凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2005年04月02日(土) 遠き道のり

雨の中、アユムをベビーカーに乗せ、レインカバーをかぶせ、雨傘を差したアイを連れ買い物へ。
別にそこまでして雨の中連れ出す事もないのだが、夫の凄い食欲で食料がすぐ底をつくのだ。
毎日牛乳二リットルは確実に消費するので、それだけでも毎日買いに行かなければならない。
雨で退屈している子供二人を仕方なく連れ、これまた仕方なく買い物へと出たわけで。

「あらー奥さん大変ねぇ!」と見知らぬ老婦人が声をかけてくる。
このベビーカーにレインカバーをかけたアユムをつれているとほぼ100%こうして声をかけられてしまう。
そこまでして雨の中連れ出さざるを得ない理由があるのか?…と他人から見ても思うんだろうな。

適当に「はぁそうですねぇ」と愛想笑いでかわす。
「でも子供は宝よ。大変でも頑張って育てるのよ」
はぁ。そうですねぇ。
「貯金なんかしないで子供育てなさい。子供を育てるのが貯金よ」
貯金ねぇ。まぁ先の分からない投資だとは思うけどね。
己の一生を賭けた博打とか。
育てた甲斐があったと思うか、産むんじゃなかったと悲しむか、自分の一生が終わる時、しみじみ実感する賭け。

「私なんかお陰で子供達がお金を出してくれるから生活保護とかも受けないで生活していけるのよ」
そうですか。って事は、同居じゃないって事なのかな。
「失礼ですけどおいくつですか?」
「私?90よ90!」
はぁぁぁ!90才ですか!
雨の中元気に傘差してしゃきしゃき歩いてらっしゃるお姿はとても90には!

「頑張ってね奥さん!」
私に励ましの言葉をかけて、交差点で老婦人は元気に去っていった。
いやはや、なんか色んな意味で気が遠くなりましたよ。

「だれ?」とアイが私に尋ねる。
そうねぇ。通りすがりの仙人みたいなものかもね。
あれ?仙人って女性もいるんだっけ?
まぁいいか。
要はあの域に達するにはまだまだ先は長いぞって事だ。


2005年03月31日(木)

早起きして適当にある材料でお弁当を作り、動物園へ子供達を連れて行く。
アイは三年ぶり。アユムは初動物園だ。

「どうする?行く?」と夫にも声をかけると「行くよ。アユムは初めてだよね。どういう反応するかな」とちょっと楽しげな様子。
珍しく、自分からビデオを取り出し充電などしていた。
いつもはこちらが言わないとビデオの存在を思い出す事すらしないのに。

初めての動物園ではペンギン以外の動物は皆怖がって駄目だったアイと違って、アユムはすべての動物にくいつくように反応していた。
ヤマネコ見て「にゃーん!」とか叫びまくったり。

同じ製作者が同じ材料で同じように作っても、手作りである限り、どこが微妙に違いは出るもんなんだなぁと、娘達を見て思う私。(←ちょっと違うかと)

動物を見て喜んでいた三年前と違って、今回のアイはパンフレット片手に順路案内に夢中。
「次は5番でれっさーぱんだだよ」とか。
「きりんはあっちの方で、こっちがサル山だって」と動物より地図に夢中。
もう動物に喜ぶ歳でもないのか?

コーヒーカップや観覧車など、ささやかな遊具のある広場へ行く。
「五歳未満のお子様は保護者と一緒に…」
案内を見て、アイは六歳になったわけだから、一人で乗れる遊具も出てきたわけかぁと気付く。
「アイちゃん六歳だもん!」と喜んでチケットを握りしめ、一人で遊具に乗る。
初めて一人で乗るという体験に本人は大興奮の様子。
…楽しいのか?一人で観覧車に乗って。
まぁ楽しそうだからいいけど。

やっぱり途中で夫の言動にむかつきどうしようもなく腹が立つことがあったけれど、もうこういう人だからどうしようもないんだ、と自分に言い聞かせる。

アイはお昼すぎには疲れて一気にテンションダウン。
早々に引き上げるが、家に着いたとたん、復活。
仕方ないので近所の公園へ連れて行く。
夫はくたびれて昼寝。

私は誰よりも早く起きてお弁当作って家事やって運転して帰ってからも洗濯物や布団をしまいながら夕飯何にしようと悩みつつ、こうやって公園で子供達を遊ばせたりしてるのに。

頑張ってるよ。私は。私なりに。
昨日なんか、子供達と一緒に夫をプールに連れて行ってあげたよ。
「久しぶりに泳いで気持ちよかった」って言ってたし。
夫の気分転換に随分貢献してると思うよ。

でも、空しいだけなのはどうしたらいいんだろう。

いいや、子供達は喜んでたんだし、良しとしなきゃ。
アユムも、きりんやゾウがどんな生き物か、目の当たりにして刺激になっただろうし。
でも一番くいつきが良かったのはモルモットだった。
自分より小さい物が可愛いというのは生き物の本能なんだな。
だとすると、その反対もありなのかな。





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