凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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カーラジオで女性DJがリスナーからのメールを読んでいた。 「今日は幼稚園年長の息子のお泊り保育です」 ほう。この時期ってどこの幼稚園もお泊り保育やるのね。
今日はアイ達も一泊二日のお泊り保育だ。 「キャンプってばーべきゅーやるのかな」とアイは前夜から興奮気味。 「いや、幼稚園のキャンプでバーベキューは無い。」とついあっさり切って捨ててしまい、慌てて「でもあったら楽しいねーどうかなーあるかなーキャンプファイヤーはあると思うけどねー」とフォロー。 アイは明らかにテンションが落ちた声で「きゃんぷふぁいやーってなに」とつぶやいた。 ごめん。
「幼稚園のお泊り保育ってなんですかね、あの、幼稚園がお母さんとお父さんに気をきかせて実施してくれるんですかね。“おふたりで今夜はどうぞごゆっくり、なんとかのいぬまにGO!”みたいな。考えすぎですか私の」とラジオで女性DJが豪快に笑う。 ほう。幼稚園が少子化問題にそこまで気を回してくれると面白いねぇ。 それじゃその学年は下の子が同級生が多いのね。 同じ誕生日の子がうじゃうじゃいて。 で、互いに密かに(おたくもですか)(あの日の子なのね)なんて心中思うわけ。 なんて、有り得ないです。はい。
そういえば以前TVで見たけど遠洋漁業の町では誕生日が近い子ばかりになるとか。 そりゃそうだよな。時期ハズレの子が生まれたらバレバレだよなぁ。 でも繁殖時期が一緒だと色々楽そう。
お馬鹿なこと考えつつ幼稚園到着。 アイは元気に「いってきます!」と園内に消えていった。 今夜は興奮して眠れないんじゃないのかなあの子。
さて、これから今日はアユムと二人きり。 私の夏休みだ。 好き勝手させてもらおう、と思うも、アユム連れではどうもならず。 ささやかに本屋めぐり。 北村薫さんの文庫を探すも見つからず。 仕方ないので注文し、帰宅途中のスーパーで適当に食料を買い込み帰宅。 時刻は正午近く。 アユムは好物のバナナを一本貪り食うとコロリと寝てしまった。
「師匠と私シリーズ」(?)を引っ張り出し眠っているアユムの隣に寝転がる。 かつては主人公の「姉と私」に自分を重ねて読んでいたが、読み直すとアイとアユムの年齢差である事に気がつく。 この子達はどういう姉妹になるのかな。 仲がよい姉妹になって欲しいけれど。
過去に読んだ本を読み返すのは、その頃から自分がどれだけ離れたところへ来てしまったかを思い知る事が多く、少し淋しい。
アユムは途中何回か目を覚ましながらも横に寝そべる私の姿を確認すると再び眠りに落ち、を何度か繰り返し、結局四時間も昼寝した。 アイがいないとこうも眠るのか。
夕飯は適当にお惣菜のお弁当で済ます。 土用の丑の日との事なのでささやかながら鰻入り弁当。(嫌いなのに) ゆっくりTVで野球を観、アユムを九時には寝かせ、再び本を開く。
アイがいないとこんなにのんびりできるんだなぁ。 やっぱり子供がいると疲れるよね。精神的にも体力的にも。 アユムは赤ん坊だから楽。 一緒に寝てれば良いんだし。
そんなわけで、私の夏休みは明日の昼まで。 午後には楽しさと疲れでハイテンションになっているであろうアイを迎えにいかなきゃ。
夜、何を思ったのかアイが「あいちゃんがママになる時病院どこにすればいい?」と言い出した。 ママになる時の病院って。産院ですか。(遠い目)
「アイはどこがいいの?」と聞くと(聞くなよ)「○クリニックがいいな」と私がアユムを出産した産院を言う。 あぁいいんじゃない? あそこのキッズルームがお気に入りだったからだろうな。 親子二代で同じ産院ってのも夢があるかもね。 なにせ出来立ての産院だったので、後二十年はあるんじゃなかろうか。 っておいおい、アイは25で出産?(←一人でつっこむ)
「そしたらお母さん、アイと赤ちゃん見にお見舞いに行くね。」と適当に相槌。 「アイがママならお母さんはおばあちゃんだなぁ」と当然のことを言うとアイがいきなり黙り込んだ。 しばらくするとすすり泣き。 「何泣いてるの?」と聞くと「おかあさんがおばあちゃんになったらアイちゃん忘れちゃうかもしれない」と泣く。 意味不明。 「忘れて良いよ。アイがお母さんのこと忘れても、お母さんはアイの事忘れないから」と返すも泣き声はおさまらず。 「あいちゃん、お母さんのこと忘れちゃう」としまいには号泣。 あぁもう言ってる意味がわからん。 「いいんだよ。アイがお母さんの事忘れてもアユムがいるでしょう?アユムの事は忘れないだろうから大丈夫だよ」 しゃくりあげながらも「お母さんのこと忘れちゃう」と言い続ける。 何を考えてんだか理解不能。 あぁもう。 「分かった。それじゃお母さんはおばあちゃんになるのやめるから。アイが赤ちゃんのママで、お母さんはお母さんね。そうしよう。」 こっちも意味不明の提案をすると、アイはなぜか納得したようで泣きやみ、眠りについた。
なんだそれ。 ある程度説明して説得すれば納得する歳になってきたと思っていたんだけれど、五歳児ってこういうもんなのか。 かと思うと「血にはせっけっきゅうとはっけっきゅうとけっしょうばんがあって」なんて本で覚えた知識を得意げにひけらかしたりするし。
子供ってこういう「情報によって得た知識」と「経験で育った感情」のバランスが無茶苦茶なんだろうなぁ。 それともこれはアイの性格で「明日起こるかもしれないけれど起こらないかもしれない事を憂いて行動できない」なんてタイプなのかしら。 どちらにせよ、先が思いやられる事。 まぁ、とりあえず、アイの希望だからおばあちゃんにならないよう、かわいいおばちゃん目指そう。(←意味不明)
暁
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