皇帝の日記
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常に家には誰かしら居るので、本当に一人になる事って年に一回二回、有るか無いかって感じなのですが。 今日は留守番だ!ってなると、やけに緊張して「ネットでそんな事言ったら、防犯上悪かろう」と、留守番中である事を秘めておく程。
まあそんなわけで、この土日、ジャバ夫さんはロスに行っていて留守。 土日なので働いてる人も居らず。 義父母も旅行に行っていたので、久々にイサムさんと二人っきりでお留守番だったのだ。 珍しさにドキドキ。 こんな時に具合が悪くなったら困る〜。 と思っていたら、日曜の夜にものすごい胸焼けに襲われてしまったのであった。
「焼け火箸を胸に押し付けたような痛み」という表現が、まさにぴったり当てはまる痛さ。 あー痛いー。 一人で居るもんだから(イサムさんは役に立たないしねー)、不安が痛みを増長して「このままぶっ倒れたら困る。救急車を呼ぼう」とまで思った。 思ったので、救急車を呼ぶとどうなるのか、ポチポチとネットで調べたら、ここで救急車を呼ぶと1200ドル〜2000ドルかかるって書いてある。 はあ? だったら自分で運転して救急の窓口に行くわいな。
と、救急窓口はどこじゃ〜と調べ始めたら、ジャバ夫さんが帰ってきて、ほっと一安心。 身体を起こして座ってたから段々胸焼けの症状も大人しくなって行ったのであった。 ほんで、その夜はしばらく遅くまで上半身を起こしたまま過ごして、痛みがマシになった所で寝る事が出来た。
月曜の朝に整体に行き、胃の位置が上がって来てるから、ぐぐっと下におろしてもらって、今軽い胸焼け程度に落ち着いた所。 まだご飯モリモリ食べられないけど。 やれやれ。 あと二ヶ月、赤子には腹に入っていてもらわねばならぬのだよ。
それにしても、あと二ヶ月か。 イサムさんの時は、永遠に妊娠しているかのような錯覚を持つ程、妊娠期間を長く感じたもんだけど。 今回は早いな、と思う。 しかも、もしイサムさんと同じくらいの妊娠期間で産まれると、あと一月なのだ。 そんなもんかー。 ふーん。 中期が安定期とは良く言ったもので、後期に入ってからはちょっと波瀾万丈に体調が悪いわね。 あとちょっと頑張る。
そうそう、イサムさんの新しいデイケア探し。 色々見てまわっているのだが、学費が安くなるのと、デイケアの設備が古く不衛生になって行くのが、あまりに顕著に正比例して行くので、どこで手を打ったら良いのか悩む。
今日見た所は、やけに薄暗くてあちこちうすら汚れてて、トイレはほんのり臭いし、皆が使える粘土の中に小銭がまぎれてるし・・・。 この2歩手前くらいが良いかしら・・・。
あと二軒回ってみます・・・。
トイレトレーニングも大事ですが、イサムさんにはもう一個克服して欲しい問題があるのです。 それが水泳。 アメリカの家には、割と標準的にプールがあるので、水の事故も多いのであります。 今借りている家にも結構な深さのプールがあるし、元の家のプールは焼け残ったので、今後移住しても水大好きなイサムさんは飛び込み放題。 危険。 すぐさま溺れてしまうわ。
プールの事は常に心配しているので、前の家にはフェンスを設置したり(そしてフェンスは全焼)。 今の賃貸も心配なので、誰かが落ちたらアラームが鳴るような装置を付けたのだけれど、ロッキーさんやベイリーさんが落ちる度に鳴るし(インフィニティなので、犬の目には淵が見えないらしい)、野鳥が水を飲みに来るので、渡り鳥が来る頃には一日中鳴りっ放しという事態に。 アラームは結局撤去されました。
そんなわけで、イサムさんには是非泳げるようになって欲しい。 せっかく家にプールがあるから、一番暖かい時間に訓練したら良いよ。 と、毎日3時頃からジャバ夫さんとイサムの特訓が始まりました。 何故皇帝がやらないかと言うと、水温が低いのでね。
さて、始めはジャバ夫さんに掴まったまま泳いでいたイサムさんも、近頃では両腕に付けるタイプの浮き輪を装着して、自分だけでプワプワ浮いて、バタ足で推進するまでに進歩した。 毎回水着を洗濯するのが面倒なので、裸で泳がせているのだが、裸の赤ちゃんが水にプカーッと浮いている様は、実に愛らしいよ。 グーグルのストリートビューに映らないと良いが。
最終的には、浮き輪を外しても浮けるようになってもらいたい。 ちなみにユアンは、親子で通う幼児の水泳教室にて、プロに指導してもらっているそうな。 でも、水が好きじゃないらしく、プールに入れてもすぐに出て行ってしまうのであった。 従兄弟でも全然違うのね。
あ、あんぱんまん大好きのイサムさん。 今まで「ぱんぱんぱん」だの「まんまんまん」だの言っていたけれど、最近「あんまんまん」に進化しました。 あとちょっと。
こんにちは。 今日もイサムさんは可愛いけど、妊婦なので抱っこするとお腹が潰れてしまうという、問題に直面しているわけです。 更に、公園に遊びに行っても一緒に滑り台に登ってあげられないし、なかなか籠ブランコに乗せてあげられない(持ち上げて籠に入れないといけないので その上、下の子が産まれるという事がわかっていないなりに、第一子症候群(と勝手に名付けた)になって、日中は抱っこの要求、夜は三回くらい夜泣きで起きると言う毎日。
申し訳ないなー。
と常々思っていたわけ。 かわいそうだけど仕方ないよね。 と、自分を納得させながら生きていたら、変な夢を見た。
イサムさんがもうちょっと赤ちゃんだった時。 なんとイサムさんが刑務所に9ヶ月服役しなければならないと言うのだ。 なんという事だ。 まだ赤ちゃんなのに。 そして、イサムさんがいよいよ収監されると言う時、イサムさんの両手に三枚のパジャマ(ロンパース)と、オムツの袋を一つ渡して、送り出すのであった。
という夢を見たので、ジャバ夫さんに報告すると「それは妊娠期間が9ヶ月だからじゃないかな」と教えてくれた。 そうか。 そんな深層心理が隠されていたのか。
そんな風に思っているので、イサムさんにお腹を踏まれても、怒れないのであった。
というか、元々何をしてもイサムさんをあんまり怒れない母であった。 イサムさんがかわい過ぎるのと、怒ると体力使うから。 駄目親道一直線。
あとねー、亡き母がよく、過去怒ったことを思い出しては後悔していたので。 「あんなに怒らなくても良かったのにねー」ってしょっちゅう言ってたのだ。 じゃあ始めっから怒らんとこーという気持ち。 いずれ、本当に怒らないといかん時が訪れるだろうから(車道に飛び出したりね)、その時までエネルギーを取っておこうと思う。
近頃のイサムさん語は、語尾に「っち」というのが入る。 「ぐっなーいっち」good night 「マミーっち」 「だっでぃーっち」 と言う風に。 ちなみに単語数は全く増えておりませぬ。
そして、モモとナナの区別もいまいちついていないので、子猫らの事は呼びたいように呼んでいる。 ナナの事をモモと呼んだりね。 モモを発音できないらしく「あもー」と妖怪っぽく呼ぶ。 ナナは言えるけど、あまり好きな音じゃないのか、ぱっと呼ぶ事は無い。 「この子はナナ」と教えた時だけ「ナナっち」と言うけど。
そういえば、イサムさんのプリスクール。 全く決まらないけれど、一応何件か見て回って、検討中。
なんと、オムツを交換するのにライセンスが必要だとかで、いくつかのスクールではそのライセンスが無いので、トイレトレーニングが終わってからじゃないと入園できないとか。 えー。 なんという罠。 今日も元気にオムツなイサムさん。 これから一ヶ月後の新学期にオムツが取れるなんてわけがなーい。
大体、幼稚園だなんて。 ついこないだ産まれたばっかりのような気がするんだけど、この人。 「うちは特に数学や化学の勉強に力を入れてるんざまス」なーんて説明されてもねえ。 靴下も自分で履けないのに。
エコロジーとかの教育もしてるとか、児童が野菜を育てる菜園があるとか、各学校に色々な売りがあり、なかなか決めがたい。
決め手になるのは、やっぱり家からの距離と、学費でしょうね。 ちなみに、どこも高い。 皇帝の大学費用は、どこも軽くオーバーしている。 距離は車で15−30分圏内に絞り込んでいるけれど、またいつどこに引っ越すかわからないので、参考になるようなならないような。 ううーむ。
来週また何件か見に行く予定。 自分が幼稚園の時に、どんな教育を受けたかとか、覚えてないな・・・。 折り紙やってた事しか覚えてない・・・。
まだまだ和食探索中。
昨晩の豚鍋はおいしくいただきました。 スープが美味だったので、残りの汁を炊いて、うどん玉を投入して夜食になったり。 お昼のタラ鍋のスープも取っておいてもらったので、今朝はそれでおじやを作って朝食になったりした。
良いね、鍋。 無限の可能性が広がるね、鍋。 しかし、何故に毎回テーブルセッティングに醤油皿を置きなさるのか。 取り皿でもないし。 何・・・。 箸置けってこと?
そして本日のお昼。 コックさんが「ヌーヤガというのを作ろうと思う」と宣言。 何・・・。
お昼に呼ばれて行ってみると、テーブルの上には鍋。 まさかの鍋!? と、ドキドキしながら開けてみると
肉じゃが〜。
まさかの肉じゃがin鍋。
これは個別にサーブしても良いんだよ・・・。 「そのスープを作るのは、実に興味深かった」と語るコックさん。 スープではないけど。 そして、また謎の小皿。 取り皿は何故かラーメンどんぶり。
そして、昼飯と夕飯の間に、いつも簡単なオヤツを出してくれるのだが(サンドイッチとか、果物とか。 本日のオヤツがなんと
カツ丼〜。
まさかの一日4食。
か、カツ丼はオヤツとは見なされませぬぞ。 「スナック(おやつ)はフライね」と言っていたけれど。 トンカツをフライドポテト並みの扱いにされるとは。
そして、夕食は鶏鍋だそうです。
日本食=鍋だと思っていませんか・・・。
そんなわけで、本日コックさんがお昼に作ってくれた物は〜
だだだだだだだだだだーん
タラ鍋〜。
真夏にまさかの鍋〜。
しかも、本日はかなり気温が高かったです。 あつー。 汗かきながら食べる鍋。
しかしですね、さすがプロ。 初めて作る和食ながら、昆布でしっかりと出汁が取れていて、タラは朝一で漁港から仕入れたもの。 魚肉厚で身がぎっちり詰まってて、美味しい。 味ポンに入れる大根オロシには、ちょっとピリ辛な鷹の爪を刻んで揉み込んであるのら。 大根おろすのが面倒だから、ついぞオロシ食べてなかったわ。
何よりうれしいのは、台所から漂って来る和食のかほり。 ご飯の時間だーと、胃が準備しますよね。 やっぱり和食だねえ。 しみじみします。
そして夕食が
豚鍋〜。
まさかの鍋攻撃。
真夏の夜の夢。
なんか、鍋を極めたかったようですよ・・・。 鍋祭りですよ・・・。
あと、なんとなくつっこめなかったのでそのままになってしまいましたが、取り皿がラーメンどんぶりのサイズですよ。 味ポンヒタヒタですよ。 一瓶一回で使いきる勢いですよ。
う、でもカツオ出汁の良い香。
あ、あと今日のコックさんからの質問。 「この海藻(昆布)は食べるサイズに切らなくて良いの?」というもの。 切らなくて良いのです。 というか、出汁が取れたら鍋から出してしまっても良いんですよ。 なんか、コックさんの美意識では、鍋にデローンと黒い紙状の物が漂ってるのが許せなかったらしい。
鍋から一人分に具を取り分けてテーブルに出そうとしたので、それも止めました。 良いのです。 鍋は各自が適当につついて食べるのが正当なのです。 ものすごい美しく皿に盛られていたので、戻すのが申し訳ない気もしましたが、そこだけは譲れんのよ。
明日もまだまだ和食冒険。 乞うご期待。
まだ吐いてるよー。 ばた。
さて、実は今週は義父母が旅行に出かけていていないのだ。 でもって、コックさんに食べたい物をリクエストし邦題なわけです。 やはり、義父母の雇っているコックさんなので、普段はあんまりこちらから「〜が食べたいです」とは言いにくいわけですよ。
ほんで、この一週間ジャバ夫さんの計画は、「日本食をマスターしてもらおう」だそう。 良いねー。 私は親子丼が食べたいですよ。
とりあえず、英語のレシピ本を探して来て、その中から食べたい物にポストイットを貼っていって、コックさんに見てもらおう、という運びになった。 ジャバ夫さんがペタペタと貼って行くので、それを皇帝が監修。 色々、ここでは手に入らない食材や調味料がありますからね。
で、まずジャバ夫さんがマークしたのが
カレーライス〜。
え。 しかも、市販のルーを入れるタイプの・・・。
こ、これをシェフに作れと・・・?
ちょっとそれはどうなん? どうなん?
「これは私が作れるから良いよ」と言ってポストイットを外しましたが。 続いてジャバ夫さんがチョイスしたのは
七草粥〜。
おおー。 正月でも病気でもないのに、まさかの七草粥。 しかし、七草が手に入らないのでだーめー。
その後も、松茸の土瓶蒸しやらマグロのあら汁やら手打ち蕎麦など、なんとも渋いチョイスのジャバ夫さん。 トンカツとか、筑前煮とか作りやすいもの駄目ですかね・・・。 つか、この本を作った人は、英文でこれらの日本食を何人に紹介したかったのか。
今日、コックさんレシピ本を持って帰ったので、明日あの中から何を作ってくれるのか。 ドキドキ。 今日はメキシカンでした。
なんと起き上がれなくなる程に。 下半身の骨が痛くて、本日日曜日なのでジャバ夫さんにこの世の全てを任せて、朝からじっとベッドの上におります。 明日はジャバ夫さんが朝からロスに行かなきゃいけないので、お手伝いさんが朝の8時から入ってくれる手配まで。 もーん。
こないだ背骨を痛めて動けなくなった、下半身バージョンになってしまったのであった。 月曜日には整体の予約を入れてあるので、なんとかなるかな、と期待を持ちつつ。
しかし、病気で寝ているわけではないので暇。 前回は呼吸するとアバラが痛かったけれど、今回は咳すると骨盤が全体的に痛い。 やれやれ。 日常のことはこなせるけれど、イサムさんを持ち上げたりは不可。 起きてると、結局イサムさんの面倒をみてしまうので、寝てた方が良いのだよ。 ばた。
さて、デンマークで撮った写真なんかを整理したりして。 すっかりお土産も配り、旅行の余韻に浸り浸り。
ハルコさんと旅行すると、つい地図を任せっきりにしてしまって、ついて行くばかりなんだけど。 バスも電車もお任せしてしまう。 ジャバ夫さんと旅行する時は、ちゃんと私が地図係で、路線図だってきっちり読めるのだが。 頼る人が居ると、人間ついつい頼ってしまいますな。 と、綺麗なままのコペンハーゲンバス路線図を見つけて思ったのでありました。
あ、あと、今日ベランダから視線を感じるから「ロッキー!?」と思って振り返ったら、山猫さんだった。 でかいナナみたいなやつ。 番犬って必要ですね。
不景気過ぎて、イサムさんのデイケアがつぶれてしまいました。 オーマイガ。 アメリカ不景気の波と言うか、ストックマーケットの波をもろにかぶるサンタバーバラ。 景気の最前線。 好景気の時はそれはそれは凄いらしいですよ。 ただ、皇帝は貧乏神なんで、皇帝が居る限りそのような華やかな時代は戻らないでしょう。 なんせ、呪われた80年代生まれですからね。 ふふふ。 物心ついた途端にバブルはじけるボーン。
まあそんなジンクスはともかくとして。 新学期からイサムさんが通う所が無くなってしまった。 これには困った。 新しい学校を探さねばならん。
というわけで調べ始めたら、どうも2歳半からはデイケアよりもプリスクールが主流なよう。 そして、近所のプリスクールは多くがキリスト教系。 うーむ。 悩ましい。
皇帝は神様を信じていないので、別にキリスト教系であろうと無かろうとどうでも良いんですが。 逆に、キリスト教社会で育ちながら無神論を貫いているジャバ家の方が、そのこだわりが強いんですよね。
でも早く決めちゃわないとね。 心配事は少ない方が良いです。 とりあえず、一番近くて評判の良いプリスクールのホームページをチェック。 あら良さげ。 ジャバ夫さんに見せてあげましょ。
と、二人で見ていたら、女子生徒へのインタビュー動画が 「将来なんの仕事がしたいの?」 「神様のお導きのままに!」 という感じで。 もちろんジャバ夫さん、こんな学校いかーん!となり、終了。
しばらくプリスクール難民に。 やれやれ。
ハイウエイ405が工事のため交通規制されると言うニュース。
http://www.lalalatimes.com/news/detail.php?cat=L&id=5726
この為に、連日ロスは大騒ぎだったのだ。 というのも、公共の交通サービスがほとんど機能していないロスっ子にとって、車で移動するということは呼吸と同じ。 そのロスを横にぶった切る101と、縦にぶった切る405。 これはまさに生命線なわけですよ。
405が一時閉鎖されるとなって、ラジオでは「もう駄目だ!世界の終わり!」と騒ぎ立てるし、テレビでは「どんな混乱が起るかわからない!まさに歴史的出来事!」とレポーター自身がパニック。 落ち着け。
405が閉鎖されるその時、太陽は空から消え、地面は割れ、北斗の拳的な世紀末世界が訪れるであろう。
というくらいの盛り上がりだったけれど、実際に市民が取った行動は、自宅待機。 そう、405が閉鎖されるくらいなら、学校も会社も休んじゃおう、という判断。 さすが、雨が降ったらお休みなロス。 いつもより交通事故も少なかったそうです。 ちゃんちゃん。
皇帝
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