぐるぐる同じ所をまわっていることがある。
それは自分が今どこにいるかもわからずに気ばかり慌てて、
前を見ずに下ばかりを見て歩いているせいもある。

子ども頃から、私を止めてはくれる人はいなかった。
むしろ1人で突っ走る私を見て、面白がってくれる人ばかり。
それはそれでうれしいことだが、時折そんなことが何もかも嫌になる。
でもそれを口に出すこともできずに、
そんな自分のイメージを自ら助長させてきた。
止まってゆっくり考えたい。
むしろ何も考えずにしばらく止まっていたい。
そんなことを考えても、そんな習慣がないので
ちょうどいい宿木を見つけることができず、
回遊するマグロのように、ひたすら泳ぎつづけていることが多い。

糸の切れたタコのようにふらふらと所在無さ気に空を泳ぎ、
風を失い地上に落下する危険性から私を守っているものは、
たった一つだけ。
ゆっくりと私を地上に引きおろす細い糸。
その手に戻ったらしばらくは、何もしない、何も考えない。
私がゆっくりできるただ1つの場所だから。
けれどその手はまた、私を飛ばすことができるただ1つの手でもある。
遠くへ、より高く。
風に任せて私の好きなところへ、私を送り出す。
糸のはしを常に感じるから、私はまた、
1人で空に向かう。


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