凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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土日の時間のつぶし方にいつも頭を悩ませているのだけれど。 とりあえず、スイミングは曜日が自由選択なので(だから入会した)土曜日にアイだけスクールバスに乗せて行かせた。 ついでに、時間も二時間までレッスンを受けられるので、初めて「今日は二時間行っておいで」と送り出した。 今週は一回も行ってなかったので元をとらないと。貧乏性。
ところが、アイは間違えて一時間で戻ってきてしまった。 アイがいない間アユムをお昼寝させようと思っていたのに予定が狂う。 仕方ないので公園に自転車の練習に行く。
公園は首から鍵をぶらさげた小学生の溜まり場。 たまに近くの保育園帰りの園児が制服のままやってくる。 補助輪をつけたアイにどうみてもせいぜい年中だろうと思われる小さい女の子が「まだ補助輪つけてるのー?」と言う。 アイもへこむが、親もへこむ。 「今、練習中なんだよねー」と流すが、アイの補助輪姿を「あんなに大きいのにまだつけてるの?」と言わんばかりに目で追う子供が多くなってきた。 いい加減はずさなきゃいけないだろうなぁ。 片方だけでもはずすか。
なんとか夕方まで時間をつぶし、へこんだ気分のまま戻るとエントランスでママさんと会った。 「今からイルミネーション見に行くの」 おお。臨月のお腹で子供二人連れて夜の街中まで出掛けるのか。 えらいなぁ。 いや、臨月だから、活発に動き回らなきゃいけないってのもあるのだろうけれど。 ご主人がベビーカーを車に乗せて近くまでやってくる。 「いってらっしゃいー」と見送り、更にへこむ。 世間の父親はああやって夜の外出も厭わないというのに。 臨月の妻を思いやって荷物を持ったり車をまわしたりしてくれるのに。 だから、臨月であろうと、子供二人連れていようと、安心して動き回れるのだ。 その夫に対する安心感と信頼感は私は感じる事が出来ないものだ。 私は夫と共に生活する限り、あの「ささやかな当たり前」を味わう事はないわけだ。 私が言い出さない限り、夫は外出なんてしようとしないし、夫の外出は徒歩10分だ。 徒歩10分のビデオ屋に子供を連れて行くだけの事で「今日はちゃんと子供と出掛けただろう」と怒る人だ。 子供と出掛けるのに「どうして子供にサービスしなきゃいけないんだ」と言う人だ…
へこんだ気持ちのまま、夕飯を何にしようか…とぼんやり考える。 ああその前に洗濯物しまわなきゃ。 今日は飛んで行ってないだろう。 戻ってこないスイミングキャップを思いまた気分が沈む。
何があったわけでもない。 私が勝手に落ち込んでいるだけだ。わかってるけど。
同じ集合住宅内の奥様からお誕生会のお誘い。 気持ちだけのプレゼントと子供の手作りカード持参が恒例になっている。 奥様方はいつも互いに行き来してお茶しあっているので当然集まる。 ついでに声をかけていただいたであろう私も便乗させていただく。 次回のアイの誕生会の時の参考にさせていただかないとね。
小さい頃はろうそくを吹き消してケーキをついばみお菓子を食べ室内で遊びまわっていた子供達も、もうマンネリしているのかすぐに外へ遊びに行くようになってきた。 「ひみつ基地に行く!」「アユムちゃんも来る?」 おぉアユムも仲間に入れてくれるのかい?でもアユムは1歳児だからねぇ。 「アイちゃんのママも来る?秘密だけど、特別に教えてあげるよ?!」 おぉ嬉しい。 男性の秘密の申し出を断るほど場数踏んでいない女なのよあたし。 なんとなく断りきれなくて、手を引かれるままアユムを抱いて子供達と一緒に外へ。 まぁ、場所だけ見て先に帰らせてもらおう。
ところがこの秘密基地。結構歩いた先の林の中だった。 「あっちは行っちゃ駄目なんだよ。ほーむれすがいるから」 え、そんな。こんな薄暗い林の中で、しかもホームレスさんが寝泊りできる死角が出来るような場所に女の子も含む小学生達が隠れて遊んでるなんて、物騒この上ないじゃないか。 木々の向こうには国道を走る車が見える。 あれに引っ張り込まれてつれていかれたら終わりじゃん。 さすがに先に帰るわけもいかず、夕暮れ前に帰宅を促し、一緒に連れ帰った。
子供の頃は秘密基地とか誰でも作ったよね。 でも大概それは人目につきにくい所で。 そして、私自身、そこを見つけた大人に、思い出したくも無い記憶を植え付けられた。
気をつけようね。変な大人がいたら近づいたら駄目だよ。 一人で違うところへ行かないようにしようね。 皆と一緒に遊ばなきゃね。 色々言い聞かせる。口うるさい大人と思われてもいいから、忘れないで。
帰宅して、奥様方とお茶。 「一緒に行っちゃったからびっくりした」「有難う大変だったでしょう?」とあれこれやさしい言葉をかけていただく。 奥様方とゆっくりお話は出来なかったけど、子供達と遊べたからいいか。 おしゃべりしてる間に子供が連れ去られたりしてたらどんなに後悔する誕生会になったかしれないし。
アユムのために、座る場所や歩きやすいように木々を取り除いてくれたり、子供達はとても優しかった。 有難う。その優しい心のまま、成長していって欲しい。
ちょっとまとまらないけど。 誕生会、いつまでも、元気なあなた達の成長を祝って行きたい。
暁
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