凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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先日、エステの肌診断を受けた。
アイのお友達のママ、Yさんが、ご自宅でエステをやっているというのは知っていた。 以前、思いっきり化粧品まけした時、「これってやっぱり化粧品があってないからかしら?」と軽く相談してみたら、自分がやっているエステで時々肌診断と試供品サンプルをプレゼントするキャンペーンがあるので、その時がきたら声をかけますね、と言われ、こちらもお願いします、と軽く流していた。 あれから一年は軽く経った気がするんだけど。 「以前お話してた肌診断のキャンペーンが今月いっぱいなので良かったら」と声をかけて下さった次第。
正直、あれから普段使っていた化粧品に戻したら、肌のトラブルも治まったので、無理に化粧品を変えるのはやめて今までどおりのを使おう…と思い知った感じだったので、すっかり忘れていた。 が、こちらも相談した手前、「やっぱりいいです」とも言いにくく。 何せアイの幼稚園時代からの長い習い事教室仲間。 子供同士がとても気があっているので、親同士でぎくしゃくしたくない。 「それじゃ下の子が幼稚園に行ってる間に」とお邪魔してきたわけで。
エステは●ーラのエステ。 Yさんの自宅で旦那様の出張土産のケーキを頂きつつ普通におしゃべりしながらあれこれ肌のデータを取るべく皮膚サンプルみたいなのを取る。 なんかの実験みたいで面白い。 しかし今までの人生でエステって結婚する時と出産後の病院でのエステしか受けたことが無いズボラな女なのでいまいち興味が湧かない。 ごめんなさいYさん。
「やっぱりきめが細かくてデリケートな肌ですよね」とYさん。 「皆さん羨ましがる肌だけれど、それだけ、お手入れが大変って事ですよ」と誉めて突き放すセールストークの王道を聞きながら、ふむふむ、このあたりがマニュアルトークなのかぁ、などと、客観的に聞いてしまう失礼な私。 でも「高い化粧品を使っても、ちゃんとその値段に見合った正しい使い方をしないと、高いお金を払った意味が無い」という感じの話はある意味納得。 毛穴は下向きなので、化粧水は下から上へ塗るのが正しいんですって。 私は敏感肌なので、パッティングは刺激を与えるだけだから禁止だそうな。 叩いて沁み込ませる某化粧品のCMを鵜呑みしちゃってたワ。 誰でも同じ方法が良いってわけでもないわけか。 私はコットンは肌が痛くなるので化粧水は手でつける派なんだけど、やっぱり基本はコットン。 化粧水がまんべんなく効果的につくから、だそうな。 でも私はコットン使うとひりひりするからダメ。 コットンが安物だから?
結果が出るのは二週間後。 その後、肌にあったオーダーメイドの試供品を下さるそうな。 「高いからとても買えないので私も使ってません」とYさん。 「だから無理に買わなくていいんですよ。私のお友達も試供品目当てでこれだけ受ける人多いから」 良いのかそれで。
まぁ、アユムの幼稚園入園が決まった今、来年から月三〜四万出費が増えるわけだから、私の化粧品なんぞに費やす金はどこをどう探しても出てこないので買えるわけないし、買う気もないけど。
ごめんなさいYさん。 でも今後の円滑なお付き合いの為にも、一回はそちらにお邪魔してエステを受けさせていただきたいと思ってはいます。 でもどういう時エステ受けに行くんだろう。 結婚式にでも出る機会があれば前日にお願いしてみようかな。
いやはや、女性って大変ねぇ。
夜、寝ぼけてぐずるアユムをあやす。 適当な子守唄を歌うと、なんとなくアユムが静かになる。 子守唄って幼児にはそれなりに効き目あるんだなぁ。 新生児の時はまったく効果なしだったけど。 小学生のアイにいたっては「おかーさんなんて歌?」とかえって目が覚めてきて逆効果。 子守唄って効き目ある年代が限定されるのかも。
己の子供時代を振り返ると、祖母と寝ていたので子守唄らしきものを聞いた記憶があまりない。 寝入りばなはお祈りのように「今日も一日済みました。おかげしあわせもったいない。あとと」と寝床で一緒に唱えるのが決まりだった。 何もかもに感謝。おかげさまで一日が無事済んだ事に、しあわせでもったいないくらいありがたい事だ。
あぁ一日が済んだ〜!とは思うけれど、それをありがたいとか幸せ、とか、思う事はなかなか出来ない。 そう思えたら、そう思いながら眠りにつけたら、どんな一日でも最高に良かった一日に思えそうだなぁとは思うけれど。
やっぱり祖母の年齢に達しないとそういう考えには至らないのかもしれないよなぁ。 祖母の年代は戦争も体験している。 それこそ人生山あり谷ありだったわけで、その人生も終わりに近づいて、一日一日がとても平穏で気楽で幸せだったのかも。 後はいつか来る死を穏やかな気持ちで待つ日々。
祖母は死の前日まで元気だった。 夜中、起きていた祖母に「どうしたの?」と声をかけたら「私はお茶を飲んでおります」と答えた。 時間は12時過ぎだった。 その6時間後、祖母は眠るように息絶えていた。 「潔い最期だ」「最期はこうありたい」と皆が感心した。 死に装束も、何年も前からその時に備えて自分で縫って用意してあった。
祖母の年齢に達するまではまだまだ。 そもそもまだ子育て真っ最中だし。 祖母は八人産んで、三人は死んだらしい。そういう時代だ。
祖母のように、毎晩「おかげしあわせもったいない、あとと」と孫と寝床で唱える日を夢見て、最期は祖母のように、潔い最期だと皆から感心され送られるのを願って、今日も偏頭痛と戦いつつ、日々をなんとか乗り切って行こうと思う。
あぁ文章まとまらないな。 傍らでアユムがままごと道具広げて口元に運びつつマウスをいたずらするのを阻止しながらなので集中できない(涙 さて、そろそろアイが帰ってくるし。 鍋の火を消して、洗濯物しまって、アイの宿題を見て、アユムを外遊びにつれていって……
頑張ろう。
暁
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