皇帝の日記
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というわけで、バカ税と言われる宝くじをやってみる事にしました。 良いじゃないの。 たまには夢を見たって。 ふ。。。
でも一体、アメリカでは何処で宝くじを売っているのでしょう。 日本みたいな宝くじ売店は見かけた事がないし。 でも、よくニュースでは「ジェイソンさんはたまたま寄ったガソリンスタンドで購入したクジが大当たり」とか書いてあるじゃん。 じゃあガソリンスタンドで売ってるんじゃない?
と、イサムさんを迎えに行く前にガソリンを補給しつつ、勇気を出してコンビニのレジに「あのーあのー。ロッタリーください!」と言うと 「あーうちは扱ってないねー」と。
出ばなをくじかれてしまったぜ。
ちょっと気を取り直すのに時間がかかったけれど、スーパーのレジでも買えるんじゃないかな。 と、その夜牛乳を買いに行ったついでに「あのーあのー。ロッタリーください・・・」ともじもじ。
「ハイありますよ。どのロッタリーですか?」
え・・・。
ど、どの? どんなのがあると言うの?
「1ドルの?5ドルの?何枚欲しいの?」 えーとじゃあ「1ドルのください・・一枚・・・。」
なんか思い切れなくて、1ドルこっきりのを一枚だけ購入。 レジの人は、何枚か綴りのチケットを一枚だけピッとちぎってくれました。 「あのー、これどうやって当たってるかとかわかるんでしょうかー。私ロッタリーやったことなくって」と聞くと 「さあねえ。私もやった事無いからわかんないわ。私は売るだけ」 というお返事が。
セツナイ。
家に帰って、じっとチケットを見てみると、どうやらコインでゴリゴリ削るところが数カ所あります。 あと、「$5000当てよう!!」みたいな事も書いてあります。 どうやら最高額が$5000のようです。 1ドルだったせいか。 金額が小さいな。 もっとアメリカンドリームな、ぼーん10億ドル!とかそう言うのが良かった。 まあ1ドルだからね。
一番上のところをゴリゴリ削ると「あなたの当選番号は7番よ!」とか書いてある。 そして、下の方に更に5つ削るところが。 次を削ると、「1番$300ゲット!」とか出てくる。 どうやら、残りの部分に7が出たら、一緒に記載されている金額ゲット!らしい。
結局このクジは外れ。
良いもん。 どうせ当たっても$5000程度でしょ。 ふん。 良いんだもん。
だがしかし、高額賞金を獲得するような宝くじは、どんなのなんでしょ。 1ドルでこんなもんじゃ、5ドルのクジでもたかが知れてるでしょう。 もうお手上げだ。
というわけで、年季の入ったバカ税納税者の義弟が、暇そうにしていたので「昨日1ドルのロッタリー買ったんだけど、外れちゃったよ」と話を持ちかけてみた。 すると、嬉々として色々な情報をくれたではないですか。
高額賞金が当たるロッタリーは、毎週末閉め切りで、当選番号が発表される。 皇帝が買いに行った時には丁度閉め切り直後だったから、レジで扱っていなかった。 今週の分は今日から買える。 先週の賞金は〇〇ミリオン(忘れた)だった。 今週は〇〇ミリオンだ。 何故買いに行く前に相談しなかった。 俺はその道のプロだぜ。
で、今まで当たった事はあるんでしょうか。
ないんだぜ。
・・・。
みなさま、父の日はいかがお過ごしだったでございましょうか。
我が家は義父が体調不良でひっくり返っているので、なんとなくハンバーガーを食べたりしたくらいです。 体調不良でもハンバーガー。
義父とジャバ夫さんには、イサムさんとウイジの手描きカードを差し上げました。 ウイジは手を握ったままだったので、ナックルにインクを付けて、ベタベタとカードに押させたのですが、それが少年漫画のすごい早いパンチの連打描写のようになり、カードタコ殴りに見えなくも無いです。 しかしジャバ夫さんは感動して収めてくれました。
ところでダイエットに新境地です。 いまだ搾乳しているせいか、普通に食べているのに体重が落ち続け、理想よりも5キロ程度低くなって安定してしまったのでありんす。 別に痩せたからと言ってナイスバデーになるわけではなく。 ただ影の薄い人になってしまった模様。 こらいかんぜよ。 これ以上は痩せないようだけれど、今度は太らないといけない。
でも申し上げましたように、すでにけっこうな量食べているので。 アイスでも食べて寝てるしかないのか。
今現在かなりふくよかな体型の義母が、実はジャバ夫さんが産まれる頃までは私よりもスレンダーと言うかガリガリさんで。 175センチ以上あるのに、体重が43キロとか、ひょろ〜っとした人だったらしいんだわ。 何をしても体重が増えないので医者に相談したら 「マックのバニラシェイクを毎日飲んだら良いんじゃない?」 と適当な事を言われて。 そして立派になったのだそうです。 恐るべしマックシェイク。
だがしかし、彼女は私のお勧めした測るだけダイエットにより、今年に入ってから20キロも体重を落としたのです。 おめでとうございます。 まだまだ落ちるけど、まず成功ではないでしょうか。 目に見えて足取りも軽くなったし、孫と遊べる時間も長くなりました。 なんせ、ウイジ二個分が落ちたのです。
年を取るにつれ、健康であるということがどんなに大事な事か痛感するのですよねー。
そして、私まだ風邪なんですよねー・・・。 そろそろまた医者に電話して良いでしょうかねー・・。
謙遜文化から逃れて来た私も、ついついやりがちな事があります。 それは他所の子がすごい事した報告を受けた時に(まあ今の年齢なので「立った」「話した」程度のすごい事)「えーすごーい」と言った後、ついつい「うちの子は○ヶ月だけど、まだしないよー」とか付け足してしまいそうになるのだ。 これはいったいどういう現象だろうか。
考えてみるに、「えーすごーい」の後「えー全然すごく無いよ!」と謙遜されるのを事前にブロックする「謙遜封じの術」なのではないだろうか。 これが日本人相手でないと「えーすごーい」「ねーすごいでしょー。うちの子すごいでしょー」となるので、ブロックする必要もないのだが。
しかし、いかんいかん。 せっかく愚息やら愚妻やらのいない世界にやって来たのに。 と、何度か思いとどまって言わないようにしているのでございます。
最新のイサム語です。
ぎっがわー=ぐりとぐら さいこーばい=自転車(バイシクル しょぼかい=ショベルカー れいんぶちゅ=長靴(レインブーツ
そして、「モモかわいーねー」と言いながら、ナナを持って歩いていて、ちょっと心配です。
モモと言えば、庭に桃の木があるのですが。 おじいちゃんが滞在中に「こんなところに梅の木がある!」と言って、まだ青い実をせっせと刈ってしまい、後ほど桃だと気がついて処分してしまったのだな、これが。 で、そんなアクシデントにもめげずに、刈られなかった桃達はすくすくと大きくなり、ちょっと赤みが差して来たので、ついに今日、一個もいでみた。 ら。
まだ中は青かった。
でも、桃の食べごろっていつだろうか。 日本の桃みたいのじゃなくて、雲南で食べたみたいなかったーい桃なんだ。 甘い香がしてくるまで待った方が良いのかな。 その頃には、鳥達との争奪戦になってしまうのではないだろうか。
リンゴの木は今年も美味しそうに実をつけ始めたけれど、これもまだ甘くなる前。 全て義父にレモネードにされてしまったレモンも、不死鳥のごとくに蘇って来て、緑色の赤ちゃん実がびっしり付いている。
豊かよのう。 こういうところが、南カリフォルニアは良いと思うんだ。
おばんちわ。 金運を運ぶブレスレットを作ったら、早速効果があった!という報告をいただいて、じゃあ自分の為に作ったら良いんじゃないの!?良いんじゃないの!?ME、自分に作っちゃいなYO!! と取り乱している女社長です。
「落ち着いて一所に住みたい」と言う普通の願いがどういうことか叶わず、一年経たずにまたぞろ引っ越しを余儀なくされている私。 アメリカの18歳が、毎週1000ドル死ぬまでもらえると言う宝くじを最年少で引き当てたと聞いて、もう自作金運ブレスレットをはめて宝くじを買うしかないんじゃないの!?と思っているわけです。 良いねー。 毎週1000ドル。 高すぎず安すぎず。 人生を豊かにする金額だわー。 強制的にゆとるわー。 ほわわーん。
ジャバ夫さんは「宝くじとは、バカが定期的に支払わなければいけない税金。すなわちバカ税」と断言していますが。 義弟がせっせと納税しているのを私は知っています。 ちなみに還付金はまだありません。
最近は、スプーン曲げのユリゲラーさんが予言者として復活しているようですが。 私は最近アンティークショーで19世紀のアンティーク銀スプーンを購入して来て、ハンマーでバコバコ曲げてリングを作っているので、いつか予言者になる日も近いんじゃないかと思います。
しかし、アメリカのクジは当たるとでかいけど、当選者の名前が発表されてしまうと言う問題が。 ペテン師が集まって来たらどうしよう!
当たっても居ないのに、当たった時の心配をするのがバカ税。
アメリカ人は贈り物が好きと思う。 カードとかプレゼントとか、なんかの時にひょっとこまごま色々いただくのであります。
そんな時思うのが、日本では贈り物と言うとかなり気構えが必要で、「相手様の事を考えて」とか。 一言添えてとか。 雑誌丸々一冊分の特集記事を組まれていたりしますね。
でも言うわりには、受け取る側の礼儀作法みたいなんは言われないな、と思って。
実は贈る側よりも、受け取る側の技術の方が奥深いと思うんよ。
「要らない物をもらった時、やんわり断る方法」とか指南しちゃってる記事とかたまに見かけるけど、それは本当の本当に最後の手段だと思うんだな。 大概の物は、気持ちよく受け取れよ、と。 そんで見てないところで気持ちよくゴミ箱に入れろよ、と。
まあ、なんで突然そんな事を言い出したかと言うと、日本人の女の子がもらったものにけちつけてたのを見て、ってだけなんだけどね。 しかもクラスメイトの持って来た、一口サイズのスニッカーズ。 「あ、ダイエット中だからいらなーい」って。 んなもん、「ありがとーおいしそう。後で食べるね」って受け取ってバッグに入れとけよ、どぶす。 と、おばちゃんは、はしたなくもそう思ったのでした。
なんかねー・・・いるんよね。 自分のセンスに合わない物をもらったら、贈り主に文句つける事で、自分自然派嗜好っすからとか違いわかる人間っすからとかアピールしたい人が。 そこを長らくもやもや思っていたのさ。
義実家から腐った野菜が贈られて来た系もよく耳にしますが。 確かに贈った側に配慮が足りなかった事でしょう。 しかし、年寄りが箱に重たい野菜箱に詰めて配送手続きしている姿を思い浮かべたら、「おいしかったです。ありがとうございます」で済む話何じゃないの?と思わずにはいられないよ。 たとえ「これでたかしに美味しいもの食べさせて」とイヤミが添えられていようとも(誰だ。
そういえば、アメリカ人がよくプレゼントに利用する、ギフトレシートってのがあって。 気に入らない物を贈られた時、お店に返品または商品の交換ができるというシロモノ。
私これ、長らく「贈り主に対して失礼なんじゃないかなー」とドキドキして使った事がなかったのですが。 こないだ、誕生日プレゼントにいただいた本が、絶対読まないジャンルだし英語だし英語だし英語だから。 というわけで、初ギフトレシートによる返品を試みたのです。
超すんなりお店のギフト券と取り替えてもらったよ。 うお。 簡単。 と、ちょっとクセになりそうでした。 それで、代わりにビーズレシピの本を買ったよ。
良いなこれ。
日本でも流行れば、もう贈る側の作法云々をそれ程気にしなくても良いんじゃないかなー。
養子をもらう手続きを済ませた友達夫婦が遊びに来ていた。
養子をもらうのが割と珍しくも無いアメリカ社会で、一番人気は生まれたてほやほやの赤ちゃんをもらう事らしい。 母親に何らかの事情があって、産む前から自分の手元で育てられない事が確定している場合など。 最近制度が変わって、母親が妊娠中の検査や出産の諸費用なども養子希望者が支払うため、大体250万円くらいかかるらしい。 収入や家庭環境など徹底的に審査され、全部パスしても、子供はいつ出来て産まれるともわからないので、順番は明日来るかもしれないし、2年後かも知れない。 ふーん。
韓国人の赤ちゃんをもらって来るのが、一時簡単だと言う事もあって流行っていたけれど、最近はアメリカ人であったら、韓国系の夫婦でなければいけないとか、色んな規制があるんだそうな。 ちなみに日本からの養子は、アメリカ人には認められていません(日本国内で育てなければならないとか、色々厳しい)
実は震災時にちらっと孤児を養子に迎える事を考えて、色々調べたんだけれど、我が家の条件では審査の入り口にすら入れない事が判明し、ちょっとがっくりしたのでした。 うちみたいな劣悪な環境下では、幸せな子供は育てられないと太鼓判を押されてしまいましたよ。 ふふ。
アメリカでは養子をとるのに、人種は関係ないとしながらも、養父母と肌の色は近い方が望ましいとされているとかなんとか。
聞いていると、非常に制約がややこしく、せれぶー達が発展途上国からさっさと養子を取って来てしまう理由が、なんとなくわかった気がいたしました。 でもそういうの流行らせちゃうと、貧しい国で赤ちゃん商売を成り立たせてしまうきっかけとかになってしまうから、どうかなーとも思いますけんど。
とまあ、色々なお話が聞けました。
せっかくなので、親になる前にウイジを抱っこしてもらって、模擬戦をしてもらいましたが「重!重!」と・・・。 重いのだよ。
2012年06月11日(月) |
ウイジ・ゴールデンエイジ |
最近ウイジがやたらにかわいいのだが。
思い出してみると、イサムさんの9ヶ月の頃のかわいさは、天上天下唯我独尊。 向かう所敵なし。 ありえないかわいさであった。 しかも、ただかわいいだけ。 それ以上でも以下でもなく。 かわいいという丸い塊に手足をくっ付けたら、そのままイサムであった。
ウイジ8ヶ月を過ぎ。 ついにあの黄金時代をまたみる事になるのか。 おおお。 見逃してはならぬ。 誰も寝てはならぬー(テノール
さて、私また引っ越しをしなければならないかも知れず、バタバタしております。 今度はロスに。 まだ決まっていないからなんとも言えないのだけれど。 もしそうなったら、8月くらいには引っ越しかなあ、という感じ。
ぼへー。 面倒くさい・・・。 いやしかし、ロスも楽しいよ。 日本食食べられるし。 うん。
何故イサムさんはトイレでちーが出なかったくらいで号泣したのか。
その疑問に、私はこう答えました。 ちーが出た。 お母さん、お父さんに褒められた。 また褒められたい。 出なかった。 褒めてもらえない。 号泣。
しかし、ジャバ夫さんの答えはこうです。 ちーが出た。 お母さん、お父さんが喜んだ。 喜んでもらって幸せ。 また喜ばせたい。 出なかった。 喜んでもらえない。 号泣。
近いようで、徹底的に違いますね。 自分の為なのか、お母さんお父さんの為なのか。 さすが、徳の高い人は考える事が違うな、と思ったものでした。
さて、前はあんまりタマゴが好きではなくて、あっても食べなかったイサムさんだが。 最近おじいちゃんが日本から持って来てくれた「ぐりとぐら」という絵本の影響で、タマゴが大好き。 「えーっぐ!えーっぐ!」と言いながら、パクパクとゆで卵を食べていました。 おお。 三歳にして、ようやくエッグと。
すると、それを見ていたウイジが、実にはっきりきっぱりと。 「egg」 と言いました。
・・・。 なんか複雑な気持ちよ。
オムツ代を節約したいと言う私の思いが届いたのでしょうか。
イサムさん、今日は学校でのちっち成功率100%だったそうです。 おお。 家に帰ってからも、お風呂上がりに「ぴーぴー」と自己申告したので、さっと子供用トイレシートをかけて普通のトイレに座って成功。 ちゃっとトイレットペーパーを切り、ちゃっと拭いてちゃっとトイレに投げ入れ、ハンドルを回して水を流して「ばっばーい」と手を振って完了。 おお。 そういう仕組みであると言う事は、何度かご説明申し上げておりましたが。 まさか覚えておいでだとは。
やったー! とはしゃいで、お父さんに自慢して、ハイタッチなどしてはしゃいでいたら、次の「ぴーぴー」申告が。 おお。 がってんだ!と座らせたら、その時は出なかったのだ。
ま、そう言う事もあるさ。
と思ってズボンを履かせようとしたら
「やっよー!!やっよー!やっよーおおぉ!!!!!」 と号泣。 飼っていたセキセイインコが死んだくらいの勢いで(飼った事無いけど トイレットペーパーを握りしめ、涙とよだれをじゃーじゃー流しながら。 「やっよーーーーーおおおおおおぉおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」 男泣きに泣き。
わあ。
なんじゃこりゃ。 すごいぞ。 すごい・・・理屈が通ってない・・・。
これが魔の3歳児というやつか。 自我が芽生えているということなのね。 人生で初めて悔し泣きしている息子に、慰めの言葉は要らない。 いや、何をどう慰めたら良いのか、お母さんさっぱりわからないよ。
とりあえず、トイレットペーパーは涙で溶けました。 あと、寝ていたウイジがびくう!っとなって起きました。
トイレットトレーニングはしてないけど。 なんだか厄介な事に巻き込まれそうな予感のお母さんですよ。
皇帝
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