凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2005年07月08日(金)

夏になるとミシンを引っ張り出す。
手芸品店で買った安い布を引っ張り出し、子供の服を縫う。
簡単なウエストゴムのスカートとか、ファスナー無しのゴムだらけのワンピースとか、そんなのしか縫えないけれど。
頭を空っぽにしてただ手順どおりに作業をしていけば、時間さえあればいつかは出来上がる。

ミシンを動かす時の空っぽの頭がいい。
「何縫ってるの?」とアイが嬉しそうに聞いてくる。
「アイのスカートよ」と言えばもうご機嫌だ。
ミシンを動かしている間はアイも近寄らない。
邪魔しないように大人しく自分で遊んでくれている。

でも別にアイの為に縫っているわけじゃない。
この、ミシンを使っている間は家事放棄。
母業はやりませんよ、という意思表示。
だって私は今「子供の為に服を縫っている」んですもの。
忙しくて他の事までできませんワ。
そういう正当な理由を振りかざして、自分の殻に篭もっているだけ。
空っぽの頭と空っぽの心でただ手を動かしているだけ。

出来上がったスカートを、アイは嬉しそうに着てみせる。
ピンクのそれを「お姫様のスカートみたい」と喜ぶ。

私は空っぽの心でその姿を眺める。


私の心がどうであれ、アイの心が喜びで満ちればそれでいい。
「子供の頃、お母さんがよく服を縫ってくれた」と暖かい思い出になって残ってくれたら良いと思う。
私の空っぽの心なんか気付かないままで。


2005年07月06日(水)

先月一杯で会社を辞めた夫。
とりあえず、契約社員みたいな仕事を見つけてきたらしい。
だいたい見当はつく。
あの夫の唯一のお友達、会社が忙しすぎて鬱になって退職したTさんの影響だろう。
大体夫の鬱だって、Tさんの受け売りというか、感化されてってのが分かりきっていたし、一緒にいると会社の先は無い、無能な上司ばかりで話にならない、だの自分が通っている会社を貶しまくるのに異様なくらい盛り上がっていた二人だったもの。

実際夫の会社の唯一仲の良かった同期の方は、依願退職というか、早い話リストラされて現在契約社員で働いているらしい。
その方の影響もあるだろう。

でもね、鬱のお友達は独身だし、同期の方は夫より学歴があるし、子供は生まれたてが一人だけだし奥さんは手に職持っているから再就職も容易いし。
うちは子供二人なんですけど。
夫が出世できないのは無能なせいもあるだろうけれど、夫いわく仕事の能力より学歴優先の会社だからだ、という事だったらしい。
仕方ないじゃない。それが世間一般の風潮なんだし。
同じ能力あるんなら学歴のある方が有利だし。
おまけに私は何もまともな資格も持っていない専業主婦暦7年の社会不適合者なんですが。
うちが一番金がかかるってわかってても仕事辞めたんだよね。

あぁもう夫なんかどうでもいいや。
生活費さえ振り込んでくれればそれでいいから。
前の会社で単身赴任しててくれたほうが楽だったんだけどな。

TVで前の会社のCMが流れるたびにチャンネルを変えてしまう私。
こんな男と結婚するんじゃなかった。





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