皇帝の日記
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2011年12月06日(火) 生後二ヶ月!

赤子の性格は、産まれもってのものなのか、それとも育て方なのか。
永遠の謎ですね。
でもなんとなく、持って産まれたものが大きいと思います。

他所の子と比べまいと思っていても、ついついウイジはイサムさんと比べてしまう。
比べると言うか、イサムさんを育てる過程で経験した事、ウイジも大体同じ感じで育てれば良いと思っていると、どうやら前回の方法は通用しないらしいという事が判明して来るのだ。

まだウイジ二ヶ月。
育て方もへったくれもねえ!

個性個性とあんまり育児関係の話で使われ過ぎているので、個性を大事にとか言うのにちょっとうんざりするんですが、パーソナリティーですわよねえ、要するに。
この人はこういう人なんだな、ということ。
それを大事にって事は、持って産まれた性格を否定しないで、できるだけ無理なストレスと言うか圧力を加えずに育てれば良いわけだね、明智君。

イサムさんはお母さんが近くに居ようが居まいがおかまい無し。
寝返り前は、放っておけば無言で手足をバタバタして、勝手に疲れて勝手に寝てた。
常にご機嫌。
動けるようになると、一人でどこまでもハイハイして行って、眠くなったらその辺の床で勝手に寝てしまう赤子であった。
思えばずいぶん楽をさせてくれた。

しかしウイジは違う。
お母さんが居ないと泣く。
寝ていても、どっかにセンサーが付いているのか、ちょっと離れるとバチーン!と目を覚まして、たちどころに泣き始める。
寝る時も、勝手に寝てくれない時もある。
横抱きにしたり縦抱きにしたり。
母のお腹に顔肉をもにっと押し付けながら、安心してようやく寝る。
母冥利に尽きるではないか。

二人とも良い子。
しかし、なるほどこれが性格とか個性とか言うものか、と思い知らされるのであった。
人生これ勉強ですな。

まっさらな状態で産まれて来て、これだけ違う。
これに環境やらなんやらが合わさって、皆それぞれ思って考えて生きて行くんだなあ。
人間だもの。
みつお。


2011年12月03日(土) 下の世話。

今日も朝からパジャマがビショ濡れになる程吐いてくれたけど、母子ともに元気です。
思うにウイジは、自分の飲める量以上に飲んでしまって、吐いちゃうよう。
母がちゃんとミルクの量を調節してあげないとね。

さて、だいぶん悩まされていた猫らのテロ行為だが、先月の半ばからぴたっと止んだ。
トイレを常に清潔に保つのは勿論だが、トイレを大きめにし、足に付いたうん○を広めないようにタイル張りのバスルームの一室に設置。
(万が一足が汚れても、トイレから出てタイルを歩いているうちに綺麗になる算段。タイルはフローリングや絨毯に比べると掃除しやすいのであります)
何種類かのトイレ砂を試し、最終的に無香料のベーキングパウダーベースの砂に。
そして嫉妬深いモモは、毎晩ウイジが寝た後にこれでもかと撫でくり回して、事あるごとに「モモかわうぃ〜ね!」とか「モモ立派なシッポだね!」と褒めたたえまくる。
これにて、ようやくテロとの戦いは終わったのです。
やれやれ。

きっと、それほど動物が好きでもないのに勢いで買ってしまった人とかが、こういうトイレトラブルの解決を待てずに捨てちゃったりするんだろうな・・。

動物も赤子も、忍耐ですよ。

にんにん。


2011年12月02日(金) 赤子に囲まれて

プリスクールの先生が、やけにイサムさんを褒めてくれる。
二人目が産まれたばかりだから、良く見てくれているのかもしれない。

イサムさんはランチの時に、自分でランチボックスを開けて食べ始める事ができるようになったらしい。
そして、皆が座っている間はちゃんと輪に入って座れるようになったとか。
友達はイサムさんが英語を話せないので(と先生は思っているけど、何語も話せてませんよ)、気を使って積極的に一緒に遊んでくれているそうで。
良いお友達に恵まれて学んだのか、イサムさんより小さい子にもやさしく接しているらしい。


・・その1/10でも良いから、ユアンに気を使ってはくれまいか・・・。


まあ良い。

ユアンは今朝も我が家に投下されて行ったので、オムツを取り替えたりしてたのだが。
お尻の形がうちの子らと違う事に気がついた。
お肉が、上に盛り上がっている感じ。
きゅっとね。
なるほど人種が違うらしいと思った。

昨晩はウイジが盛大にマーライオンの如く吐いたので、夜中にシーツも布団も取り替えて、一息ついたものの、今朝もやけに臭い臭い臭いとチェックしたら、パジャマの脇にべっとりと吐かれていた。
ああ。

もちろん、猫らもお母さんを休ませない。
今朝コーヒーを飲んでいたら、カップの底から頭突きを喰らわされて、落として割れた。
飛び散ったコーヒーを拭いて、破片を掃除機で吸って・・。

君達・・。


2011年12月01日(木) 子供服買い出し

口唇ヘルペスが猛威をふるって、今唇がアンジェリーナ・ジョリー。

さて巨大児ウイジ。
0−3ヶ月の服は、長さはともかく脇と胴回りがきつくなって来た。
もう買う服は3−6ヶ月のサイズに。
6ヶ月になったら南カリフォルニアは初夏の陽気でございましょう、と予測した私は、7月の日本で夏仕様のワンピを6ヶ月サイズで沢山買ってしまったのであります。

大誤算。

もう着れるわ・・・。
でも今一応冬と言うか、秋っぽい気候だから、さすがに綿の袖無しは寒い・・・。

そいうわけで、急遽長袖の無地Tシャツを買い与え、重ね着でワンピを活用する事にした。
更に寒くなったら、下に長ズボン履かせておけば良い。

奇しくも年末セールに突入しているので、近所のメイシーズに急行。
子供服が60%オフ!更にクーポンで25%オフ!
子供服って、値引き方がすごい。

ついでにイサムさんのパジャマも冬用を3枚ほど購入。
イサムさんは背が伸びて、今までのパジャマがつんつるてんになってきたのだ。
どんどん大きくなってしまうのね、子どもら・・。

次はユアンが待っていると思うと、迷い無く服が買える。
パジャマだったら男女それほど関係ないから、ウイジも着れるしね。
究極の着回し。


2011年11月30日(水) 託児所

ユアンが毎日グランパマのところにやって来て、投下されて行く。
かまわないんですが、彼が来ると家の中に0歳1歳2歳児が居る事になり、それは大変な騒ぎになる。
彼ら一人一人の出来る事は小さいが、集まる事で輝きを増す、パヴェセッティングのダイヤモンドの如し。

気をつけるべき点が一々違うんですよね。
それぞれの留意点は


0歳:
頻繁に授乳、頻繁に排泄。
吐き戻し。
気付くと猫に乗られてる。

1歳:
物を口に入れる。
物をかき乱す。
段差で転ける。
猫を握る。
犬に乗る。
漏らす。

2歳:
物を投げる。
1歳児を突き飛ばす。
1歳児から物を取り上げる。
ドアを勝手に開閉し、猫を閉じ込める。
ドアを勝手に開閉し、1歳児を閉じ込める。
漏らす。


もうてんてこ舞い。

そのせいかどうか、今月二回目の口唇ヘルペス発作中です。
英語では単にヘルペスと言うと性病になってしまうので、口唇ヘルペスの場合は特に「コールドソワー(サワー?」と言います。
痛い。
子どもらにうつさないように気をつける。


2011年11月28日(月) 筋肉の勧め

日常生活に筋力は必要。
というか、わずかな筋肉があるだけで、生活がえらく楽になると言う事がわかったのであります。
奥さん、ちょっとばっかりの筋トレはやった方が良い。

元々が筋肉全く無かったから、イサムさん誕生後初めて幾ばくかの筋力を手に入れて、私舞い上がってるんでございます。
朝起きた時、ベッドから立ち上がるのがとっても楽。
まあそんなレベルの筋力の話をしているので、スポーツしてる人とは次元がちょっと違う。

なんせ以前はリアル箸より重い物を持った事が無い人だったからね。
それがイサムさんを持ったり置いたり運んだり。
落っことすわけにはいかないし、そりゃあ必死になりますわ。

そうですね、他に出来るようになった事と言えば、瓶の蓋とかが空けられる確率が増えました。
以前はペットボトルの蓋すら全然空けられないので、トライする前に諦めていたのに。
ハイヒール履いてもフラフラしなくなったし。

さて、義父母が今度サンフランシスコ近郊で展示会をする。

二人とも絵を描いたり写真を撮ったりするのが好きなのだが。
義母は時々パソコンで何やら描いて、出版された小説や詩集の表紙絵を飾ったりしていた。
ここ数年趣味が高じて、二人でやたらめったら作品を生み出しまくって居るな、と思っていたら、画商が目にとめてくれて、展示会をしようと言う事になったんだとか。

そんなわけで二人ともサンフランシスコに行かねばならないのだが、風邪ひいてるけど大丈夫?


2011年11月26日(土) 黒金曜

感謝祭明けの金曜日、アメリカでは一斉にセールに突入します。
クリスマスを前に、一気に消費が加速する日。
それまで赤字で売ってる小売りやメーカーが、一転黒字になるのでブラックフライデーともうします。

そんなわけで、お客さんもこの不景気の中殺気立ち、開店前のお店に行列を作る。
店によっては木曜日の夜からお店を開けて、夜通しプリセールをしたり(夜12時から朝4時までとか)する。
お祭り騒ぎ。
去年はメイシーズの入り口で圧死した人が居たが。

今年もカリフォルニアでは一人亡くなってしまった。
その理由が、セール品を取り合って、逆上した相手に射殺されると言う・・・。
恐ろし過ぎる。
早く銃を規制して欲しい。
持ってるのはアホばっかりなんだから。

そして、死人は出なかったけれど、行列に向かって催涙スプレーを噴射したおばさんも居たそうな。

アメリカよ、どこへ行く・・・。

さて、ウイジが泣く。
理由もなく泣く。
おデブちゃんなので、かなりしっかりした声量で、気張って泣くのである。
「うぎゃああああああうぎゃああああああうぎゃあああああ」という感じ。
うーん。

抱っこすると泣き止む。
抱っこしてないと寝ない。
抱っこちゃんだ。

これが、頻繁に抱いていたからこうなったのか、それとも元々そういう赤ちゃんなのかはわからない。
でもなんとなく後者だと思う。

イサムさんは泣かなかった。
泣いても声が小さいので、「にゃあ〜ぁ・・ぁ・」と消え入るようであったが。
抱っこしようがしまいが、あんまり気にしていない感じだった。

というか、イサムさんが産まれた後は一年ちょっと背中が痛くて、抱っこどころではなかったな。
そしてすぐにロスに引っ越して、抱っこして外を歩く頃には夏に突入してて、暑いからストローラーの方が重宝だった。

ところが今回は、イサムさんで鍛えた筋力が多少あるので、抱っこが苦じゃない。
抱えたままウロウロできるじゃありませんか。
出産祝いにビヨルンのピンクのおぶい紐をいただいたので、そこに入れてウロウロ。
そのままパソコンしたり、簡単な家事も出来ちゃう。

トレイシーメソッドの筋トレを、妊娠6ヶ月まで、腹筋以外やっていたのも良かったと思う。
後期から全然運動してなかったから、筋力ゼロに戻ったかと思ったけれど、元の筋力がマイナスだったから、まるっきり元通りのヘニョヘニョにまではなっていなかったよ。

ウイジでかいからな。
これが第一子だったら、重さと泣き声のでかさに凹まされていたと思う。
多少余裕のある第二子に、ちょっとした困難をくださるとは。
神は乗り越えられない試練は与えないと言うが、こうやってちょっとずつハードルを上げて行くのか。

ウイジ攻略頑張ります。
まあ周りの人の迷惑さえ考えなければ、いくら泣いたって良いんですけどね・・ふ・・。


2011年11月25日(金) サンクスがギビング

というわけで感謝祭だったのでございます。

出来る限り主役にならないように、逃げの一手を打ち続けて居たのだけれど、やっぱり忙しい事には変わりなく。
洗い物はいくら洗っても次から次へと出て来るし。
朝から午前中だけで、食洗器を3回も回し(日本で言う業務用サイズなんだけんど。
ウイジにミルクをあげながら、ユアンとイサムさんがけんかをするので追いかけ回したり。

日本の盆暮れ正月もそうだけど、何故この忙しい時に殿方は完全にお客様モードなのでしょうね。
というか、休日満喫モード。
アメフトの試合観たり、散歩に出かけたり。
ちょっと、子供の面倒でも見てくれませんかねえ?

ジャバ夫さんは普段イサムさん担当なのに。
何故かこの日は、そのお役目からも手を引いて良い暗黙のルール(?)があるかのように、ゲームしたりテレビ観たりしている。

僕は家族のイベントで働く事はちっとも厭わないが、ケチな性分なので夫の方が働かなくて良いのには納得がいかん!

というわけで、食後に早々、義妹と「ほんじゃわしらは頑張って作ったんで、後片付けよろしく!」と席を立って子どもらと昼寝を決め込んだのでありました。
夫諸君は、せっせと台所で働き「終わったよー」と褒めて欲しそうな様子でやって来たのだが。

うん。
何も終わってない。
わかっていたよ。
こうなるって事はさ・・。

まあいいや。

明日はブラックフライデー。
アメリカ中のお店がセールに突入します。
まあウイジ抱えてセールには行けないと思うけど。
雰囲気だけ楽しみに、どっか行こうかな・・・。


2011年11月24日(木) 感謝祭前夜

イサムの風邪はグランマへ。
皇帝は気合いで復帰して来たけれど、感謝祭前に主婦倒れるの巻。
司令塔不在の感謝祭準備は、全員が右往左往してなんとなく整わないまま。
まあね、皆頑張ったよ・・・。
この下ごしらえをやっつけに済ませた七面鳥は、明日誰が焼くのかな?
あたし?
いやん・・。


2011年11月23日(水) 良い夫婦の日

ウイジ、従姉からお下がりを送ってもらった。
ところが丁度ぴったりのサイズで、これ以上大きくなってたらアウトだったな、という。
今まさに活躍です。
ありがとう。

こないだの日曜日、朝突然義父がオーケストラのコンサートチケットをくれたので、その夜行って来た。
ベートーベンのなんちゃら。
急だったので予習も復習も出来ていないけれど、ピアニストのスペシャルゲストも来ていて、良かったですよ。
義父からギフト。

さて、一日寝てたせいか、今日はけっこう元気。
義実家暮らしは、こういう時に人手が有ってよござんすね。
しかし、いつまでも子どもらの面倒を見てもらう為には、義父母が元気な状態で居てくれないといけないのです。
世の中のじじばばには、是非健康で長生きしてもらって、少子化の改善に一役買っていただきたいものです。

そんだけじゃなんなんで、他に義実家暮らしで良いところを考えてみたが、まず夫婦喧嘩が減りますね。
親の前じゃみっともないから後でこの事言ったろ、と思っていても、二人きりになる頃には忘れているという・・。
じゃあ結局大した理由で怒っていたわけじゃないんだな、きっと。

では最新のイサム語

おじいちゃん=ばっばー(グランパ
おばあちゃん=ばっまー(グランマ


皇帝