皇帝の日記
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今朝ご飯を食べてたら、ジャバ夫さんがものすごいピュアなまなざしで「こんなところにドロが付いてますよ」と頬を拭ってくれました。
それはシミですよ・・・。
妊婦はメラニンの働きが活発になるので、体中色んなところにシミが浮くわけだけんども。 前回はそれが無くなるまで、産後1年くらいかかった気がする。 それも、完全に無くなったりしないで、薄くなるくらいですかね。
個人差はもちろんあるけど、黄色人種より更に色素の濃い黒人女性は、妊娠中に目の下全体に幅広の隈見たいのが浮き上がって来る事もあるらしい。 顔色が悪く見えるので、なかなか悩みものだとか。
そうよねー・・・。 果たして今回はシミは消えてくれるのかどうか。 何回も妊娠を繰り返すと、中心線も消えにくくなって来ると言うし。
只でさえ大変な妊娠出産。 何か良い事と引き換えじゃないと、楽しくないわ。
って、赤子と引き換えか。 そうだった。 赤ちゃんが来るのだ。 はは。
こないだ坊ちゃんを迎えに学校に行ったら、隣の小学校の運動場に、6歳くらいのお豆ちゃん達が集まって、先生と体育の授業(か、時間的に夕方だから補習?)をしていた。 横一列になって、先生が「はい、腕を伸ばして〜」とか言うのにあわせてチュンチュン動いていたのさ。
可愛いのでそっと見守っていたら、先生が「はい、ぴょんぴょんホップしながらこっちに来て〜」って言ったのに。 生徒達普通にダッシュ。 ちゃんとホップしてたのは、20人くらいの中で3人程。 聞いてねえな、豆ら。
先生も、特に注意する事無く。 「列に戻って〜。今度はジャンプしながら〜」 再びダッシュしてる豆ら。 さっきはちゃんとホップしてた3人も、ジャンプしてたら他の子より遅くなってしまうので、一緒にダッシュ。 人の話は聞け。
結局見ている間、校庭をひたすらダッシュで行ったり来たりしていたお豆ちゃんS。 なんの授業だったのか。 なんの練習だったのか。 なんだかわからないけど、たぶんA型の自分には勤まらない仕事だと思ったのでありました。
日本の小学校の運動会の練習とかで、口角泡飛ばして頑張ってる先生達に見せてあげたいわ。 これが自由の国か・・・。 イサムさんは日本の学校に行ったら、苦労してしまうかも知れないわね。
さて、親父様が来るので、ちょくちょく片付けます。 全く片付かないけど。 自分の育てた娘なんで、諦めて下さい。
最近イサムさんがまあ〜寝ない。 お昼寝はいつも通り一時間半程するのだが、夜の寝付きが著しく悪くなっている。 10時とか、遅いと11時とかにならないと寝ない。 寝ても、3時とかに一回起きちゃう。 何故。
2歳半位から、寝付きが悪くなる時期と言うのが来る子が多いらしい。 その後山を越えるとまた良く夜寝るようになって、3−4歳の間にまた寝ない日々が来るとか。 5歳以降はリズムができるから、夜は寝るそうですよ。 ほーん。
すると、イサムさんが良く寝る頃には、下の子が寝なくなるのだね・・・。
色んな技を試してみたのだが、勝率5割と低いながらも有効なのは「おとり寝」。 イサムさんと一緒にベッドルームで本を読みながら、「あら、お母さん眠くなっちゃったわ」と横でごろんと寝てしまうのだ。 すると、しばらくしてイサムさんも自分で毛布をかけて寝始めるので、頃合いを見てお父さんがイサムさんのベッドに抱っこで空輸する作戦。
しかし、半分はこれに引っかからない。 寝たふりをしている母の顔をバシバシと蹴りながら「マミー!マミー!」と連呼。 そして部屋から出て行ってしまうなど。
更に、寝たふりをしていた筈なのに、いつの間にか本当に寝てしまう事もしばしば。 やるべき事を残していると大変なので、ふりとは言え歯磨きと洗顔だけは先に済ましておきたい。
さて、最新のイサム語 ミルク=まーく
また庭に猫が来た。 牛柄で、鼻の下にちょびヒゲが付いてるやつ。
さて最後の検診も終わり、来週には割腹。 結局五ヶ月検診で超音波検査をしたきり、その後一切見ていないので、我が子が今どんな状態なのかさっぱりわからない。 まあ良いか。 ようやく入院用の荷物も用意できた。 前回強過ぎて、飲んだら幻覚を見た痛み止めも、再び処方された。 準備は万端。
前回は早産だったので、本物の臨月にいたらなかったが、これはこれで大変。 腹が大きい。 足下が見えない。 そして、イサムさんはいまだに腹に乗っかって来るし、蹴って来る。
そういえば、学校に行き始めてから、一つイサムさんが進化した事がある。 今までオムツを取り替えるのに抵抗して、母を蹴っていたイサムさんだが、最近はやや協力的。 自分から横になって、大人しくオムツを取り返させてくれるようになった。 そんな事は多くの子が一年前くらいにクリアしている事だと思うけれど、イサムさんには大きな一歩。 格段に楽になりました。
イサムさんのペースで頑張っています。
イサムさんは午前中の先生が1人、午後には日によって違う先生が2人の、計3人の先生に見てもらっている。 それと校長先生。
イサムさんをお迎えに行くと、各先生に本日のイサムさんはどんな様子だったかを、簡単に聞かされるのだが。 報告の長さは、その日の生徒の居残り具合で決まる。 つまり、迎えに行った時に他の子がまだ沢山居るときは忙しいので、手短に。 どのくらいの時間にどのくらい昼寝したのかとか、どのくらいお昼ご飯食べたのか程度。
残りの生徒がイサムさんともう一人くらいだと、もうちょっと細かく教えてくれる。 どの先生も必ず言うのが、イサムさんはあんまり他の子に興味が無いと言うこと。 他の子とお話ししたりしないし、先生ともあんまり一緒になんかしようとしないらしいのだ。
まあそうでしょう。 母ともあんまりお話ししないし。 一人で車のカタログ読み込んでる時間のが多いです。
先生達は当初、イサムさんが日本語を話しているからコミュニケーションが取れないんだ、と思ったらしく、「イサムは日本語でなんて言ってるの?」と良く聞いて来たが・・・残念、それは日本語ではなくイサム語。 母でも何言ってるかさっぱりだよ。
イサムさんが他の子と遊ばず、ストイックに塀から顔を出しては、通り過ぎる車のエンジン音を模写して「ぶーん、ぶーん」と言い続けているので、ついには他の子達が「イサムは何してるんだろう?」と皆で塀から顔を出して、「ぶーん。ぶーん」とマネをするので、近所の人が面白がっているそうです。
いつかイサムさんがおしゃべりするようになったら、イサムさんの見ている世界を説明してくれるでしょうか。 それとも、それは内緒なのだろうか。
さて、そんなイサムさんの最新の用語。 バス=はしゅ サイレン=うーうー アウディ=あでぃ
出産にあわせて、父がやって来る予定なので、ゲストベッドルームのセッティングをしなきゃいかんなーと思っていた。
で、今日ようやくゲストバスルームのチェックができたが、なんかシャワーの水圧がきつい・・・。 これ、簡単に直るもんかな。 どうだろうか。 一応水道というか、シンク附近は問題なさそうだけど。 しかしタイルとか古いなあ。
暖房の効きが、場所によってまちまちだったんで、大家さんに来てもらって色々チェックしてもらったのだが。 なんと、この大家さんも、前回の大家さんと同様に離婚中とのこと。 サンタバーバラの人は離婚しないと気がすまないのだろうか。 この家で子ども4人を育てたとか。 子どもが育ち上がったので、もう良かろうと言う事で離婚・・・。 燃え尽きたのかしら、真っ白に。 夫婦は子育てをゴールにしちゃいけないのね。 勉強になります。
それから、病気になっていた樹を一本、庭から撤去してもらったり、スプリンクラーの水圧を変えてもらったり。 徐々に住みやすいように変えてもらっている。
しかし出産前にドタバタだなあ。 余裕が欲しいものですな。 やれやれ。
イサムさん、フルタイムで学校に行ってるから、土日家に居るのがとっても特別な感じになっている。 別に母が働いているわけでもないのに。 だがしかし、臨月の今はイサムさんが家に居ても、思いっきり一緒に遊んであげられないし、これから新生児が来たらそれはそれで手一杯だろうから、このタイミングで学校に行っててくれるのはありがたいかも。
ともかく、いかに自立した赤子イサムさんでも、きっと急に学校に行って両親と離れているは寂しかろう(かどうかさっぱりわからんが)から、週末はたっぷり一緒に居てあげましょう。
というわけで、本日は庭でシャボン玉を作って遊んだ。 これなら母は動かなくていいし、イサムさんは走り回って体力を消耗するし、なかなか良い遊びだ。
それから、果樹園に行ってリンゴをバシバシもぎり取り、その場でガシガシ食べた。 無農薬なので、虫さえ避ければ拭いただけで食べれるのだ。 イサムさんは芯まで食べていたが、大丈夫だろうか。 おへそからリンゴの樹が生えないだろうか。
義父母はまだ前の家に居るので、久々に和食など作ったり。 なかなか充実の週末でした。 明日からまた、イサムさんの大冒険の日々が始まるのね。 頑張れー。
古い家は色々と予想不可能な問題が飛び出て来る。 まあ色々あるので、それは追々書くとして。
良い事があった。 それと言うのも、この辺の天気に寄るのだが。 この辺りは海と山の影響で、少し場所が変わると、全然天候が違っているのが特徴。 オハイの辺りは盆地になっているから、夏は暑いし冬は寒い。 サマーランドは山側は昼乾燥して気温が高いし、夜は標高が高いから寒い。
そして今回居を構えたホープランチは、朝晩寒く、昼も樹が鬱蒼と日を遮って気温がほとんど上がらない上に、夕方から毎晩、霧が降りて来るのだ。 16−17時頃になると、まるで映画の特殊効果の人が上から霧を散布しているかのような濃霧が家を覆い始める。 もわ〜。 朝方までこの霧が居座って、昼前に引いて行く。
そしてなんと、ロス時代から皇帝が悩まされていた夜中と明け方の咳が、止まったのであります。 ええ、ぴたっとね。
そう、霧が運んで来たもの。 それは湿気です。 湿気が喉を潤してくれてるんじゃあーりませんか? どうなんでしょう。
臨月なんで、一晩に3回くらい目が醒めるから、一晩ぐっすりとはいかないものの、ちょっとドキドキしている。 いっつも夜中咳で起きていたから。 これからは、咳き知らずなのかしら。 夢のようだわ。
前の家は、乾燥しているのはわかっていたけど、天井が高いし部屋は広いし、加湿器が何の役にも立たなかったからね。
はードキドキする。
あと二週間で切腹しなければならないが、ここにきてようやく、クラスメイト達が僕が妊娠している事に気がついて来たようだ。 「あとどのくらい?」とか「男の子?女の子?」と聞いて来るようになった。 なんでそんなに気がつけないの。 それはね、皆が妊婦並みのお腹を持っているからよ。 あるおばあちゃんなんかは「あら、皆が妊婦みたいに見えて来たわ」とか言ってる始末。
よく自分が妊娠している事に、出産するまで気がつかなかった、なんてニュースがあるけど、ひょっとすると本当かも知れんぜよ。
さて、ぼーっとしている。 今日はボーッとし過ぎて、二回も道を間違えてしまった。 もう危ないので、出産まで運転を自粛しようかと思う。 怖いよね。
朝はカウンターにアイスクリームの箱を出してから、ご飯に納豆かけて食べ始めて、ジャバ夫さんに注意されてしまった。 アイス食べたいんじゃなかったの? いや、納豆が食べたかった? 自分がわからないわ。
モモそっくりだけど、でっかい猫が外に居た。 ホープランチは外猫がけっこう居るっぽい。 良いけど・・・車に轢かれないか、心配だぜよ。 けっこう交通量あるのに。
今日はイサムさんとブーマーを引き合わせてみたんだが。 イサムさんはベイリーさんが飛びかかって来て、大きな声で吠えて、強力なシッポでバシバシ叩いて来るから大嫌いだったのだ。 そのせいか、大きな犬が苦手らしく、ブーマーの前でも緊張の面持ちのまま。 全然慣れてくれなかった。 おのれベイリー。 時が解決してくれるのを待つしか無いな。 やれやれ。
家に帰って来たら、ナナをひしと抱きしめるイサムさん。 緊張してたのね。
さて、なんとイサムさん髪の毛を切る事が出来た。 近所に子ども専門美容室を発見し、予約して早速行ってみたのだ。 沢山のおもちゃや、ビデオゲーム、アニメ。 ファンシーな店内。 明るい雰囲気。 優しそうなお姉さんスタッフ。
しかし、そんな事は実は重要ではない。 子ども専用美容師さんの腕の見せ所は、子どもが泣こうがわめこうが逃げようが、地獄の果てまで追いかけて行って、とにかく髪を切るのだ。 これが専門じゃないと、普通の美容師さんは軽くイヤイヤされただけで諦めてしまう。 親が求めているのは、とにかく髪の毛を切ると言う目的を達成してもらう事のみ。 子どもが楽しんでいるかなんか、実はどうでもいい。
そんなわけで、プロに囲まれて、無事髪を切ることができたイサムさんでありました。 17ドルでした。 チン。
皇帝
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