猫は綺麗か汚いかと言われたら、綺麗だと思うんですけどね。

こうして大家族動物まみれで暮らしていると、そうですね結論を言いましょうか。

生き物が一個増える度に、不潔度は増す。

と言う事です。
どーん。

いやほんと、段々汚くなりますよ。
綺麗に掃除しても、その後汚くなるのが速い。
例えば掃除機をきちっとかけて、毛足の揃った状態になったとしましょう。
一人暮らしなら、絨毯に足跡を付けてヘタッとさせるのは、あなた一人です。
だから、あなたさえ踏まなければ、その絨毯はいつまでも毛足がふかふか揃っている事でしょう（埃は溜まるけど）
だがしかし、２人になり３人になり４人になり５人になり・・・。
フローリングだって、あっという間に足跡だらけですわ。

で、最初の話に戻って。
猫は綺麗か汚いかと言うと、生き物ですので汚いと言わざるを得ないです。
でも犬に比べたら、断然綺麗好きと言うか、体臭も少ない。
（猫しっこが臭いのは、猫の身体の構造上、成分が凝縮されて出てくるからなんですってよ、奥さん）
外にも出ないから、肉球だってツヤツヤフカフカさ。

幼少時飼っていた猫マリは一時外猫だったけれど。
猫派の母は猫の足は綺麗だから拭かなくて良い、と言っていた（面倒くさいのが本当の理由だと思うんですけどー・・・。
猫の足は、何故綺麗か。

それは猫がいつもぺろぺろとお手々を舐めて、綺麗に掃除してるからなんですねー。
いやー、綺麗好きですねー。

って。
おーい。

同じお口で、おちりもぺろぺろ掃除してますけどー？
そして、その同じお口で、飼い主の顔もぺろぺろしてますけどー？






いやー・・・。
猫は綺麗ですよ。
結論。

私、子供の頃からの夢で、さっさと隠居して山奥に引き蘢って猫を多頭飼いしながらコツコツ何かを作っていたい、と思ってたんだよね。

なんだかんだ言いながら、全部の夢が叶ってしまっているね。

しかしながら、（冷暖房完備の）日本家屋に住みたいとか、叶っていない部分も多々あるんだけど、それを言ったらきりが無いしね。

まあなんでそんな事を急に思ったかと言うと、ジュエリーの先生が「俺は７歳の時までにやりたいと思っていた事だけをやって生きている。７歳の時には鍛冶屋になりたいと思っていた。７歳の時には将来子供は欲しくないと思っていたから、今も居ない。若い頃には、７歳の時にやりたいと思わなかった事も色々やってみたが、全部失敗した」とか急に言出したんで。
あれ？あたし７歳くらいの時、何を考えて生きていたっけな？と思ったんでした。

私はあんまり頭が良くない子供だったんで、実際のところ１０歳くらいにならないと将来の事とか考えてなかったんですが。

そん時にはもう、隠居したかったな。
山奥で。
猫もすでに好きだったから、沢山飼いたいと思っていた。

あとは、マクガイバーと結婚して、ナイトライダーみたいな車に乗りたいと思っていたな。

諦めなければ、いつか叶うでしょうか。

ちなみにマクガイバーの俳優さんは、今はおじいちゃんとなりカナダで隠居しています。

くだんのアンパンマンとよいこの乗り物DVDに、挿入歌としてまいごの子猫ちゃんが入っておりまして。
イサムさんもすっかり覚えてしまったようであります。
とにかく隙あらばお母さんに歌わせようとするので、一日中「まいご、まいご、まいご、まいご、まいご」と、一気コールのように唱えてきます。

歌ってあげると、一緒に歌おうとするのだけれど、音節の最後だけ合わせてくるのが限界らしい。

運転中も、後部座席から「まいご、まいご、まいご」とコールされるのだ。

昨日からはレパートリーに「ぞーさん、ぞーさん、ぞーさん」が追加された。
他の歌を歌うと「にょー！！」と絶叫される。
どんなワガママさんだ。

「お母さんは歌いたい歌を歌うんだよ！！」とヒッピーのように意地を張って、TMRを熱唱したら「にょおおおおおおおおおお！！！！！」と号泣された。

お母さんには選曲の自由はありません。

タイヤ直しに行ったよー。

そしたら、パンクしていない他のタイヤもだいぶフラットに溝が無くなってきていたので、結局３本お取り替え。
ついでに運転が荒いからか、ハンドルとタイヤの連動が悪くなっていたので、それも調節してもらって、しめて４５０ドル。

ううう。
血が出そうだ。

でも、新品のように運転し易くなりました。
良かった。
満足だ。

だがしかし、まだイサムさんは「まみーずかい、ぶろーくん」を繰り返しています。
朝から晩まで。
遊びに来たお客さんにも「まみーずかい、ぶろーくん」と報告してくれます。
かわいいけど、お母さんは複雑な気持ちだよ。

さて、ロスから友達がはるばるやって来たので、久々のガールズトーク。
一杯しゃべって、すっきり。
取っても取り切れない、庭のオレンジを収穫してってもらいました。

そう言えば、イサムさんはこの庭でとれる、フレッシュなオレンジとミカンが大好き。
小さなミカンは、一気に５、６個食べちゃう。

ミカンと言えば無くなった母が大好きで、一日二桁食べていた事もある。
病床でもミカンは欠かせないアイテムだった。

ミカンが隔世遺伝。

イサムさん、「まみずかい（Mommy's car」を覚えました。
マミーの車はプリウスです。
おじいちゃんが前にプレゼントしてくれたパトカーのおもちゃは、プリウスパトカーです。
マミーズカー＝プリウス＝ポリスカー。
とイサムさんの頭では処理され、学校の先生や皆に「まみずかい、ぽりーすかい」と言って回っているそうです。

マミーは何の仕事をしているかと思われているのか。

そんなマミーのプリウスは、一度一括で購入したのに、火事で燃えた後はローンで購入するプランになっていたらしく（ゴタゴタしてて気がつかなかった・・・）ついこないだ一括で支払いを終えたのです。
本当にマミーの車になった！
と思った瞬間、前輪がパンクしてしまいました。

山を走っているので、何やら岩だか松ぼっくりだか踏んだらしく。
イサムさんを迎えに行って、あとちょっとで家というところで「ばっすん」と綺麗な音がして、しゅーんと止まってしまい、余力だけでなんとか敷地内にぶっこんだのです。
あーあ。

何とも見事にパンク。
英語ではフラットタイヤですが。
絵に描いたようなフラットぶり。
「ごらん、これがフラットタイヤだよ」と、情操教育の為に（？）イサムさんに見せてあげた。
「おーにょー（Oh no」と動揺するイサムさん。

「うむ。マミーズカー・イズ・ブロークン」と教えて上げたら
「おーまいがーしゅ。まみずかい、ぶろくん」と言って、なんと、泣いた。
おおお。
そ、そんなにショックだったかい？
ごめんよ。
幼児に死んだ車を見せるなんて、良くないよね！

と、さっさと家に入れたのだけれど、グランパを見るなり「まみずかい、ぶろくん」と報告。
（グランパにはイサム語は通じません）
その後、何をしてても「まみずかい、ぶろくん」を繰り返すイサムさん。
今年一番の出来事だねえ・・・。

そしてなんと、夜も更けた丑三つ時。
寝ているイサムさんが「まみーずかい！！おーにょー！おーにょー！！」と絶叫して起きた。


おおおおお。


ごめんよー。
そんなにも衝撃を受けたのかー。

とりあえず、今日タイヤ交換してきます。
よぼよぼ。

まあ、なんでそんなに衝撃を受けたのか考えてみたが。
こないだ、日本のDVDを再生できる機械を、イサムさんが床に投げて壊したのですよ。
普段怒らない私も「おお、ここで言ったらなあかんな」と思い、「イッツ・ブロークン！You can't watch Ampanman any more!!（もうアンパンマン見れないよ！」と、ちょっと厳しめに言うたのです。
再生できるマシンが無ければ、物理的にアンパンマンは見れないわけなんだけど。

いつもはあっさり許してくれるお母さんが、本当にアンパンマンを見せてくれなくなってしまった。

それ以来、DVDプレーヤーをイサムさんが私に持ってきて「まんまんまん、ぷいーじゅ（please」と言う度に「No, you can't.イッツ・ブロークン！」と返事するのを、何度も繰り返していた。

だからもしかして、イサムさんはプリウスが壊れたのも、自分のせいだと思ったのか？

とりあえず、今度来た時に壊れたプレーヤー持って帰ってくださいね、おじいちゃん（業務連絡。

なんということでしょう。

何回か建築家の人とミーティングを重ねましたが。
何回風呂場の図面を描き直してもらった事でしょう。

だからシャワーと風呂桶は離せつってんだろーがー。
脱衣所が要るんだよ！
便所は脱衣所じゃねえ！
壁一枚入れろっつってんだよ！
ばーろー。
こんにゃろー。
にゃろめー。

何万回言えば良いのでしょうか。

いかに温厚な（？）私も、仕舞いにはむっつりして日本語だけで指示を出しますよ、そら。
それをジャバ夫さんが訳すようになりますよ。

毎回「はーい、わっかりましたー」と言って、直してきた図面は直ってない。

そして、なんも直ってないのに、今回のミーティングでラスト。
もう建て始めちゃうとか言ってるよ。
はあ？
ちゃんと仕事してんのかこのやろー。

いや、ちゃんと仕事はしているよ。

でもね、どうしても風呂場だけは良くわかんないらしくて。
黙って言った通りにしろー！！！！！！！！！！！！！！！！！！！（絶叫

また「わっかりましたー（軽い」と言ってたけど、本当に大丈夫かいな？

あと、もう一個。
ばっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっかじゃいの！！！？？？
と叫びそうになったのをこらえたのが


猫トイレ。


猫トイレの場所って、困るよねー。
見えるところじゃ困るし、匂いも気になるしねー。

とぼやいたのが気になってたのか、猫トイレ置き場を作ってくれたんですよ。
最終図面で急に。

それがなんと、イサムのクローゼットの中。

え・・・。

何言っちゃってんの？ねえ？

という目線を送ると。

「大丈夫☆なんと、猫トイレがきっちーんと収まる個室をクローゼットの足下に作ったのです！
出入り口は猫ちゃん専用の細い通路が廊下にありまして
換気扇は隣のランドリールームに繋がってまーす☆」













ばか













猫が自分で猫砂掃除すんのかよ？
ええ？
あ？

「あのね、私毎日猫のトイレ掃除するでしょ？私は何処から猫トイレの掃除をしたら良いのかな？」

バカと罵るわけにいかないので、やんわり聞いてみると。

「あ、そうですね。あはは。掃除の度に洗濯機どかさないといけませんね。あはは」

とか言っちゃって。
あはは。

アメリカンジョークのつもりかー！！！！！？？？

がっちゃーん。

とまあ、久々に切れそうになったと言うか、本当にこの人らにお任せして大丈夫なんか？と不安が不安を呼んでいるのに、最終ミーティングは最終なんだって。
ほああああ。

イサムさん、初めての歯医者さんに行ってきました。

英語のクラスに、ブラジル人の歯医者さんが居るのですが。
うちに来れば良いわよ！と言ってくれたけれど、あなた、この国で免許持ってないじゃないのよさ。
大人しく、サンタバーバラに二軒しか無い小児歯科の一件へ行ってきました。

歯医者の乱立する、歯科医群雄割拠のサンタバーバラで、小児歯科が二軒だけ。
どれだけ小児歯科の仕事が酷なのかが、良くわかります。

そう、酷なのです。

どうでも良い豆知識。
中国語で「酷！」は「クール！」の意味。

そのような困難に直面したイサムさんは、待合室ではまだ、何をしにきたのかわかっていませんでした。
風船を持って、ニコニコしながら近づいてくる助手の人。

中略

何故か記念撮影をして帰ってきたイサムさん。

ポラロイドで撮影してくれて、お土産にくれました。
う、うつろな顔をしてますけど・・・。

虫歯があったわけではないので、ただクリーニングしただけなんだけど。
天井からぶら下がっているライトが怖かったらしく。
まあ・・・。
まあね・・・。

ところで私、ついに働こうと思うんですよ。
そのうちご報告します。
ふははは。

褒めて欲しいんですけど。

私の念が届いたのか、義母が二週間で１０ポンド痩せ尿酸値が正常に近くなり、義父の心臓も平常運転しております。
一日３０分の散歩を義務づけた結果です。
そして、普段から動いてもらおうと、「電話取ってくれー」と言われても聞こえないふりしたり。
必要ないのにウイジを持たせたり、荒ぶるイサムを寝室にけしかけてみたり。

地道な努力がちょっとだけ実を結んだのでした。

あと、コックさんに「野菜！青菜！」と野菜コールをガンガン送っておきました。
ここの人達は、チーズはプロテインいっぱいで超ヘルシー、太らない。とか思っちゃってるので、目を覚ませ！と。
ジャガイモは野菜でヘルシーとか、ジンジャエールは生姜でヘルシーとか。







目を覚ませー！！！！！！！！！！！！！








なんでもバケツ一杯食ってりゃ、ヘルシーじゃねえんだよーおおおおおおおおおおおお。


はあ、もう何年も言いたかった事でした。
おほほ。

耳が聞こえにくいジャバ夫さんは、耳鼻科でとんでもない診断をもらってきました。

検査の結果。

「問題無し」
でした。
「じゃ、じゃあ先生、なんで妻の声が聞こえないんですか！？」
と詰め寄ると
「問題ありません。私も私の妻の声は聞こえません」
と言われたとか。
さらにすかさず看護婦さんが
「私の夫も、私の声は聞こえません」
と。

ふーん。
じゃあ問題ないな。

さて、こないだイサムさんの学校の帰りに、ふとホープランチの海のレストランにぶらりと寄った。
何故かまた、ふらりと「ロブスターが食べたい」と思い、何も考えずにオーダーしてしまった。
荒ぶる３歳児と、殻に包まれたロブスター。

うわー。
食べにくい事この上無し。

もたもた殻を割っていると、あっという間に飽きたイサムさんがテーブルから脱走をはかり、するりと椅子の下に潜り込もうとした。
逃がすまじ！と袖をとっさに掴んだら、するっと服が脱げてしまった。
上半身裸のイサムさん。
更にがっと脇の下を掴むと、テーブルの下にぷらーんとなりながらも逃走を諦めたイサムさん。
しかし、そのままテーブルの下に潜む事にしたらしいイサムさん。

左手にはテーブル上のロブスター。
右手にはテーブル下のイサム。

もぐもぐもぐ。

そんな状況に気がついた一人の紳士が、同席のマダムに
「はっはっは、見たまえ君。裸の赤ん坊が机の下に居るよ。はっはっは」
と笑うと、マダムも
「ほほほ。裸ん坊ですわね、あなた。ほほほ」
と笑い。
他のテーブルの人も、優雅にほほほ、ははは、と笑い始めたのでありました。

うむ。

そういう日もあるさ・・・。

日本で買った「塗るつけまつげ」なる商品は、すごいですね。
仕上がりは別段すごいと思わないのですが、お湯で洗うとスルリと落ちるところがすごい。
その落ちたマスカラが、ヒジキのような質感でまたすごい。

ある日、中国の６億人の女性が、一斉に女子力を上げようとして塗るつけまつげを塗って、夜にぬるま湯で落としたら、揚子江の出口が詰まるんじゃないかと心配しています。

さて。
猫がゴロゴロ言うのを、英語では「パウリング」と言います。
つまり、彼らの耳には「ゴロゴロ」ではなく「パウルパウル」と聞こえているのです。
うーん。
言ってるような気もする。

赤ちゃんは日本では「ばぶー」と言う事になっていますが、アメリカ人には「ウゴウゴ」「ガバガバ」と言っているように聞こえているようです。
ウゴウゴ、とはたまに言っているような気がするけど。

擬音がマスターできたら、またその言語を良く知る一歩になると思うのでした。

皇帝