皇帝の日記
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引っ越す理由は主に2つあるのだけれども。
1つはまだ事態が完結していないので、後ほど思い出した頃に言出すかもしれませぬが。 もう一個はあれです。 あれだけ建築屋さんとすったもんだした、新しい家の建築許可が下りなかったのです。
というか、再検討とか色々差し止めになっていて、それがもう2年くらい続いているわけです。 そうこうしているうちに、今義父母と借りている家も一年契約なので9月には出なければならず。 サンタバーバラに残っていてもまた引っ越しを続けなければならないわけですね。 ジプシーですね。 私はそれでも面白くて良いかと思うのですが。
で、イサムさんの学校なんだけれども。 小学校は公立に入れようと検討中で、引っ越しているといちいち学区が変わって転校しなければならない。 通えるなら転校しなくても良いというローカルルールが、すでに何度か変更になっているので、イサムさんが小学生の時に果たしてどうなっているかわからないという問題。
更に、もしすぐに建築の許可が下りて建て始めたとして、イサムさんの小学校入学に間に合ったとしても。 よくよく調べたら、サンタバーバラワースト1の小学校区である事が判明し、「え!」となったわけです。
えー・・・。
そんな中、いずれ明らかになる別の理由から(もったいぶるぶる)、オレンジカウンティかロスエリアに引っ越しを検討していたのであります。 今まで「そうねー引っ越すならアーバインとかロングビーチとか、日系企業の多いところが楽しそうねえ〜」などとたとえ話で何度も話し合っていたので、結構すんなりアーバインに決まったわけです。
別に義父母との関係が悪化したとか、渡る世間は鬼ばかりだったとか、そういう楽しい理由ではないので申し訳ない。 てへぺろ(使い方間違ってる。
さて、義父母の身体の具合は相変わらず悪いのでありますが。 そんな中、我等が同居を解消してしまうと、やはり心配なのであります。
そこはじっくりと話し合い、検討を重ねた結果、義弟夫婦が同居に乗り出してくれましたん。 あーよかった。 安心だわ。
何せ、ブーマーさんのお水を取り替えるのも一苦労な状態。 これからは休みがちだったブーマーさんのお散歩も、ベイリーさんと一緒に毎日出来る事になりそう。 僕はとてもほっとしています。
でもってダイエットに関しては、私も相当うるさいけど、義弟は私の87万倍くらいうるさいので、義父母も本腰入れて励んでくれるのではないかと期待している。 (でも義弟も最近でっぷりだけどねー・・・
なんということでしょう。 近頃体調を崩しがちなので、血糖値の簡易テスト(指先をちくっとさすヤツ)したら、117とやや高めでしたの。 それで採血の検査に回されたのですが、朝一に採りにいったらば、なんと別人と間違われて違う検査をされてしまったのですねー・・・。
え、なんか違う検査じゃね?と思ったので、聞かれてないけど生年月日と氏名を名乗ったら「え?」って言われて、その後何事も無かったかのように「じゃあもう一回血を採りますねー」って言われて、また注射。
えー。 しかも二回目はへたくそで、大きな青あざが出来ましたよ。
ヤンさんと間違われてたらしい(でも何の説明も無かったよ。 私、フルアジア人な顔でいて、スコットランドな名前ですから。 ハワイでもバスでアジア系のメンバーと思われてたし。 しかし医療ミスは怖い! 自分で気をつけないと。
さて、今度借りる家の契約に行かないといけないのですが。
それより何より、イサムさんの新しいプリスクールを探さないといけません。 ところが、どこもかしこも生徒が満員御礼状態で、なかなか空いている席がありません。 うーん。 学校のレベルが高いと言う事もあって、アーバインを選んだのに。 このままでは、待機児童になってしまう。 やれ困った事です。
日本人の幼稚園も何件かあって、空きがあるようなのですが、それほど日本語が話せるわけじゃないからなあ。 と思ったけど、英語もそれほど話せてないから同じか。
一番近い幼稚園に電話して、今度見学させてもらう事になったけれども。 久々に日本人と日本語を話したので、とても不審者だった。 「あのーあのーえーっとえーっとー」ってなってた。
あと、色々電話越しで説明するのが大変そうだったので、旧姓を名乗りました。 すいません。 でもミドルネームなので、嘘ではないです。
さっちゃんは小さいからバナナは半分しか食べられないけど、ウイジは大きいからバナナを丸ごといただきます。
そんなわけで離乳食ですが。 7ヶ月で重い腰を上げて始めたものの、激怒されて猛烈な拒否をされたために、あっさり止めにしていました。 でも最近御飯時になると興味津々にイサムを眺めたり、口をモグモグとさせていたので、ついにちょっとお粥やお豆腐などをあげてみたら、食べる食べる。
イサムの時は実に神経質に色々潰して、固形を喉に詰まらせないようにとか温度だとか色々気にしていたのだけれど。 まあ、なんて言うんですかね。 こう、日本語で言うと。
面倒くさくてさ・・・(ぽつり
なんかこう、えいや!とばかりに小さめくらいの固形であげてたら、ちゃんと下二本しかない歯と上歯茎でガッシガッシたくましく噛み砕いて、モリモリ食べてくれるからさ・・・。 味付けは、イサム用に薄めに作った子供飯をそのままわけているだけ。 だから、イサムが離乳食の時よりはやや濃いめか(大人飯に比べると、断然薄い。 イサムの時は、調味料一切使わなかったからね。 不味かっただろうに。
それで、美味しいのかどうかわからないけれども、なんでも食べます。 ウイジは楽です。 痛風ジャバ夫さんの為に茹でたブロッコリーも、丸ごと渡したら、つぼみのところをガシガシと噛んで、小さくして食べてました。 なんというスーパー赤ちゃん。 枝豆もガツガツ。 米もガツガツ。 トマトもセロリもほうれん草も。 今日は牛肉もワッシワッシ食べていました。
女の子の方が楽っているのは、こう言う事なのですか? とにかく楽です。
あ、ミルクの量は別に減っていません。 どうなってるのウイジ。
ブーマーさんがスカンクを食殺し、めっちゃ臭い汁を近距離で浴び。 臭腺の破けた遺体が庭に転がっていた為に、家の半径半キロほどの空気が死んだ。
それが夜中の事でしたが。 家の周り全ての空気が変わったので、換気しても何しても意味が無い臭さ。 臭いと言うか、スカンクの匂いは刺激なんですよ。 刺激臭とか言うけれども、刺激そのもの。 酢の物。
直撃を喰らったブーマーさんは黄色く染まり、屋外で一夜過ごしてもらい、次の日トラックの荷台に入れられてトリマーに搬送。 臭過ぎて、車内に入れるとかは無理。 帰って来たけれど匂いは完全には落ちず。 トリマーさんの話では、スカンクは若かったか赤ちゃんで、臭腺の中の臭気を長らく使っておらず、成分が濃縮されていたはずだそう。 確かに、今までに無い強烈な匂いだった。
一時はホテルに避難する事まで考えたけれど、なんとか耐えました。 当時窓もドアも閉まっていた密封状態のゲストルームに赤子を押し込み、内側から隙間を埋め、母の仏壇の線香を炊いたりしてしのいだ。 家族揃って窒息死したら笑えないよね。 あはは。
次の日は恵みの雨だったのと、海から風が吹いてくれたのでいくぶんましでした。
さてブラピのお母ちゃんが同性婚に反対する意見書を出して、どうこう言われていますが、そっとしておいてあげて欲しい。
何故なら彼女は修羅の国オクラホマに住んでいるから。
オクラホマは保守キリスト教原理主義が主流。 もちろん共和党が強い。 ジャバ夫さんが11歳のみぎりに友達と下校していたら、大型トラックからおっさんが金属バットを持って降りて来て「お前らゲイか!?死ねー!!」と追いかけて来たそうですから。 そんな田舎で、都会に行ったスターな息子が同性婚に賛成していれば、村八分になるでしょう。 家も燃やされるかもしれませんね。
あんたの息子、何なのよ?奥さんバイセクシャルだし、神様が許しちゃおかないよ、となることでしょう。 だっておかしいでしょ。 自分は有名人でもなんでもないのに、急に新聞社に書簡とか。
きっともう、相当なんか言われてんだろうな、と思って心配になったのでした。
引っ越しも5回目ともなれば、慣れたものです。 毎回ジャバ夫さんが業者を使いたがらないので、自力で引っ越していますが。 意地なんでしょうかねえ。 なんなんでしょうかねえ。 とりあえず、背中痛いよ。
さて、ジャバ夫さんの痛風。 発作も3回目。 これは自分の意志でどうにかしてもらわないと、どうにもなんないのではないでしょうかねえ。 どうにかしなさい。 こら。
というわけで、何も改善しようとしないのんきな夫に私とってもお腹が立ちましたの。 もうね、ぶっちーんですよ。 どっかーんですよ。 久々に激怒しました。 その怒りたるや、天を引き裂き地を割り、海の水位は3センチ減り、世界は七日間火に包まれた勢いですよ。 海王拳10倍。 カメハメハで色々吹っ飛びましたよ。 ジャバ夫さんも奥さんのあまりの怒りに恐れをなして、「ごめんなさい」を100回コピペしたメールを後から送信するくらいの勢いでしたよ。
簡単に2週間寝たきりと言いますけどね。 夫婦は生活の上ではチーム。 チーム一丸となって日常迫り来る敵と戦わねばならないのですよ。 主に子育てですが。 子が小さいうちは、戦力は我等夫婦しか居らぬわけで。 どちらか一方が倒れれば、その一方の世話までもが一人で担わなければならない。 そう、今の状況は奥さん無双。
ゲージを常に限界まで上げて、幼児、赤子、猫ら、夫の世話をしているわけですよ。 夫の病欠は致し方ない。 しかし、痛風ですから。 次回に備えて、生活改善するポーズでも見せてくれないと。
というわけで、一方的な攻撃によりジャバ夫さんに少なくとも30ポンドの減量、食生活の改善、暴飲暴食の厳禁などの項目に同意させ屈服させたわけでございます。 第14回日米夫婦修好条約。
というのが数日前の出来事ですが。 ふと、「もしかして、夫の人には栄養学とか食育とかの常識が欠けているのではないだろうか」と思い至りました。 なにせ、「トマトは野菜である。トマトから出来ているケチャップも野菜である。したがって、ケチャップを全面に使用しているピザはもはや野菜である」という色んな常識を覆す食品法が成立したばかりの国の人ですから。 良いですか? 公に、この国では法的にピザは野菜なんですよ? じゃあピザばかり食べているアメリカ人は、もはや野菜と言っても過言ではないでしょう。
とにもかくにも、ここは怒ってばかりではいけませんね。 少しずつでも夫に食育をしなければ。
というわけで、今朝は手始めに、普段口に入れている色んな食品は何で出来ているかをお知らせしました。
「かつお節はカツオで出来ているから、痛風には良く無いし、プリン体は水溶性だからかつお節でとるカツオ出汁はとっても良く無いのです」 とご説明申し上げましたところ。 「何故かつお節は駄目ですか?カツオの皮でしょう?」 と真摯な眼差しで応えられました。
皮じゃないし。
皮も駄目だし。
ボンジュール乙女。
ついに高額賞金がゲットできる(かもしれない)宝くじの買い方をマスターしました。 義弟から教えてもらったガソリンスタンドの売店で「メガミリオンください!」と言うと、一枚2ドルの宝くじが買えます。 感熱紙のペラペラないい加減な感じの宝くじですが、当たると今回は一等8億円! まあ外れましたけど。 番号発表は昨晩11時でした。 まあ外れたんだけどね。 そんなもんだ。
ちなみに11ドルの当選番号と、一個違いでした。 何故か州によって金額が微妙に違うんだけど、何故だろう。 とまあ、まだ謎の多い宝くじなのでした。
さて、引っ越し先の家も決まりましたよ。 猫らのお家賃が、一匹につき毎月25ドルなんですが。 そして入居時にデポジットで300ドル(×2)なんですが。 ジャバ夫さんが思わず「一匹だけ居るってことにしてしまいたい」と言っていたけれど。 いや、絶対猫ら並んで窓から外を見るでしょう。 同じ柄の猫ならなんとかごまかせたかも知れないけど、日によって白かったり黒かったりしたら、おかしいでしょうが。 やはり人間嘘はいけませんからね。 ちゃんと二匹で申請しますよ。
そしてジャバ夫さんまたしても痛風の発作で倒れています。 かれこれ2週間くらい倒れています。 さすがに発作中は堪えるのか、私の用意した野菜ばっかりメニューでも我慢しております。 禁酒もしておりますし。 2週間で15ポンド減です。
ただ、7月1日からカリフォルニアではフォアグラが全面禁止になるので、ラスト滑り込みで食べに行きましたね。 ほとんど私が食べたけど。 これから更に、30ポンドの減量に挑んでもらわねばなりません。 痛風の発作は、繰り返すと徐々に重症化して行くので、そうそう何度もやってもらっちゃ困るのですよ。
ちなみに痛風に良く無い食べ物は、 動物性油を含むもの。 キノコ類。 ほうれん草。 カリフラワー。 カツオ出汁。 イワシ(煮干しもイワシ。 アルコール類。 糖類も控える。
摂っても良いものは、 植物性のビタミン。 海藻からのミネラル。 植物性タンパク質。
激めんどくせーです。 ぶつぶつ。 でも仕方がないですねー。
新着イサム語
おーどましたー=どうもありがとうございました
飼い主の義母が高齢のため、馬を譲る事にしました。 5頭一度に引き取って欲しくて、1頭2頭と引き取り希望のところを断り続け、粘った結果、ついにまとめて置いてくれるところが見つかったのです。
バカラリゾート近くの海側で、色んな仕事から引退した馬達が観光乗馬トレイルなどしながらダラダラしている施設。 客商売なので、毎日ブラッシングしてくれるらしい。 うちに居るより待遇が良さそう。 もう年取っちゃった2頭はダラダラと余生を過ごし、若い3頭は訓練をやり直してトレイルの仕事をすることになるそう。 飼い主がご近所さんなので、いつでも馬に会いに来てって言ってくれてるし。
5頭まとめて、というと、そんなに仲が良いのか〜と思われそうですが。
いいえ、全然(きりっ。
でもなんとなくね。 一緒に居た方が各馬心強かろうと思って。 でも全然仲良く無いよ・・・ぼそぼそ。
しかし良かった。 馬達だけが心残りであった。
さて新着イサム語
ごちっち=ピタゴラスイッチ らちっち=ピタゴラスイッチ まどず=窓(の複数形 すーすーん=see you soon まっとう=納豆
新明解ユアン語
ミミ=あゆみ(ナナ、モモ、ミミの順らしい)
2012年06月29日(金) |
おらアーバインさ行くだ |
赤ちゃんにも「高さ」の感覚はあって、痛いのもわかるから段差から落ちたりはしない。 と誰かが言っていましたが。
確かにウイジには高さを知覚する能力が備わっているらしく、ベッドの縁くらいまでえっちらおっちらズッて行ったら、しばらく考えてそれ以上動かなかったりする。 でもイサムにはその能力があからさまにない。 いまだにない。 いつか別売りのソフトをインストールしないといけないんじゃないか。
さて、一日で10件近い物件を一気に見てくる強行アーバインツアーをしました。 往復で6時間なので、イサムさんは学校の後カミラちゃんの家でお泊り会。 ウイジは義父母に任せて、皇帝はバッテリー積み込んで搾乳機を持って出かけましたとさ。
結論から言って、結局アパートの一室ではなくて、タウンハウスの一軒を借りる事になりそうです。
気に入った間取りの部屋は一階が無く。 二階だと下の階にイサムさんの足音が響いて迷惑かもしれず。 三階は全てのアパートにエレベーターがないので、スーパーで買い物した後にウイジと野菜を担いで上がって行く自信が全く無いからです。
階段の壁。
マリーナデルレイで借りていたアパートが理想的だったのですが。 その時は二階に住んでいたのね。 イサムさんはまだハイハイ全盛期だったし。 車で買い物に行って一階のガレージに入れたら、荷物を全部ベビーカーに積んで一番上にイサムさんを置いて、そのままエレベーターに乗り込んで二階の部屋まで入って冷蔵庫の前まで行けたのですよ。
日本の奥さんはスーパーの袋と赤ちゃんを担いで、二階三階へと上がっているじゃないか!との声が聞こえそうですが。 そんなハイパーなお母さん達でも、アメリカのスーパーで買い物した後、それは不可能です(きっぱり 何故なら、食料品の売り方の単位が日本の3倍、4倍は当たり前。 牛乳パックは半ガロンから1ガロンのビックパック。 バケツのようなケースに入ったマーガリン。 ほうれん草の束もわっさわさです。 3品も買えば、両手が塞がる状態。
一度赤子だけ部屋に置いて、車に荷物をとりに行けば良いと御思いでしょうが。 それはここカリフォルニアでは州法違反ですから! 赤子を一時でも一人にしたら、死刑(びし!
目を閉じれば、胸に浮かぶのは10キロのウイジの丸い顔。
無理無理。
エレベーター無しの三階無理無理。
目星を付けたのは、イサムさんが今通っているプリスクールと同系列の学校の目の前。 上の学年に上がれば、公立小学校は全米10グレード中8グレードと言う優良校の区域。 四つの公園に囲まれ、市立のジュエリーメイキングスタジオが隣接する、すてっきーなタウンハウス。 ジャバ夫さん、リサーチありがとう。
家は、築年は古いけれども、中身は二年前に総改装したばかりで新しい。 古い家も何件か見たけれど、もう古い家は疲れたんだよパトラッシュ・・・。 古い家は、それを慈しみ、丁寧にケアしながら生活できる人向けなんだ。 僕のような雑な生き方をしている人は、古さに負けてしまうんだ。
一階は入り口の目の前に車を停めたら、そのまま玄関に突入して小ぶりのリビング、ダイニング、ほんでキッチン。 入り口で靴が脱げる。 やったー!! 土足禁止!!!!
ベッドルームは二階。 部屋は小ぶりなのが3つ。 本当は、2部屋を探していたんだけれど。 義父母が週末絶対孫を見に来たいから! イサムを見たいから! 死ぬから! とわざわざ電話とメールでサイバー攻撃をして来たので、3部屋になりました・・・。
で、3部屋だとアパートよりタウンハウスの方が安かったんだ・・。
何よりも決め手になったのは、実はトイレ。 トイレが風呂場と別れてるんですよ!! きゃー。 トイレ! ちゃんと狭くて、ちゃんと壁に守られているトイレ! トイレー!
管理人さんが居なかったら、私は泣いていた事でしょう。
とにかく、次住むところが決まったら、3年以上住みたい。
おらもう引っ越しは嫌だー。
いちゃむ語の中には、同音異義語もあります。
べぷし。
べぷしは「ブドウ(グレープの複数形」の意味もあり、また「(ポテト)チップス」の意味もあり。 べぷしの聞き分けは、ネイティブちゃむ語ユーザーにも聞き分けは不可能。
かーしゃん。
かーしゃんは「おかあさん」の意味と「新幹線」の意味を持つ、頻出単語です。 なんでそこが混同してしまったのかはわかりませんが、両方かーしゃんなのです。 困った事に。
耳の悪い子だねーと、人の事は言っていられません。 今度ブックオフに日本のCDを売りに行こうと思って、しばらく聞いていなかったaikoのCDを聞いていて 「こゆ〜びが〜からんだ〜その時に〜急いで私は〜キスをする〜♪」 という歌詞を、長年 「呼吸器が〜絡んだ〜」 だと思っていた事に気がつきました。 何その現象。 咳き込みそう。
さて、今度ロスのアパートを見学に行く事になりもうした。 何件か電話をして、「何日の何時頃うかがいますんでよろぴく」とアポをとり、一日で数件回れるように手配。
アメリカで住まいを見つけるのに、最も考慮したいのが治安。 昨年の犯罪件数とか事例とか調べてて、犯罪発生マップみたいの見たりしたところ、今度住みたい南のエリアではアーバインがダントツに犯罪数が少ないのです。 暴力事件が数件、置き引きとか自転車泥棒みたいな窃盗が数件。 そんだけ。
気になるのは、暴力事件の大半が夫が妻を殴るDVという事実。 どういう事だ。 アーバインに住むと、奥さんを殴りたくなるのか? 一体どんな魔物が潜んでいるの。 単にファミリー層が多く住んでいるって事だろうけど。
意外にもサンタバーバラは観光客が大挙して押し寄せるエリアを中心に、強盗やひったくりが多く発生していたな。 住宅街では空き巣もけっこうあったらしい。 ロスのダウンタウンに比べたら屁でもないけれども。
ロスの友達の家には先日、ハイウエイに沿ってある庭に死体が投げ込まれ、引っ越す事に決めたそうです。 元々治安のあまり良く無いエリアで、ハイウエイからは色んなゴミが投げ入れられていて閉口していたそうだけれども、人間は初めてだそうです。 怖過ぎる。
投げ入れるなら、パンダの赤ちゃんにしてください。 生きてるヤツ。
今朝イサムさんを学校に送りに行く途中、後部座席から 「しゅーじゅー」 と言われた。 ん? しばらくしてまた 「しゅーじゅー!」 とやや大きめの声で言われる。 ん? 半分の道のりで 「しゅーじゅー!!のーしゅーじゅー!!」 んん??
あ
シューズ。 靴! イサム靴履いてねえ!!
あわてて引き返して、靴を履かせて再び学校に行くも、完全に遅刻でした。 それもこれも、イサムさんが何か意味のある事を口にしていると思っていなかった、私のミスでございます。
それというのも、イサムさんは最近よくしゃべるようになって来たものの、意味のある事とない事が半々くらいなので、まともに相手をしても無駄な事が多いのです。 例えば一日中芝居がかった口調で「あっれ〜?どこどこ〜?ないよ〜?」と言いながら歩き回っていたり(特に何も探していない)。 スカイプに向かって「じーちゃん、かっこいー」(特にかっこよいことをしていない)と言ってみたり。
でも半分は意味があるわけです。 すこし会話を楽しむ事ができるようになってきて、母は喜ばしいけれども。
そういえば、母には日本語、父には英語で話わけたりするようになってきて、どうやら言語の違いがほんのりわかりつつあるのかも。 例えば、お母さんには「きっやーきっやーひっかーゆーおっそらのほしよー」と言いますが、お父さんには「ちゅいんくーちゅいんくーりっとすらー」と言います。 発音がめちゃくちゃですが、一応英語と日本語両方で歌える模様。 お風呂から上がるときも、お母さんには「はい、おしまい」と言いながら出てくるけれど、お父さんには「あいだーん」と言って出てくる。
そして得意技は「はい、どーじょ」。 良いものはくれません。 鼻をかんだ後のティッシュとか、食いかけのイチゴとかを手に乗せて「はい、どーじょ」と言います。 これはかわいい。 たまらん。 でも他の人はイサムさんが何言ってるかわからないんだろな、と思うと切ない。
これからも注意深く観察します。 楽しい。
皇帝
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