皇帝の日記
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誠に残念な事に、イサムさんが学校からもらって来た風邪は猛威をふるい、まず義母が感染しジャバ夫さんが感染し、そして今私喉が痛いんでございます。 ウイジは初乳からもらった免疫力で乗り切れるでしょうか。 というか、こんな年間5、6回風邪ひいてる母からもらった免疫なんぞ、屁のような物ではないだろうか。 母乳にそんな言われている程の力があるならば、今すぐ自分で飲みたいよ。
さて、出なければ困る、出過ぎると困る母乳。 一説によると日本人は乳腺が細いんだとか、油物を食べると母乳が作られ過ぎて乳腺が詰まるとかなんとか。
詰まったよ。 そして炎症を起こしたよ。 熱もちょっと出た。
乳腺炎は悪化すると死ぬ程痛くて、最悪手術と言う事もあるんだって。 幸いそんなに悪くはならなくて、死ぬ程痛くはないけれど、寝れない程痛かった。
寝れないから色々調べてみたが、日本のサイトでは 洋食(脂肪分)、乳製品を避ける。 赤ちゃんによく吸わせる。 温めたり冷やしたり、とにかく血行を良くする。 キャベツを貼る。 水分をよくとる。 助産師さんに相談して、マッサージしてもらう。 葛根湯はわりと効く。 とか書かれており。
英語サイトでは 頻繁にパンピング(搾乳)する。 水分をよくとる。 冷凍野菜(グリンピースとか)の袋で冷やす。 シャワーでマッサージする。 粗めのヘアブラシでゴリゴリする。 とか書かれてる。
アメリカには乳腺炎を診てくれる専門家は居なくて、あえて言うならラクテーションコンサルティングの人に相談せよというのだけど。 しかし、この人達は日本の助産師さんのようなおっぱいマッサージの技術は持っておらず、アドバイスしてくれるだけ。 産婦人科でも乳腺炎は診てくれないらしい。 つまり、そんなに乳腺炎で困ってる人が居ないようなのだ。 そうかい。
長年肉食で乳製品をバカスカ摂取してる西洋人と、近世まで魚ばっかり食べていた日本人では、土台身体の仕組みが違うようです。
じゃあ、日本で言う「手術が必要な程悪化」した場合、どうしようもないと言う事なのか? 恐ろしい話だ。 と、危機感を持ったので、せっせと搾乳しまくった。 夜も寝ずに、2時間毎搾乳してウイジに飲ませた直後、だめ押しにもう一回搾乳して、と一晩中頑張ったら、なんとか寝れるくらいに炎症は収まったのでありました。 でも、今はとっても危険な状態。 詰まりやすい事に変わりは無い。 いつまた詰まるかもわからないので、とにかく水を飲みまくっている。
寝れないと言うのはあれです。 ぱっつんぱっつんに腫れているので、仰向けすると圧迫されて痛くて、横になると潰れて痛くて、ようするに寝転がれないのです。 そして、そんなに腫れる程母乳が作られているという割には、搾乳しても大して出て来ない謎。 それとも、ヘアブラシでゴリゴリしたら出るんだろうか。
つかヘアブラシって。 考えた人は多分、死ぬ程痛くてテンパっていたと思われる。
今朝なのか夜なのか。
ジャバ夫さんがイサムさんの世話を引き受けてくれているのに、この大変さ。 一体世の母さん達は、どうやって複数の子どもらの面倒をみているのだろうか。 赤ちゃん持ったまま子供風呂に入れて、自分の身体も洗うんかいな。 赤ちゃん抱いて、子供背負って、買い物袋下げて歩くんかいな。 うん、きっとそうだな・・・。 そして皆肝っ玉母さんになって、ちょっとやそっとの事では動じないレベルに解脱するのだな。
昔オクラホマでは、10人くらい子供が居る開拓民達が移動中に馬車から2、3人道に落っことし、その事に気がつかず、置いて行かれた子供達が浮浪者集団を作っていたと言うが。 そら落っことすわ。
そんなすぐにギリギリ一杯になってしまう、許容量の少ない私に、神は試練を与えたもうているのか。 イサムさんが鼻水垂れて咳が出て、一時熱まで出たと言うので、学校から送り返されて来た。
新生児と熱だし二歳児。
何この急な一杯一杯感は。 みっちりしているよ?
二番目の子だし、私けっこう回せてるんじゃない?夜勤もけっこう頑張れてるよ?とか一瞬余裕こいたのがいけなかったのでしょうか。 そしてこれから迎える週末。 なんという事。 ギリギリで回せてたものは、ひとつの引っかかりで急にガタガタになると言う事ね。
朝はイサムさんがものすごい勢いで吐いたので、後片付けやらなんやらでずっと起きている。 吐いたら熱が下がったので、今日は学校お休みで家の中で遊ばせているが、ウイジに接近しないように気をつけんといかんのよ。 イサムさん触ってから、ウイジに触る前に手を洗ったりとかして、もう何回手を洗ったか知れない。
なんか馬車から猫らを落っことした気がするけど、きっと気のせいだ。 さあ行くぞ! ローレンローレンローレン〜♪
モモが爆弾を落とした。
なんということでしょう。 ジャバ夫さんに水物テロを仕掛けた後、トイレ環境を改善。 しかもナナとわけたいのかと思って、大きいトイレ二基も設置したというのに。 しばらくテロ行為を自粛していたと言うのに。
何故か今朝突然再びジャバ夫さんのバッグにじゃー。 ああ。 カバンを床に置くなって事ですか・・? 何を主張しているの?
と涙目で床を拭いていたら、目の前で大物を落としよった! な、何ー!? 今お母さんの目を見ながらやったでしょう! んがー!!
と怒りに燃え、トイレのある部屋に、水と餌と一緒にバシーン!と閉じ込めてから、学校に行った私。 帰って来たら、「反省しました」という顔をしていたので、部屋から出してあげたのでございますが。
どうやら、お母さんの注意を引きたくてやったのではないかと言うのが有力。 だって目の前だものね。 モモ寂しいのかい?
でも爆弾はいかんよ。 話し合いによって解決すべきだ。
それにつけてもこの家は大人に対して赤子の数が多過ぎる。 大人がひとりずつ赤子を持っても余る計算。 この状態でお母さんの気を引くのは至難の業。
それで爆弾か・・・。
あ、イサムさんが学校で風邪もらって帰って来た。 要注意だわさ。
イサムさんの愛して止まないスイカ。 そのスイカを丸ごと一個ぱくっと割って出してあげたら、無心で食べていたのだが。 横からジャバ夫さんが一口食べたら、泣きながら襲いかかり、鬼のような形相で口の中に手を突っ込んでスイカを取り戻そうとした。 たまらんのでジャバ夫さんは自分の部屋に逃げたのだが、それを泣きながら追いかけて行き、ドアの前で泣き崩れ、「イサム、謝りに来たの?」とドアを開けてくれたお父さんの口に、更に手を突っ込んでいた。 こ、これが二歳児の洗礼か・・・。
皆さんも、イサムさんのスイカには気をつけましょうね。
さて、イサムさんは全くウイジに接近しない。
実は前にラスベガスに一緒に行ったオーブリーちゃんにも弟が産まれたのだが。 めっちゃ噛み付くらしい。 歯形が残るくらいに、赤ちゃんに噛み付きまくるらしい。
お、恐ろしい。 がたがた。 嫉妬や暴力に比べたらなんぼか良いけど、全く無関心って言うのもどうなんでしょうね。
でもふと気がつくと、ウイジをいつも入れているバシネットの下に、イサムさんの大事な大事なトミカが並べてあったりして。 ちょっとは意識してるのかな。
本日のイサム語 スイカ=アーモン(ウォーターメロン
単純に計算すると、24時間で約20オンス(600mlくらい?)の母乳を生産しているのだが。 5オンスの人工ミルクから赤子が摂取できるのは大体100キロカロリーなので、これまた適当に算出すると一日400キロカロリーを母乳作るだけで消費している事になる。
出産で5キロくらい落ちて、産後更に5キロ落ちたので、もう10キロ減っているのですが、まだ体型が戻りません。 やはり増やし過ぎたな、臨月で。 医者から許可が出たら、リハビリもかねて運動する所存です。 ほう。
さて、今日ハロウィンだった。 毎年適当にパーティーに出たりして、なんとなくハロウィンだったが、子供が出来たからにはこういう家族イベントはちゃんとやらなならん。 と、ジャバ夫さんが主張するので、でかいカボチャを買って来て、ちゃんとランタン彫ったりした。
仮装は、義妹は家族分全部手作りのコスチュームを作ったのだが、私めにそのような根性も気力も有るわけが無く。 コスチューム屋さんで全員分揃えて来た。 本年度は(も?)スターウォーズ。 ジャバ夫さんがオビワン、私がアミダラ女王、イサムさんがダースベーダー、ウイジがイォーク。 ところが、オビワンの衣装はズボンの丈が短くて足りず。 アミダラ女王のカツラは、顔面部分があり得ない程小さく。 イォークはそもそもジッパーが壊れていて着れなかった。
そんなわけで、オビワンはトレパンで、アミダラは短い黒髪のまま、イォークはベビーシャワーでいただいたミツバチの衣装に変更となったのだった。 あのメイクをした私は、どう見てもバカ殿様。
近所のモールでトリック・オア・トリート出来るよ☆と案内があったので、モールのお店の入り口でお菓子をもらってきた。 小さい子ばかりで、怖い仮装は少数派。 ほとんどがかわいらしい動物や、海賊の仮装でした。 それを眺めるのもまたたのしからずや。
初めて正しくハロウィンを過ごしたのでした。
写真を整理してると思うのだけれど、ウイジはいつも満ち足りた顔をしている。 寝てる時とか、よく鼻から「ぷす〜」「ぷっぶっぴっ」と変な音が出ているのだけど。 それがまた満足感をかもし出している(ような気がする。
朝も夜も無く同じサイクル(赤子の空腹周期)で起きているので、一日中眠いわけだ。 だというのに、夜の寝かしつけに難航しているイサムさん。 私の〜部屋の前で〜泣かないで下さい〜。 ばた。
どうせ細切れに起きないといけないのだから。 睡眠時間を確保するには、早寝遅起になるしかないでしょうが。 子供がまだ食べてる途中でしょうが。
早寝しようとする20時ー21時と、イサムさんがぐずって泣き叫ぶ20時ー23時がかぶっているのだ。 寝ようとする私。 泣き叫ぶイサム。 関係なく寝てるウイジ。 走り回る猫ら。 やれやれだぜ・・・。
では本日もおやすみなさいまし。
というわけで、学校の課題作のデザインを変更したわけですが。 それと同時に、簡単なデザインにした。 残り3回しかクラスが無いので、その間に終われるように工夫したのれす。
だって、終わらなかったら手元に残るのはただの金属片だもの。 そこがいつも苦労のしどころ。 速く終わっても勿体ないし(設備はフルに使いたい)、完成しないと意味ないという。
今週もまた、授乳の為に午前1時間、午後2時間しか出席できなかったけど。 少しでも家から出れるのは精神衛生上よろしい。 しかしいつも早めに退席してしまうので、毎回用具の片付けに参加できなくて申し訳ないと思っている。 ウイジを見ていてくれるジャバ夫さんと、理解あるクラスメイトに支えられてるわけですよ。 あと、先生も色々細かいところ見逃してくれるし。 ごほごほ。
さて、ブーマーさん。 やっぱり私猫派なんだな、と実感する今日この頃ですが。 そんな猫側の私も、ちょっとはブーマーさんの面倒をみたりみなかったり。
ブラッシングは、ロッキーのブラッシングを担当していた(そして逃げられていた)私が、引き続き勤めている。 ブーマーさんは毛が思いのほか薄く、地肌が透けて見える程なので、あんだけでかいのに全身ブラッシングしてもほんのちょっとしか抜け毛が収穫できない。 一撫ででブラシにごっそり古い毛が絡み付いていたロッキーとはちょっと違う。 でも一本一本が長いので、その辺に抜け毛がフワフワ漂ってると気になる。 だからしっかりとブラッシングしますよ。 達成感はあんま無いけど。
そして、重要なお散歩。 義父母は足腰が弱ってて散歩に行けないので、私がリハビリの為に家の周りを毎日ウロウロする時に連れて行く事にした。 毎日30−40分程度ですかね。 ロッキーと違って、綱を引っ張らずに横について歩いてくれるので、ベビーカーを押しながらでもけっこう楽。
でもって、猫派の私が発見した、ブーマーさんのちょっと可愛いところをご紹介。 前手では「お姉ちゃんを追い越しちゃいけないな」と思っていてスピードを制御して歩いているのに、後ろ足は「散歩やほーい!」と浮き足立っていて凄く速く歩いている。 だから前手より後ろ足が速くなっちゃって、結果お尻が左右にふり〜んふり〜んと揺れている。
まあちょっと、かわいいと思ったんじゃん。
あ、「お姉ちゃん」とか言ってるのは、若ぶってるんじゃなくって。 ブーマーさんは義父母の養子なので、私めの義弟にあたるわけです。
昨晩1時まで寝てくれなかったアユミさん。 しっかりと起き上がって何かする程の元気も無かったので、一緒に布団に転がりながらウイジのテーマソングを作ったりしてた。 凄く良いアップテンポの曲が出来たと思って満足していたが、今朝ジャバ夫さん相手に披露したところ、そうでも無かった。 やっぱり夜の勢いは駄目ですね。 眠い。
さて、本日アユミさんの新生児フォトセッションをした。 朝10時から、2時間程度の撮影だったのだけれど、撮影に入る前が大変だった。 カメラマンが来る前に
・赤ちゃんを出来る限り起こしておく事(撮影中は寝ててもらいたいから ・お母さんはヘアセット・メイクを終了している事 ・お母さんの服は薄い色である事(黒は絶対駄目 ・10時直前に授乳を済ませる事 ・赤ちゃんは裸で撮影するので、部屋を十分温めておく事 ・部屋は散らかってて良いから!片付けなくていいから!
と、なんと注文の多い料理店・・・。 新生児育児を経験済みの方ならわかると思いますが、これは母親がアシュラマンの様に腕が4本くらい無いと不可能。 授乳の時間をセッティングするのは土台無理な話。 まして新生児を起こしておくなど至難の業。 化粧しながら、どうやって赤子を起こしておくんだい? よしんば10時までに授乳したとして、飲み終わったらいつ出るかわからないゲップをさせて、オムツを替えないといかん。
でも頑張ったよ。 娘の可愛い写真を後世の人々に残すべく、母は分身の術を使ったが如き働きっぷりで頑張った。 でも10時にゲップをさせる頃には、すっかりアユミさんの目が醒めてしまい、再び眠りに戻すのに30分かかったがな! つまり、色々無駄でした・・・がく。
30分撮影が推したから、終了も12時30分になり、終了と同時にダッシュで再び授乳。 撮影中は色々と母もアシストするので、席を外せず。 昨晩あんま寝れなかったので、終わる頃にはゲソッとしていた。 ゲソッとしたままカメラに収まってます。 でもいい。 母は可愛くなくて良いのです。 アユミさんが可愛ければ。
しかし、新生児を裸にするなんて、勇気凛々よね。 カメラマンは慣れた様子でテキパキセットしてたけど、母はいつじゃーっとされるか、気が気ではなかったよ。 ぷりっとされても困るし。 まあ、結局どっちもされたけど。 カメラマンがこれまたテキパキと始末してたよ。
ウイジの大事な大事な・・・。
それはおしゃぶり。
完母を目指しておしゃぶり禁止とか言ってたのは始めの数日だけ。 哺乳瓶ベイビーとなってからは、おしゃぶり使い放題です。 歯並びが悪くなるとか言われているおしゃぶりだけど、使わなかったイサムさんの歯並びも、別に格段良いわけでもなく。 そんな事より、一時も早く泣き止んで欲しいんだ。 えい。 と、夜中に搾乳待ちで泣き出した時などに口に放り込んでいたら、すっかりおしゃぶりがウイジの欠かせないアイテムになってしまいました。
おしゃぶりは英語でパシファイヤー。 これが言うと長いので、「あれ、あれどこやった?ウイジの大事な」という探し方になり、今やすっかりウイジの大事と言えば、おしゃぶりの事となったのです。
さて、出産の4週間前までに予約しないと撮影してもらえないと言う、新生児専門の写真家に、駄目元で連絡したら、今週ウイジを撮ってくれる事に。 うひひ。 でも本当は生後14日までに撮影したかったそうで、ウイジは年取り過ぎだって。
生後17日の年増・・・。
ナナ提唱の「ウイジ」は「愛い児」ではないかという、もっぱらの噂です。 すっかりウイジが定着したので、ほとんどアユミと呼ばれていないアユミさん。
さて、深夜に起きて搾乳して哺乳してゲップさせてオムツを替える一連の動作を、密かに「ピットイン」と呼んでいる。 これが20分台でできた時には、夜中にガッツポーズを決めたいけれど、それより先にさっさと布団に戻って寝てます。 そんなに速く済むのは、搾乳量が少なく(そして足すミルクの調乳が素早くできて)、ゲップがスムーズに出て、ちっちしかしてなかったというような、複合的な条件が重なった時だけ。 大体40−50分かかりますね、平均で。
アユミさんはきっかり3時間毎にピットに入りたがるんだけど、時たま2時間程度で泣き始めるので油断ならない。 2時間だと、その間1時間程度しか寝れないのだよ。 母はちょっと白目になっているよ。
皇帝
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