皇帝の日記
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さて、ビザが出た後、順調に行けば家を出なければならない。 とはいえ、第一次引越しのときに、生活に必要なものはほとんど郵送してしまったので、今回は生活に必要ないものばかり。 アルバムなどの大物だ。
家具類は全く持っていかないというのに、改めて所有物の多さに呆然となる。 CDとか本とか本とか本とか。
実は皇帝、物心ついてからの引越しというものを、したことがない。 だからというか、どこまで何を持っていったら良いのか、よくわからないのだ。 本は置いてゆくべきなのか。 永久保存、とか思っている雑誌は、どうしたら良いのか。
そもそも、本などの紙類は重たいので、郵送料が大変なのだ。 大学時代のノートとかは、持って行くなと本能が告げているが、さりとて捨てる気にもなれず、結局本棚に戻ってゆくのであった・・・。 そして、要る本か、売る本か、置いてゆく本かを見極めるのに、読んでしまう。 無駄に時が過ぎてゆく・・・。
かくて、積みあがったダンボールを前に、途方にくれるのであった。
受け取ったジャバさんの方が途方にくれるだろうが。
アメリカに帰った後、ジャバさんの友達が結婚ラッシュなので、日本にいる間にと、ドレスを買いに行った。 ジャバさんの弟の結婚式にも出ないといけない。
ちなみに、アメリカの結婚式は、黒と白を着てはいけない。 黒と白しか持っていない皇帝は、前回オクラホマの結婚式に出たときも、相当あわてて水色のワンピースドレスをジャバさんに買ってもらったのであった。 クリーム色やシャンパン色は、白に近くてもOKなことになっているらしい。 ついでに、黒でも水玉とか、チャコールグレー、紺はOK。 でも確実なのは、緑とかの色物ではないかな。 お財布は男が持つことになっているので、女の子は口紅くらいしか入らないペッタンコの小さなパーティーバッグが主流。 男の人はスーツ。 夜がメインの式なら、タキシードとかもナイス。 軍人さんは制服で愛国心をアピール。 アメリカ人にお呼ばれした時に、この情報を役立ててください。 でも、アメリカ軍所属でない人は、軍服はやめましょう。
ジャバさんの友達とは友達でない場合が多いが、アメリカの結婚式はカップルで出るもんらしいので、皇帝も参加。
招待されてもいないのにカップルで・・・よくわからないが、結婚式で新しいカップル成立率が大変高いというので、なんか関係あるのかもしれない。 結婚式でのナンパ成功率が高いということですよ。 一人で来てる独身は、自動的にシングル扱いになってしまうらしい。
祭の席で相手を見つける。 どっかの部族っぽい。 んばんばんば。
さて、ドレスを探しにデパートへ。 冠婚葬祭の時ほど、デパートが活躍するときはないのではないか。 せっかく某所のカードを作ったのだから、と思い、横浜支店に行くと、店員の態度が相変わらず○×で、怒り死にしそうになったので、別の店をさ迷い歩く。 商品はかわいいのが揃ってると思うのにな。 思うのにな。 あたしの我慢が足りないんですか。 でも何で買い物して我慢するんだ。
横浜駅はデパート激戦区で、工事の中々終わらない、煮え切らない駅通路を尻目に、綺麗どころの店舗が並んでいる。 色々巡って、最終的に旧国鉄経営のルミ●でピンクのパーティードレスを購入。 試着のときに貸してくれたパンプスが、珍しく痛くなかったので、それも購入。 試着の時販売員さんのアレンジしてくれた造花も、ドレスの色にあっていたので購入 ちゃらーん(お金の落ちる音)。 販売員さんの巧みな罠に、まんまとはまる。
着物以外で、こんなにまともな衣装を着ること無い、というくらいしっかりした生地のドレス。 うふふ。 ボレロも合わせて買ってもらったので(親に・・・)、これを水色のワンピに着れば、三通りくらい式に参加してもアレンジでどうにかなりそう。 買い物でテンションあがりまくりでございました。
***おまけ***
本日の某所店員名言集。 「これ、裾が長いかもしれないから、試着したいんですけど」 「長いですよ」 と睨んだまま動かない店員。
こんな時、どんなアクションを取ったら良いのでしょうか。 大人の回答>「長いと思うんですけど、一応試着させてください」 大人の心の回答>「頭沸いてんのか」
本日はお役所訪問。 アメリカで結婚の手続きをすることになっているが、当然日本でも結婚の手続きをしなくてはならないのではないか。 ならないのかな、どうなのかな。
そんな程度の認識なので、ここは直接役所に行って聞いてみよう。 電話にはきっと出てくれないし。
そんなわけで、区役所に行ってみた。
よくわからない説明を要約すると、外国人と結婚するには、三つの方法があるらしい。 �‘鷽佑箸眛�本に居るなら、区役所で手続きを完了し、必要なら相手国に書類を送る。 ��日本に相手が居ないなら、日本の結婚手続きに必要な書類を送ってもらい、区役所に申請する。 �F鷽佑箸盂こ阿傍錣襪覆蕁∩蠎蠅旅颪之觝Г亮蠡海�をして、後から領事館を通じて日本に書類を送る。
とまあ、そんなようなことを言われたようだが、これらにはもちろん、何が必要なのかとか、そういう細かいことは、更に個々の事情によるので(それまでの離婚っぷりとか)、やはり個別に役所に聞きに行くのが早いようだ。
平日なので役所も混まずに早いのだが、だがしかし、受付の説明は時々よくわからない。 あたしの理解能力が悪いのか、手続きが難しいのか。 たぶん相乗効果でよりわからないことになっているのだろう。
もっとも理解できなかったのは、皇帝の場合、ビザを取得してからアメリカに入国し、��の方法を選択するのだが、結婚後、領事館を通じて提出する書類に、一切ジャバさんの情報が要らないというのだ。 つまり、皇帝の戸籍は帝室から外され、既婚者となるが、姓もそのままで、結婚相手が謎の外国人となるのだ。 本当かそれは。 夫の氏不要、証人不要。 「夫のサインは要りません」 とか言われてしまった。 何だその婚姻届は。 渡された婚姻届の書類の「夫」の欄は、鉛筆で×を書かれてしまった。 わからない。 よくわからないよパトラッシュ。
ちなみにアメリカ人は戸籍を持っていないので、戸籍謄本を提出しろと言われても、困るだけだが・・・。 せめてソーシャル・セキュリティー・ナンバーだけでも控えておいてくれないのだろうか。 誰と結婚してるかわかんないのでは・・・。
皇帝の本籍地は引き続き国内のどこかに置かないといけないので、今のままだと千葉になる。 戸籍はそんな風になるのだが、結婚後海外に住むときは、転居届けを出さないといけない。 区民ではなくなる。
それから、国民年金。 年金は最近、日米通算できるようになったので、これまでの人生でアメリカで1年半以上年金を払ったことのある人は、日米通算10年以上年金を支払い続けていれば、アメリカの年金ももらえてしまうのだ。 おめでとう、昔アメリカに転勤した人。
でもジャバさんは別に企業に勤めてないから、妻のために年金払ってくれるありがたい人も居ないので、引き続き日本での支払いということにしておく。 しかしアメリカは10年年金払えば還元されるんだ。 日本は25年払わないといけない。
ものすごくよくじっくり考えたら、この通算制度、どっかに穴があるんじゃないだろうか。 しかし今日はそんな気力と根性と冷静な判断力がないので、寝ます。
ドレス奮闘記はまた明日。
京都に何をしに行ったかというと、若冲を見に行ったのだ。
前回若冲の特別展示があった時は大学生だったが、貧しいながら深夜バスで行って、見学した記憶がある。
今回はガッツり新幹線で往復。 新横浜から二時間ばっかりで行ってこれるんですよ、奥さん。 父母とぶらぶら歩き、若冲を見て、銀閣寺に行き、哲学の道を歩き回り、帰る。
新緑の季節のため、苔が青々と美しかったです。 しかし今日の京都は暑かった。 すっかり腕が日焼けしてしまい、唇の荒れは1.5倍。
| 2007年05月20日(日) |
ブツブツの出る結婚準備 |
日本で、両親の顔合わせをする予定になっているので、レストランとかの予約をしたり、着物の着付けを頼んだりしたりしたりしたりした。 レセプションデスクの担当者さんが、本日多忙のためか、中々現れなかったり、色々手間取ったが、何とか、着付け→写真取り→食事の段取りはできたように思う。 思うだけで、できてなかったらどうしよう。 はーはらはら。
ブライドメイドのドレスも選び、東京に居る子は二人とも試着完了! 選ぶの手伝ってもらったり、試着しに売り場に来てもらったり、ご迷惑をおかけいたしますだ。 でもちゃんと決まってほっとしました。
デパートのお姉さん、何故5着も同じドレスを買うのかとか、昨日試着した取り置きのドレスを、今日もまた別の人が試着するのかとか、ものすごい胡散臭そうな目で見るんですけど。 本人もよくわからない、異国の風習なので、説明するのもままならず、不思議な客のまま通す。
あと、大きい買い物だから、デパートのカードを作って、割引で購入しようと思ったら、カードの契約書の記入欄が「無収入」になってしまい、ますます胡散臭そうな目で見られる。
しかし店員さんがなんだかキャピキャピしていて、取り置きのドレスなのにうっかり試着後、売り棚に戻しちゃったり、それを別の客がべたべた触っているのをボーっと見ていたり、注意したら「えへ、失敗」みたいなかわい子ちゃんポーズをとったり・・・。 まあぶっちゃけ○井さんなので、サービスに大して期待はしていないのだが、うっかり失敗だけは勘弁して欲しいと思ったりした。 ちゃんと五枚揃えてくれるのだろうか・・・はらはら。
ところで、アメリカに送った書類に不備が出て、「I-129F」と書くべきところを、「I-129S」と聞き取り、書いてしまい、再びS→Fに直す。 SとFって発音似てるよね・・・。 うん・・・。
更に、ジャバさんがアメリカの式で演奏する人たちのオーディションをしたとかで、音を色々送ってくれたのだが、なんとなくイメージしているのと違い・・・・。 「クラシックかジャズ」って言ったのに、「クラシック・ロック」のバンドの人とか来ていたよ。 違う。
そんなこんなで毎日歩き回っていたら、仕事を辞めてから、ついぞ出てこなかった「ヘルペスON下唇」が復活中。
ヘルペス君は水疱瘡をやった人は、ほぼ持っているらしいのだが、人によって、体力が落ちたり、疲れたりすると、神経の中に潜んでいる菌が活発に表面で暴れだすのだ。 ほんで、触ると痛いブツブツが体の色んなところに出るらしい。 つまり、人によっては、保菌者でも全然表に出てこないこともある。
皇帝は大学に上がった頃より、無理をしたり体力の落ち目になるとこのヘルペス君が必ず右下唇か、左上唇に出る。 そして、下顎の辺りがだるくなる。 これが目安になって、休まなければならない時期がわかる仕組みなのだ。
これが痛いのだ。 神経の中で暴れているのだから、当然痛い。 うっかり触ると、もちろんとんでもなく痛いが、触らなくてもひりひり痛い。 ちなみに湿り気を与えると、余計治りが遅くなるので、できるだけ食べ物飲み物が触れないようにして、乾かして治すのが吉。 ブツブツが勝手にかさぶたになって、剥がれ落ちれば完治。 大体一週間〜二週間くらいで治る。
何が言いたいかというと、ちょっと休まなきゃいかんなーということ。
でも明日、絵を見に京都日帰りしてくるよ(←余裕じゃん)。
昨日、ジャバさんに米国に出す書類を作成して、悪路バットリーダーで送信してみた。 「私皇帝は、ジャバさんと2007年9月××日に結婚する気でありますが、お宅様はいかがお過ごしですか?」みたいな書類だ。
そしたら、ジャバさんの名前が違うと言って、返されてきた。 ジャバさんは、いつもTシャツとGパンのくせに、長い姓と長い名前と長いミドルネームの持ち主なのだ。
何だ、ミドルネームって。 貴族気取りかこのやろう。
と、ぶつぶつ言っても名前は短くならないので、直して再提出。 Cが二回ついたり、Tが二回ついたり、Lが二回ついたりする。 発音しないんだから、いらないじゃん、もー。
しかし、フィアンセの名前が書けない女として、ジャバさんから残念がられたりしていた。
なにさ、あたいの名前だって正確に(旧漢字で)書けないくせに。
婚約者と会えない日々ですが、わりと平気です。 なぜならこの六年間、全く会えないときは、半年も顔を見れなかったりしたもんで。 時差を計算しながら電話をするのにも、お互い慣れっこ。
さて、最近は国際電話をかけなくても、パソコン同士でお話ができてしまったりする。 更に、外線でも市内電話と同額で話せてしまう便利なシステムも充実している。 かつて、そういうことに秀でていたのは韓国のサイトだったが、最近は日本向けの国際商品もあるので、とても便利。
ところで、こないだハリウッドの公園が放火の被害にあったが、ジャバさん家からその模様が見えたそうな。 その公園には、大きくて良い設備の天体望遠鏡が有ったとかで、ジャバさんはしきりに「行きたかったのになー」「悔しいなー」「燃やした奴、許せないよ」と惜しがるのだが、いまだかつて、望遠鏡を覗きたいなどと、言ったためしがない。 おそらく、今回公園が燃えなかったとして、一生星を見に公園に行くことなどなかっただろう。
いつでもできると思うと、興味をもたないが、できなくなったと思うと、人間は急に惜しくなるものらしい。
悔いを残さぬよう、本日はららぽーとにできた映画館に行ってきた。 客が来なくて閉館、となった時に、きっとものすごく惜しがるだろうから、少し売り上げに貢献してみたのだ。
でもレディスデーで、1000円。
よいこの皆さんこんにちは。 すっかり隠居らしい皇帝です。
今日は、宰相と連れ立って、野外スケッチの旅に出てみた。 野外スケッチだなんて、高校の美術部活動以来。 画材は全部几帳面に保存してあったので、そのまま鞄に詰め込んで出かけるだけでOK。 なんと、虫よけスプレーまでスケッチ箱に入っていたが、これは十年近くも前のしろもんで、大変怪しい。
おにぎり持って、公園でスケッチ。 建物と花壇を描く。 日が高いうちに描き始めたのだが、段々日がかげり、窓ガラスの色まで変わってきて、空もどよーん。 鉛筆でスケッチしているうちに、すっかり色合いが変わり、描きたかったものとは違う風景になっていた。 更に、絵の具で自由奔放に色を乗せたら、それも全く意図しない発色に。
結局絵の出来上がりはいまいちだったが、遠足気分で楽しめたので良しとしよう。 またどこかに行こうと思う。
友達に会いに、小田原に行ってきた。 小田原城は二回目か三回目だが、ちゃんと前回以前のことを忘れたので、新鮮に見学した。
小田原城には、象がいる。 サルもいるし、孔雀もいる。 純粋に城を見たい人には、色々言い分があるだろうが、子供遊園地なるものもあり、ミニ汽車に80円で乗れる(しかも二周できる)。 小田原名所の背景を合成した、プリクラまである。 城以外にも、楽しみどころが満載なのだ。
それにしてもあれかね。 小田原城のウサギは、虐待を疑うほど皮膚炎が蔓延しており、鼻を怪我して炎症をおこしていたり、檻の中が不潔と言っていいほど汚い。 寂しいと死んじゃうんだよ、ウサギは。 飼えないなら、飼わなきゃいいのに。
天守閣から見る小田原は、箱根の山と太平洋が一望でき、大変美しかった。 北条小田原最後を語る人形劇も、派手なわりに展開が地味で、良かった。 展示物も、「はっきりとはしません」とか「痛みがひどいです」とか「不明」とか、正直な解説がよろしい。 また、郷土資料は、多くが小田原から出土したものではないと書かれていて、好感が持てた(しかし、それが一体郷土資料として役に立つかどうかは謎)。
さて、行きは休日ダイヤの小田急線でのんびり、帰りは湘南新宿ラインでバシッと帰ってきた。 二日もあれば、鎌倉小田原箱根を満喫できる、東海道の旅。
暇な休日は是非。
ああ、そういえば、謎の書類の記入方が判明した。 父か母のこと二択ではなく、同じ欄に無理やり二人分の情報を詰め込むらしい。 しかも全て大文字で。 細いボールペンを買いましょう。
駄菓子屋でよっちゃんいかを買ったら、「あたり」が出たので、もう一個もらいに行かなければ。 初めてよっちゃんが当たった。
さて、アプリケーションの書類は、思った以上に難問だった。 色々な落とし穴があり、どこがどう特別に難しいと言うことはできないが、全体的に不明確で不明瞭で困る。 これは、枠と記入欄の作り方があいまいで悪いんだと思う。 そして、英語だということが、更に皇帝の疑問を確信に至らしめることを、阻んでいる。
果たして、父親の名を入れて欲しい欄なのか、母親の旧姓を入れて欲しい欄なのか、あいまいなのだ。 その下の欄もまた、父のことか母のことかが選択可になっており、どうでもいいからどちらのことか、ずばり決めちゃってくださいよ、と言う気持ちになる。 きっと世界には母親の姓を名乗る人々も多くいるだろうし、過去に父親が数回変わっている人も、大勢いるだろう。 そういう事情の人は、欄外に特記事項で書いて置いてください。 こういうところで外国人に、自由の国を主張しないでください。
そして、政令指定都市に住む者達のさだめ、住所欄に住所が入りきらない。 これは、県と市と区と町を書き込まなければならないからだ。 横浜線の定期券購入の書類も、市と区を同時に書くことができないので、いらいらさせられる。 話はそれたが、そもそも日本語の地名と言うのは、一々母音が入るから、アルファベットにすると長いのだ。 ああ長い。 二行にまたがって良いのかな。
それはそれとして、過去五年の間に働いた会社を書かせるのに、いつまで働いていたのか書く欄が、デフォルトで「現在まで」となっているのは、いかがしたものか。 プータローは結婚できないのですか。 社会の敵ですか。 そうですか。
他にも、簡単なのに「えーどうしよう」と思わせる罠が一杯。 そういう思いをしたくない人が、ビザ専門の弁護士を雇って、代行してもらうのだろう。 弁護士に仕事をやるために、わざとひねっているのか(と、人格まで変わる面倒くささだ)。
「名前の表記に、アルファベットを使ってない国の人は、自国のアルファベットで、もう一度名前書いてください」という欄があるのだが、漢字はアルファベットと言って良いのか。 ひらがなで書くべきなのか。
えーどうしよう。
皇帝

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