皇帝の日記
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2012年01月30日(月) 着物風

最近着物というか、羽織っぽいカッティングの上着がひっそり流行っています。
昔ハリウッド映画とかで、女優さんが家の中で着物をガウン代わりに着たりしてたでしょ。
あれを外着にしたようなん。

しかしねえ、僕が着物風のカーディガン(?)を着てしまうと、あまりに本物と言うか。
とってもジャポネスクを感じるじゃあーりませんか。
だからちょっと止めとこうかな、と思っていたのだが。

普段から寒い時にはどてらを好んで着ている皇帝。
羽織物を着ると、心が落ち着くのは確かです。

試しに一着買ってみるか・・・変だったら家で着れば良いじゃん・・・。

と、セールに出ていたKIMONOを購入。
するとどうでしょう。
うん、確かにリラックスする。
パジャマの上に羽織ってもしっくり。
良いぞ。
ちょっと日本で見たら、お襦袢っぽい薄いピンク色だが。
他の人はそんな事には気がつくまい。

というわけで、週末羽織ってだらだらと優雅なひとときを過ごしていたのだが。
そういえば、背中が痛いから運動はお休み中とは言え、ブーマーさんの散歩には行かねばなるまい。
ブーマーさんには週末とか関係ないもんね。
俺たちには土曜日しか無い。

と、お散歩中日に焼けないように買った麦わら帽子を被り。
こないだ散歩中に枝が足首に刺さったから、サンダルを脱いでハイソックスを履いて、黒いスニーカーを装着。


・・・するとどうでしょう。

何故か阿Q正伝風というか、清人車夫風というか、あやしい阿片売りというか。

まあそんな感じの出で立ちになったではありませんか。

不思議・・・。


2012年01月29日(日) あるある

背中が痛くなってしまった。

産前に頻繁に整体に行っていた時の痛みの100分の1くらいなので、油断してたら段々肩が動かなくなって来てしまった。
肩甲骨あたりが痛いから。
こらいかんなあ、と整体に久々に予約して行ったら、お世話になってた女医さんが臨月になっていた。
えーと。

つまり、僕の妊娠中から、彼女も妊娠していたわけだが。
・・・平均的なアメリカ人の体型だから腹が出ていると思い込んでいた。
全然気がつかなかった・・・。

今日はどうしましたかー?よっこらしょ。
という彼女に、背中が痛いとか言うのは気が引けるが・・・だが背中が痛い!
というわけで、背中をバキバキしてもらった。

ついでに肩もバキバキ。
皇帝はお婆ちゃんも母ちゃんも肩が悪かったから、きっともれなく肩が悪くなるでしょう。
サラブレッド肩痛。

いつも通り「今日は重たいもの持たないでねー」と帰されたが。
帰りにイサムさんを迎えに行ったら、猿のごとく木にぶら下がって遊んでいたイサムさんに飛びつかれ、グキッとした。

先生イサム15キロは重いものに入りますかー?
アユミ7キロは重いものですかー?
猫らは重いものですかー?
バナナはオヤツですかー?
スイカは野菜ですかー?

さて、日本から救援物資が届いたので、ぽちぽち開けている。

メインはおひな様。
二月になったら飾ろう。

今まで親父様がDVDに録画してくれていた「おかあさんと一緒」がブルーレイになった。
ブルーレイはリージョンコードが無いのです。
今まで小さなDVDプレイヤーの画面で観ていたのが、大きなテレビ画面になったため、イサムさん興奮。
母はお姉さんの皺を見つけてニヨニヨ。

そして送ってもらった吉田戦車の「漫画親」
これは良かった。
男親の側から描かれている珍しい育児漫画だし、イクメンかどうかわからんけど四六時中育児をしているジャバ夫さんが、えらい共感していた。
いつまでも新生児で居て欲しいとことか。
子供の居ない日に風呂で泣くとか。
ちょっと見ないうちに成長されてると、戸惑うとか。
あるあるネタらしいよ。

ところで、なんで育児書では、赤子の首肉の間に超垢が溜まるって教えてくれないんでしょうね。
すごい一般的な罠だと思うんだけど。
それとも、あの埋蔵金を自力で発掘できた時に、真の親として目覚めるのだろうか(何に?


2012年01月28日(土) 若い者には負けん

バンクシーさん。

http://ja.wikipedia.org/wiki/バンクシー

イギリスの近代芸術家で、ゲリラ的な芸術活動をしており、時々公共物を破壊するため逮捕状が出てるんで、本人は顔も声も本名も非公開。
その破壊的で都会的な作品に、世界中、もちろんロスにもファンが多い芸術家です。

バンクシーは何者なのか・・・。

あまりにも豊かな創造力に、バンクシーは個人ではなく、グループで活動しているんじゃないかとか、色んな憶測を呼んでいますね。

という話をジャバ夫さんをしていて、最も驚くであろうバンクシーの正体は!?と大喜利大会。

優勝は

実はバンクシーのお婆ちゃんが作品を作っている。
時々街中で活動している人は、孫。
ゲリラ活動は孫がしている。
本体はお婆ちゃん。

でした。


2012年01月27日(金) 学校行ってるよ

使わない単語を覚えている。

使わないかどうかは私次第なんだけどさ。
使ってる教科書が、やけに上級向けなためか、普通言わないような言い回しとか、重箱の隅に近い方の内容になって来ているのだ。
This is a penから、思えば遠くへ着たものだ・・・。

薄々思っていたが、先生も「これ使わないよな〜・・」と思っている雰囲気が出ている。
「まあ、もし万が一こういうシチュエーションに陥ったら、使うかも知れないから念のため覚えておいて」とまあ、あり得なさそうな枕詞を挟んで来る。

ほんで気がついたけど、先生の中の特定国家への思いが隠し切れずに出て来てしまっている。

たとえば、イギリスに対して先生は
「仮定文では主語が何であれbe動詞はwere、でもアメリカではI was, She was, He wasで通っている)でも、もしかしたら君達が将来イギリスの教養階級の人とお話しする時に、恥をかかないように教えておきましょう。正しくはwereですよ」
と思っている。

たとえば、オーストラリアに対しての先生の思いは
「この時のaをアと発音するのはオーストラリア人だけだかんね。ぷっ」
だ。


さて、本日のイサム語

いえしゅ!  =イエス
はぎゅぷりー =だっこ(ハグ・プリーズ)
しょあー   =シャワー
ばしゅ    =お風呂(バス)


2012年01月23日(月) 部屋と腹筋と私

昨日焦げ付いたフライパンは、一日中石鹸につけておいた結果、綺麗になりました。
ジャバ夫さんに「腕の火傷はどう?」と聞いたら、「まだ痛いねー」と反対の腕を見ていたので、大丈夫でしょう。

さて、巷ではもう流行が沈静化したであろうトレイシーメソッドによる運動ですが。
これに産後、本気で真剣に取り組んだら、なんと腹筋が割れてきました。
・・・。

・・・トレイシーの嘘つき・・・。

トレイシーは「個人的には6つにわかれたムキムキ腹筋は大嫌いで、女性らしい凹んだお腹を作るための運動を考えたの!」とか言ってたんだ。
言ってたくせに。
トレイシーと男性スキャンダルを起こしたとかいう、マドンナの呪いだろうか。

どんだけ真剣に取り組んだかと言うと、産後一か月の検診後、ほぼ毎日1時間のDVDを1ヶ月。
45分のDVDを2ヶ月やってた。

ついでに言うと、トレイシーが「この運動中に、あなたの産んだ赤ちゃんが目の前に居たらサイコーね!!」とか言うんだけど。
最高どころか。
ぎゃーすか泣く子を前にして、無理矢理運動時間を作るもんだから、「この貴重な時間内で、得られる最大の効果が欲しい!」と頑張るわけですよ。
各ポーズ中、限界まで頑張るよ。
力も入るよ。

イサムさんは腹筋中に腹の上に跨がって来るよ。
猫らは上り下がりする脚に飛びついて来るよ。
ウイジが吐くよ。

ぬおおおおおお。

漫画で表現したら、常におでこに血管が浮いてる感じですね。
そら腹筋も割れるさ。

でも妊娠で伸びた皮は、自然に戻る速度でしか戻って行かないので、硬い腹筋の上には、たるーんとしたシワシワの皮が乗っているわけです。

たるーん・・・。


2012年01月22日(日) 兄妹

正しい男の料理は、キッチンやガス台などの調理器具への被害が甚大でない物である、という偏見があります。
今日のジャバ夫さんは、餃子とラーメンを作るのに、フライパンの底を焦げ付かせ、木べらを燃やし、自分の腕もアツアツの麺で焼いたので、満点の男料理人と言えましょう。
しかも、今流しのコップを片付けたら、ワイングラスの足が欠けていました。
フライパンの柄がヒットしたようです。
すごいな・・もう・・。

さて、またイサムさんが風邪で学校を1週間程お休みしています。
熱は微熱程度なのだけれど、上がったり下がったりウロウロしていて、下がったから「よし、明日学校行こうぜ!」と言うと、朝になるとまた微熱になっていたり。
熱があるとお迎えコールがかかって来るので、37度程度でも休ませなきゃならんのよ。
そんくらい子供には平熱な気がするんだけど。
やでやで。
ウイジにうつらなければ良いが。

ウイジは密かに3ヶ月になりましたが、すでに6ヶ月の服を着ている。
ムチムチ。
あいかわらずおしゃぶり大好きだけれど、最近は自分の手を発見して、握りこぶしをぺろぺろしたりして、大人しくしていますよ。

ウイジがおしゃぶりをチュッチュしてたら、たまたまイサムさんが通りかかったときにぽろりと口から落としたのですね。
そしたら、イサムさんがさっとまた口に入れてあげていたので、感動した(落としたおしゃぶりを口に入れたとかいう問題はともかくとして)
えらく受けたので、イサムさんはその夜、大人しくおしゃぶりをチュッチュしているウイジに忍び寄り、チュッポ〜ンとおしゃぶりを奪い、また口に入れてあげるという事を繰り返し、ついに泣かせていました。
・・・まあ・・。

まあ・・・。


2012年01月19日(木) 円急落

イサムさんが熱出して学校から返されてきました。
うつらないか否かが勝負。
というか、微熱だども元気ぱんぱんなご様子で遊び転げてますけど。
熱出てるけど元気な子供達用の保育園を作って欲しいわ。
そんなわけで、僕は今日英語の授業を休みました。
くすん。

さて、昨日の朝寝中に、8時30分に義弟がやって来て物音で起こされると言う夢を見て「こんちくしょーめが!!」と怒りながら起きたのですが。
(起きたのは7時頃)

今朝、まさに8時30分に義弟がやって来て、3度寝中のウイジと共に起こされてしまいました。
あらやだ、予知夢?
がっでーむ!!

今まで職業を聞かれたら「名探偵(スーパースルース)」と答えていたけど、これからは「巫女(シャーマン)」と答える事にしました。

でも明日の事がわかるって微妙。
もっと未来の事がわかれば良いのに。
というか、もっと株価とか有益な事がわかれば良いのに。

あ、義弟が朝来るのがわかってたら、起こされないように罠を仕掛けておけば良いのか。

ドアベルにカタツムリを貼っておくとか、地味に嫌なヤツ。


2012年01月18日(水) 建築事情

市のプチ裁判所みたいなのに行って来た。

なんでそんなところに用事があるかと言うと、家を建て直すのに市の許可がいるから。
色々建築基準が厳しくて、この審査をパスしないとなんも建てられないのだ。

元々の家は、建築基準がまだゆるゆるだった頃に建てられたものだったので、色々と自由奔放にというか、適当に建てられていた感があったが。
今は防火装置とか水道の通し方とか電気の使い方とか、色々厳しい基準があるらしいのだ。
一度、家の設計を通そうとしたら許可が下りなかったので、今度は自ら裁判っぽいところに出て行って、「このような理由でこんな設計なので、許可をください」と申し立てなければならなくなったのだ。
その出頭が今回二度目。
うへー。

証人として来てくれたのが、設計した建築士のおっさんと、アシスタント、それから近所の方がボランティアで。
近所の人は、その近所がどんな風に復興中で、どんな風にそれが遅れていて皆がいらだってるとか、そんな事を証言してくれた。

しかし、そんなところにオラが行っても何もわからんがなー。
難しい法律のお話だものー。
子供の面倒もみなきゃ行けないし。
そしたら義母はウイジを連れてけと言うのです。
しかも、学校に行っているイサムさんも、わざわざ迎えに行って連れて来いって言うのです。
いや、言うのは簡単だがよ。

三ヶ月のウイジはともかく、イサムさんが大人しく傍聴しているわけが無い。
じっと座っているなんて、無理な話さ。
というわけで、傍聴席の折りたたみの椅子を一通りぱたんぱたんした後は、きゃっきゃっきゃっと遊んで、セオリー通りひっくり返って頭を床で打って「わあああああああ!!」と絶叫泣き。
つられてウイジもイナバウアー泣き。
阿鼻叫喚の地獄絵図ですよ。

ところが、これが元弁護士の義母の作戦だったのです。

こちらは家を建てる許可を、とにかくはやく出してもらいたい。
すると、そこに住む人間の顔が見えた方が、役人受けが良い。
その上、小さな子供が居ると「なんとかしてやらな」と思う気持ちが追加され。
赤ちゃんがいると「あの子にはすぐ落ち着いた家が必要だ」という気持ちになるのだとか。
そうなってくると、多少部屋数が多かろうが、「あの子が住むのに必要なら良いか」と甘くなって来て、最終的に「ま、なんでも良いか」とサインしてくれて終わり。

・・そんな風に事が運ぶもんかね。

と思ったら、運んだのです。
しかも即判決。

審査員達が赤子の泣き声に閉口したのかもわからんけど、前の人達の審査が2時間以上かかったのに、我々は30分程で終〜了〜。

おおー。

というわけで、今回はイサムさんとウイジが大仕事をしたのです。
でも、もっとも同情を買ったのは、泣き赤子両手に抱えた母ちゃんだったと自負していますがね。
ふふん。


2012年01月17日(火) ホーンテッドハウス

ようこそ蝋人形の館へ・・・

ぎぎぃ〜

バタン!

というわけで、今にも何かが出そうな程古い我が家ですが。
大家さんはCMプロデューサーで、何か家に不具合があって電話をかけると、時々CMの撮影中だったりします。

ほんでこの間大雨が降った後、雨に弱い南カリフォルニアらしく雨樋が壊れてしまい、大家さんに電話をかけたら「すぐ直すよ〜」と言って本人がやって来て、せっせと直してくれた。
・・・普通、大家さんが業者を呼んで直すもんなんだが・・・。
どうやら不景気でそれどころでは無いようです。

大家さんが老体にむち打っていまだに仕事を続けているのも、このボロ屋をとっとと売っぱらって現金化したいのも(しかし不景気で地価が下がった上に売れない)、全ては4人の子供の養育費の為。
そして離婚した妻に財産分与をしなければならない為。

そう、このおんぼろ家屋には、長年連れ添った夫婦が離婚にいたるまでの、執念と怨念も込められているのです(劇的ビフォアアフター風に。

怨念はそこかしこに感じられます。
とにかく無理なリフォームが多い。

廊下の途中に突然、脈略も無く扉があったりする。
それはダイニングの窓がきっちりとしまらないので、すきま風がびゅーびゅー吹いて気温が下がるので、寝る時にこの扉を閉めれば寝室の温度が下がらないと言う工夫でしょう。

窓を直せ。

また、マスターベッドルームのトイレの中に扉が有り、やたら立派なサウナが突如ついています。
これは夫が「俺のドリームハウス〜。サウナ欲しぃ〜」とつけたがった物の「あんた、そんなものどこにつける気!?」とせめぎあった結果、このような中途半端な結果になったのではないかとうかがわせます。

サウナは今、蜘蛛の繁殖地です。

やたらに真新しい子供用の風呂場が一部屋ありますが。
これはその他の風呂場に湯船が無く、無骨な水圧の調節できないシャワーがゴーンとついていることから。
3人目の子から4歳差で産まれた、年寄りっ子の末っ子の為に「あなた湯船が無きゃ赤ちゃんをお風呂に入れられないじゃない!サウナより湯船でしょ!何考えてんの!きー!!」と無理にぶっ込んだ感が漂います(妄想。

ありがとう、うちの子らが安全にお風呂に浸かれます。

更に子沢山仲良し家族当時をしのばせる、5月5日(かどうか知らんが)の背比べ、柱の傷が生々しく残っておりますが。
一番下の子が10歳になった時、何かが起こってそこで記録が止まっています。
前述の、上の子と4歳差で産まれたと言ったのは、この柱に残る2番目に若い子供の記録が14歳で止まっているからです。

怖いので我が家では話題に上りません。

そしてあちらこちらに敷かれた安物のカーペット。
きっと子供がひっくり返って頭を打つ頃、あーでもないこーでもないと言いあいながらあちこちにカーペットを敷いたのでしょう。
一個だけ、トイレなのにカーペット床なところが有り、迷走ぶりがわかりますね。

カーペットは犬猫赤子が汚しまくって、今やシミだらけです。
大家さんすいません。

そんな淀んだ空気に支配された家に、義父母のちょっとキモイ現代美術品が飾られていて、よりいっそう出そうな感じですが。
新しい家に引っ越す前に、是非お越し下さい。
白い毛に覆われた巨大な四つ足が、あなたをお出迎え・・・。


2012年01月15日(日) 微笑みの国

産前の体重に戻りましたー。
ジーンズが履けると、ぐっと生活が楽になりますな。
ほほほ。

さて、痩せたは良いが、鏡を見るとあら不思議。
顔に深い皺が刻まれた、ほお肉の垂れ下がった老婆の姿が。
あらやだ、誰かしら。
いや自分だし。
何故。
何故こうなった。

せっかく産前の服が入るようになっても、こんな様子ではかわいい服を着たら浮いてしまう。
ついに受け入れなければならない時が来たのか。
老いと言うヤツをよ。
シュッとした落ち着いた黒とかグレートか白とかの服ばかりを着る日が来たのか。

・・・まて。
そんな簡単に老いて良いのか。
子供が二人も居るんだし、もう老いても良い、とも思ったが。
老いた奥さんではジャバ夫さんが可哀想ではないだろうか。
ジャバ夫さんは性格的に浮気もしないし、どうやらありがたい事に近々妻にお暇を出す予定もなさそうだから。
(いまのところ)人生最後の女性となる妻が、そうそう衰えてしまったら気の毒だ。
可哀想に可哀想に。
おうおうおう。

というわけで、原因と対策を練る脳内会議をしてみた。

まず、何故頬肉が垂れ下がったのか。
これは口角が下がっているから。
生まれつき口のつき方が口角下がり気味だと言うのもあるが、ここのところより一層口をへの字に結んでいる時間が長い。
特に搾乳時だね。
下を向いて、口をへの字に結びながら、一心不乱に20分×8回/1日毎。
特に早朝の搾乳時には、眠さも手伝って眉間に皺を寄せながら、まさに苦悶の表情で居る。

これが顔の皮膚に形状記憶されてしまっているのではないか。
いかんね。
昔話に出て来る、意地悪ばあさんがこんな顔をしていた。
人に意地悪するって、けっこう大変なストレスなんだね。
深いな。

というわけで、この搾乳の時間に、口角を上げてみる。
誰も居ないのに満面の笑み。
ちょっと気持ち悪い。
だが致し方ない。
怒り皺よりも笑い皺の方が良い。
顎の下の肉も引っ張られて上がるし。
ニヨニヨ。

ずっと口角を上げっぱなしと言うのも飽きてしまうので、ちょっとトレーニングっぽく右頬を上げて、疲れたら左頬を上げて、両方上げて、と無言でメニューを組んでみたりする。

他に、他に1日何回か一人でしなければならない、顔面が暇な用事ってあるだろうか。
それは運転中。
学校に2往復するのに、15分×4という時間がある。
運転中も、ニヨニヨ。
対向車線の人が気持ち悪いだろうから、車が来たらさっと無表情になる。

と言うような事を先週試しにやってみたのだが。

顔の皺はまだ特に効果はないものの。
初めてやった時にはすぐに頬骨附近の筋肉が疲れてしまっていたのが、楽に口角を上げられるようになった。
にやっ。
これでいつでも笑いたい時に笑える反射神経が養われましたな。

そしてそして、なんと。
楽しくもないのに笑っているせいか、なんだかとっても上機嫌になりました。
今まで搾乳中など忙しい時にジャバ夫さんに呼ばれると
「何よー!」
と返事していたのが
「あろ〜は〜」
という感じに。
心に余裕ができた感じ?
いや、どっちかと言うとテンションが上がってる感じかな。
ウキウキ気分。

たまたま今週私の気分がうきうきしているのか、それとも微笑み効果なのか。
どちらにせよジョイフル気分なので、来週も試してみようと思います。

他の人もやってみてくれないかな。
そしたら本当に気分に効果があるのかどうかわかるのに。
ニヨニヨ。


皇帝