凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2004年02月02日(月)

花が好きな叔母夫婦宅は庭から室内から花が絶えない。
叔父が「結婚した時、ひとつだけお願いした事がある」と話してくれたことがあった。
「一輪だけでもいいから、いつも室内に花を飾って欲しい」
そして叔母はそれから何十年もかかさず、室内に花を絶やさない。
庭に、室内に、叔父のためにいつも花を。

里帰りした時、叔母が出産祝いをくれた。
お返しの内祝いを何にしよう、と悩んだ挙句、全然お返しとして一般的ではないかもしれないけれど、だから、花を送った。
寄せ植えの鉢にしてもらった。
ピンクの桜草が可愛かったのでそれをメインに、後は花屋さんにお任せ。
出産の内祝いなので、赤ん坊をイメージして可愛らしい感じに。

叔母からお礼の電話。
ああでも。
叔母ってこんな話し方じゃなかったな。
こんな、頭の中の言葉を捜しながら、やっと見つけ出し、あぁこれこれ、そうそう、としゃべりだす感じ。
「歳取ると思うように言葉が出てこない」と母がぼやいていたが、これがそうか。
叔母も、確実に歳老いて行ってるんだ。

夫婦二人で土をいじり花を育て花に囲まれ
二人静かに、歳老いていっている。
「私達に何かあったらお願いね」と冗談まじりに私の兄に言う。
「実の息子は頼れないから」

私が近所なら、毎日子供を連れて遊びに行くのに。
それより従兄が結婚して子供を連れて遊びに来るのが一番幸せなんだろうけど。


結婚って 出産って 誰のためなんだろう。
もちろん、本人達の為とはわかっているけど。
それじゃ、この叔母達の寂しさはどうなるんだろう。

叔母達がいなくなったら この庭の花達は静かに枯れていくんだろうか。


2004年02月01日(日)

掴まり立ちし始めた赤ん坊は、私を見つけると這って近寄り、足にすがって私を見上げる。
私を無言でじっと見つめる。
私が口元を笑いの形に歪めると、破顔。
ぱっと光を発するかのような笑顔になる。

気が付くと後ろから這って来る。
ひたひたと小さな手が床を這う音がする。
私を探し、近寄り、すがりつく。
私を見上げる小さな生き物。

「後追い始めたのね。一番かわいい時よね。」
奥様が言う。
そうか、これが一番可愛い時なんだったっけ。
これが、一番可愛い時なんだ。そうか。

眠りに入る前、遊び足りない赤ん坊がぐずる。
私の指を咥えしゃぶる。
温かい口腔 指にからみつく舌のぬるりとした感触。

指先から肌が粟立つ
気持ち悪い。
払いのけるも赤ん坊は眠りの淵から指を捜し求める。
たまらなくなって赤ん坊の口におしゃぶりを突っ込む。


多分、鬱に入ってるんだ私。
赤ん坊が気持ち悪いなんて。
必死に私の姿を探し、寄ってくるのが気持ち悪いなんて。
すがる小さな身体が、私を見つめる小さな目が、怖い。
なんで私に寄ってくるの。何を求めているの。何をして欲しいの。

母性本能って何よ。
そんなのがあるんなら、当然赤ん坊を二人産んだ私にもあるはずでしょ。
なら、どうしてこんなに赤ん坊が怖くて気持ち悪く思えてしまうの。

あぁいけない。鬱なんだきっと今。
ストレスがたまっているのよきっと。
何かで発散すればいいんだ。何かで。
違うことを考えよう。楽しいことや好きなこと、うれしいことを。


なんだろう。それ。





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