凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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どこのクラスもそうだろうけど、アイのクラスにもいじめっこと呼ばれる活発な(?)男の子がいる。 ちょこちょこアイにも意地悪をしているようだけど、まぁ子供のやる事だし、と聞き流していた。 ●君に叩かれた、と青痣を作ってきた時はさすがにいたずらにしては度を過ぎていると思い、連絡帳にちょっとだけ、先生に報告がてら書いてはみたが、返事は「気をつけます」と一言だけだったし、そう騒ぐ問題でもないって事だよなぁと見守る事にした。
このこがアイと同じスイミングで、アイより上のクラスに通っている。 アイに向かって「こいつバカだぜーだってまだ○クラスなんだもん!」といじめるというのも聞いていた。 アイは生真面目すぎて言葉を真正面に捕らえてしまうから性質が悪い。 適当に流せばいいのに、真に受けて黙り込む。 悔しかったらそのこより上手になりなさい、と言って聞かせてた。 そのうち「●くんが、100円よりおおきなお金をもってこいって。もってこなきゃスイミングやめてーっていう」と言ってきた。 ううむ。お金を持ってこいって。 まぁ、まだ小1だし、そう深刻に考えなくてもいいだろうけど。 先生には言ったの?と聞くと「そんなこといっちゃだめって●くんにいった」との事なので、先生の耳には入っているようす。 だったらこちらもそう騒がなくてもいいだろう。 心中穏やかではないけれど、大人はどっしり構えておかないとね…。
「きょうは200円もってきてっていわれた」 「�爐─次�スイミング来るのー?�瓩辰討い笋修Δ砲い錣譴拭� 「�爐�ょうはこないでよねー�瓩辰討い錣譴拭�
その男の子がそういう口調で話すのか、アイの口調に変換して報告しているのか、そのへんもわからないのでアイの報告だけではどう捕らえればいいのかわからない。 そうこうしているとスイミングスクールを変わりたいと言い出してきた。 「だって、●くんにいじわるされるもん」 アイはうつむき言う。 さて、どうしたものか。
お金の話が出てきた時点で連絡帳に書いて先生に相談しようかとも思った。 それか、相手の家の電話番号を教えてもらって(クラスの連絡網とかはもらってないので)直接相手の親御さんに相談すべきか。
でも、だからといって、その子がアイにちょっかいを出さなくなったとしても、アイにとっては良策ではなかろう。 この先の人生、嫌な事があったから親に相談してどうにかしてもらうってのはどうかと思うし、ましてやそれから逃げてもなんの解決にもならないんだし。
とりあえず、「●君に嫌な事を言われたら言い返しなさい」と教える。 「なんでスイミングくるのー?」って意地悪言われたら、「そっちこそなんでくるのー?」って言い返しなさい。 それか「お友達と一緒に行くのが楽しいから行くよ!」って。 お金をもってこいって言われたら「なんであんたにお金をやらなきゃいけないの!」って怒りなさい。 スイミングを変えても●君とは2年生になっても同じクラスなんだから。 黙っていじめられていたら、いつまでもいじめられ続けるだけだから。 戦いなさい。●君と。叩かれたら叩き返しなさい。喧嘩しなさい。 そう言い聞かせて学校へ送り出した。
それにしても予想通りの展開。 どう見てもアイはいじめられっこタイプだもの。 小1の一学期でこの展開ってのはちょっと母の予想より早かったけどね。 そのうち「学校行きたくない」って言い出して、登校拒否になるのが目に見えている。 第一の壁だ。 まずはその●君という敵を倒さなきゃ。 倒す強さを身につけなきゃ。 ってか、敵は軟弱なアイの精神そのものなんだし。 本当はからかわれても気にしない強さを身につけて欲しいんだけど。 強さ、というか、柔らかさ、か。 強い心じゃなくて、何事にも柔軟に対応できる、柔らかな心。 それが強いって事なのかな。 って事は、「戦え」って教える事は間違いなのかな。 「適当に流せ」って言ってもアイには分からないだろうし。 「相手しないで良い」って言っても具体的にはどうすればいいんだか。 一回、思い切り反抗してキレて見せれば、相手も引くんじゃないかと思うんだけど。 間違ってるのかな。違う良い方法があるのかな。 どうすればいいんだか。 たかが子供のやる事に、どうしてここまで悩まなきゃいけないんだか。
幼稚園の親子教室では名札をつける。 これが何故かアユムは大キライで、つけると服が破れるまで引っ張って取ろうと泣き喚く。 なんでかなー。アイは喜んで行ってたけどなー。 これも個体差なのねーと諦めていた。
朝、駄目元で「今日は幼稚園だから名札つけようかー?ほら、KちゃんやHくんとおんなじだよ〜」と名札を取り出す。 と、アユムは「よーちえん」とつぶやいた後、「せんせー」と言いながら、名札を己の胸にあてた。
おおおおおおお!!!凄いぞ!どうしたんだ今朝のあんたは!
内心驚きつつも、それを表に出すとまた元に戻るかもしれないのでそそくさと名札をはめ、「わーかわいー!」と大げさに誉める。 アイは胸の名札を眺めてニンマリ。 どうしたの一体何があったの?!
待ち合わせ場所に行くと、H君ママが「アイちゃん!名札はめてる!!!」と驚かれる。 Kちゃんママからも「あら!今朝はアユムちゃん名札はめたのね!」と真っ先に言われる。 アユムはニンマリと名札を指差し「せんせー」と何故か得意気。
「せんせー」というのはもちろん「先生」の事だけど、たぶん「幼稚園→�爐擦鵑擦い箸�ともだち�瓩硫里魏里Δ箸海蹉�これをはめて幼稚園にせんせいとおともだちを歌いにいく」と関連付けて考えているから、名札=せんせーなんだろうなぁと。
でも教室では私の膝から降りないどころかコアラ状態なんですけどね。 それでも、アユムなりに、楽しくはあるらしいし、頑張って通おう。 とりあえず、一歩、進歩。牛歩のごとくではあるけれど。
日頃の己の育児が報われたと感じる事が出来た、ささやかな瞬間でした。 なんか、こんな事に一喜一憂しなきゃいけないってしんどい。
暁
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