凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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初めて会う従姉妹は白い綿で作られた綿帽子の花嫁衣裳を身にまとって静かに目を閉じていた。
白い肌に白い衣装。 鮮やかな紅をさした唇が、わずかに開いたままなのが、従姉妹の伝え切れなかった思いを思わせ、なんともいいようがなかった。
こんなに哀しい花嫁衣裳がこの世にあるのだという事を、初めて知った。
お正月は家に帰りたい、とせがんだそうだ。 どうしても、どうしてもかえりたいと、声にならない声を出し、手を動かし。
「でも正月はあの寒さだったでしょう。雪の中、背負って帰る事も出来なくて」と叔母は泣いて話してくれた。 「今日みたいな良い天気だったら背負ってでも連れて帰ったのに」と泣いて、泣いて、
遺族が振り絞るような声で従姉妹の名を呼ぶ。 その声は叔母なのか、従姉妹の姉さんなのか分からない。
斎場では故人の写真をスライドショーにして流していた。 その中に「とりやめたけれど幸せです」とメッセージを添えた笑顔の写真があった。 結納を取りやめた後、連絡用に作った葉書用の画像が何かなんだろうか。
従姉妹は、しあわせ、だったんだろうか。 勿論私には分からない。 もうそれは誰にも分からない。
でも、残された叔母達の為に、従姉妹は幸せだったんだ、と皆で自分に言い聞かせて刻み込んでいかなければいけないと思う。 そうでないと、残されたものはやりきれないだろう。
さようなら、さようなら。多分一度小学生の時に会った事がある従姉妹。 でもその時、たくさんいた姉妹の中のどれが貴女だったのか、私には分からなかった。 だから、これがほぼ初対面。 安らかにお眠りください。 痛みも苦しみも無い世界で、叔母さんを見守ってください。 さようなら、さようなら。
今年一年のアイの進化記録。
スイミングはやっとクロールと背泳ぎ25mをマスターし、現在平泳ぎを練習中。 「沈むし鼻に水は入るし難しい」とかなり苦戦の模様。 カナヅチの私としては、なんであれ25m泳げればもう充分じゃないかと思うので、そろそろスイミングも辞めてもいいかな…と思うんだけれど、本人いわく、平泳ぎをマスターし、バタフライまでやりたいそうなので、様子をみながらとりあえずスイミングは継続させる予定。
英語教室は先日英検五級に合格。 中一レベル、という事だけれど、知人のお子さんは小6で三級に合格した。 小学生で中三レベルなわけで。 このままアイも受験させていくべきか悩んでいるところ。 だって中学入学前に中学で習う事全部済ませてたら、学校の授業はどうとらえれば良いわけなんだろう? その間、もっと先を勉強させなきゃいけないわけ?って事は、どこか高校英語を教えてくれるところに通わせなきゃいけないって事? そうしないと、中学三年間は周囲が追いついてくるのを待ってるだけの英語授業になってしまうわけだし。 どうすればいいのか私が悩み中。 本人は楽しいし、好きらしく、通う事になんの抵抗もなく楽しんで行っている。
学校の成績は中の中といったところ。 好きな本は、幼稚園時代は怪傑ゾロリシリーズ、小1〜2時代はデルドラクエストとかいうシリーズだったけれど、最近は学校の怪談シリーズだのファンタジー系のシリーズにはまっている。 「お母さんは妖精は居るって思う?」と聞いてきたので「居たとしても、大人は忙しいから見えないしねぇ」とお茶を濁しておいた。
視力は三学期についに両目Dに。ダメじゃん。 眼鏡も時間の問題か…と親的には諦めモード。 でも本人はかけたくないらしい。 だったらもっと日頃から目を労われと怒りまくる毎日。
歯列矯正は第二段階。二回目のリテーナーを年明けに作る予定。 ちなみに一個六万…×2で、針金固定が三万だったかな。 毎月の検診代が千円で… 歯の成長に合わせて作り変えていくので、この先総額いくらになるのか考えないようにしている…
来年はどうなるやら。 頑張って成長していってくれ。
暁
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