凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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二本国内民族大移動の季節。 集合住宅内の札幌&登別(?だったかな?)出身夫妻のKちゃん宅は今年は異動は無いそうな。 「これで安心して上の子の入学と下の子の入園準備に取り掛かれるわ〜」と一安心の様子。 東京出身夫妻のH君宅は今週末あたりにわかるんじゃないかなぁといったところらしい。 「異動が決まると二週間位で引っ越さなきゃいけないから引越し先探したりが大変なのよね…」と憂鬱そう。 転勤族の方は年末じゃなく、この時期に大掃除するそうな。 「一年で今が一番片付いている時期よ」との事。 そういえばうちの兄はどうなんだろう。 次の転勤はもう単身赴任しかなかろうと言ってたけど。 同居してくれているお義姉さんは大変すぎるぞそれじゃ。
転勤族でない我が家も一年で今が一番片付いている。 アイのお誕生会をしなきゃいけないのだ。 そして春休みには甥っ子姪っ子達が野球観戦をするべく泊まりにやってくる。 寝る場所確保のため、家具やら何やら配置を換えたりなんだりしてとにかく部屋を広くしなきゃいけない。 面倒だなぁと思いつつも、のどかで幸せな事だよなぁと思う。 田舎で同居だと法事だのなんだのでせっせとこういう準備をしなきゃいけないわけだし。 転勤族の方はまた一から友人関係から築きなおしていかなきゃいけないわけだし。
明日はKちゃんとH君のお兄ちゃん達が通っている幼稚園の卒園式。 その間、うちでKちゃんとK君は預かる予定。 せっかくの卒園式も下の子連れじゃ感動に酔いしれる事もできないし。 うちがそうだったしなー。 幸い幼稚園OB仲間のR君宅の妹Mちゃんも明日は卒園式でお休みらしいので、Mちゃんママと二人で子供達を遊ばせようという流れになったわけで。 大人二人いれば子供が4人いても大丈夫だしね。 天気がよければ公園で遊ばせよう。 悪ければうちで遊ばせて、Mちゃんママと雑談でもさせてもらおう。 ひょっとしたらKちゃん宅の三番目(一歳)も面倒観る事になるかもしれないけれど、一歳児なんか軽くて可愛いもんだし。
なんかあんまり深く考えない。 春だし。 桜が咲いたらKちゃんママの本場ジンギスカンで焼肉しながら花見をしようとママ達で盛り上がっている。 H君ママも今年は異動がないといいけどなぁ。 確率的に危ないらしいし。 その時はお別れジンギスカンになるのかな。
考えがまとまらない。 いいや。もう何もなるべく深く考えないでいこう。 子供が「楽しい」と感じ、健やかに育っていけばそれでいいわけだし。 さ、天気がいいうちに買い物にいかなきゃ。
保健所で「うつ診断チェック」というのを受けた。 「わけもなく疲れやすい」 「自分は役に立つ人間と思えない」 「夜眠れない」 「やる気が起きない」 それからなんだったっけ、あと一つあったけど忘れた。 「以前興味があった事や楽しかった事に興味が無くなった」みたいなのだったかな。 それら五つの質問のうち二つ丸があればちょっと問題かもみたいな記述。
反対にお聞きしたいのですが、世の中の人は皆、自分は世の中の役にたってるなぁ!という充実感とやる気に満ちた楽しい毎日を疲れもなんのそので張り切って過ごしているわけなんですか? 働いている人はそうなのかもしれないなぁ。 育児中の専業主婦なんか、誰からも評価もされないし感謝もされないし、飯作っても家事やっても当たり前のことを毎日延々同じ事を繰り返しやってるだけなのでなんの達成感も充実感もありませんが。 どう「役に立っている!」と実感するのかしら。 飯作って食わせている時?洗濯物たたんでいる時?子供風呂に入れて洗ってやってる時?どのタイミングで感じればいいの?感謝の言葉も報酬も評価も何も無いのに。それでも実感するのって単なる自己満足か錯覚じゃないの?そもそも「役に立っている」なんて自分で決める事?何様? 世の中の主婦は皆、さぁ今日も掃除しまくるぞ!って燃えるわけ? 今日の夕飯はアレにしよう♪って張り切るわけ? エンドレスのルーチンワークのどこにそんな前向きな想いを抱けと? お気に入りの場所とか皆さんあるわけ? ここに行けば楽しいとか、そういう場所が皆? 楽しかった事も興味があった事も子供が出来た時点でもう諦めましたが。 そうしないと子育てできないし。 やりたい事があると子供って手枷足枷でしかないし。 だったら何もやりたい事なんかなくて、子育てするしかやる事ないようにしておいた方が、子供に接する時もイラつかなくていいかなぁと思うし。 夫や実家の手が借りられる人は子育てしながらでも適度に自分の時間を作れるんだろうけれど、土日夫が家に居る時すら、あてにする事が出来ない身としては、それは無理なんだし。 世の中の子育て中の専業主婦でほぼ母子家庭状態の母親で、この五つの質問全部に「いいえ」と言える人ってどれだけいるの? それとも私だけ?それって甘えすぎってこと?
私は夜は眠れる。ガンガン眠れる。夜九時に子供達を寝かしつけ、一緒に朝まで寝てしまう。 こればかりは、幸せな事だよなぁと思う。 もちろん、夜中何度も子供に布団をかけたり寝床からはみ出した子を戻したりと、一晩中熟睡できているわけではなく、細切れの眠りではあるけれど、眠れる。 早く眠らないと、夜帰って来る夫と顔をあわせてしまうから。
保健婦さんは笑顔で「子育て中は色々大変ですものね。でもお子さんも素直に育ってらっしゃるようだし、大丈夫だと思いますよ」と言ってくださる。 椅子は嫌だと私の膝の上に座ったアユムに「おりこうねー」と声をかけてくれる。 そうよ。子育て中だからよ。アユムが幼稚園に行き始めて自分一人の時間が出来るようになればきっとやる気とか楽しい事探しとか、できるようになるはずよ。 一時的なものよ。ただそれが、アイを妊娠した時からずっと続いているだけで、それは子育てで環境も体調も総てが変わったから仕方ない事よ。 きっとアユムが幼稚園に入って、小学校に入って、と大きくなるたびに出口に近づいていくはずよ。
でも世の中の年寄りは「今が一番良い時ね〜」と微笑んで言う。 「女の人生で一番充実した時よ」と。
そんなものなのか。 私もあの老婦人達のような年齢になった時、この時期を懐かしく恋しく思うのだろうか。
暁
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